十勝毎日新聞に掲載された帯広市の話題やお知らせなどを、
地域のみなさまや、十勝を離れて暮らす方々にふるさと情報
としてお伝えします。
第402回 [ 2010/06/18 ] 毎週金曜日更新
十勝めーる >>> 芽室めーる
芽 室 町
町長 宮西 義憲
面 積 513.91平方キロメートル
(総務省統計局より)
花木鳥 ミズバショウ・エゾムラサキツツジ・カシワ・カッコウ
関 連 リ ン ク
芽室町役場ホームページ
芽室町商工会ホームページ
公立芽室病院
芽室町新嵐山スカイパーク
2010年6月14日の記事
芽室の上美生小児童とJA青年部が大豆の種まき
地域の農業青年のアドバイスを受け、大豆の種をまく児童
 【芽室】上美生小学校(伊藤孝志校長、児童31人)の学校農園でこのほど、JAめむろ青年部上美生支部(川端数昭支部長)の協力を受けての種まきが行われた。地域の農業青年と児童が、農作業を通じて交流を深めた。

 同支部は部員と児童との交流や「食」「農」への理解促進を狙いに、8年ほど前から種まきに協力。カボチャ、ジャガイモ、小麦など毎年作物を変え、今年は大豆の「ハルワカバ」「サッポロミドリ」をまいた。

 全校児童と部員15人が参加。校舎西側に設けられた学校農園は240平方メートルの広さがあり、子供たちは60センチ間隔でうねを切り、肥料と種をまいた。汗ばむ陽気の中、子供たちは部員の指示をてきぱきとこなしていた。

 11月の収穫祭では部員らを招待し、児童が収穫物で作った料理でもてなす。川端支部長は「皆さんが作る料理を楽しみにしてます」とあいさつした。(平野明)
2010年6月13日の記事
芽室の松下さん、定年後は果樹園作りに挑戦
花がほころび始めたリンゴの木と松下さん
 【芽室】農業王国の十勝で果物をブランド化してみたい-。こんな夢を持つ松下忠雄さん(63)=町内在住=が町北明の山林を切り開き、果樹園づくりを進めている。リンゴなど約700本の苗木を移植し、今年から一部で出荷を始める。「十勝で果樹園が商業ベースで成り立つか、挑戦したい」と意欲を見せている。

 松下さんは、帯広市の土谷特殊農機具製作所を2008年3月に定年退職。果物栽培は趣味で20年ほど前に開始。自宅敷地に約660平方メートルの畑を設けてリンゴ、ナシ、ブドウなどを育て、重さ400グラムの水密を収穫するなど栽培技術を磨いてきた。

 果樹園づくりは定年後の夢として温めてきた。4年前に知人から、北明やまざと幼稚園近くの山林9・5ヘクタールを購入。現役時代、セールスエンジニアとして蓄積した知識や人脈を生かし中古の農業・土木機械を入手。ばっこん、暗きょ管の埋設などの大半を1人でこなし、4・5ヘクタールを造成した。友人らの力も借りたが、「業者に依頼したことはない」という。

 果物の苗木は青森県から取り寄せ、2年ほど前から移植を始めた。リンゴ306本、サクランボ170本、ナシ85本、プラム・プルーン115本など約700本を植えた。リンゴは今年、一部が開花し、秋には出荷の予定。「サクランボの出荷が始まる5年後をめどに、観光果樹園としてオープンさせたい」としている。

 松下さんの目標は、十勝で生産した果物を商業ベースにのせることだ。販売は直売所を予定し、今年に入ってから愛菜屋を運営するめむろファーマーズケーケット運営協議会に加入した。「有名産地では果物を未熟なうちに出荷するが、ここでは完熟した果物を出荷する。鮮度と味の濃厚さで差別化できれば」と意気込む。

 一方で、春が遅く、秋が早く訪れる十勝で果樹栽培がどこまでやれるのか不透明な部分も。病害虫対策や野ネズミ、ウサギ、エゾシカなどの動物による食害対策、果物の摘花や収穫の際のパート確保などの課題も抱えている。

 果物栽培は時間や手間を要する仕事だが、「これまでやめたいと思ったことはなかった」と松下さん。「他管内の道の駅に寄ると、リンゴ、イチゴなどが並び、うらやましく思う。十勝でも実現させたい」と夢を膨らませている。(平野明)
2010年6月12日の記事
芽室の学童保育所“全児童対策”に方針転換
 【芽室】学童保育所の移転改築を検討してきた町は10日までに、施策の対象を学童保育所から外れる4年生以上も含めた“全児童対策”に転換する方針を固めた。厚生労働省と文部科学省の事業を一元化させた「放課後子どもプラン」を導入し、施設名を「子どもセンター」に改める。2011年度に芽室西小、13年度に芽室小の各校区にセンターを新設。放課後教室(町教委と地域住民が運営)を持つ芽室南小、上美生小の両校区にも同プランを導入する。センター新設に伴い、学童保育所分の使用料(月6000円)は廃止を検討する。

 学童保育所は現在、市街地に「かしわ」「てつなん」「ひばり」の3児童保育所が設けられている。移転改築は、いずれも築後30年以上を経過し老朽化していることと、学童保育所の入所者が近年急増し手狭になってきたため。

 ただ、町は(1)学童保育所に入所できるのが小学1~3年の共働き世帯などに限定される(2)保護者対象のアンケート調査では全児童対策への要望が多かった-ことから、移転改築については児童館機能を付加する方向で検討を進めてきた。

 放課後子どもプランは、学童保育所を所管する厚労省の「放課後児童クラブ」に、文科省が新設した「放課後子ども教室」(全児童対応)を統合し、2007年度に設けられた放課後総合対策事業。補助金の交付要綱も一本化され、2つの事業を一体的に進められる。管内では帯広市と清水町が導入している。

 子どもセンターの建設先は西小校区が旧中央保育所跡(西4ノ4)、芽室小校区が南プール跡(東4南4)を予定。定員は西小校区が140人(学童、放課後子ども教室各70人)、芽室小校区が240人(学童140人、放課後子ども教室100人)。現在の3児童保育所と「みなみ児童館」は、取り壊しか地域への移管を予定している。

 旧中央保育所跡には町社会福祉協議会(社協)が小規模多機能型居宅施設の設置を計画している。町は同社協と連携を図り、施設の配置計画を策定、子供と高齢者が交流する「ふれあいの居場所ゾーン」として整備を進める。学童保育所の使用料は半分はおやつ代で、子どもセンターではおやつをやめ、使用料廃止に伴う減収分を補助金でカバーする方向だ。(平野明)
2010年6月12日の記事
明治乳業十勝工場の特別見学会に83人が参加
3種のチーズを食べ比べる参加者
 【芽室】明治乳業十勝工場(東芽室北1線、富永一雄工場長)と工場内の十勝チーズ館の特別見学会がこのほど、現地で開かれた。管内から親子連れなど83人が参加、チーズ製造過程を見学しチーズ料理を試食した。

 同社製品のPRを目的に年1回開催。午前、午後各40人の参加枠は、予約受付開始から約30分で埋まる人気だった。同館の長谷川裕一館長がゴーダ、チェダーなど3種類のチーズの製法の違いを紹介、実際の製造工程を見て回った。

 巨大な豆腐のように固まった約20キロのチーズが出てくると、参加者から「大きい」などと驚きの声が挙がった。3種のチーズを食べ比べし、リゾットやヨーグルトドレッシングのサラダなどに舌鼓を打った。

 父母と3人で参加した武田さん(帯広西小)は「チーズがどのようにできるのかが理解できた。ゴーダチーズが一番おいしかった」と話していた。(原山知寿子)
2010年6月11日の記事
芽室消防団が応用ポンプ操法で放水披露
 【芽室】西十勝消防組合芽室消防団(松浦靖雄団長)の消防演習がこのほど、JAめむろ本部駐車場で行われた。

 団員約70人が参加。応用ポンプ操法ではサッカーボールに向かって放水し、ボールをはじき飛ばす様子に拍手が送られた。昨年10月に新たに納車された4号車の放水も披露された。分列行進には芽室幼稚園の園児の一部で構成する「幼年消防クラブ」の約40人も加わり、かわいらしい姿で見学者の目を引き付けた。演習に先立ち、表彰も行われた。(伊藤寛)
2010年6月10日の記事
芽室町と道経済産業局「省エネ推進事業」で初会議
「町・省エネ推進モデル事業」で初顔合わせした参加企業の担当者ら
 【芽室】町が今年度、道経済産業局との共催で実施する「町・省エネ推進モデル事業」の関係者による初の会議が7日、めむろーどで開かれた。省エネ診断を実施する財団法人・省エネルギーセンター北海道支部が診断の概要を説明。参加する芽室東工業団地の7社の担当者は、省エネに積極的に取り組む考えを示した。

 22人が出席。冒頭、竹島敏治副町長が「工業団地の“メンテナンス”として事業に積極的に取り組みたい」と述べ、道経産局の小貫秀治エネルギー対策課長が「地域が自発的に取り組む省エネ事業のモデルになる」と意義を強調した。

 同事業では、8月中に示される診断結果を基に各社が省エネを実施。会議や先進企業の視察などもあり、情報交換しながら取り組む。診断には投資のかからない設備の運用改善による省エネ提案も含まれ、「自立的、継続的な取り組みが可能」(道経産局)としている。

 会議には、昨年度実施された「十勝・帯広おいしい省エネ町内会」に参加した町内企業3社もオブサーバーとして参加。このうちアグリシステムは、定温倉庫のファンを必要なとき以外、停止させただけで年間換算148万円の電気代が節約されたと報告。担当者は「診断を受けるまでは社内に省エネの意識がなかった。管理部門の省エネも検討したい」などと話した。

 7社は冷凍、冷蔵用の倉庫などに多くのエネルギーを消費。担当者は「社内に省エネを進められる人材がいない。勉強したい」などとあいさつした。(平野明)

 参加する7社は次の通り。

 安西製作所北海道支店、ニチロ畜産十勝工場、北海運輸・北海倉庫、三ツ輪運輸帯広支店、ヤマト運輸道東主管支店、横浜冷凍十勝物流センター、米澤通商
2010年6月9日の記事
芽室町が10年ぶり「耕地防風林」の実態調査へ
「芽室遺産」にも認定されている「10線防風林」
 【芽室】町は今年度、風を弱め、畑の表土の飛散などを防止する「耕地防風林」の実態調査を行う。防風林は十勝の農村景観のシンボル的な存在で、芽室は管内でも有数の防風林を有している。調査は現状の把握を狙いとし、「今後の保全対策を進める上での基礎資料にしたい」(産業振興課)としている。

 町による耕地防風林の調査は、2000年以降は実施されていない。町の手元には町有の防風林を除いてデータがなく、「保全対策も打ちようがない」という。

 調査はコンサルティング会社に委託。航空写真などで防風林を調べた上で調査員が現地を訪れ、所有者や規模などを調べる。所有する農業者を対象にアンケート調査を行い、防風林の伐採や拡大の意向なども把握する。8月から調査に入り、年度末をめどにまとめる。予算(506万円)は道の緊急雇用創出推進事業の補助を財源とし、2日の町議会で承認された。

 芽室では、日高山脈から吹き下ろす西風を防ぐため、防風林の植栽が古くから計画的に進められた経緯がある。管内全体の耕地防風林約2500キロのうち、芽室は339キロ(2000年調査)に上る。中でも新生から上伏古にかけた「10線防風林」(9・2キロ)は国の防風保安林に指定され、町の「芽室遺産」にも認定されている。

 一方、防風林は農作業などに支障があるため、伐採も進んでいる。十勝広域森林組合(芽室)によると、4年ほど前には防風林の伐採依頼が相当あった。「防風林の脇の日陰部分は作物が育たないことや、畑に落ちる防風林の枝や葉を嫌って伐採するケースが多い」という。

 また、「農業機械の導入が進み、農作業を効率化する上で、防風林が邪魔になっている」(町産業振興課)という理由もある。

 町は、減風で作物の生育が促進されることや、森林資源、景観面からも、防風林を今後とも保全する考え。過去には植樹用の苗木購入費を助成したこともあり、「今後とも残せるようにしたい」(同課)としている。 (平野明)