十勝毎日新聞に掲載された帯広市の話題やお知らせなどを、
地域のみなさまや、十勝を離れて暮らす方々にふるさと情報
としてお伝えします。
第403回 [ 2010/06/25 ] 毎週金曜日更新
十勝めーる >>> 芽室めーる
芽 室 町
町長 宮西 義憲
面 積 513.91平方キロメートル
(総務省統計局より)
花木鳥 ミズバショウ・エゾムラサキツツジ・カシワ・カッコウ
関 連 リ ン ク
芽室町役場ホームページ
芽室町商工会ホームページ
公立芽室病院
芽室町新嵐山スカイパーク
2010年6月22日の記事
芽室を考える会で町民らが意見交換
 【芽室】無投票の観測が強まる町長選(7月6日告示、同11日投開票)で、とかち市民オンブズマンの会(長谷川亮会長)は20日夜、めむろーどで「明日の芽室を考える会」を開いた。参加した町民からは、町と町議会の在り方や公立芽室病院の経営などをめぐって意見が出た。

 会には8人が集まり、まちづくりや町政について自由に意見を述べた。町と町議会との関係では「議員が与党化しており、町にものを言えない雰囲気が出てきている」など、議会のチェック機能強化を求める指摘があった。

 公立芽室病院については、管内町村で唯一の産婦人科を持ち「町民にとって自慢できる病院」という声の一方、4期連続の赤字や医師不足などを憂慮し、「将来ビジョンを示してほしい」などの意見が出た。町長選の無投票については「選挙戦の洗礼を受ければ、現職が当選しても自らの批判票が分かる」などと、回避を望む声があった。

 企画した市民オンブズマンの会芽室支部の吉田敏郎支部長は「町政に関心のある人が集まり、良い意見が聞けた」と話していた。会での意見はインターネットのブログに掲載する予定。(平野明)
2010年6月19日の記事
芽室町が大成駅ホームの拡幅をJRに要請
 【芽室】町は、JR根室線大成駅(町東めむろ南1ノ55)を通学で利用する芽室高校生の安全確保に向け、同駅ホームの拡幅をJR北海道に要請している。ホーム幅が狭く、下校時になると列車待ちの生徒であふれ、危険な状態となっているためだ。近くJR側と事務レベルの協議に入る。

事務レベルで協議入りへ
 大成駅のホームは線路に沿って片側のみに設けられ、長さ70メートル、幅2メートル。駅と高校は近接し、同校の生徒476人のうちほぼ半分の230人がJRを利用。下校時の午後3時54分発の帯広行きの列車が最も混雑する。

 町が5月末から今月初めに実施した調査では、晴天時に170人、雨天時には200人が同列車に乗車し、このうち晴天時で約30人、雨天時で約80人がホームに入れなかった。また、▽屋根がホームの一部しか覆っておらず、雨天時には屋根下に生徒が集まる▽同列車の到着前に同駅を通過する貨物列車の風圧が強く、ホームの生徒があおられる-などの状況も指摘されている。

 同校は事故防止のため、同列車の到着前に教員3人がホームに立ち、生徒を見守っている。16日、ホームに立った杉目宏行教諭は「混雑した状況では、ちょっとした間違いが事故に発展しやすい。ここでは半端な事故では済まないだろう」と話した。

 同駅は1986年に開設され、同校では生徒会が要望書をJR北海道に提出、ホームの改修を求めてきた。今回は町の広報誌「すまいる」の新春座談会(今年1月号掲載)で、生徒が同駅の改修を宮西義憲町長に直訴。町は学校側と調整の上、ホームの拡幅を求める陳情書をJR北海道に提出。3月には宮西町長が同社釧路支社を訪れ、直接要請した。

 町によると、JR側も同駅の改修の必要性を認めているが、現在のホーム幅が基準内ということもあって実現は容易ではないという。町による改修は、法律で禁止されている地方自治体の寄付行為に該当し、実行は困難。「どんな整備手法が可能か、JR側と協議したい」(企画財政課)としている。(平野明)
2010年6月18日の記事
芽室・島崎農場で「ルバーブ」収穫がピーク
収穫がピークを迎えたルバーブと島崎さん
 【芽室】町新生の島崎農場(島崎敏文さん経営)で、チベット原産の野菜「ルバーブ」の収穫がピークを迎えている。米国などでヘルシー野菜として人気があり、生食のほか、ジャムなどに加工され、スイーツの具材などとして重宝されている。収穫は今月下旬まで続く。

 ルバーブはタデ科の植物。可食部の茎は繊維が豊富でみずみずしく、酸味を持ち、成分はアンズに似ている。加工しやすく、砂糖とともに煮込むと簡単に溶け、ジャムができる。

 米国では開拓期から食卓で親しまれており、1990年に同国オレゴン州の農場で研修した島崎さん(38)が帰国の際、茎の赤い「クリムソンレッド」と呼ばれる品種の株を持ち帰った。

 10株ほどで栽培を始め、現在は約20アールまで作付けを拡大。収穫量は1トン程度に上り、町内の愛菜屋ほか、帯広、池田などの菓子店、パン工房などにも出荷している。

 今季は春先の天候不順で生育は今一つだったが、今月の好天で遅れを挽回(ばんかい)。島崎さんは「ヨーグルトやチーズケーキとの相性も良い。多くの人に味わってほしい」と話している。問い合わせは愛菜屋(0155・62・5315)へ。(平野明)
2010年6月18日の記事
芽室のパン工房「リスどん」が好調な滑り出し
リスどんの調理場でパンの製造に追われる就労者
 【芽室】障害のある人たちが働くパン工房「アットホーム・パン工房 リスどん」(町東4南4、社会福祉法人柏の里めむろ運営)は、4月12日のオープンから2カ月余りが過ぎた。パンの売れ行きは目標を上回り、好調な滑り出し。就労者は「パンを作り、売る」という仕事にやりがいを感じ、忙しい毎日を送っている。

 パンの売れ行きは4月が目標額の1・3倍に上り、5月も目標額を達成。1日の来店者数は現在60人ほどだが、4月中は100人を超え、パンが完売した日もあった。町内のほか、帯広や音更からも集客し、「週3日来る人や、本食をまとめ買いする人などリピーター客も目立ってきた」という。

 店外での出張販売も広がり、15日からは帯広高等技術専門学院で週1回の販売がスタート。芽室幼稚園も月1回、定期購入を始め、出張販売を要望する職場もある。

 こうした人気の理由について、柏の里めむろは「パンのおいしさ」を挙げる。製造と技術指導は、昨年4月に「職業指導員」として採用した吉村敏弘さん(元あさひやパン店工場長)が担当、“プロの味”の提供が奏功した。

 「パンを作る施設は結構あるが、他の施設と違うのはパン作りの専門家がいること」と同法人の古川誠施設長。16日が3回目の来店となった音更町の主婦(39)も「パンの生地がしっとりとしておいしい。障害者が作るだけでは購入は長続きしない」と話した。

 同工房では毎日約50種、約400個のパンを作る。就労者は担当作業を変え、幅広い仕事をこなす。就労者を励ましているのは、パンを買いに来る人たちの姿だという。生活指導員の丹羽佐智子さんは「最近は、こちらから指示を出してもめげることがなくなった。自分でやろうという心構えができてきた」と就労者の成長ぶりを話す。

 就労者の松井さんは「仕事に達成感を感じる。将来は別なパン工房でも働いてみたい」と意欲を見せている。(平野明)
2010年6月17日の記事
勝毎サロンで久二窯30年間の代表作を展示
多種多様な日用雑器が並ぶ会場と成志さん
 芽室町の岩間成志さん、久仁子さん夫妻が主宰する久二窯の作陶展が22日まで、藤丸7階勝毎サロンで開かれている。日用雑器を中心に展示・販売している。

 久二窯は毎年2回、藤丸で展示会を開いている。開窯31年目を迎える今回は、過去30年間の代表作を展示した。成志さんは「時期ごとに少しずつ異なる作風を見てもらいたい」と話す。

 販売している皿やカップなどは2000~3000円台が中心。信楽の土をベースに、それぞれの作品に合わせて土を調合することで、さまざまな質感や表情を表現している。また、最近新たに挑戦しているという「飛びカンナ」の技法を用いた茶わんなども出品。整然と並んだカンナの削り文様が、素朴さの中にも洗練された印象を醸し出している。

 開場は午前10時~午後6時半(最終日は同4時)。(丹羽恭太)
2010年6月17日の記事
芽室で西十勝消防職員が技術訓練
人に見立てた人形を現場から運び出す隊員
 【芽室】移転改築で近く解体される旧中央保育所(町西4ノ1)を使った「消防職員技術訓練会」が15日、行われた。煙が立ちこめる中、エンジンカッターで壁を切断し、人命救助に当たる本番さながらの訓練が繰り広げられた。

 訓練会は、西十勝消防組合(組合長・高薄渡清水町長)が消防技術の向上を目的に開いている。清水、新得、芽室の3消防署の持ち回りで、毎回、想定を変えて実施している。今回は、「住宅から煙が噴出、逃げ遅れた数名が内部に取り残されている」との想定で行われた。

 訓練は、芽室、清水、新得の各消防署の順で行われ、各署5人の隊員が建物の内部へ入り、部屋の壁をぶち抜き、人に見立てた人形を担架で救出した。エンジンカッターとハンマーによる壁を壊す作業では、作業に手こずる場面も。発煙筒の煙が充満する中、空気呼吸器を背負った隊員は、迅速な行動を展開した。

 同組合の赤堀正己消防長は「札幌のグループホーム火災など最近、大規模火災が発生している。地域の防災力強化が求められる」と訓練の意義を強調していた。(平野明)
2010年6月16日の記事
芽室「チャレンジデー」勝利でスポーツ団体交流が活発化
 【芽室】5月26日に全国一斉に行われたスポーツイベント「チャレンジデー2010」への参加をきっかけに、町内のスポーツ団体が交流を活発化させている。町内では駅伝など全町的な大会がなくなり、団体間のつながりが弱くなっていただけに、各団体は交流に努める意向。町民参加型スポーツイベントの良さを指摘する声も出ている。

 チャレンジデーは昨年、町体育会(岩田辰美会長、22団体)と町教委が中心となって実行委員会をつくった。今年は町スポーツ少年団本部(田村秀直本部長、20団体)、町体育指導委員会(貫田正博委員長)も加わり、4団体26人で実行委を構成した。

 4団体結集のきっかけとなったのは、3月中旬に岩田会長の呼び掛けで開かれた懇親会。その場で、4団体で実行委を結成することで合意。チャレンジデー当日は、雨の中を昨年を119人上回る8372人が参加。参加率で対戦相手の鹿児島県阿久根市を上回り、勝利を収めた。

 貫田委員長は「実行委メンバーが手分けし、町民各層に参加を呼び掛けたのが良かった」と、実行委の結束力を勝因の1つに挙げる。

 この盛り上がりを受け、各団体は交流継続の意向を示している。岩田会長は「各団体の協力関係ができれば、事業も一緒にやれる。何かやってみたい気持ちはある」と話す。

 町内ではゲートボールは盛んだが、かつて行われた駅伝やスカイパークマラソンなど全町的なスポーツイベントは皆無となり、大会も競技ごとに分散している。誰でも参加できる「チャレンジデー」は地域が連帯することの大切さや喜びを再認識させ、スポーツイベントの在り方を問い掛けたようだ。

 町教委は「町民参加型イベントは普段、運動やスポーツに関心のない人を巻き込むことができ、地域のコミュニケーション形成にも役立つ。現状のイベントを見直すだけでも、参加のすそ野を広げられる」としている。(平野明)