幕別めーるは毎週金曜日に更新です。
次回第103回掲載は8月13日。お楽しみに! |
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先祖供養の伝統儀式 イチャルパ再現 道ウタリ協幕別支部 千住共同墓地で30人参加
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2004年8月3日の記事
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道ウタリ協会幕別支部(山本みい子支部長、11人)は1日、千住共同墓地で先祖供養の伝統儀式「イチャルパ」を行った。関係者によると、祭事の後継者がいなかったことから、これまで20年近く途絶えていた。この日、墓の子孫や岡田和夫町長をはじめとする町関係者ら約30人が参加し、厳かに儀式が再現された。(本内のぞみ)
きっかけは昨年9月の十勝沖地震。町内明野と千住にある共同墓地の墓石が倒壊した際、墓地ができた経緯を知り、「地域や伝統文化の発展を担った先人の無縁仏が増えてきたことに対し、供養しようと会員みんなで話し合った」(山本支部長)という。
これまでの空白について山本支部長は「祭事ができる後継者が今までいなかった。皆が初めてのことで、本を読み、エカシ(おじいさん)やフチ(おばあさん)に話を聞いて作り上げた」と話す。今年2月から同協会上士幌支部の川上英幸支部長の指導を受け、春からは男女に分かれて祭事の準備を進めてきた。
男性はイナウ(木幣)やパスイ(棒べら)など祭具の製作を担当、山に入ってヤナギの木の切り出しから始めた。
女性も山に入り、ユリ根やギョウジャニンニクなどの山菜を採取。先人が食べていた状況により近い形で、ラタシケプ(トウモロコシ、金時豆、カボチャなどを炊き混ぜ合わせたもの)やチェプオハウ(サケの切り身と山菜の汁物)などの伝統的なアイヌ料理を再現した。
幕別地方に伝わる伝統の儀式は、この日午後2時から行われた。カムイノミ(神への祈り)を唱えると、民族衣装を身にまとった会員らが火を囲み、人間と神との間を伝達するイナウに祈りをささげ、故人のめい福を祈った。終了後は千住生活館に移り、伝統料理を振る舞った。
山本支部長は、復活を目前に7月に亡くなったムックリ奏者・安東ウメ子さんについても触れ、「見てもらえなかったのは残念。かつて山川エカシが行っていたのと同じ形でやると話したときは安心した様子で、いつも気に掛けてくれていた」と話した。「先人が残してくれた有形無形の遺産を、もっと勉強して次世代へ継承していきたい」と気持ちを新たにしていた。
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人生いくつになっても NHKギャラリー 90歳で初の「おし花展」 幕別の片倉さん
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2004年8月2日の記事
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幕別町に住む片倉マサ子さん(90)の「九十歳のおし花展」が、1日から帯広市のNHK帯広放送局(西5南7)1階のギャラリーで開かれている。90歳になって初めて個展を開いた片倉さんは、会場内で自分の作品に囲まれながら、「この年になっても『やればできる』ということを実感している」と笑顔で話した。6日まで。(犬飼裕一)
片倉さんは帯広出身で、私立姉妹高等女学校(現三条高校)を卒業した後、清水小の教員を務めたこともある。
片倉さんが押し花に出合ったのは6年前。柳川おし花学園(京都)の柳川昌子学園長の作品を見た時に、「葉や花の色がとてもきれいで、時間がたっても色あせないことに感動した」という。
押し花は「本に挟んで干しておくだけでできる」と思っていた片倉さんは、機械に生の花を挟んで電気を通し、短時間できれいな押し花作品が仕上がるのを見て驚き、制作に夢中になった。同学園の押し花講師の資格も取得した。
会場には片倉さんが自宅で育てた花などを使った作品40点を展示。子供が花と戯れる姿をベゴニアなどを使って表現した「エンゼルの花園」、自宅の庭に咲いていた桜を背景に、小鳥の遊ぶ様子を作品にした「さくらと小鳥」など、愛情がこもった作品が並んでいる。
片倉さんを指導する同学園の小山真由子さんは「90歳になっても押し花作りを続けることができるのはすごいことで、尊敬している」と話す。片倉さんは「育てた花をきれいなままで長持ちさせることができるのが押し花の魅力。今後は花の咲いている場所や風景を写生して、作品作りに生かしたい」と、意欲をみせている。
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道産品おいしいよ 幕別町消費者協が料理講習
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2004年8月1日の記事
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道産品の消費拡大運動の一環として、町消費者協会(麓忠会長、97人)はこのほど、百年記念ホール調理実習室で牛乳を使った料理講習会を開いた。同協会組織部長の小森靖子さんが講師となり、「ブロッコリーとハムのクリーム煮」など4品に取り組んだ。
料理講習会は同協会が年数回開く定例行事。これまでは役場を通じて栄養士らを講師に招いていたが、今回からは「自立する組織に」との目的で、同協会内の人材を充てていくことにした。
この日は会員、一般の20人が参加。十勝産の素材を使用し、家庭でも簡単に作れるレシピを用意した。メニューはクリーム煮のほか、「粒つぶニンジンのヨーグルトゼリー」「サケめし」「ミルクポトフ」。
講師を務めた小森さんは「もともと料理が好き。主婦が主婦を教えることで、格式張らない教室になるのでは。きょうの料理は牛乳やニンジンが嫌いな人でも食べられます」と話していた。(木村仁根)
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元気に楽しく研修してきます 小学生、宮崎県東郷町へ出発
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2004年8月1日の記事
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町小学生国内研修の一行が7月31日、友好町の宮崎県東郷町に向けて出発した。幕別町内の小学6年生9人が3日まで3泊4日の日程で東郷町の人と交流する。
東郷町は歌人若山牧水の生誕地で、牧水が幕別町を訪れたことがあることから1974年に友好町の提携を結んだ。児童、生徒の相互交流は95年から毎年行われ、今回はホームステイや地元の祭り「ひょっとこ祭」、牧水の生家などの見学を予定している。
この日午前8時15分から町教育委員会前で出発式を行い、澤田治夫教育長が「いろいろな方言や歴史、文化を学んできてほしい」と激励。団長の堀田一輝君(札内南小)が「元気良く楽しい研修にしたい」と決意表明し、子供たちは家族らに見送られて元気にバスへ乗り込んだ。(高田敦史)
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幕別町で「食育」推進が本格化 多彩に事業展開 小・中校教頭の料理体験も 「ふるさと給食」回数増へ
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2004年7月31日の記事
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今年度の教育行政執行方針に掲げた「食育」の推進について、町の取り組みが本格化している。町教委、経済部、民生部など庁内部局が連携して事業を研究。可能な取り組みは随時実施していく考えで、農業体験塾や地場産品を使った料理教室、図書の展示など、夏以降、食にかかわる企画が数多く展開されそうだ。(木村仁根)
食育とは「食を通して生きることを学ぶこと」とし、食べることの意味、自然や命を考え、心を育てるものと定義。3月議会で澤田治夫教育長が食育の推進を執行方針として掲げた。現在、町教委を主体に庁内準備委員会を立ち上げ、取り組みを議論している。食育をめぐっては、国の法制定(案・食育基本法)の動きもある。
今年は調査年度との位置付けだが、可能な事業は実施に移す。
図書館では秋をめどに食に関する図書をそろえて貸し出すほか、アイヌ民族の食文化を紹介する講習会を予定。農林課では、収穫して食すという体験塾を8月に企画する。保健福祉センターでは栄養に重点を置いた料理教室を強化し、ジュニアサタデースクールでは児童・生徒に調理の機会を与える。
町教委は「食育は『人を良くすることをはぐくむ』ことでもある。教育現場や地域への推進を図りたい」(藤内和三教育部長)とし、年5、6回の割合で地場産品(イチゴ、アスパラ、カボチャなど)を提供している「ふるさと給食」について、今後は回数や品目を増やしていく方針だ。
28日には、食育の観点から町内小・中学校教頭13人によるパンとアイスクリーム作り体験学習会(町教委企画)を町新和の味覚工房で開いた。幕別中学校の西出伴良宏教頭は「地域で取れた農産物を使い、自分で作り食べることは素晴らしいと実感した。生産者のことを思ったりすると、食べ物は勉強の材料になる」と話している。
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工夫凝らした住宅展示 札内でオープン かちまいホームセンター
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2004年7月31日の記事
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第36次かちまいホームセンター(かちまいホームセンター、十勝毎日新聞社主催)が31日午前10時、札内北栄町159の札内北栄せせらぎタウン会場で開幕した。札内川河川敷に近い会場には、13社が工夫を凝らした住宅を展示している。8月1日まで開幕イベントが行われる。
午前9時45分からのオープニングセレモニーでは、林浩史十勝毎日新聞社副社長が「団塊ジュニア世代が住宅購買時期に入ってくる。36次会場も良い実績を上げたい」、金澤耿同ホームセンター運営委員長は「町の長年の懸案だった場所で宅地開発の第1陣として乗り込んだ。少しでも活性化に貢献できれば」とあいさつした。
来賓の岡田和夫幕別町長が祝辞。金澤委員長、林副社長、岡田町長、北栄地区土地区画整理組合の伏屋隆芳理事長、施工業者のアスワン(幕別町)の木川東洋治社長でテープカットし、開幕を祝った。
FM―JAGA(77.8メガヘルツ)の公開放送やスタンプラリーなどのイベントも、会場を盛り上げた。幕別町札内の梅木秀子さん(62)は「現代的ですてきな家ばかり」と話していた。
午前10時―午後5時。木曜定休。来年3月21日まで。31日、8月1日のイベントは午後7時までで、モデルハウスでは抽選で勝毎花火大会(8月13日)の有料観覧席招待券が当たるアンケートも企画している。(岩谷真宏)
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「努力は必ず実る」体感を 中学、高校のカート授業受け入れます 幕別のアケノサーキット 全焼工場を再建社員の姿も見て 一生懸命の大切さ伝えたい
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2004年7月28日の記事
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十勝からF1レーサーを育てる夢を掲げてモータースポーツ活動を続けているアケノサーキット(幕別町明野142)が管内の中学校、高校の体験学習の受け入れを進めている。酪農飼料の製造・販売などを手掛けるアメリカンフォダー株式会社(林敏行社長)が4年前に敷地内に開設した道内有数のテクニカルコースでは多くの選手が育っているが、今年1月の火災で焼失した飼料工場を社員の力で再建した新施設の見学と併せて、レーシングカートも体験してもらい「努力すれば必ず成果が得られるという仕事とスポーツの共通の理念を若い世代に理解してもらいたい」(林社長)と授業を無料で受け入れる。(横田光俊)
林社長(49)は19歳でレーシングカートに出合い、競技に打ち込んだ。「大会に出てもまったく勝てなかった。これは練習するしかない、人の何倍も走ろう」と懸命に努力を重ねて3年目に全道優勝。それ以来連勝街道を突っ走る名レーサーになった。「努力すれば必ず実る。その体験を通過したことで企業家にもなれた」という。
1985年に同社を設立。モータースポーツを通じての人材育成も事業の柱と位置付けて、2000年9月に敷地内に全長約730メートルのサーキットを開設した。カート、ミニバイク、軽自動車ジムカーナなどの練習、大会が盛んに開かれて全道から選手が集まり、ジュニア選手も輩出している。昨年10月、音更駒場中の生徒22人が授業で見学に訪れ、カートも体験試乗した。「なぜ飼料会社がモータースポーツをやるのかという質問を受けた。一生懸命働くということと、スポーツに打ち込むということの共通の意味を伝えた。生徒から『感動した』と感想文をもらい、これは学校の授業への協力で社会貢献ができると考えた」(同社長)という。すでに管内の中学校全校に案内文書を送り、高校全校にも夏休み明けに送る予定だ。
同社の飼料工場は今年1月7日に全焼。社員22人は一丸となって乗り越え、自社製作したシステムを自ら施工して新工場を再建した。授業ではこの工場も見学し、さらにサーキットでの走行(1人3周、保護者の承諾書が必要。女子も走行可)を体験してもらう。カート走行は10月まで可能。問い合わせ先は同社(54-4843)武田さんへ。
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