十勝毎日新聞に掲載された帯広市の話題やお知らせなどを、
地域のみなさまや、十勝を離れて暮らす方々にふるさと情報
としてお伝えします。
第196回 [ 2006/06/05 ] 毎週月曜日更新
十勝めーる >>> 帯広めーる
帯 広 市
市長 砂川 敏文
十勝年鑑2006より
(2005年11月28日発行)
人 口 171,807人
(男82,690人 女89,117人)
面 積 618.94平方キロメートル
花木鳥 クロユリ・シラカバ・ヒバリ
□主な動き
 砂川敏文市政2期目の主要公約の仮称・保健福祉センターは、旧北海道森林管理局帯広事務所庁舎(東8条南13)を買収・転用して実現することになり、6月に同事務所を3億1,000万円で購入した。10月から改修工事に着手し、来年春にオープンする。これに合わせて市の保健・福祉機能を再編、総合福祉センター(公園東)は高齢者の活動拠点や社会福祉協議会の事務スペースとなり、福祉会館(西4南9)は廃止することにした。

 屋内スピードスケート場整備計画は基本計画をとりまとめ、17年度は基本設計に着手した。帯広の森スピードスケート場改修の延長で整備、屋根構造は建設コストなどが割安な平行トラスを採用した。国内では長野のエムウエーブに次ぐ屋内施設となり、21年度の完成を目指す。総事業費60億円のうち、市は国に半額補助、道に4分の1程度の支援を求めている。1月には経済界などで建設促進期成会が発足、同期成会を中心に約1億円が目標の募金活動を行うことにしている。

 第2次行財政改革は、各種事務事業の見直しが本格化。今年度から高齢者無料バス券に所得制限を導入、地区敬老会を廃止するなど福祉部門の縮小が論議を呼んだ。中国・朝陽市との国際友好都市提携が5周年の節目を迎え、7月に砂川敏文市長、鈴木孝昌議長を中心とする記念訪問団が同市を訪れた。WRC(世界ラリー選手権)ラリージャパンが昨年に続き今年も、9月30日から10月2日にかけて、帯広を主会場に開催された。全国各地から大勢のモーターファンが集まり、全国に「帯広・十勝」の名を情報発信した。
関 連 リ ン ク
帯広市役所ホームページ
帯広商工会議所ホームページ
おびひろ動物園
帯広市児童会館
帯広市民文化ホール
2006年5月31日の記事
ジャガイモの「ペプチド」健康有用性を立証 畜産大の福島助教授ら
 でんぷんかすに含まれるジャガイモのたんぱくの分解物「ペプチド」に、善玉コレステロールを増やす効果があることが帯広畜産大の福島道広助教授(46)らの研究で分かった。ジャガイモたんぱく自体も、良質な植物性たんぱくとして知られる大豆たんぱくと同程度に良質なことが分かり、福島助教授は「ジャガイモの付加価値を高め、十勝の一次産業の活性化やペプチドの製品化による廃棄物軽減につながれば」と話している。(高田敦史)

 十勝のジャガイモの年間収穫量は91万1000トン(2004年)で、約4割、37万トンがでんぷん原料となっている。このうち約1割は廃棄物として処理。でんぷんかすにはたんぱくが5、6%含まれ、年間2000トン近くのジャガイモたんぱくが廃棄されている。

 研究は文科省「都市エリア産学官連携促進事業」の一環。農産廃棄物の軽減化、機能性食品素材の開発などを目的に同大、道立十勝圏地域食品加工技術センターなど産学官6機関からなるグループで取り組んだ。

 実験には、でんぷん工場の廃液から精製したペプチドを使用。大豆とジャガイモのペプチド、カゼイン(乳性たんぱく)をそれぞれ20%含む餌を4週間、ラットに与えた。

 その結果、大豆、ジャガイモともに総コレステロール量はカゼインより10%前後低下。善玉コレステロール値は大豆で下がったのに対し、ジャガイモでは上昇した。悪玉コレステロール値は両者で下がったが、ジャガイモの方が大豆より数値を下げた。また、血液中の中性脂肪値も大豆の約半分に下げることが認められ、腸内環境改善効果を示唆する結果も得られた。

 たんぱくの比較は愛媛大が実施。アミノ酸組成のバランスの良さから「畑の肉」と称される大豆と、必須アミノ酸(18種類)含量が16種類で同程度の値を示し、良質な植物たんぱくであることも分かった。

 生活習慣病の予防には悪玉コレステロールを減らすより、善玉−を増やす方が効果的と言われ、福島助教授は「機能性食品として飲料や調味料などでの製品化も検討したい」と話している。

 <ペプチド>複数のアミノ酸が結合したもの。複数のペプチドで構成されるたんぱく質は、アミノ酸かペプチドの形で吸収される。吸収効率はアミノ酸より高いと言われ、ペプチドを付加した機能性食品も多数でている。
2006年5月30日の記事
十勝機動警察隊が団体優勝 警察けん銃射撃競技大会
 十勝機動警察隊(遊佐義彦隊長)の平野誠司巡査部長(40)と小川雅司巡査部長(41)、加藤和正巡査部長(46)の3人がこのほど、道警釧路方面本部の「警察けん銃射撃競技大会」に出場、団体で同警察隊として8年ぶりの優勝に輝いた。同時に、平野巡査部長は個人でも優勝し、二重の快挙を成し遂げた。(山下聡実)

 同大会には釧路方面本部管内の各警察署、機動警察隊などから団体10チーム、個人45人が参加した。団体は3人1組の編成で、5つの的に1発ずつ撃ち込み点数を競う「高撃ち」など、4種目のけん銃技術の合計点で争われた。

 同警察隊は昨年の大会で準優勝を果たしているが、今回は昨年に引き続き参加した小川巡査部長に新メンバーの平野巡査部長、加藤巡査部長を加え、万全の態勢で大会に臨んだ。

 個人でも優勝した平野巡査部長は、これまでに全国大会出場の経験もあるなど高い技術を持っている。

 今回のダブル優勝について「個人より団体という気持ちだった。団体で昨年の準優勝から優勝へ導けたことが一番うれしい」と喜ぶ。

 同隊の佐藤國夫副隊長も「今後開催される柔道や剣道大会の出場選手にも励みになったはず」と話している。
2006年5月28日の記事
「八千代牧場」ハム・ソーセージ 道産食品認証
 帯広市の第三セクター「帯広市農業振興公社」(有塚利宣社長)は、自社製ハム・ソーセージ「八千代牧場」のブランド強化を進めている。道の「道産食品登録制度」の認証を受けたほか、改正商標法(地域名と商品名を組み合わせて登録できる制度)で商標登録を出願中。観光客を集める八千代牧場自体の知名度向上にもつなげる考えだ。

 同公社は市とJA帯広かわにし、JA帯広大正で構成。1985年から八千代牧場にある市畜産物加工センターで、道産素材にこだわったハム・ソーセージ、23種類を製造している。百貨店での販売やインターネット通販が好調で、昨年度は過去5年では最高の7061万円を売り上げた。

 「『八千代牧場』の名を独占的に使用し、差別化を図りたい」(志田修二専務)と、アイスクリームの商品名「ポロシリ」とともに3月末に商標登録を出願。登録されれば10年間有効で、便乗使用に対する法的措置を強化できる。

 道産材料の使用、道内生産を示す道の登録制度の認証は11日に取得。道食品政策課によると市内では初めて、管内では2例目。

 広大な丘陵地の草原に乳牛を放牧する八千代牧場は観光客の人気が高く、ブランド力向上で牧場の魅力も高める相乗効果を期待する。

 同公社には全国大手の小売りチェーンからも打診があり、増産も検討中。有塚社長は「消費者が八千代ブランドに求める『こだわり品』のニーズに応え、食の安全安心を徹底する農業王国・十勝をアピールしたい」と話している。(栗田直樹)
2006年5月28日の記事
牛乳消費拡大にひと役 帯柏葉高新聞局
 消費低迷による生産調整で道内の生乳が廃棄された問題で、帯広柏葉高校新聞局(笠松大輔局長、局員23人)は、少しでも牛乳の消費拡大につなげようと、「牛乳を飲もう(仮称)」をテーマに取材に取り組んでいる。意識調査や飲み比べなど多角的に取材し、7月発行の学校新聞に掲載する予定だ。(佐藤いづみ)

 同新聞局では3月、生乳が廃棄されたことを報道で知り、「生産量全道一を誇る十勝にとっては大きな問題。何とか消費拡大につなげる活動をしたい」と、学校新聞の特集の目玉に掲げた。

 生乳が廃棄されるに至った背景や現状、牛乳の消費低迷の理由などを関係者から聞いた上で、牛乳の効用やメーカーごとの個性などを4ページにまとめる。今月から本格的に取材を開始。すでに生産者の半田ファーム(大樹)を訪れたほか、生徒を対象にアンケートも実施、牛乳に対するイメージや飲む頻度などを聞いた。

 さらに、局員がスーパーなどを回って集めた15種類の牛乳を飲み比べ、味を批評するユニークな試みも実施。責任者の松浦菜央子さん(3年)は「どの牛乳も違う味がした。牛乳にも個性があり、文化があることを分かりやすく伝えたい」と意欲をみせる。

 今後、乳業メーカーやホクレン、帯広畜産大学などを取材、それぞれが実施する消費拡大キャンペーンについても取り上げる予定。顧問の田口耕平教諭は「コーヒーに入れるミルクを牛乳にするだけで本物の味になるし、消費拡大にもつながる。牛乳に付加価値をつける提案もしたい」と話している。
2006年5月28日の記事
市教委の「生涯学習コーディネーター」養成 1期生が事業運営経験
 帯広市教委が昨年度から独自に定めた認定資格「生涯学習コーディネーター」の養成期間(2年)のうち1年がたち、第1期生の6人が市の生涯学習事業の運営に携わるなど経験を積んでいる。

 同コーディネーターは、各種の生涯学習活動にボランティアとしてかかわる。その要件となる文科省認定資格「生涯学習インストラクター2級」は既に、第1期生の全員が取得した。

 養成期間中の6人は学習を続ける一方で、関係する講座の受け付けなども担当。矢野進さん(71)は「受講者が増えるとやりがいを感じる」、市内に2人しかいない同1級の取得を目指す千葉よう子さん(58)も「経験を積むことで視野が広くなった」と話している。

 市教委は今年度も5人程度を募集。同2級の取得にかかわる経費(6万500円)のうち4万円を助成する。帯広市民が対象で、申し込みは31日まで。問い合わせは同課(0155・22・7915)へ。(本内のぞみ)
2006年5月27日の記事
「森の少年隊」発足30周年
 子供たちが仲間と共に自然の大切さを楽しく学ぶ帯広市の「森の少年隊」(高橋猛文指導委員長)が今年、発足して30周年の節目を迎えた。植樹やキャンプなどで自然と触れ合い、生命の尊さを知って巣立った少年少女は約800人。記念事業などは特に予定されていないが、28日午前9時半からは帯広市内の十勝川岸で、サクラの植樹を行う。(北雅貴)

 同少年隊は「帯広の森」造成事業に伴い、森を活用する試みの一環として1977年に発足。民間のボランティアで運営しており、隊員は帯広市内の小学5・6年生で構成されている。

 帯広の森でカシワなどの植樹のほか、札内川と十勝川沿いのサクラ並木の造成や河川清掃、宿泊やキャンプ活動など、年間20前後の事業を展開している。これまでに建設大臣表彰2回(86年、96年)、道開発局長表彰(90年)、国土緑化推進機構の緑の奨励賞(2001年)などを受けている。

 創設時から事務局長を務める中札内村の畠山茂さん(55)は「最初の10年はスタッフや指導員たちが、ボランティアをしてあげているという意識で、子供たちを見ていなかったかもしれない。入隊しても途中で辞めたり参加率も低かった」と振り返る。こうした時期を経て、子供を中心とした楽しい事業を企画し、集団生活の中で仲間づくりに重点を置いた内容に組み直した。

 現在の隊員は37人、参加率は常時80−90%を超えている。

 01年の25周年の際は活動を紹介するホームページも開設。30年の歴史の中では、神経性の頭痛を抱えていた子供が仲間と触れ合い、森の中で活動するうちに、次第にたくましくなり、中学校ではブラスバンド部で活躍したケースなどもあったという。

 隊員の帯広大正小6年、深田緑さん(11)は「草花の名前を覚えることができたし、自分でも種を買ってきて育てている。(少年隊の活動は)仲間が増えて楽しい」と話す。畠山さんは「森の少年隊は、子供たちが自然や仲間と触れ合う機会が減った現在、より存在価値が高まってきたように思う。今後も楽しい事業を提供していきたい」としている。
2006年5月26日の記事
帯広駅北多目的広場 「自由市場」が開幕
 暮らしや風景の中に花のある「花の国・十勝」づくりを目指す「とかち花の自由市場2006」(十勝・花の国づくり推進委員会、帯広商工会議所、十勝毎日新聞社主催)が26日午前10時から、JR帯広駅北多目的広場(西2南11)で始まった。初日は9店が出店。色とりどりの花などが会場を埋め尽くし、熱心なガーデニングファンが大勢訪れていた。

 この催しは今回で4回目。花き業者や個人、農業高校の生徒らが花などを販売するほか、花の専門家を招いた講演会(28日午後1時)や寄せ植え講座(27日午前10時、午後1時)、花の朝市タイムセール(27、28日午前9時)などさまざまなイベントを予定する。

 会場にはハーブとしても人気の高いナスタチウム(100円)や色鮮やかなペチュニア(80円)などの苗や、ツツジの苗(980円から)、ウドやフキ(各100円)が並んだ。ブルーサルビアなど数種類の苗を購入した帯広市内の主婦(79)は「ガーデニングはずっと好きだったが、会場には初めて来た。たくさん買えたので、今日にでも植えたい」と話していた。

 28日まで開催。午前10時−午後4時(28日は午後3時まで)。入場無料。問い合わせは事務局(0155・22・7555)へ。(山下聡実)