十勝毎日新聞に掲載された広尾町の話題やお知らせなどを、
地域のみなさまや、十勝を離れて暮らす方々にふるさと情報
としてお伝えします。
第384回 [ 2010/02/09 ] 毎週火曜日更新
十勝めーる >>> 広尾めーる
広 尾 町
町長 村瀬 優
面 積 596.16平方キロメートル
(総務省統計局より)
花木鳥 ヒロオツツジ・オンコ・カモメ
関 連 リ ン ク
広尾町役場ホームページ
広尾サンタランド
2010年2月5日の記事
道銀広尾支店長・菅原さん まちおこし提案 「合格祈願」の十勝神社に
地の利と豊かな恵み“武器”

 十勝神社を受験生の合格祈願神社に−。北海道銀行広尾支店長の菅原光宏さん(53)が、道信用保証協会の情報誌に寄稿したエッセーで、広尾のユニークな地域振興策を披露している。町内では民間主体で「まちおこし会議(仮称)」設立の動きもある中、さまざまなヒントを与えてくれそうだ。

エッセーで披露

 エッセーは「南十勝夢街道を行く(広尾町編)」と題し、同協会の「保証のしるべ」2月号に掲載された。

 この中で菅原さんは広尾の山海の豊富な食材を紹介したほか、都市部と距離が離れているように見える広尾が、実は天馬街道、十勝港、とかち帯広空港と「陸海空」の三拍子がそろった便利な町と指摘。「地の利と豊かな恵みを生かし、首都圏市場も視野に入れた」産業や観光戦略の構築が可能としている。

 十勝最古の神社である十勝神社については「まちおこしの有力な方法の1つになるかも」と提案。十勝を「10勝」にかけ、受験生の合格祈願のメッカにしたり、プロ野球・日本ハムファイターズの投手にお守りをプレゼントしても面白いとしている。

 菅原さんは空知管内新十津川町生まれで、2007年10月に同支店に赴任。十勝勤務は初めてだが、以前から十勝には名前の響きも含め、良い印象を持っていたという。

 菅原さんは「愛媛県伊予市は美しい夕日を売りに年間50万人の観光客を集めているが、きっかけは地域に住んでいない人からの指摘だった」とし、「転勤族は新鮮な目で地域を見ることができる。地元に埋もれている地域の財産を見つけていければ」と話している。

 「保証のしるべ」2月号は同協会のホームページ(http://www.cgc-hokkaido.or.jp)で閲覧できるほか、町役場、道銀広尾支店などでも備え付けている。(長田純一)
2010年2月4日の記事
“赤ちゃんサケ” すくすく ふ化場で飼育池に移動
 十勝釧路管内さけます増殖事業協会広尾ふ化場(高橋浩二場長)で2日、サケの稚魚を屋内の養魚池から屋外の飼育池に移す作業が始まった。

 同ふ化場では約2500万粒の受精卵を管理。昨年11月末ごろからふ化を始め、音や光を遮断した養魚池の中で静かに育ててきた。

 初日は約100万匹を飼育池に移動。ふ化したころは栄養袋を腹に付け、水底でじっとしていた“赤ちゃんサケ”も、この日までに体長3.5センチ、重さ0.5グラム程度に成長。口で摂食できるようになり、わき水を張った池の中を元気に泳ぎ回っていた。

 同施設では重さ1グラムほどになるまで育て、4月下旬ごろから町内の河川に放流する方針。(長田純一)
2010年2月3日の記事
旬を手摘み 寒フノリ漁
 広尾沿岸の冬の風物詩、寒フノリ漁が3日午前、始まった。国道336号(黄金道路)沿いの海岸に漁業者約250人が集まり、いてつく波が押し寄せる中、岩場などに付いたフノリを丁寧に手摘みしていた。漁は3月末ごろまで数回、行われるという。

 フノリは、みそ汁の具や酢の物などで楽しめる冬の味覚。2月初旬のはしりの時期には生で出荷され、人気が高い。広尾では道具を使わず手摘みするため、高級品として評価されている。

 漁は大潮前後の干潮時を見計らって行う。初日、町泉浜の漁場で従事した漁業者の女性(59)は「今年のフノリは色がいい。この時期のものは特においしいので、多くの人に食べてもらいたい」と話していた。

 広尾では例年6トン前後を道内を中心に出荷。広尾漁協は毎年、漁場にフノリの胞子を散布するなどし、資源増殖に努めている。(長田純一)
2010年2月3日の記事
玉入れなど「節分」楽しむ 独居高齢者招き集い
 町内の独居高齢者を招いた「節分の集い」が1月31日、町老人福祉センターで開かれた。

 町赤十字奉仕団(井斎忠雄委員長)が毎年この時期に開催。広尾高校生6人もボランティアで裏方を務めた。

 高齢者約70人が訪れ、ボール転がしや玉入れなどのゲームを楽しんだほか、同奉仕団メンバーが用意したお汁粉などを楽しんだ。柏浦富江さん(85)は「毎年楽しみにしている。今年も元気で来ることができ、うれしい」と笑顔を見せた。(長田純一)
2010年2月3日の記事
困った老朽外国船 救助で入港…設備に問題 十勝港
 十勝沖で機関故障し、1月28日から十勝港に停泊中のパナマ船籍の老朽貨物船が、航海に必要な設備等を満たしていなかったことが2日までに分かった。関係者によると、特例的に出港が認められる方針で、長期停泊という最悪のシナリオは回避できる見通し。ただ、法律上は入港できない違法船舶も、緊急避難では受け入れざるを得ない可能性を示した格好で、港湾管理に新たな課題を突きつけた。

長期停泊回避へ調整

 同船は「ミクリ号」(784トン)で船員18人は全員ロシア人、船主は韓国籍という。ベーリング海で操業する漁船に食料・燃料を補給し、韓国・釜山に向かう途中の1月28日未明、十勝沖東方約20キロ地点で海上保安庁に救助要請。広尾海保所属巡視船とかちがえい航し、十勝港に避難させた。

 この時点で、国内港湾への入港条件であるPI保険(船主責任保険)の未加入が判明。港湾管理者の広尾町も受け入れに難色を示したが、人命救助の観点から特例的に入港を許可し、同港第4ふ頭に着岸させた。

 その後に実施された道運輸局の船体安全検査で、汽笛・航海灯の未設置、油水分離機の配管改造といった問題点が新たに判明。海図や航海日誌など、航海に最低限必要な書類もそろっていなかった。自動車に例えれば、整備不良で無車検、自賠責未加入という状態だ。その上、同船は釜山まで到達できるだけの燃料も持っておらず、20キロリットル以上にもなる軽油の調達も必要になっている。

 このため、一時は出港の見通しの立たない事態に陥ったが、道運輸局は2日までに同船に対し、設備等の改善を命じた上で、釜山までの臨時航行許可証を発行して出港させる方針を決めた。また、短期のPI保険加入のめども立ってきた。

 ただ、「出港」という完全解決まで残された時間は多くはない。同船が停泊する第4ふ頭には、26日にも外国貿易船が入港予定だからだ。大量の燃料調達も含め、関係機関のギリギリの調整が続いている。

 港湾関係者の1人は「日本の領海でSOSがあれば、救助し、近くの港に避難させなければならない。大型港湾に付きまとう問題だ」と、今後も同様の事態が発生することを否定しない。村瀬優広尾町長は「国際的な取り決めの中の人道支援。国の機関も一元的に取り組める法整備が必要ではないか」と話している。(長田純一)
2010年2月2日の記事
大きな願い交通安全 巨大雪だるまで啓発 広尾栄町町内会
 危険の多い冬道での安全運転を呼び掛けようと、栄町町内会(中村孝夫会長)は1月31日、広北児童館横の広場に今年も巨大雪だるまを造った。

 冬場の会員交流も兼ね、2000年から毎年続けている。同会によると、製作を始めて以来、同町内会エリアでは冬場の交通事故が皆無という縁起物だ。

 この日は午前8時半から会員40人ほか、広尾警察署員3人も応援に駆けつけ、重機3台を使って作業開始。

 1月始めの大雪で材料にも事欠かず、例年よりさらに大きい高さ約8メートル、幅約10メートルの雪だるまが出来上がった。会員の1人は「今年はだるまの顔がしっかり丸くなった」と出来栄えに満足げ。中村会長は「これからも交通事故根絶に協力していきたい」と話していた。(長田純一)
2010年2月2日の記事
びっくり氷結フンベの滝 雪と氷の広尾満喫 長崎から少年交流団来町
 町の姉妹都市・長崎県西海市の児童で構成する親善交流少年団が来町し、1日まで3泊4日の日程で北海道の冬を満喫した。「フンベの滝」を一緒に見学に訪れるなど、広尾の子供たちと交流を深め、たくさんの思い出をつくった。

  交流少年団には西海市内5小学校の4・5年生10人が参加。1月29日に来町。町青少年研修センターに宿泊し、広尾の小学生とともに町内施設や帯広市の氷まつり会場を見学した。十勝川ではスノーラフティングも楽しみ、酷寒の冬を体感した。

 国道336号(黄金道路)沿いのフンベの滝では、一部氷結した滝の流れに長崎の子供たちはびっくり。滝の周りの雪に触れたり、記念写真を撮るなどした。

 徳永さん=同市立瀬戸小=は「滝が凍っていて驚いた。長崎とは気温も雪の降り方も違う」と目を輝かせていた。

 町は1986年に長崎県旧大島町と姉妹都市締結し、以後、隔年で交互に小学生を派遣し合うなど友好を深めてきた。市町村合併で大島町が西海市になった2005年以降も、交流を継続。相互派遣事業は今年度で24回目を数える。

 中村孝夫町教育委員長は「長崎の冬との違いを肌で感じ、多くの思い出をつくってくれれば」と話していた。(長田純一)