十勝毎日新聞に掲載された幕別町の話題やお知らせなどを、
地域のみなさまや、十勝を離れて暮らす方々にふるさと情報
としてお伝えします。
第282回 [ 2008/02/15 ] 毎週金曜日更新
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幕 別 町
町長 岡田 和夫
面 積 478.00平方キロメートル
(総務省統計局より)
花木鳥 スズラン・シバザクラ・カシワ・オオハクチョウ
十勝年鑑2006より
(2005年11月28日発行)
□主な動き
 十勝管内では唯一、合併会議が成就し平成18年2月6日に忠類村と合併して、新しい幕別町としてスタートする。人口は2万7,000人を突破、同17年4月に導入した「協働のまちづくり支援事業」を柱に住民と一体となった町づくりを推進している。

 合併を機に、幕別・忠類地区の学校や公共施設を光ファイバーでネットワークする電算統合システムと地域イントラネット基盤整備事業を推進。インターネット上から施設の予約ができるシステムが18年度には稼動する。

 学校や家庭、地域が一体となり子供たちの教育や安全を見守る「幕別教育の日」(毎月19日)を同17年4月に定め、学校を中心とした地域の連携を模索している。

 平成16年に続き、ラリー・ジャパンの目玉となるスーパーSS(スペシャルステージ)が札内河川敷で9月30日、10月1・2日に開催、町民有志の「成功させる会」も発足して、WRCを盛り上げた。
関 連 リ ン ク
幕別町ホームページ
図書館
2008年2月10日の記事
全員自己ベスト更新 全中スケートの成績報告
 長野市で開かれた第28回全国中学校スケート大会に出場した町内の中学生7人が8日、町教育委員会を訪れ、大会の結果を報告した。7人とも自己ベスト記録を更新し、応対した水谷幸雄教育部長は健闘をたたえた。

 町教委を訪れたのは、札内中の※高木菜那さん、秋山佳菜さん(以上3年)、小形祐冶君、三輪準也君、高畑優貴さん(以上2年)、高木美帆さん(1年)の6人と札内東中の辻本有沙さん(2年)。

 三輪君は千メートルで優勝し、五百メートルで準優勝した。高木さん姉妹は、妹の美帆さんが千五百メートルと三千メートルで準優勝、姉の菜那さんが五百メートルで準優勝、千メートルで3位に入った。

 競技場が屋内のエムウエーブで滑りやすかったこともあり、生徒たちは練習で鍛えた力を十分に発揮し、「思い切り滑ることができました」と述べた。札内中は団体で女子2位、男子3位の成績を上げ、指導の石原宏希教諭は「好成績は皆さんの協力のおかげ」と感謝した。

 水谷教育部長は「良い成績を上げられたのは、自分だけの力ではない。ライバルや指導の先生への感謝の気持ちを忘れないように」と述べた。(平野明)

※高木菜那さんの高の字は異体字です。
2008年2月10日の記事
福田商店 蔵元の原酒量り売り
 町内の福田商店(札内あかしや町59ノ27、福田和彦さん経営)は、蔵元から取り寄せた日本酒の原酒を量り売りするユニークな酒店として知られている。無濾過(ろか)、無殺菌、無調整の搾りたての原酒は品質保証が難しいため市場にほとんど出回っておらず、原酒の量り売りは道内でも珍しい。福田さん(48)は「日本酒本来の味を知ってほしい」と話している。(平野明)

 福田商店は10年ほど前に福島県矢吹町で製造された「花琴」の原酒販売を始め、現在、福島県2カ所、千葉県、岐阜県各1カ所の計4カ所の蔵元から「分家蔵」の認証を得て原酒を販売している。

 福田さんは利き酒師の資格(日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会認定)を取得した際に原酒を試飲し、味の良さに驚いた。「何とか原酒を扱いたい」と道内の蔵元を回ったが、了解が得られなかった。

 理由は、原酒は空気に触れると酸化しやすいことや味にもばらつきがあり、製造側としては販売管理が難しくリスクもあるため。

 ところが、「花琴」の蔵元が原酒の販売に踏み切り、福田さんも取引を要望。販売には蔵元と福田商店を含めた全国5小売店が協力し、店舗に置く酒だるに取り付けるコックの開発や原酒の輸送で味が変わる問題の対応など流通のノウハウを確立した。

 市場に出回っている日本酒(普通酒)は、原酒を加熱、加水し、アルコール度数の調整や糖分、酸味料などを加えるため原酒と違った味になる。

 福田さんは「原酒はうまみが舌を刺激する。さらに酵母菌や酵素が含まれているため熟成が進み、味の変化も楽しめる。日本酒の本当の味が分かる愛好者を増やしたい」と話す。

 店には、管内はもとより旭川や釧路など管外から日本酒の愛好家も訪れる。誕生日などの贈答用の購入も多いが、「瓶詰め後、3日以内で飲むことを勧めている」(福田さん)という。

 新酒の搾りは今月から始まる。福田さんは、3月中旬には新酒の味を調べるため福島県の蔵元へ出掛ける。問い合わせは福田商店(0155・56・2242)へ。
2008年2月8日の記事
善意のタオル4千枚 特別養護老人ホーム札内寮
 特別養護老人ホーム札内寮(澤田治夫施設長)で入所者の入浴などに使うタオルが不足し、寄付を呼び掛けたところ、これまでに約4000枚が寄せられた。予想をはるかに超える善意に、施設職員は感激している。

 寄付の呼び掛けは1月24日付の本紙記事で伝えられ、翌日以降、幕別や帯広、上士幌などから次々とタオルが届いた。寄付は55件に上り、1件当たりの枚数の最多は540枚だった。

 タオルの不足は、入所者の清拭(せいしき)に力を入れ、使用回数が増え、タオルの消耗が進んだため。不足の急場には、入所者所有のタオルも借用した。園部ハツエ介護課長は「これで不足の不安が解消された。大切に使いたい」と感謝している。

 消耗品のため、寄付は今後も受け付ける。札内寮は町と災害協定を結んでおり、「災害の際には、このタオルを使って地域への協力もしたい」としている。問い合わせは同寮(0155・56・4706)へ。(平野明)
2008年2月7日の記事
性に関する教育が継続 幕別高
 幕別高校(吉田廣校長、生徒180人)の特徴的な教育活動となっているのが、性に関する教育だ。今年度は同校教育振興会(川尻二介会長)の支援により「赤ちゃんふれあい教室」などが継続され、学校側は支援に感謝している。

 同校は、2004年10月に道教委の「夢と活力あふれる高校づくり推進事業」の奨励校に指定され、1年生を対象に8時間にわたる性やエイズに関する授業を試みた。

 同年度から実施している「赤ちゃんふれあい教室」は町保健福祉センターが協力し、毎回、生後3カ月から1歳前後までの赤ちゃんと母親5、6組が来校。生徒が赤ちゃんを抱き、出産や親業など命の尊さを学び、管内でもユニークな試みとして注目を集めた。

 奨励校指定は05年度で終了し、継続が危ぶまれた。昨年度はPTAが中心となり、母子の保険料などを払って乗り切ったが、「PTAが長期間支援するのは困難な状況だった」(国井秀彦教頭)という。

 こうした窮状を救ったのが、同窓生やPTAらでつくる教育振興会。06年11月に発足し、支援初年度の今年度は、町の補助も含めて総額約40万円を学校側に補助。同ふれあい教室の保険料支払いや母子に贈る積み木の材料購入をはじめ、パークゴルフ授業の交流会経費、学校PR用のクリアファイルや学校紹介パンフレットの製作など、同校の教育活動に有効活用された。

 学校側では「振興会の支援により、教育活動の幅が広がる」と感謝。川尻会長は「これからも支援を継続したい」と話している。

 同校では来年度も性に関する教育を計画。文科省予算で昨年12月に実施した、エイズウイルス感染者支援のNPO法人「レッドリボンさっぽろ」(札幌市)による出前講座も行い、拡充する方向でいる。(平野明)
2008年2月7日の記事
オペレッタ生き生きと上演 札内東中が青葉保育所などで
 札内東中学校(立花諭校長、生徒342人)の選択音楽の授業で、生徒たちがミニオペレッタ(軽歌劇)に取り組み、授業の締めくくりとして6日までに、町内の特別養護老人ホーム札内寮と札内青葉保育所でそれぞれ上演した。中学校の授業でオペレッタに取り組むのは珍しく、生徒たちは生き生きとした演技を見せた。(平野明)

 選択音楽は昨年10月から3月まで半年間の授業で、2年生の男子4人と女子15人の計19人が受講。授業担当の山田絵里奈教諭が生徒の表現力の不足さに気付き、「表現力を養ってほしい」とオペレッタを思い付いた。

 オペレッタは演劇、舞踊、美術、音楽がミックスされ、「総合的な表現力が求められる」(山田教諭)という。生徒たちはグループに分かれ、物語の粗筋を考え、シナリオや小道具を作り、芝居を盛り上げる音楽も付けた。

 劇は「桃太郎」「森のくまさん」「赤ずきん」で、上演時間はそれぞれ10分ほど。1月末に札内寮で、この6日には札内青葉保育所でそれぞれ上演。「赤ずきん」ではドラえもんが登場し、おばあさんと赤ずきんを食べたオオカミの体から2人を救い出すなど、生徒のユニークな発想が随所に見られた。

 札内青葉保育所では子供たちが劇に夢中になり、「楽しかった」と大喜び。生徒の山川美咲さんは上演後、「頑張ってよかった」と安堵(あんど)の表情を浮かべ、山田教諭は「週2コマという限られた授業時間の中でよくやった」と“合格点”を付けた。

 生徒は上演後、「千の風になって」を合唱。札内寮ではお年寄りの車いすを押し、札内青葉保育所では子供たちと遊ぶなど、世代間交流も楽しんだ。
2008年2月6日の記事
カタログ販売の豚丼セット好評 幕別郵便局が試食でPR
 管内89の郵便局が今月から2カ月限定でカタログ販売(通信販売)商品として売り出した豚丼セットの試食が5日、幕別郵便局(松本茂敏局長)で行われ、上々の反応を見せた。

 試食は来局者を対象に午前9時から正午まで行われ、道産ロース豚肉を使ったミニ豚丼100食を提供した。試食した人は「肉が軟らかい」「おいしい」などと話し、中には早速、購入手続きをする人もいた。試食会場で8人が11セットを申し込んだ。

 カタログ販売商品は、郵便局を運営する郵便局株式会社独自の事業。十勝の商品を管内全局が扱うのは今回が初の試みで、期間中2500セットの販売を目標にしている。

 道産豚ロース肉600グラム(4人前)と、たれ4袋で値段は3000円(消費税、送料込み)。問い合わせは各局へ。(平野明)
2008年2月6日の記事
新・幕別町誕生から2年 合併で堅実な財政運営展開
 旧忠類村との合併で新・幕別町が誕生してから、6日で丸2年。町は合併市町村の財政優遇措置である合併特例債を活用、基金を積み立てる堅実な財政運営を展開しており、来年度で積み立て目標の11億円を達成させる。将来のまちづくりの財源とする。(平野明)

 合併特例債は、民間でいえば銀行の融資に相当する。幕別町の借入限度額は、基金造成分10億6500万円、事業分57億円で、借入額の約7割が国の交付税で補てんされる。

 昨年度7億2000万円、今年度4億8000万円を特例債で借り入れ。このうち基金には両年度とも3億8000万円を充て、一般財源の支出分を含め、積立額は8億円となった。来年度も特例債で積み立てを継続し、目標額の11億円を達成させる。

 基金は、10年間の資金運用が課せられているが、2016年度以降取り崩し可能となる。

 一方、特例債を活用した事業では、保育所の建設や地域イントラネット基盤事業などを行ったが、特例債に依存し、財政運営に失敗した道外自治体の例があり、「活用は最低限必要な事業にとどめている」(総務課)と慎重な姿勢。

 町の財政は合併前の起債の借入金が大きく、財政規模に対する起債の返済額の割合を示す実質公債費比率が管内市町村では高い方だが、11年度以降は低下し、好転する見込み。合併による交付税措置などの効果は大きく、「合併しなければ、幕別、忠類とも現状より財政状況は悪化していた」(企画室)としている。

 合併3年目を迎え、岡田和夫町長は「町民の皆さんのおかげでまちづくりを順調に進められた。来年度から第5期総合計画が始まるほか、忠類地域住民会議から提言もいただいた。新たなまちづくりにまい進したい」としている。