十勝毎日新聞に掲載された中札内村の話題やお知らせなどを、
地域のみなさまや、十勝を離れて暮らす方々にふるさと情報
としてお伝えします。
第387回 [ 2010/03/02 ] 毎週火曜日更新
十勝めーる >>> 中札内めーる
中 札 内 村
村長 田村 光義
面 積 292.69平方キロメートル
(総務省統計局より)
花木鳥 スズラン・カシワ・ヒバリ
関 連 リ ン ク
中札内村役場ホームページ
花畑牧場
札内川ダム
2010年2月27日の記事
春待つ甘い種 ビート苗づくり
 雪解けが進み、春の訪れを実感する時期となり、中札内村では早くもビートの苗作りが始まった。同村共栄東の農家鎌田広昭さん(57)方では昨年より1日早く27日午前8時から、ビニールハウス内でビート育苗用のペーパーポット(紙筒)に土と種を詰める作業を開始。葉が5枚程度になるまでハウス内で育て、4月20日ごろ畑に移植する。

 鎌田さん方では全35ヘクタールの耕作地のうち今年は9.7ヘクタールに作付けの予定。用意する苗は84万本で、家族と手伝いを合わせて10人近くで、ペーパーポットに手際よく肥料を配合した土と種を入れた。作業は1日半で終わる予定。

 長男の和志さん(34)は「移植後の霜や風、雪に耐えられる根本がしっかりした苗に育てたい」と話していた。

 2010年産ビートの作付指標面積は、全道が昨年と同じ6万8000ヘクタール、十勝は昨年より158ヘクタール少ない2万9509ヘクタールで全道の43.3%を占める。(関坂典生)
2010年2月25日の記事
農地・水・環境 村連絡協が発足 代表に高橋氏選出
 共同・営農活動における課題解決へ情報交換しようと23日、「村農地・水・環境保全向上対策連絡協議会」が発足した。設立総会が村農村環境改善センターで開かれ、年1回の情報交換会開催などを決めたほか、初代代表に高橋和雄氏(栄区)を選出した。任期は2年。

 農水省の同対策が2007年に始まったのを受け、村内では08年から栄区で農村環境保全の活動が始まり、今年度は協和、常磐、南常盤、中島を合わせた5地区・9行政区が取り組んでいる。新年度からは元大正、新生、興和の各地区も開始する。

 ただ、各地区の取り組みにばらつきがあり、円滑で質の高い活動のためには情報交換が必要との声が出ていた。

 設立総会には各地区の代表、農業関係者ら18人が集まり、情報交換会ほか、必要に応じて研修会を開くことなどを決めた。活動費はなく、手弁当での取り組みとなる。高橋代表は「各地区がばらばらに活動していた。意見交換で共通認識を持てるようにしたい」と話している。(菊池宗矩)
2010年2月25日の記事
懸命の滑り 石澤選手に「お疲れ」 中札内観戦会
 スピードスケート女子5000メートルに出場した村出身の石澤志穂選手を応援しようと、2回目のテレビ観戦会が25日午前6時から文化創造センターで開かれた。「頑張れ」の声援がわき起こり、力走を後押しした。

 観戦会は「応援する会」(西田勝一会長)が、15日の3000メートルに次いで開催。

 石澤選手は後半も必死で足を動かし粘りを見せた。応援する会のメンバーや石澤選手の同級生ら約150人は小旗やバルーンスティックを手に大きな声援を送った。

 そろいのTシャツを着込んで応援した同級生の鎌田修さん(23)は「力を振り絞って滑っているのが伝わった。昔から一緒にいる仲間が五輪に出ているのは不思議な感覚」と話し、3000メートルを現地で見届け帰村した石澤選手の父・健二さん(56)と母・由美子さん(55)も来場。健二さんは「娘から『放心状態。村民によろしく伝えてほしい』と電話があった。お疲れさま、ありがとうと言いたい」とねぎらった。(菊池宗矩)
2010年2月23日の記事
花畑牧場が生産体制刷新 4月から アイスクリーム増産
 花畑牧場(本社中札内、田中義剛社長)は4月から、生産体制を刷新する。十勝工場(音更)ではアイスクリームを増産。本社敷地内に建設中の2つの新工場では生キャラメルとカチョカヴァロ(第2工場)、ドライ菓子(第3工場)をそれぞれ作る。

新工場  生キャラメルやドライ菓子

 十勝工場では現在生キャラメル、アイスクリーム、チーズなどを製造。このうちアイスクリームの製造ラインを増設し、十勝生産の生乳をメーンに使ったバニラの「生キャラメルアイスクリーム プレミアム」を1日6万個から10万個に増産、全国に販路を拡大する。3月中旬から内部の改修に入る。

 第2工場は鉄骨平屋約600平方メートル。ガス台5基、鍋10台、1.5トンのチーズバットなどを備え、生キャラメルを1日2万〜3万個、カチョカヴァロを5000個生産。第3工場は鉄骨平屋約1800平方メートルで、24時間稼働させ、ドライ菓子を1日6万個製造する。

 第2、第3工場で10億円を投資。周辺町村を中心に100〜200人を雇用する。このほか、中札内の同牧場には、メロンパンを1日1万2000個実演販売する販売店、200人が生キャラメル作りを体験できる工房、ホエー豚やジンギスカンのレストランなどが4月にオープンする予定。(菊池宗矩)

売上高210億円確保へ 田中社長 レストランなど業務拡大

 花畑牧場(本社中札内)の田中義剛社長は22日、音更町内の十勝工場(第1工場)で十勝毎日新聞社のインタビューに応じた。2010年度(09年4月〜10年3月)で売上高約210億円を確保する見通しであることや、業務拡大など生キャラメルだけにとどまらない同社の戦略などについて語った。(菊池宗矩)

 −現在の経営状況は。
 09年度は売上高が143億円あり、10年度は約210億円になる。11年度にはこれ以上をたたき出す。第1工場でバニラアイス、第2工場で生キャラメルとカチョカヴァロ、第3工場でドライのお菓子を作る。夕張にはホエー豚のレストランを開設し、団体客に対応する。

 −今後の事業展開は
 生キャラメルはブームが3年続き、落ち着いた。ヒット商品は過去のものになる。生キャラメルの売り上げは現在、全体の30%くらい。常に新しいものを提供するくらいのパワフルさがなければいけない。生キャラメルのイメージングには成功した。これを生かした関連商品に力を入れていく。

 −十勝の企業に一言。
 花畑牧場は15年前に始めたベンチャー企業。駄目で元々で、流行に対するスピード感がある。十勝には一流の原材料があるが、加工品にして情報発信するということを十勝全体でやらなければ。

 −いわゆる「派遣切り」問題で批判の声もあるが。
 製造は季節によって変動するため、2、3月は雇用を抑える。4月には大きく人を増やす。新しいアイデアがあればスクラップ、ビルドの繰り返し。花畑牧場では1000人近くの派遣労働者を雇用しており、雇用を継続しない場合でも40日前には告知する。コンプライアンスを重視している。
2010年2月22日の記事
犬と一体 迫力満点 道内外から30チーム 第1回スレッドドッグレース 
 村内外の犬ぞり愛好者らでつくる「DAKOTA PARK」主催の「第1回スレッドドッグレース!!」が20、21の両日、札内川河川敷総合運動公園特設会場で開かれた。2日間で30チーム・約200頭が参加。犬とマッシャー(乗り手)が一体となって繰り広げる迫力のレースで観客を引き込んだ。

 中札内では昨年まで不定期に犬ぞりレースが行われていたが、より競技性を高めた大会として初開催。毎年、定期的に続けていく。

 ドッグライフファクトリー(帯広)や萩原建設工業(同)など多くの企業が協力。競技は1頭でそりを引く1Dog(300メートル)から無制限(12.6キロ)まであり、長野や岩手、宮城など道内外からマッシャーが集まった。

 帯広市の近藤百合子さん(40)と増田真由美さん(41)は関係者に誘われ、犬ぞりレースを初観戦。小雪を舞い上げ、懸命に走る姿に「思った以上にスピード感があって楽しめた」と話していた。

 主催者側のメンバーの1人で自らもレースに挑んだ北嶋和美さん(中札内)は「競技の場を提供するのが目的の1つで、参加者に喜んでもらえた。犬ぞり仲間に伝われば来年の参加はもっと増える」と大会の継続に意欲を見せていた。(菊池宗矩)