十勝毎日新聞に掲載された帯広市の話題やお知らせなどを、
地域のみなさまや、十勝を離れて暮らす方々にふるさと情報
としてお伝えします。
第225回 [ 2006/12/25 ] 毎週月曜日更新
十勝めーる >>> 帯広めーる
帯 広 市
市長 砂川 敏文
十勝年鑑2006より
(2005年11月28日発行)
人 口 171,807人
(男82,690人 女89,117人)
面 積 618.94平方キロメートル
花木鳥 クロユリ・シラカバ・ヒバリ
□主な動き
 砂川敏文市政2期目の主要公約の仮称・保健福祉センターは、旧北海道森林管理局帯広事務所庁舎(東8条南13)を買収・転用して実現することになり、6月に同事務所を3億1,000万円で購入した。10月から改修工事に着手し、来年春にオープンする。これに合わせて市の保健・福祉機能を再編、総合福祉センター(公園東)は高齢者の活動拠点や社会福祉協議会の事務スペースとなり、福祉会館(西4南9)は廃止することにした。

 屋内スピードスケート場整備計画は基本計画をとりまとめ、17年度は基本設計に着手した。帯広の森スピードスケート場改修の延長で整備、屋根構造は建設コストなどが割安な平行トラスを採用した。国内では長野のエムウエーブに次ぐ屋内施設となり、21年度の完成を目指す。総事業費60億円のうち、市は国に半額補助、道に4分の1程度の支援を求めている。1月には経済界などで建設促進期成会が発足、同期成会を中心に約1億円が目標の募金活動を行うことにしている。

 第2次行財政改革は、各種事務事業の見直しが本格化。今年度から高齢者無料バス券に所得制限を導入、地区敬老会を廃止するなど福祉部門の縮小が論議を呼んだ。中国・朝陽市との国際友好都市提携が5周年の節目を迎え、7月に砂川敏文市長、鈴木孝昌議長を中心とする記念訪問団が同市を訪れた。WRC(世界ラリー選手権)ラリージャパンが昨年に続き今年も、9月30日から10月2日にかけて、帯広を主会場に開催された。全国各地から大勢のモーターファンが集まり、全国に「帯広・十勝」の名を情報発信した。
関 連 リ ン ク
帯広市役所ホームページ
帯広商工会議所ホームページ
おびひろ動物園
帯広市児童会館
帯広市民文化ホール
2006年12月21日の記事
愛鳥ポスターコンクール 道内中学生で唯一全国入選
賞状を手にする照井さん
 2007年度の「愛鳥週間用ポスター原画コンクール」(財団法人日本鳥獣保護連盟主催)で、帯広聾(ろう)学校中学部2年の照井文香さん(14)が、中学校の部で道内唯一の入選を果たした。木に止まるアカゲラを臨場感たっぷりに描いた照井さんは「本物に見えるよう工夫した。すごくうれしい」と喜んでいる。

 同コンクールは野生生物の保護思想高揚を図るため、1955年から実施。今回は全国から7万7699作品の応募があり、中学校の部2万2610作品の中から入賞7点、入選19点が選ばれた。上位作品は愛鳥週間(5月上旬から中旬)の普及・啓発活動などに利用される。

 照井さんは同コンクールでの入選が少ない種類の鳥を選び、図鑑などを参考に約6時間でダイナミックに描き上げた。質感が感じられる木など随所に工夫が見られる。絵を描くのが好きという照井さんは「鳥を大事にしてほしいという願いを込めて描いた。多くの人に見てほしい」と話していた。

アカゲラを描いた入選作品
 20日午後1時に伝達式が同校で行われ、十勝支庁の石川邦雄環境生活課長が賞状と記念品を手渡した。(池谷智仁)
2006年12月20日の記事
「空き店舗対策」で初の文化教室 広小路商店街
 帯広広小路商店街振興組合(河野光雄理事長)主催の文化教室が、19日午後7時から、広小路商店街のカフェ「縁側」(西2南9、吉方朱美代表)で開かれた。会社員や主婦ら13人が参加し、クリスマスアレンジメントの生け花に挑戦した。

 空き店舗対策事業の一環として初めて企画し、今回が第1弾。帯広市内の未生流生け花の師範、清水滋子さん(59)が講師を務めた。

 参加者は清水さんの指導を受けながら、思い思いにバラ、ヒメリンゴ、ヒバ、カスミ草などの花材を台に生け、銀色のワイヤや赤いリボンでクリスマス風に仕上げた。

 参加した市内の会社員綿谷美奈子さん(30)は「昔から花が好きなので本当に楽しい。会社に飾りたい」と熱心に取り組んでいた。

 同組合の南正彦事務局長は「多くの人の協力で教室が実現できうれしい。今後も継続し、年明けには茶道や着付け教室も計画したい」と話した。(新目七恵)
2006年12月19日の記事
オカリナ奏者の本谷美加子さん 「お遍路さん」体験一冊に
四国遍路の旅をまとめた「風に抱かれて〜本谷美加子の四国巡礼〜」
 帯広市出身のオカリナ奏者、本谷美加子さん(神奈川県小田原市在住)の初めての単行本「風に抱かれて〜本谷美加子の四国巡礼〜」がこのほど、高知新聞社(本社高知市)から出版された。香川県のテレビ局の依頼を受け、白装束と金剛杖(づえ)姿で総行程約1400キロ、四国88カ所を巡った「お遍路さん」の体験を一冊にまとめた。本谷さんは「自分の内側を見詰めながら歩く、良い心の旅ができた。十勝の人にも四国遍路の素晴らしさを感じてもらいたい」と話している。(山下聡実)

 本谷さんは帯広柏葉高を卒業後、旅行先のオーストラリアでオカリナに出合い、1993年にCDデビュー。これまでに10枚のアルバムを発売している。今回の単行本は、オカリナ奏者として活動10年の節目を迎えた2001年から1年9カ月かけて歩いた四国遍路の記録として、05年1月−06年3月に高知新聞に掲載された文章に加筆した。

白装束姿でオカリナを吹く本谷さん
 ほかのお遍路さんや地元住民ら多くの人との出会い、別れのエピソードのほか、徳島から高知、愛媛、香川と歩く中での心の変化も素直に表現。エピローグでは「四国遍路を通して、自分と人々や自然が、深いところで繋(つな)がっているのを知った」とし、「私が『本当の私の人生を歩く』ということは、オカリナを吹き続けること」と締めくくっている。

 A5判216ページ、1800円。「四万十川」「唐夜星々」の2曲を収録したCDもセットになっている。管内の各書店で注文するなどして購入できる。問い合わせは高知新聞企業出版調査部(088・825・4330)へ。
2006年12月18日の記事
来年、帯広で初の“大型音楽祭” モーツァルトの世界を
 渡島管内七飯町で10年前から開催され、地域に定着している「祝祭・国際モーツァルトin北海道」(北海道モーツァルト協会主催)が来年6月3日、帯広市内のとかちプラザ(西4南13)レインボーホールで開かれることになった。地元在住の音楽家らの演奏とモーツァルト研究の第一人者、海老澤敏新国立劇場オペラ研修所所長(東京)のレクチャー(講義)が2本立てとなる大型のモーツァルト音楽祭。七飯町と函館市以外では初の開催で、塚田康弘同協会理事長は「モーツァルトの素晴らしさをより多くの人に知ってほしい」としている。(山下聡実)

 このイベントは七飯町出身の塚田理事長が、地域から世界に発信できる企画を目指し、1997年から同町や函館市で実施。海老澤所長がモーツァルトの魅力や生涯について解説、地元演奏団体と国内外で活躍する演奏家がモーツァルトの楽曲で共演する。

 帯広での開催は、道教育大岩見沢校と同大釧路校で教授を務める塚田理事長が、両校の中間地点の帯広で同イベントを開催しようと立案。十勝やまなみ合唱団(竈英夫団長)の副団長で、管内の演奏会の企画・支援にも携わる「はまだ内科医院」(芽室)の濱田栄一院長に打診した。

 当日は、名古屋フィルハーモニー管弦楽団コンサートマスターのバイオリニスト日比浩一さん(兵庫県宝塚市)を招き、地元の演奏家4人とともにピアノ、バイオリン、チェロのピアノ三重奏曲を演奏するほか、モーツァルトの「フィガロのアリア」が明治時代に尋常小学唱歌「王政維新」として内容のまったく異なる替え歌で歌われていたことなど、日本とモーツァルトの関係も紹介、塚田理事長と同合唱団が原曲と替え歌を対比して聴かせる試みも行われる。

 モーツァルトに関するパネルや写真展も同時開催され、前日の2日には無料で観覧できる公開練習も予定されている。塚田理事長は「当日はぜひ会場を満席にしたい」、濱田院長は「1人でも多くの人に楽しんでもらい、地元の演奏家のレベルアップにもつなげたい」と話している。問い合わせは同協会帯広事務局(はまだ内科医院内、0155・62・0700)へ。
2006年12月17日の記事
骨髄移植の重要性を啓発 HLA帯広が設立10周年
 特定非営利活動(NPO)法人の道骨髄バンク推進協会帯広支部(HLA帯広、足立秀子支部長)が設立10周年を迎えた。この間、骨髄バンクへのドナー(骨髄提供者)登録の普及や骨髄移植に関する知識の啓発など地道な活動を続けてきたが、骨髄移植に対する企業や登録者本人の理解不足といった課題も指摘されている。足立支部長は「登録者が増えることは、白血病の患者にとって治療の可能性や選択肢が増えることにつながる。今後もより多くの人の理解や協力を求めていきたい」と話している。(山下聡実)

 帯広支部は1996年、道内7番目の支援団体として帯広シティーケーブル(OCTV)内に事務局を設置、白血病患者の家族や遺族、主婦ら約30人で発足した。月1回の定例会や街頭啓発、チャリティーコンサートなどを通じ、骨髄移植や骨髄バンクの理解促進活動をしている。現在、道内には帯広を含め12の骨髄バンク支援団体があり、バンク登録者は1万5920人(11月末)。東京都に次いで登録者数全国2番目の実績を持つ。

 年々ドナー登録者は増えているが、骨髄移植のため3−5日間入院することへの企業の理解不足、検査や健康診断、その移動費など骨髄移植に伴う負担を嫌い、ドナー適合後に提供を断る登録者も多いといった課題もある。同支部によると、帯広すずらん献血ルーム(東7南9)や献血車でのドナー登録など、身近に登録できる環境があることを知らない人も多いという。足立支部長は「登録者をはじめ、より多くの人に骨髄バンクや骨髄移植に関する正しい知識を持ってほしい」としている。

 同支部は来年2月10日午後6時から、設立10周年を記念して「骨髄バンク10年の流れ」を市内の北海道ホテルで開催する。コンサートや骨髄提供者、元骨髄移植患者、病院関係者らが参加するシンポジウムを行う。参加無料。問い合わせはHLA帯広事務局(0155・23・1511)へ。

骨髄バンク
 骨髄移植推進財団が主体となり、骨髄移植を必要とする白血病や再生不良性貧血などの血液難病の患者のために、骨髄液の提供を希望する人の登録や管理、患者と提供希望者の仲介などをする公的機関。ドナー登録できる年齢が昨年、20−50歳から18−54歳に変更された。
2006年12月16日記事
競馬場に存続感謝Xツリー ばんえい開催期間中点灯
 ばんえい競馬調騎会(服部義幸会長)は15日午後、同競馬存続を感謝して帯広市西13南9の帯広競馬場内に、高さ12メートルのクリスマスツリーを設置した。

 存続を求めて署名した人やファンに御礼の気持ちを伝えたいと、調教師と騎手30人が総出でショベルカーなどを持ち出し、同競馬場入場門近くに設置。トドマツは、馬主で幕別農業生産組合の木川東洋治社長が提供した。

 青やピンクのイルミネーションを飾り付け、道道東4条帯広線(通称・白樺通)を走る車からも光るのがはっきりと分かる。服部会長は「まずは一段落。これからは上を向いて、ファンサービスに努めたい」と話していた。

 今年度の同競馬開催期間中、夕方から夜中まで点灯。同会では、家で眠っているツリー用飾りやイルミネーションを持ち寄り、みんなで作り上げることを呼び掛けている。(酒井花)
2006年12月16日の記事
市民オペラ「椿姫」 地元出演者が熱演
 市民の手によって作り上げる、第3回帯広市民オペラ「椿姫」(同実行委主催)の初演が15日午後7時から、帯広市民文化ホール大ホールで開かれた。帯広交響楽団(小笠原規雄団長)の奏でる旋律に乗せて、19世紀のフランス・パリを舞台にした悲恋物語を、約10カ月間にわたって練習を積み重ねてきた地元出演者が熱演し、観客を引き付けた。(酒井花)

 1100人が来場。今回の市民オペラの演目は、イタリアオペラの不朽の名作といわれるヴェルディ作「椿姫」。数々の大舞台で指揮を執ってきた増井信貴さん(東京)がタクトを振った。幕が上がると、豪華な衣装のソリスト(独唱者)12人と合唱団43人による華々しい舞台が現れ、観客は息をのんだ。

 1幕は阿部亜古さん演じる主役の高級娼婦ヴィオレッタと、オペラ歌手の布施雅也さん演じる青年アルフレードが出会う社交界のシーン。紳士役の砂川敏文市長も出演し、観客から大きな拍手が起きた。布施さんは父忠良さんが陸上自衛隊第五音楽隊長だった縁で、幼稚園から3年間、帯広に住んだこともあり、ゆかりある地での公演に気迫たっぷりの歌声を響かせた。

 2、3幕では悲恋のストーリーを中心に展開され、壮絶な最期を遂げるヴィオレッタを阿部さんが熱演。合唱団の歌声も会場に響き渡り、観客の拍手があふれた。カーテンコールでは全スタッフが登場し、この日を目指して地道に作業を積み上たスタッフも歓喜に沸いた。

 帯広の会社役員、合田倫佳さん(46)は「初めて訪れたが、予想以上に良かった」と感動した様子。演目に合わせて、ツバキの紋が入った和服姿で来場した音更の会社員、日沼敦子さん(46)は「アマチュアとは思えないほどだった」と話していた。

 17日は午後2時半開演。チケットの問い合わせは同ホール(0155・23・8111)へ。