十勝毎日新聞に掲載された広尾町の話題やお知らせなどを、
地域のみなさまや、十勝を離れて暮らす方々にふるさと情報
としてお伝えします。
第283回 [ 2008/02/19 ] 毎週火曜日更新
十勝めーる >>> 広尾めーる
広 尾 町
町長 大野 進
面 積 596.16平方キロメートル
(総務省統計局より)
花木鳥 ヒロオツツジ・オンコ・カモメ
十勝年鑑2006より
(2005年11月28日発行)
□主な動き
 町は自主自立プランで、地方交付税減少による影響から向こう10年間に約87億円の財源が必要と試算した。その財源を生み出す主要施策として十勝港整備に借り入れた政府系資金を民間低利資金に借り換えることに成功。単年度の返済額を大幅に圧縮して44億円の財源を確保、自立への道筋をつけた。

 公的資金の繰り上げ償還と借り換えが今年度から制度化され、全国でも先駆的に導入した格好。返済総額自体は増えるが、港湾の長い耐用年数に即して返済期間を10年間延長するため、財政負担の軽減が可能になった。

 懸案の十勝港企業誘致では、農協サイロの増設が実現する。同校では1,000トン収容するサイロ65基が稼働中。秋まき小麦の生産数量の増加に伴い、同規模のサイロ25基の増設工事が始まった。

 また、釧路税関支署十勝出張所によると、平成17年上半期(1−6月)の十勝港外国貿易概況は輸出と輸入を合わせた貿易額合計が前年同期比64.2%増の32億1,400万円となり、上期ベースでは1999年の開港以来、過去最高になった。石炭や鉄スクラップなどの取扱量が好調に推移したのが要因。
関 連 リ ン ク
広尾町役場ホームページ
広尾サンタランド
2008年2月16日の記事
港湾施設の役割学ぶ 拓殖工業の学習塾 防波堤工事など見学
 学習塾「翔南舎」の塾生がこのほど、十勝港外港地区で除雪のボランティア活動と防波堤工事の見学会を行った。

 地元建設会社の拓殖工業(武田泰幸社長)が、地域貢献活動で運営している学習塾。小・中学生の学習活動を支援しているほか、さまざまなボランティア活動にも取り組んでいる。

 この日は塾生30人が参加。津波など災害時の避難経路を確保しようと、非常階段の除雪に取り組み、スコップを手に深い雪をよけて心地よい汗を流した。

 また、帯広開発建設部の澤合英治十勝港湾事業所長を講師に迎え、同港外南防波堤など港湾施設の役割を研修。塾生たちは実際に建設工事の現場も見学し、説明に熱心に耳を傾けていた。(児玉匡史)
2008年2月15日の記事
春高バレー 広尾高女子が試合結果を報告
 春の高校バレー、第39回全国高校バレーボール選抜優勝大会北北海道予選会(8−10日・旭川)に出場した広尾高校女子(※高橋美紀主将、選手8人)が14日夕、町教委の山下純一教育長を訪ね、「精いっぱいやれた」と試合結果を報告した。

 広尾は1回戦で名寄に2−1で勝利。2回戦で旭川大高に敗れたが、北大会で2年連続の1勝を挙げた。

 この日は、選手を代表して高橋主将が「目標のベスト4に届きませんでしたが、悔いの残らない試合ができました。応援してくれた皆さんに感謝しています」と報告。山下教育長は「よく頑張りました」と健闘をたたえていた。(児玉匡史)

※高橋美紀主将の高の字は異体字です。
2008年2月14日の記事
厳寒の海…凝縮 広尾海岸線でフノリ漁始まる
 厳冬期の味覚を代表する海藻「寒フノリ」の採取が13日、町音調津などの国道336号(黄金道路)沿いの海岸線で始まった。漁業者が一斉に岩場へ繰り出し、褐色のフノリを手で摘み取っている。

 フノリ漁は、波の穏やかな干潮時を見計らって行われ、今年の出漁は昨年(2月9日)より4日遅れ。「寒フノリ」として生のまま出荷され、独特の歯応えがあることから、みそ汁の具などとして人気が高い。この日は厳しい寒さの中、漁業者が腰をかがめながら、岩場にびっしり張り付いたフノリを摘み取った。作業に当たる女性は「寒さで凍っているフノリもあり、岩から採るのが大変だが、この時期のフノリはおいしい」と話していた。漁は3月ごろまで続き、管内外に出荷される。(児玉匡史)
2008年2月14日の記事
家族で楽しいひととき 北樺町内会が雪まつり
 北樺町内会(伊東久寿会長、71戸)はこのほど、丸山通南1の町内会広場で第4回防火防犯雪まつりを行い、そり滑りや「宝引き」など楽しい催しで親睦(しんぼく)を深めた。

 会員家族や町外の子供も含めて約100人が参加。広場には周りから集めた雪で大きな滑り台を作ったほか、「クレヨンしんちゃん」の雪像も見事に出来上がった。

 今回初めて広尾署がパトロールカーを展示したほか、ミカン拾いや綱引きなど多彩な催しに子供たちは大喜び。温かいうどん、そばに舌鼓を打ち、家族そろって楽しいひとときを過ごした。(児玉匡史)
2008年2月13日の記事
「海のまち」でみそづくり 町商工会女性部
 「海のまちのみそ」をテーマに、町商工会女性部(萬亀山ちず子部長)が手作りみそを仕込んでいる。町内唯一の大豆農家から、こだわり大豆の提供を受け、1年がかりで醸造。「イカのみそ辛」など地場海産物の料理に活用し、専門家からも高い評価を受けている。(児玉匡史)

 会員の一部が個人的につくったみそが、評判となって徐々に広まり、4年前から女性部の主要な活動として挑戦。「手作りみそには縁がないと見られがちな海のまちでも、みそを仕込んでいることを広めたい」と、製造器材も購入して本格的に取り組んでいる。

 原料の大豆にもこだわり、町内で唯一、大豆を生産する相良農園(紋別、相良誠代表)が、枝豆用品種「大袖の舞」を提供。「農薬をほとんど使わず、味の良い大豆にするため有機肥料を使っている。広尾の農業は酪農主体だが、女性部のみそづくりで広尾産大豆が広く知られれば」と同農園は期待する。

 仕込みは今月上旬からスタート。女性部会員約20人が2班に分かれ、児童福祉会館で大豆2・5キロが入ったみそだるを合計30個つくった。萬亀山部長は「昨年のみそは、とてもおいしくできました。料理研究家の村田ナホさん(帯広)から、よくできていると褒めていただき、会員も自信を深めています」と笑顔を見せる。

 会員の魚井愛子さんは自らの飲食店で、サケやホッケのみそ漬けを作って提供。「お客さんも喜んで食べてくれる」と手応えを感じ取っている様子だ。

 今回仕込んだみそは、来年の今ごろ出来上がる。現在、商品化の予定はないが、萬亀山部長は「手作りみその活用方法をもっと考えていきたい」と話している。
2008年2月12日の記事
後期高齢者医療制度4月に開始 住民説明会関心高く
 4月から始まる後期高齢者医療制度について、町は町内会や老人クラブの集まりに出向き、説明会を開いている。75歳以上の高齢者が対象となる新しい医療制度では保険料などが変わるため、関心は高く、現在までに22カ所で約400人が参加した。3月には全町的な規模の説明会も予定している。(児玉匡史)

 新しい医療制度では、75歳以上のお年寄りが現在入っている国民健康保険などを抜けて加入する。新制度移行に伴い保険料、保険証などが変わることから、町は円滑な移行を図ろうと、昨年春から説明会を開いている。

 会場では制度を運営する北海道後期高齢者医療広域連合のパンフレットや、理解しやすいよう文字を大きくした町独自の解説文も配布。これまでに町内会単位で128人、老人クラブ単位で244人に説明会を行ってきた。

 町住民課によると、出席者の関心が高いのは保険料の変更。年金収入や妻の保険などによって新保険料は増減するが、町内平均は6万7029円となる。年金から天引きされることから、「昨年に一度、制度内容の説明を受け、金額が決まった段階で再度説明を希望する町内会もある」という。

 3月に交付される新しい保険証についても、「これまで通り、役場から家庭に届く封筒で交付するので、皆さんには安心するよう呼び掛けている」と住民課。

 町内の75歳以上は約1000人。同課では「数人の小グループ単位でも、出向いて説明していきたい」と話している。問い合わせは同課(01558・2・0171)へ。
2008年2月10日の記事
十勝初「浜のお母さん」 城山さん 指導漁業士に認定
 町内の漁業城山美津枝さん(51)が、十勝で初の女性指導漁業士に認定された。広尾漁協女性部で熱心に活動する実績を踏まえ、「浜のお母さん」として地域漁業の活性化を担う漁業士の称号を道知事から受けた。城山さんは「女性の視点から貢献したい」と話している。(児玉匡史)

 城山さんは夫の喜信さん(61)とともに、コンブと毛ガニ漁を営んでいる。30歳代から女性部活動を続け、豊かな海の恵みを保つよう河川周辺の植樹やフノリ漁場整備などに携わっている。

 12月の広尾まんぷく祭りでは、地場水産物で作った料理の販売にも参加した。「料理は作るよりも食べる方がむしろ好きです」と笑顔を見せ、「女性部では部員と情報交換しながら楽しく過ごせるのがいい」と話す。

 喜信さんがけがのためコンブ漁に出られなかった昨年夏には、自らが海に入ってコンブを1本ずつ採る「磯(いそ)ぬき」作業に臨むなど活動的な一面も。

 数々の実績が漁業関係者から評価され、道内では19人目の女性漁業士として認定を受けた。十勝管内漁業士会(中田隆明会長、会員7人)は子供を対象に「食育学習」などに力を入れており、中田会長は「浜のお母さんの視点から漁業振興に頑張ってほしい」とエールを送る。

 城山さんは「認定と決まって緊張しています。微力ですが、皆さんの活動に貢献できるよう、いろいろと学びながら頑張りたい」と抱負を話している。