十勝毎日新聞に掲載された足寄町の話題やお知らせなどを、
地域のみなさまや、十勝を離れて暮らす方々にふるさと情報
としてお伝えします。
第387回 [ 2010/03/04 ] 毎週木曜日更新
十勝めーる >>> 足寄めーる
足 寄 町
町長 安久津 勝彦
面 積 1408.09平方キロメートル
(総務省統計局より)
花木鳥 エゾムラサキツツジ・アカエゾマツ・エゾライチョウ
関 連 リ ン ク
足寄町役場ホームページ
商工会(ギュウギュウドットコム)
足寄町国民健康保険病院
足寄動物化石博物館
2010年2月28日の記事
CO2排出権取引で足寄 受け皿の基金設置へ
 町は「町森林の二酸化炭素(CO2)吸収及び削減活用基金」を新たに設置する。森林バイオマス吸収量活用推進協議会(会長・安斎保上川管内下川町長)で進めるCO2排出権取引で得られた現金の受け皿とし、森林整備に活用する。3月2日開会の定例町議会で基金設置に伴う条例案を提出する予定。

 町経済課は「森林整備を対象とした寄付条例を制定している市町村はあるが、CO2吸収削減として活用する基金条例は全国でも少ない」としている。

 同協議会は足寄、下川、網走管内の滝上、美幌の4町で構成。温室効果ガス排出削減・吸収量を排出枠として認証する、環境省の「オフセット・クレジット(J−VER)制度」を活用した森林整備を進めている。昨年はミュージシャンの坂本龍一さんが代表の「モア・トゥリーズ」(東京)、信販会社のジェーシービー(本社東京)と「森林づくりパートナーズ基本協定」を結んだ。

 同協定では、同協議会が各町の町有林を間伐し、整備することで増加するCO2吸収量を、排出枠として企業側に提供。企業からは協賛金や寄付金の形で、同協議会に現金が支払われる。

 新年度はこの1団体1企業から協定に基づく協賛金などが同協議会に入り、4町に配分されるため、足寄では受け皿として基金を設立する。各町に分配される金額は300万円程度。町は「今後も協定を結ぶ企業などが増える予定があり、町としては基金を活用した水源林など町有林の整備を進めていきたい」(経済課)としている。(宮木宗久)
2010年2月24日の記事
町森組製材工場操業停止 老朽化でコスト増大 経営責任厳しく問う声も
 2009年度決算で3930万円の赤字を計上した町森林組合(西村啓一組合長、組合員632人)は23日、赤字拡大の要因となったカラマツ製材工場の操業停止を正式決定した。組合側は「不況によるカラマツ製材の梱包(こんぽう)材の需要減」を最大の原因とするが、背景には施設老朽化に伴うコスト増があり、長年の懸案事項が現実となった形だ。

 09年度赤字額のうち、梱包材・パレットを生産する同工場を含めた加工部門の赤字は3280万円。総売上高(指導、販売、加工、森林整備部門の合計)も前年比52%減の3億3280万円だった。

 赤字要因について組合側は「世界不況に市況の悪化」を挙げるが、「民間業者は厳しいと言われる中でも実績を上げている」(林業関係者)との指摘も。総会でも組合員からは、役員報酬も含めて経営責任を問う声が多数出た。

 1980年建設の同工場は機械の一部更新などは行ってきたが、資金面などから大規模改修は行っていない。「オートメーション化された工場には太刀打ちできない」(西村組合長)というように、機械化が進まず、操業には人員配置が必要でコスト増にもつながっている。同工場は、市況の影響もあるものの01年以降、赤字続きで、木材を売る販売部門などの収支により全体の黒字化を確保してきたのが実情だった。

 工場停止は一般の組合員からすれば、同工場に持ち込んでいた原木が他工場に運ばれる程度で、影響は少ない。組合員からは「残念だ」との声はあるものの、「経営改善のためには(梱包材などの市況動向を考えれば)停止は当然」との声も多い。

 一方、同組合の出資金全体の37%(3468万円)を出資する町は、基幹産業の林業振興の立場から「公共施設へのカラマツ材の利活用、雇用の場確保などの観点から、製材工場を残したい」と存続の要望を組合側に続け、公共施設の改築・新築時に町有林から切り出したカラマツ材の製材を、同工場で行うなど側面的に支援してきた。

 昨年7月以降、毎月、組合と協議の場を設け、民間工場との統合や誘致も含め、今年1月まで存続を前提に検討してきた経緯もあり、安久津勝彦町長は「単に不採算部門をなくせば大丈夫というのなら、納得できない」と話す。経営改善化に向けた事業計画では、販路の独自開拓など8項目が示されたものの、抽象的な表現が多く、不透明感はぬぐえない。(宮木宗久) 
2010年2月24日の記事
新規就農 田中さんに奨励金 足寄で交付式「頑張る」と抱負
 町の新規就農者等誘致促進条例に基づく「農業経営開始奨励金」(3年間・年額200万円)の交付式が22日、新規就農研修センターで開かれ、今年1月に新規就農した田中淳一さん(35)=芽登=に田中幸壽副町長から目録が手渡された。

 交付式には新津賀庸JAあしょろ組合長、阿部正則町農業委員会長、山下勝十勝農業改良普及センター十勝東北部支所長らも出席。それぞれ「足寄の農業発展に力を尽くしてほしい」などとあいさつした。

 目録を受け取った田中さんは「今までにないほど学ぶことが多い。命を扱っていることを忘れず、頑張りたい」と抱負を述べた。(宮木宗久)