十勝毎日新聞に掲載された本別町の話題やお知らせなどを、
地域のみなさまや、十勝を離れて暮らす方々にふるさと情報
としてお伝えします。
第389回 [ 2010/03/18 ] 毎週木曜日更新
十勝めーる >>> 本別めーる
本 別 町
町長 高橋 正夫
(※高の字は異体字です。)
面 積 391.99平方キロメートル
(総務省統計局より)
花木鳥 エゾムラサキツツジ・カシワ・アカゲラ
関 連 リ ン ク
本別町役場ホームページ
本別町商工会
2010年3月14日の記事
珍しい…双子の子馬 「横山牧場」で2月誕生 元気に育って!
 町美里別の「横山牧場」(横山伴英さん経営)で、2月に誕生した双子の子馬がすくすくと育っている。一般に多胎児出産の子馬がいずれも無事に成長するケースはまれで、この道60年の横山さん自身も「初めての経験」。厩舎(きゅうしゃ)では子馬たちが母馬に寄り添い、愛くるしい姿を見せており、横山さんは「この先も元気に育ってほしい」と目を細めている。

この道60年で初経験 「わが子のよう」

 双子の子馬は、輓馬(ばんば)で知られる重種の血を引く農用馬で、2月11日に誕生。ともに雌で体重約50キロとやや小さめで生まれたが、「今では普通の子馬と変わらない体格になり、順調に育っている」(横山さん)。

 十勝NOSAI本別家畜診療所によると、馬の場合、双子はほとんど早産か流産となり、早産の子馬も長生きできないのが一般的。「双子が無事に誕生し、順調に成長するケースは、ここ10年で本別では例がない」という。

 同牧場では自然交配によって毎年春、10頭前後の子馬が誕生。これまでも双子が宿ったケースはあったが、母馬の妊娠中や出産直後にどちらか、または2頭とも死んでしまい、双子が無事に産まれたことは一度もなかった。

 今回、誕生までには、8産目となった11歳の母馬が普段の妊娠時より極端にやせ細り、出産前から母乳が出るなど多胎児出産の兆候があった。横山さんは「何とか子馬たちを無事に産ませてあげたい」と普段以上に母馬の体調管理に気を配り、妻のキク子さん(66)とともに、夜間も自宅のテレビモニターで厩舎の様子を見守り続けた。

 ほぼ予定日通りとなった出産当日、夫妻は産気づいた母馬のもとにいち早く駆け付け、わずか30分で子馬を取り上げた。2頭が頭を上げ、正常に呼吸する姿を目にした時は「うれしさと感動で胸がいっぱいになった」(横山さん)という。

 母馬に2頭分の母乳が出ないため、夫妻は市販の子馬用ミルクも与えている。キク子さんは「わが子のようにかわいい」とほおを緩ませ、横山さんも「(牧場内の)パドックで、母親と並んで元気に走り回る姿を早く見たい」と成長を心待ちにしている。(杉原尚勝)
2010年3月13日の記事
想像力養成に一役 出前落語スタッフ初練習
 町図書館と同館ボランティアぶっくる(綾野治男会長)が新年度から展開する町内小学校での出前落語で、“話し手”役を務めるスタッフらが11日、同館視聴覚室で初練習に臨んだ。

 出前落語は、落語のユーモアや物語性を生かしつつ、子供の想像力養成に役立てるのが狙い。町内小学校で定期開催する出前読み聞かせに導入、絵本読み聞かせとの2本立ての内容にする。

 スタッフはいずれも話し手としては素人で、「子供たちを前に、できるだけ本格的に伝えられるように」と練習をスタートさせた。

 この日は職員や会員約10人が参加。ステージ上で座布団に座り、扇子を手に落語を披露した会員の浜向千恵子さん(67)は、笑わせどころで上手に間を取りながら、登場人物の様子などを語った。

 聞き入った仲間から笑いと拍手も誘い、浜向さんは「もともと落語が好きだったので、語りは見よう見まね。本番に向けてさらに練習し、子供たちに日本の良き伝統文化の1つを伝えることができれば」と意欲を見せていた。

 同館は出前読み聞かせの中に、落語の紙芝居や落語絵本の読み聞かせも盛り込む考えだ。(杉原尚勝)
2010年3月12日の記事
農業の第一線へ73人 道立農大卒業式
 道立農業大学校(樋口廣作校長)の今年度の卒業式が、12日午前10時から同校で開かれた。十勝出身の16人を含む73人が専門分野の学びを終え、農業の第一線に巣立った。

 今年度の卒業生の内訳は畜産経営学科29人、畑作園芸経営学科27人、稲作経営専攻コース10人、農業経営研究科7人。うち49人が就農、5人が国内・海外研修、10人が就職し、9人が進学する。

 式では晴れ着姿の学生が1人ずつステージに上がり、樋口校長から卒業証書や修了証書を受け取った。樋口校長が「身に付けた知識と技術、仲間とのネットワークを生かし、誇りを持って大きく成長してほしい」と式辞。高橋正夫町長らが祝辞を述べた。

 卒業生を代表し、畜産経営学科の山木弘志さん(20)が「日ごろの教えを心に留め、激励を忘れず、日本農業の発展のために頑張りたい」と答辞を述べた。(杉原尚勝)
2010年3月10日の記事
全国発表会で特別賞 道立農大校の山岸さん、伊藤さん
新たな可能性提言

 道立農業大学校(樋口廣作校長)の山岸さん=養成課程・畜産経営学科=と伊藤さん=研究課程・農業経営研究科=が、「第12回全国農業大学校等プロジェクト発表会」(全国農業大学校協議会主催)でともに特別賞を受賞した。それぞれ専門分野における学習成果が高く評価され、喜びをかみしめている。

 同発表会は全国の農大生が一堂に会し、日ごろの学習成果を発表する場。今年度は2月24日に東京都内の国立オリンピック記念青少年総合センターで開かれた。全国5ブロックから選ばれた養成課程の15人と研究課程10人が出場し、山岸さんが養成課程の「ヤンマー賞」、伊藤さんが研究課程の「日本農業新聞賞」に輝いた。

 山岸さんは大規模経営の北海道農業の課題として、「インジェクターによる糞(ふん)尿臭気抑制とサイレージ品質改善効果」について検証。土中散布で育成した牧草が、発酵段階で品質に優れる点を示したほか、臭気の抑制によって環境配慮型農業の可能性を提言した。

 伊藤さんは「我が家の経営改善」と題し、水稲栽培が中心の実家での経営改善方法を提案。新品種「ゆめぴりか」の宅配販売と、低農薬栽培したスイートコーンの直接販売で収益性が拡大することを提示し、付加価値を生かした営農の在り方も考えた。

 山岸さんは協力農家がある大樹町に足しげく通いながらデータ収集し、伊藤さんは手探りの新品種栽培をこなして発表をまとめた。2人は「北海道農業の問題を的確にとらえることができた」(山岸さん)「地域農業の可能性を提言できた」(伊藤さん)と振り返り、「多くの人の協力でまとめた発表が評価され、うれしい」と声をそろえている。(杉原尚勝)
2010年3月9日の記事
新エネ活用策を提起 ビジョン策定委が報告書
 新エネルギービジョン策定委員会(委員長・梅津一孝帯畜大教授)は、新エネの活用法などに関する報告書「太陽光発電等の利活用、地域の未利用バイオマス再生計画」をまとめた。梅津委員長がこのほど町役場を訪れ、高橋正夫町長に提出した。

 同委員会は昨年8月から、町内の二酸化炭素(CO 2)排出量の推計調査や先進地視察なども踏まえ、新エネ活用法や省エネに向けた必要な取り組みを検討。報告書では町内のCO 2排出量を2020年度までに現行比25%削減する数値目標のほか、公共施設に太陽光発電システムを導入した場合のモデルケース、バイオマスエネルギー活用の可能性なども提言した。

 梅津委員長は「委員が熱心に検討を重ねたことで、中身のある報告書がまとまった」とし、高橋町長は「将来に希望を持てる本別ならではの報告をまとめてもらい、感謝したい」と述べた。

 町は新年度、同報告書を基に町事務事業分野の実行計画も策定、温室効果ガスの抑制推進のための具体的施策を考える予定だ。(杉原尚勝)