十勝毎日新聞に掲載された広尾町の話題やお知らせなどを、
地域のみなさまや、十勝を離れて暮らす方々にふるさと情報
としてお伝えします。
第387回 [ 2010/03/02 ] 毎週火曜日更新
十勝めーる >>> 広尾めーる
広 尾 町
町長 村瀬 優
面 積 596.16平方キロメートル
(総務省統計局より)
花木鳥 ヒロオツツジ・オンコ・カモメ
関 連 リ ン ク
広尾町役場ホームページ
広尾サンタランド
2010年2月26日の記事
漁業者自ら救命法受講 広尾漁協 認定者2人以上乗船体制へ
万一の船上事故で的確対応

 船上での万一の事故に的確に対応しようと、広尾漁協(亀田元教組合長)は今年から、漁船乗組員が消防機関の行う上級救急救命講習を受講する取り組みを始めた。将来的には、同漁協所属の動力船106隻に各2人以上の受講者が乗り込む体制を目指す。漁業者からの発案で、漁協挙げて救急救命講習に取り組むのは全道的にも珍しいという。

 同漁協の部会長会(折笠基会長)で決めた。操業中の事故などの際、洋上での迅速な応急手当てが可能な体制を構築する。このため、受講内容も、心肺蘇生(そせい)だけでなく止血法なども学べる上級講習とした。認定者には、さらに高度な応急手当て普及員の資格取得も呼び掛けていく考えもあるという。

 22、23日に町消防総合庁舎で開かれた初の講習会には、漁業者や漁協職員17人が参加。南十勝消防組合本部職員からAED(自動体外式除細動器)の使用法などを学んだ。8時間にわたる講習後は全員が認定試験を受けた。同漁協は4月まで月1回程度、講習会を開く考えだ。

 広尾では2008、09年と相次いで操業中に漁業者が機械に腕や足を挟まれ、大けがをする事故が発生。初回講習を受講した部会長会の白幡定副会長は「安全意識も高まる。なるべく多くの漁業者に参加を呼び掛けたい」と話し、来年以降も継続して取り組むとしている。

 同漁協は昨年、広尾海上保安署からライフジャケット着用推進モデル漁協の認定も受けるなど、安全操業への体制づくりを進めている。海難防止へ啓発などを行っている道漁船海難防止・水難救済センター(札幌)は「漁業者自ら救急救命に取り組む例は、道内でも聞いたことがない。安全意識の高まりは、当事者だけでなく陸上の人たちへの安心感にもつながる」と評価している。(長田純一)
2010年2月26日の記事
町森林組合の新年度計画 おが粉工場設備更新 今年度332万円黒字確保
 町森林組合(久保善久組合長)の第59回通常総会が25日、町コミュニティセンターで開かれた。当期純利益332万円の黒字を確保した2009年度事業報告など8議案を承認。新年度の事業計画には、おが粉生産工場(町野塚)の設備更新などを盛り込んだ。

 事業報告によると、今年度の総取扱高は過去最高だった前年度比で31.1%減の2億6209万円。景気低迷による需要減退や円高、デフレによる価格安に悩まされた。一方、経費節減や06〜08年に過払いした法人税の還付などがあり、最終黒字を確保。未処分剰余金は545万円となり、2%の出資配当を実現させた。

 新年度の事業では、国の補助事業を活用し、総事業費4799万円でおが粉工場のおが粉製造機などを更新。「効率的な生産体制を構築したい」(同組合)としている。

 総会には書面議決を含めて201人が出席。久保組合長はあいさつで「厳しい時代だからこそ、挑戦の気持ちを失わないようにしたい。国の温室効果ガス25%削減方針にも、事業展開の芽がないか、目を光らせていきたい」と述べた。(長田純一)
2010年2月24日の記事
広尾書道会 全十勝展で入選7人
 管内小・中学生の書道展「第50回記念全十勝学校書道書初展」(十勝書道協会など共催)で、町内の書道教室・広尾書道会(主宰・笹川秀華さん)に通う児童7人が推薦と特選に入選した。

 推薦には広尾小の白幡さん、特選には広尾第二小の菅野さん、海田君、津端さん下澤君、津端君、菅原さんがそれぞれ選ばれた。

 今回の同展には管内から約700点が寄せられ、推薦に16点、特選には70点が選ばれた。墨痕鮮やかな作品「ちどり」で推薦を射止めた白幡さんは書道歴3年。「習字は面白い。とてもうれしい」と笑顔で話している。(長田純一)
2010年2月24日の記事
差し押さえ品 ネット公売 過去2回は“完売”
 町は、町税滞納者の差し押さえ物件について3回目のインターネット公売を実施している。過去2回は全物件が落札、換価した。「相談にも応じない悪質な滞納者に対しては、厳しい対応を取らざるを得ない」(税務課)とし、来年度以降も年2回程度のネット公売を続けていくとしている。

 今回はかばん、茶器、木製飾りなど26点を出品し、見積もりの総計は2万6050円。3月1日まで参加申し込みを受け付けており、入札期間は同5〜8日。

 ネット公売は昨年度に導入。昨年3月の第1回ではテーブルや置物など8点をオークションにかけたところ、申し込みが40件に達し、全物件が計4万4000円で落札した。16点を出品した同9月の第2回では、前回の約4倍に当たる152件の参加申し込みがあり、計3万3000円になった。いずれも見積額より、おおむね1割程度高めに換価されたという。

 公売収入は、差し押さえた滞納者の滞納分に充当している。

 町の2008年度町税収納率は86.9%で前年度より0.9ポイント悪化。町は今年度、悪質滞納者への差し押さえ強化など、収納率向上に取り組んでいる。税務課は「差し押さえが目的ではない。納税で困っていることがあれば、ぜひ相談に来てほしい」と話している。(長田純一)
2010年2月23日の記事
危険物取扱者試験 文武両道 野球部から5人 広尾高校
仙道主将も乙種全類合格

 広尾高校(青木重和校長、生徒200人)3年の仙道君が、国家資格で難関の危険物取扱者乙種全類(1〜6類)の合格を果たした。1年間、野球部の主将を務めながら試験勉強を続けた。開校以来、昨年度までは1人しかいなかった同校の全類合格者は今年、一挙に6人誕生。うち5人が仙道君率いる同部が占め、文武両道が結実した。

 野球部では3年生10人が一昨年から同試験に挑戦。仙道君は1月の今年度最終試験(帯広)で3、5、6類に合格し、全類を達成した。

 仙道君は幕別町忠類から通学。長距離通学は受験勉強には不利だった上、昨年11月にはインフルエンザで試験を受けられないアクシデントも。チームメートに次々と合格の報が届く中、それでも黙々と勉強を続け、最後のチャンスを見事つかんだ。

 同校では2007年に、仙道君と同郷で野球部の先輩でもある嶋津君(当時3年)が開校以来初めて乙種全類に合格。

 もともと機械関係の仕事に興味があった仙道君だが、嶋津君の存在も励みに全類受験を決めたという。

 野球部は昨年夏の高校野球で、支部代表決勝戦まで勝ち上がる躍進を見せた。クラブと学業を両立させ、春からは帯広高等技術専門学院に進学する仙道君は「野球と勉強は大変だったが、いい形で終わることができた。自分に自信がついた」と笑顔で振り返った。

 同部からは今年も2年生3人が乙種試験に挑戦。佐々木博章顧問は「野球部から歴代6人が合格しており、先輩の頑張りが後輩にも良い刺激になっている。部の伝統として今後も頑張りたい」と話している。(長田純一)