十勝毎日新聞に掲載された帯広市の話題やお知らせなどを、
地域のみなさまや、十勝を離れて暮らす方々にふるさと情報
としてお伝えします。
第201回 [ 2006/07/10 ] 毎週月曜日更新
十勝めーる >>> 帯広めーる
帯 広 市
市長 砂川 敏文
十勝年鑑2006より
(2005年11月28日発行)
人 口 171,807人
(男82,690人 女89,117人)
面 積 618.94平方キロメートル
花木鳥 クロユリ・シラカバ・ヒバリ
□主な動き
 砂川敏文市政2期目の主要公約の仮称・保健福祉センターは、旧北海道森林管理局帯広事務所庁舎(東8条南13)を買収・転用して実現することになり、6月に同事務所を3億1,000万円で購入した。10月から改修工事に着手し、来年春にオープンする。これに合わせて市の保健・福祉機能を再編、総合福祉センター(公園東)は高齢者の活動拠点や社会福祉協議会の事務スペースとなり、福祉会館(西4南9)は廃止することにした。

 屋内スピードスケート場整備計画は基本計画をとりまとめ、17年度は基本設計に着手した。帯広の森スピードスケート場改修の延長で整備、屋根構造は建設コストなどが割安な平行トラスを採用した。国内では長野のエムウエーブに次ぐ屋内施設となり、21年度の完成を目指す。総事業費60億円のうち、市は国に半額補助、道に4分の1程度の支援を求めている。1月には経済界などで建設促進期成会が発足、同期成会を中心に約1億円が目標の募金活動を行うことにしている。

 第2次行財政改革は、各種事務事業の見直しが本格化。今年度から高齢者無料バス券に所得制限を導入、地区敬老会を廃止するなど福祉部門の縮小が論議を呼んだ。中国・朝陽市との国際友好都市提携が5周年の節目を迎え、7月に砂川敏文市長、鈴木孝昌議長を中心とする記念訪問団が同市を訪れた。WRC(世界ラリー選手権)ラリージャパンが昨年に続き今年も、9月30日から10月2日にかけて、帯広を主会場に開催された。全国各地から大勢のモーターファンが集まり、全国に「帯広・十勝」の名を情報発信した。
関 連 リ ン ク
帯広市役所ホームページ
帯広商工会議所ホームページ
おびひろ動物園
帯広市児童会館
帯広市民文化ホール
2006年7月6日の記事
高校学校祭スタート 帯大谷高
 管内高校の学校祭のトップを切って6日、帯広大谷高校(斉藤政孝校長、生徒829人)の「第83回大谷祭」が開催された。毎年恒例の仮装ダンスで幕開けし、生徒たちは入念に準備した衣装を着て踊り、思い出を胸に刻んでいた。

 高校の学校祭は7日から帯広柏葉と帯広緑陽、8日からは帯広三条と帯広農業で始まり、15日前後がピークとなる。

 帯広大谷は6、7の両日開催。初日は仮装ダンスに全22クラスが決勝進出を目指して臨んだ。

 初めての学校祭で女装に挑戦した1年生の浅野圭哉君(15)は「自分たちが考えた振り付けで、大胆に楽しく踊ることができた」と興奮気味だった。

 校内では写真やイラストなど文化系部活動の展示のほか、7日には縁日や模擬店も開かれる。(本内のぞみ)
2006年7月5日の記事
“十勝ラーメン”試食 国際農機展で販売計画
 帯広商工会議所工業部会(秋元紀幸部会長)が企画した、小麦や具に100%十勝産食材を使ったカップめんの試食会が5日正午から、帯商で開かれた。「第31回国際農業機械展in帯広」で一般向けに販売する。

 同部会が地産地消促進事業の一環として、十勝新津製麺(池田町、新津正夫社長)に製造を委託していた。

 十勝産小麦のブレンド割合や、具を変えた3種類が用意され、同部会メンバーら20人がめんを食べ比べ、味を確かめた。秋元部会長は「十勝産小麦の特性を生かしたラーメンができた。今後、味のバリエーションも増やしたい」と話していた。

 13日に北愛国交流広場で開幕する「第31回国際農業機械展in帯広」が初めての一般向け販売となる。価格は持ち帰り用が350円(税込み)、食事用が300円。問い合わせは帯商(0155・25・7121)へ。(井上朋一)
2006年7月5日の記事
高校生ものづくりコンテスト 松木君(帯工高)道大会で優勝
 第6回高校生ものづくりコンテスト道大会(道工業高校長会など主催)の電子回路組み立て部門がこのほど、室蘭市内で開かれ、帯広工業高校電気科3年の松木将太君(17)が優勝して全国大会進出を決め、福田真樹君(17)が3位に当たる優良賞に輝いた。松木君は昨年、準優勝で全国に進めなかっただけに今回の喜びは大きく、「全国でも1位を狙いたい」と意欲を燃やしている。(本内のぞみ)

 同大会は自動車整備や電気工事など7部門があり、電子回路組み立て部門には7校から13人がエントリーし、2日間にわたって回路の基盤の設計やプログラム構成などの技術を競い合った。

 2人は5月ごろから道大会に向けた練習を本格化させた。2人が所属する工業技術部顧問の飯塚浩二教諭は「毎日やったことを記録し、日々積み重ねた成果が出た」と今回の快挙をたたえる。

 松木君は「緊張したが、普段から得意なはんだ付けによる組み立てがうまくいった」と振り返る。11月の埼玉県での全国大会に加え、8月に神奈川県で開かれる20歳以下を対象とした「若年者ものづくり競技大会」への出場についても推薦を受けている。「学校にとって3年ぶり3度目となる全国大会優勝を目指したい」と張り切っている。

 福田君も「初めての出場で緊張したが、先生の指導のおかげで賞を取ることができた」と喜んでいる。 
2006年7月4日の記事
「薫製豆腐」を開発 中田食品
 豆腐製造業の中田食品(帯広市西24北2、貴戸武司社長)は4日までに、薫製で特殊加工し、長期保存できる豆腐を開発した。帯広産業クラスター研究会(渡辺純夫会長)の異業種交流事業成果で、十勝産の大豆と水、桜チップを使ったこだわりの土産用商品として販売する。(池谷智仁)

 同日午前9時半から帯広畜産大学地域共同研究センター(関川三男センター長)で、貴戸社長、渡辺会長、関川センター長が発表した。商品名は「とうふくん」。賞味期限は60日間。200グラムで、値段は840円。

 十勝産トヨマサリを使用。脱水に通常の約2倍の時間をかけ、しょうゆの調味液に一晩漬ける。桜チップで6時間薫製処理することで、普通の豆腐の10倍以上の保存期間を可能にした。

 商品は薄茶色の円形で、外見はカマンベールチーズにも似ている。適度な堅さを保ち、豆腐の風味が生きている。

 同研究会は2004年度から、企業や同センターら7団体でプロジェクトを立ち上げ、土産用の豆腐づくりを進めてきた。2週間前からとかち帯広空港など3カ所で試験販売し、好評を得たことから商品化に踏み切った。5日からはコープ十勝ベルデ、かしわ店でも販売する。

 貴戸社長は「世界でも有数な十勝の大豆を使っているのが最大の特徴。2−3カ月かけて品質や量産体制などを積め、本格的に販売したい」とし、渡辺会長は「市場に受け入れられることを期待している」と述べた。

 中田食品は1965年に設立。2005年度年商は5000万円。従業員6人。
2006年7月3日の記事
帯広空襲の「証言」次世代に
帯広空襲の被害を伝えるパネルを持つ吉澤さん(左)と鈴木さん
 帯広空襲を語る会(6人による世話人制)はこのほど、被災者の証言や管内在住者による戦争体験談をまとめた「証言・帯広空襲 第四集」の発刊に向けて、改めて同空襲での被災戸数の調査を行った結果、帯広市史の記録にある59戸をはるかに上回る、少なくとも122戸に上ることが分かった。同会世話人事務局で被災者の一人、吉澤澄子さん(73)は「歴史の事実として市史に反映してほしい」と話している。(酒井花)

 帯広空襲は終戦間近の1945年7月15日、市内大通南1−西1南1にかけて米軍の爆弾や機銃掃射の攻撃を受け、幼児を含む5人が死亡した。市史によると被災家屋は59戸とされ、大通北1の市総合体育館前庭にある記念碑にもそう記されている。しかし、82年から同空襲の体験談を語り継いでいる同会や、市内在住の郷土史研究家らから「被害はもっと広範囲にわたる」との指摘を受けてきた。

 同会は今年、幅広く被災者や戦争体験者から体験談を募り、寄せられた原稿などをもとに、4、5月に吉澤さんらメンバー数人が、被災のあったとされる範囲で聞き取り調査を実施。そのうち24カ所で、床や屋根が落ちた、壁にガラス破片が突き刺さった、機銃掃射の弾痕が残ったなどの証言を得た。確認個所には官舎やアパートなども含まれているため、戸数としては少なくとも122戸に上ることが分かった。

 西2北2−西3北2の地区では、3人から新たに証言を聞くことができ、9戸の被害が明らかになった。証言では「馬小屋はつぶれ、住宅も土台しか残らなかった」という。西1南1−西1南2では、税務署と税務署官舎5戸、アパート10戸の被災を確認。「木製の書棚に弾痕が残った」という証言も得た。西2南5の宮本商産の社屋にも爆弾の破片が突き刺さったなど、被災範囲は広範囲にわたることが分かった。

 調査にあたった吉澤さんと世話人の鈴木幸吉さん(73)は「戦後61年という時間の壁があり、証言を得るのはこれが限界だったが、被害はさらに広範囲に及ぶと思う。『二度と戦争は嫌だ』という証言者の言葉を掘り起こし、新しい世代に伝えていきたい」と語っている。

 同会は15日午前11時から、記念碑前で記念式、正午から大通南1「きみの家ふれあいルーム」で語る会を開く。第四集も同時に配布する。参加希望者は事務局の吉澤さん(0155・24・2398か2399)へ。
2006年7月3日の記事
「『こうしてできたNIE』新聞でわくわく授業」が出版 栄小・早川教頭共同執筆
 帯広栄小の早川一之教頭(43)が共同執筆したNIE(新聞に教育を)関連本「『こうしてできたNIE』新聞でわくわく授業」(白順社、税別2300円)が、このほど出版された。教材としての新聞活用方法を提案している早川教頭は「新聞は生きた情報源。うまく利用してほしい」と話している。(池谷智仁)

 同書では全国21の実践例を紹介しており、道内からは早川教頭1人が参加している。

 早川教頭は十勝毎日新聞社の「小学生のページ」を題材にした国語の授業を紹介。記事内容から書き手の気持ちを理解し、読む人を意識した情報発信を学ぶ様子が描かれている。

 この中では、同ページの「ごみのリサイクル」に関する記事を読んだ児童が要点をまとめ、考察を加えて意見文を書いた経緯、筆者の小学校教諭からの手紙で「小さくても環境を守る取り組みをしてほしい」という記事に込めた思いを知ったことなどから、子供たちがごみ問題を身近に感じるようになった効果も説明している。

 1994年に十勝新聞教育研究会に加入し、本格的にNIEに取り組む早川教頭は「新聞は資料としてだけではなく、自分の意見を持ち、表現することにも活用できる」と呼び掛けている。
2006年7月1日の記事
障害者スポーツの環境充実 市施設で初、4日から市総体
 帯広市総合体育館で障害者のスポーツ団体が定期的に練習時間を確保できる「障害者スポーツ練習会」が4日から始まる。市のスポーツ施設では初の試みで、毎週火曜日の午後2時−同4時、同体育館のアリーナ半面を利用することができる。市教委スポーツ課は「障害者の団体スポーツが広がりを見せており、定期的に練習できる環境が必要と判断した」(井上猛主事)としている。(中津川甫)

 市はこれまで障害者個人からスポーツ施設の利用の要望があった場合、障害福祉課が花園小や帯広の森市民プール、保健福祉センターの各施設をスポーツ種目に応じて紹介してきた。

 しかし、障害者のスポーツ団体は小人数の規模が多く、各施設で規定の団体人数の条件を満たすことができず、定期的に練習場所を確保するのが難しかった。

 5月に発足した十勝初の車いすラグビーチーム「ジョージア」(上野文士主将)から定期的に練習できる場所がほしいと要望があったのをきっかけに、車いすを使用したバスケットボールやテニスなどの団体競技にも門戸を広げることを検討。

 また障害者と健常者が混在して施設を利用した場合、特に激しいスポーツではけがにつながる恐れも考慮。同体育館の毎週火曜日の午後は、一般の利用者も比較的少ないため、特別な時間枠を設けることができた。

 ジョージアの上野主将は「自分たちのやっているスポーツを理解してくれてうれしい。これから車いすでできるスポーツがもっと普及すれば」と期待を寄せる。スポーツ課は「利用状況の推移を見守った上で、利用者がさらに多くなれば、より多くの時間帯や施設で障害者のスポーツ団体の利用枠の拡大も考えたい」としている。

 同課によると、市内の障害者(身体、知的、精神)の数は全人口の7%の1万2340人。このうち、潜在的なスポーツ人口となりうる中・軽度の障害者は約3割の約3600人となっている。