十勝毎日新聞に掲載された帯広市の話題やお知らせなどを、
地域のみなさまや、十勝を離れて暮らす方々にふるさと情報
としてお伝えします。
第223回 [ 2006/12/11 ] 毎週月曜日更新
十勝めーる >>> 帯広めーる
帯 広 市
市長 砂川 敏文
十勝年鑑2006より
(2005年11月28日発行)
人 口 171,807人
(男82,690人 女89,117人)
面 積 618.94平方キロメートル
花木鳥 クロユリ・シラカバ・ヒバリ
□主な動き
 砂川敏文市政2期目の主要公約の仮称・保健福祉センターは、旧北海道森林管理局帯広事務所庁舎(東8条南13)を買収・転用して実現することになり、6月に同事務所を3億1,000万円で購入した。10月から改修工事に着手し、来年春にオープンする。これに合わせて市の保健・福祉機能を再編、総合福祉センター(公園東)は高齢者の活動拠点や社会福祉協議会の事務スペースとなり、福祉会館(西4南9)は廃止することにした。

 屋内スピードスケート場整備計画は基本計画をとりまとめ、17年度は基本設計に着手した。帯広の森スピードスケート場改修の延長で整備、屋根構造は建設コストなどが割安な平行トラスを採用した。国内では長野のエムウエーブに次ぐ屋内施設となり、21年度の完成を目指す。総事業費60億円のうち、市は国に半額補助、道に4分の1程度の支援を求めている。1月には経済界などで建設促進期成会が発足、同期成会を中心に約1億円が目標の募金活動を行うことにしている。

 第2次行財政改革は、各種事務事業の見直しが本格化。今年度から高齢者無料バス券に所得制限を導入、地区敬老会を廃止するなど福祉部門の縮小が論議を呼んだ。中国・朝陽市との国際友好都市提携が5周年の節目を迎え、7月に砂川敏文市長、鈴木孝昌議長を中心とする記念訪問団が同市を訪れた。WRC(世界ラリー選手権)ラリージャパンが昨年に続き今年も、9月30日から10月2日にかけて、帯広を主会場に開催された。全国各地から大勢のモーターファンが集まり、全国に「帯広・十勝」の名を情報発信した。
関 連 リ ン ク
帯広市役所ホームページ
帯広商工会議所ホームページ
おびひろ動物園
帯広市児童会館
帯広市民文化ホール
2006年12月7日の記事
年末大売り出し9−24日 スクラッチくじ準備
 9日始まる年末恒例の売り出しイベント「2006年末全市連合大売り出し」に向け、実行委員会(松原信一委員長)は7日午前10時から、帯広経済センタービル6階でスクラッチくじの組み入れ作業を行った。関係者がハワイ招待券などが当たる当選くじを交ぜ、本番への準備を整えた。

 松原委員長、松浦巖副委員長、帯広消費者協会の西俣亘常勤理事、帯広市商店街振興組合連合会の夷石行夫理事長の4人が作業に当たり、各5000本の空くじが入った抽選箱88箱に、ハワイペア招待券(2本)、商品券10万円券が当たるがっちりお買い物賞(20本)、1000円札つかみどり(46本)、100円玉つかみどり(340本)などの当選くじを振り分けた。

 松浦副委員長は「今年は帯商85周年を記念したお買い物賞を設け、100円つかみどり本数も増やしたのでぜひ参加して」と話していた。

 同売り出しは24日までの16日間。抽選・景品交換は25日まで。大型店5店のほか、市内368店が参加(6日現在)。

 5000円ごとに抽選券1枚、1000円ごとに補助券1枚(5枚で抽選本券と交換)がもらえる。(新目七恵)
2006年12月6日の記事
稲田小児童手作り50個 バードハウス 売買川河畔に設置へ 
 デザイン性の高い鳥小屋「バードハウス」の普及活動を進める特定非営利活動(NPO)法人「フェザードフレンド」(本部帯広、岡田真一理事長)は年内をめどに、帯広稲田小児童らが作ったバードハウス約50個を帯広市西18南40付近の弥生新道沿いの「売買川河畔林」に取り付ける。同団体は昨年から、道東自動車道にもバードハウス28個を設置、その半数で営巣を確認しており、今回初めて道の補助を受け、住宅地付近でも野鳥と人間が共存する地域づくりを目指す。(山下聡実)

 同団体は鳥愛好家の学校教諭や研究者ら約20人で構成、バードハウスの展示会や管内の小学校でバードハウス制作会などの活動を進めている。昨年11月と今年3月には東日本高速道路道支社帯広工事事務所(岩崎信治所長)の協力で、管内の小学生らが作ったバードハウスを同自動車道の十勝平原サービスエリアに18個、長流枝パーキングエリアに10個設置した。

 同事務所と同自動車道の管理を担当している北海道道路サービス帯広事務所(小川雅敏所長)によると、9月の調査ではバードハウス計28個のうち14個に営巣が確認され、すべてのバードハウスに使用した形跡が見られた。

 同自動車道での取り組みが成果を上げたことを受け、今回は道の地域政策総合補助金として30万円の助成を受け、市建設部などの支援で、道の管轄区域である同河畔林にバードハウスを設置する。12日から4日間、帯広稲田小で行われる制作会の作品の一部が使用される予定だ。

 新津秀幸理事は「バードハウスは芸術的にも自然環境のためにも優れている。制作や設置を通して地域住民が身近な自然について関心を持ち、理解を深めてほしい」と話している。
2006年12月4日の記事
ばんえい競馬 署名4043人分・赤字解消提言書 「存続」求め市長に提出
 市民団体「ばん馬を愛する十勝の会」(清原三枝子広報代表)は4日午前11時45分、帯広市役所を訪れ、同競馬存続を求める署名4043人分を砂川敏文市長に手渡した。また、大学教授ら有識者で構成する「つづけよう!ばんえい競馬」発起人も、インターネットを通じて全国から集まった「赤字を出さないための提言書」300通分を提出した。(酒井花)

 同会が提出したのは1日に藤丸ふれあい広場で行った街頭署名、2、3の両日に帯広競馬場で行った分、さらに3日までに全国から集まったメールやファクスの合計。清原代表と関口好文とかちフィルムコミッション連絡協議会代表幹事、NPO法人あうるずの菊池貞雄専務理事ら4人が訪れた。

 清原代表は「これだけの人が市長の存続という決断を応援している」と話し、砂川市長は「皆さんの気持ちをありがたく思う」と答えた。

 また、馬文化に詳しい北海学園大(札幌)の古林英一教授、中央競馬の実況中継で知られ、ばんえい競馬ファンのフリーアナウンサー矢野吉彦さん(東京)らで立ち上げた「つづけよう!ばんえい競馬」の提言書は、代表して芽室町在住のエッセイスト旋丸巴さんが手渡した。

 提言書には「企業協賛で馬文化振興基金を立ち上げる」「ネットを利用して馬券を買いやすくする」など、存続に向けた方策がつづられ、旋丸さんは「否定的な意見はほとんどなく、多くの人が世界唯一の競馬を民間のアイデアで振興できると信じている。ぜひ帯広市に生かしてもらいたい」と話していた。

ばん馬に魅了署名にも協力 現代アーティストリンターラさん
 帯広競馬場で開催された「とかち国際現代アート展デメーテル」(2002年)に作品を出展したノルウェー在住のサミ・リンターラさん(37)が3日、同競馬場を訪れ、ばんえい競馬を見学した。リンターラさんは「文化遺産はなくした後にその大切さに気付く」とばん馬の継続を望んでいた。

 リンターラさんは作品を設置予定の「十勝千年の森」(ランラン・ファーム、清水町羽帯)を視察後、ばんえい競馬廃止が濃厚なことを知り、「ぜひ直接見てみたい」と同競馬場に足を運んだ。

 存続署名にも応じ、関係者とがっちり握手。馬券を買い、カメラで躍動する馬や観衆を撮影した。初めて見たばんえい競馬については「魅力的でとても力強い。ぜひ続けてほしい」と話していた。(松村智裕)
2006年12月3日の記事
日本ヴォーグ社発刊 押し花作家7人集に アトリエ彩花岡田さん
 帯広市西6南1で「アトリエ彩花」を主宰する岡田さとみさん(46)が、日本ヴォーグ社(東京)が発刊した「虹−押し花作家7人集」の1人に選ばれた。十勝の自然に感謝しながら制作した作品の数々と、押し花に取り組んで10年になる岡田さんの心境が紹介されている。(酒井花)

 編み物など手芸関連の書籍や月刊誌を発行している同社は、約3万人の会員が所属する国内最大の押し花教室「ふしぎな花倶楽部」を運営する。「虹−」は、同倶楽部インストラクターの資格を持ち、それぞれの地域で活躍する7人の押し花作家の作品と、制作背景を紹介する目的で発行した。今月から全国の書店で販売している。

 岡田さんは道内から唯一選ばれた。紹介されているのは、アルファベットの筆記体を美しく表現したカリグラフィーに草花を張り付けた絵文字の作品で、バラの花びらやハーブなど多彩な植物が踊るように飾られている。完成品は、結婚式やパーティーなどの「ウエルカムボード(案内板)」などに使われる。

 子育てをしながら押し花を教え始め、今年で10年になる岡田さんは、本の中で「どんなに疲れていても落ち込んでいても、押し花達との触れ合いでパワーをいただき、生活すべてのエネルギーとなっている」とつづっている。

 岡田さんは「押し花の素晴らしさを普及する一助になれば。多くの人との出会いやつながりに感謝し、初心に帰ってこれからも頑張りたい」と話している。

 変形A4判。全80ページ。価格は1800円。
2006年12月2日の記事
最後のばんえい開幕 観客946人複雑な思い
 「ばんえい競馬」(道市営競馬組合主催)の帯広開催が2日午前、帯広競馬場(西13南9)で開幕した。来年3月26日まで計60日間開かれるが、同組合の解散方針、帯広と岩見沢の2市開催断念を経て、今回の帯広開催で最後になる見込みが強まる中、競馬場には第1レース前から多くのファンが詰めかけ、複雑な思いでばん馬の走りに声援を送った。
 
 ばんえい競馬は巨額の赤字を抱え、旭川、帯広、北見、岩見沢の4市でつくる同組合が10月に解散の方針を決定。帯広、岩見沢の2市開催を検討したが、11月末に岩見沢に続いて帯広市も撤退を発表している。

 この日、同競馬場には午前9時40分の開門時間前から約80人が列を作り、騎手らが出迎える中を入場。正午までに昨年の開幕日より約100人多い946人が来場した。

 第1レースに先立つ開幕宣言で、砂川敏文市長が撤退に至る経過を説明して「現状では存続の道を見いだせず残念」と語ると、スタンドや取り囲んだファンから「ばんえい残してくれ」などの声が飛んだ。入場門近くでは廃止反対の署名運動も行われた。

 「ばんえい競馬廃止断固反対」と書いた横断幕を仲間と掲げた市内の阿部和子さん(65)は「60年の歴史を終わらせたくない」とし、開催中は毎日のように訪れるという市内の男性(72)は「ここに来ればいろんな人と会話できて年寄りのいい娯楽だった。赤字と言われればしょうがないが…」と複雑な表情を浮かべていた。

 この日が結婚式で、個人協賛として記念に第1レースの冠に2人の名前を付けた市内の公務員大橋由幾さん(31)、妻仁美さん(24)は「いい記念になった」と話していた。(安田義教)
2006年12月2日記事
農高生、牛の受精卵移植に成功
 帯広農業高校(満月廣人校長、生徒592人)の生徒9人はこのほど、牛の受精卵移植に成功した。7月の失敗を糧に再挑戦した結果で、酪農家を志す生徒たちは「自信になる。将来に役立てたい」と喜んでいる。同校は「高校生が受精卵移植に成功したのは全国でも例がないのでは」と話している。(池谷智仁)

 成功したのは酪農科学科動物バイオ派の2、3年生9人。技術の普及や繁殖メカニズムを確かめるため、2005年から取り組んできた。今年7月に初挑戦したが、移植に適した受精卵を採取できなかった。

 とかち繁殖技術研究所(帯広)の松崎重範所長の指導で10月、人工授精させたホルスタイン2頭から子宮着床前の受精卵20個を回収。このうち14個が移植可能な状態で、4個をその場で別のホルスタイン4頭に移植、6週間後に1頭の受胎を確認した。残りの受精卵は凍結保存している。

 7月の失敗は飼養管理が原因と考え、今回は衛生面を改善。牛を洗う回数を増やしたり、使用器具の消毒を徹底して子宮に雑菌を持ち込まないよう心掛けた。リーダーで3年の操上隆明君(18)は「受胎を確認した時は舞い上がり、頭が真っ白になった。家業の酪農でも移植技術を導入したい」と話している。

 和牛の受精卵をホルスタインに移植する研究も試みたが、適した受精卵は採取できなかった。唯一の2年生、野原慎也君(16)は「来年は成功させたい」と先輩の思いを引き継ぐ。担当した※高橋洋教諭は「2年間勉強し、技術を身に付けた成果」と評価している。受胎が確認されたホルスタインは、来年7月の出産を予定している。

※高橋洋教諭の高の字は異体字です。
2006年12月1日の記事
7カ月で3万9112人 市保健福祉センターの利用状況
 帯広市は4月に開館した保健福祉センター(東8南13、菅原保徳館長)の利用状況をまとめた。10月末までの利用者は3万9112人、年間計画の7カ月換算分を1195人上回った。1日平均では208人。子育てにかかわる施設や事業の利用が好調で、施設管理全般を担当する保健課では「順調な滑り出し」と受け止めている。(安福晋一郎)

 同課では、移転前の総合福祉センター(現・グリーンプラザ)の利用状況から推計し、年間6万5000人の来館者を想定。7カ月換算では3万7917人となる。

 利用数のうち、乳幼児健診や予防接種などの保健部門が最も多く1万5735人。児童部門の利用も目立ち、乳幼児プレールームの利用者は6025人、子育てサークルによる子育て活動室が3238人だった。同課では「子育てが大変な母親が悩みを共有できる場として、利用が進んでいる」とする。

 高齢者・障害者向け事業では、週1、2回ずつ運動や食事指導を行う「高齢者・身体障害者体力向上トレーニング事業」(76回実施)が9月末までで延べ1490人。ほぼすべてで定員を満たした状況となっている。

 新規の「健康づくり評価事業」は、18歳以上の市民が対象の「1日コース」(5月開始)が同月末までに延べ80人。35歳以上で健康診断で要指導となった市民が対象の「3カ月コース」(7月開始)では、同延べ201人。リラクゼーション室は、同延べ334人が利用した。「子育て支援総合センター」「障害者生活支援センター」「地域包括支援総合センター」への相談件数は1104件に上った。

 同課によると、95%以上が自家用車で来館し「場所が不便」との声や、「運動機器を夜間や休日でも利用したい」などの要望があった。新規事業の周知も課題とし、「試行錯誤しながら定着を図り、利用者増につなげたい」と話している。