十勝毎日新聞に掲載された幕別町の話題やお知らせなどを、
地域のみなさまや、十勝を離れて暮らす方々にふるさと情報
としてお伝えします。
第293回 [ 2008/05/02 ] 毎週金曜日更新
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幕 別 町
町長 岡田 和夫
面 積 478.00平方キロメートル
(総務省統計局より)
花木鳥 スズラン・シバザクラ・カシワ・オオハクチョウ
十勝年鑑2006より
(2005年11月28日発行)
□主な動き
 十勝管内では唯一、合併会議が成就し平成18年2月6日に忠類村と合併して、新しい幕別町としてスタートする。人口は2万7,000人を突破、同17年4月に導入した「協働のまちづくり支援事業」を柱に住民と一体となった町づくりを推進している。

 合併を機に、幕別・忠類地区の学校や公共施設を光ファイバーでネットワークする電算統合システムと地域イントラネット基盤整備事業を推進。インターネット上から施設の予約ができるシステムが18年度には稼動する。

 学校や家庭、地域が一体となり子供たちの教育や安全を見守る「幕別教育の日」(毎月19日)を同17年4月に定め、学校を中心とした地域の連携を模索している。

 平成16年に続き、ラリー・ジャパンの目玉となるスーパーSS(スペシャルステージ)が札内河川敷で9月30日、10月1・2日に開催、町民有志の「成功させる会」も発足して、WRCを盛り上げた。
関 連 リ ン ク
幕別町ホームページ
図書館
2008年4月29日の記事
白い清楚な姿みせる ミズバショウの苞開く
 町五位の民有地でミズバショウの苞(ほう)が開き、清楚(せいそ)な姿が春の到来を告げている。古くからある自然の群落で、地域住民の目を楽しませている。

 ミズバショウは猿別川近くに自生。辺りは山側から流れてきた水がたまり、湿地帯となっている。澄み切った流れの中、春の陽光を浴びた純白の姿は、すがすがしく、心が清められるようだ。

 近くに住む農業森本則義さん(64)は、子供のころからこのミズバショウを見てきた。かつて一帯にはタモギが茂り、一大群落を成していたが、木の伐採や土地の埋め立てにより、群落の面積は狭められた。

 「15年ほど前から、大雨になると土砂が流れ込むようになった。それ以前は、かなりのミズバショウがあった」と森本さん。ミズバショウは5月上旬までが見ごろという。(平野明)
2008年4月28日の記事
部活動活性化へ“大作戦” 幕別高校
 幕別高校(安田宝生校長、生徒178人)が、部活動の活発化に向け取り組みを進めている。今年度は新入生全員を対象に仮入部期間を設け、部活動の楽しさを知ってもらった。同校では「部活動には人との結び付きなど、勉強だけでは得られない意義がある。多くの生徒に継続してもらえれば」(國井秀彦教頭)と期待を寄せている。(坂本優子)

 同校の生徒数は、2005年度の313人から今年度は170人台まで減少。これに伴い、部活動も現在は体育系、文化系合わせて計14部にまで減った。部活動の加入率は、昨年度は約4割にとどまった。

 例年、町内中学校から進学する生徒は約3割と少なく、帯広市内など近郊の市町村から通う生徒も多い。このため、下校時間に制約があり、部活動に参加できない生徒も。昨年度、野球部は部員数が足りず、大会に参加できないなどの状況にあった。

 同校では部活動の活性化を願い、数年前から部活動の勧誘を強化。昨年度、新入生に対しては初の試みとして、希望者向けの仮入部期間を設けたが、今年度はこれを全新入生対象に広げ、23日まで設けた。

 今年度は町内からの新入生が33人と昨年に比べ10人ほど増え、半数近くに上ったことから、同校では部活動の活性化により力を入れている。國井教頭は「部活動で放課後の校内が活発になったと感じる。今後も教員一同、力を合わせて活発化に努めたい」と話している。
2008年4月27日の記事
帯広の声楽家小笠原さん 老健施設で月2回リサイタル
 帯広市在住の声楽家小笠原一規さん(28)が、町内の介護老人保健施設あかしや(札内あかしや町42)で月2回、日本の童謡などのリサイタルを開き、入所者を喜ばせている。小笠原さんは「顔見知りになり、毎回、声をかけてくれる人も。地域の皆さんもぜひ気軽に聞きに来て」と話している。(坂本優子)

 小笠原さんは帯広市出身。武蔵野音大を卒業後、イタリアに1年間留学し、2005年に帯広に戻った。現在は妻の由衣さん(29)と共に、札幌など道内各地で声楽活動を行っている。

 あかしやを運営する医療法人社団博愛会理事長の細川吉博さんとは、帯広市民オペラの会を通じて親交があり、昨年3月から同施設でのリサイタルを開始。外出の機会が限られる入所者に音楽を楽しむ機会を提供、「住民が気軽に訪れることができる施設になれば」との願いも込めている。毎回40−50人が施設内のロビーに集まり、歌に聞き入っている。

 25日の公演では、由衣さんのピアノ伴奏に合わせ、「荒城の月」「赤とんぼ」など17曲を歌い上げた。客席からも歌声や口ずさむ声が途切れず、曲が終わった後には大きな拍手がわいた。入所者の1人、島崎司さんは「素晴らしい歌を毎回聞かせてもらい、一緒に口ずさんでいます」と喜んでいた。

 小笠原さんは将来は海外での活動を目指している。「昔を思い出し、涙ぐんで聞いてくれる人もいるなど、本当に喜んでくれるのが伝わる。帯広で活動している間はずっと継続したい」と話している。
2008年4月25日の記事
江陵高生が通学路清掃
 江陵高校(鈴木譲二校長、生徒303人)の生徒がこのほど、恒例の清掃活動を行った。

 同校では自分たちが使う校舎や通学路をきれいにしようと、毎年、清掃に取り組んでいる。校内と校外の2グループに分かれて活動。校外では校舎を起点にごみ袋、火ばさみを持った生徒が、通学路や近隣の道路沿いにたまった空き缶や空き瓶、紙くずなどのごみを熱心に拾い集めた。
2008年4月24日の記事
土井博詞館が閉館 妻のサチ子さん「高齢で体力限界」
 馬の水墨画で知られる故土井博詞さんの私設美術館「土井博詞館」(町明野612)を運営してきた妻のサチ子さん(75)が、今季の開館を断念し、閉館を決めた。高齢で体力的な限界から、同館の運営を続けるのは難しいと判断した。躍動感あふれる土井さんの作品は多くのファンを獲得してきただけに、閉館を惜しむ声が出そうだ。(平野明)

 同館は、土井さんが亡くなる2年5カ月前の1995年6月にオープンした。「土井さんの作品を見たい」という声に応え、自宅にあったかつての馬小屋を改修した「童馬山房」を設け、2年後には土蔵を改修した別館「千馬堂」も開設した。

 運営はサチ子さん1人で担い、当初5年ほどは通年で開館してきた。しかし、それ以降は除雪作業などの負担から冬季は休館し、開館期間を5月から10月までに短縮した。

 サチ子さんは閉館について、「何とか続けたかったが、体力的に不安があった。迷いに迷った末、3月末ごろに決めた」と話している。

 土井さんは農家の3代目。40代に脊髄腫瘍(せきずいしゅよう)で下半身が不随となったが、独学で水墨画を習得。畳6枚分の木板に描かれた大作や、数万頭の馬の絵が収められた巻物など、十勝農業を支えた馬の姿を躍動的に描いた。97年に72歳で亡くなった。

 作品はマスコミを通じて全国に紹介され、同館には道内はもとより、全国、海外からも見学客が絶えることはなかった。

 同館は閉館後も現状のままで残す。サチ子さんは「多くの方に励まされ、ここまで続けられた。夫には(閉館を)申し訳なく思うが、これだけ多くの方が来てくれたのだから喜んでくれるのでは。作品を見ると、今も創作に励む夫の姿が浮かんでくる」と目頭を熱くしている。
2008年4月24日の記事
身近な野鳥16作品 鎌田さん ふるさと館で写真展
 ふるさと館(札内依田)で写真展「十勝野ふるさとの身近な野鳥たち」が開かれている。町在住の鎌田幸雄さんが十勝管内で撮影した野鳥の写真16枚が展示されている。5月31日まで。

 鎌田さんは趣味で40年近く写真を撮り続けている。現在は同館の事業委員を務め、ボランティアとして子供たちに野鳥観察や自然の大切さを教えている。

 展示されているのは鎌田さんがここ数年で撮影したヒヨドリなど、身近な野鳥の姿が中心。鎌田さんは「町内には多くの野鳥のエサ場や住む場所がある。野鳥の姿を見て、自然の大切さを感じてもらいたい」と話している。(坂本優子)
2008年4月23日の記事
家畜診療所を開設 帯畜大の宮澤さん 馬の人工授精を推進
 3月末に岐阜大学教授を定年退職した宮澤清志さん(61)が、町駒畠の自宅に家畜診療所を開設した。馬の繁殖を長年研究し、帯広畜産大学在職中に馬の人工授精のための凍結精液の作製法を確立した。今後は駒畠を拠点に、凍結精液による人工授精の普及に向けた活動や、馬を活用した子供の教育に取り組みたいと張り切っている。(平野明)

 宮澤さんは長野県出身。帯畜大を卒業し、同大大学院を修了。東大助手を7年間務め、1980年から24年間、帯畜大に在職。岐阜大が大動物の教育と研究を始めるのに伴い、2004年に同大へ移った。

 凍結精液による人工授精は、牛ではほぼ100%行われているが、馬は受胎率が低い。宮澤さんは97年から凍結精液の研究に取り組み、4年後に受胎率70%という凍結精液の作製法を確立した。

 馬の繁殖では、生体間の交尾と新鮮精液による人工授精が行われている。凍結精液は、受胎させたいときに授精できる、精液を遠方へ輸送できる、種馬が不要になる−などの利点がある。ただ、授精の適期を見極める授精師の養成、流通経路の確立−などの課題もある。

 宮澤さんは日本馬事協会の支援を受け、こうした課題克服に尽力する考え。凍結精液は、国内では家畜改良センター十勝牧場(音更)、岩手県遠野市の「馬の里」で作られており、「乗用馬の需要は伸びている。凍結精液の普及によって繁殖を容易にしたい」としている。

 宮澤さんは「動物を飼育し、畑を作れる所を」と89年に家族で町駒畠へ移った。自ら建てたログハウスに住み、乗用馬やヒツジ、ニワトリなどの動物を飼育。妻の恵子さん(52)は獣医師で、駒畠小で91年から「野草教室」を開き、自宅で子供たちに英語を教えるなど地域に溶け込んでいる。

 家畜診療所の開設に伴い、動物を飼っている家屋などを含めて「風塵舎」と命名。乗用馬を調教し、子供が馬と触れ合う機会を提供する。「子供が馬で通学できる環境もつくりたい」と夢を広げている。

 宮澤さんの連絡先は電話0155・57・2829。メールはmiyazawa@amail.plala.or.jp