十勝毎日新聞に掲載された帯広市の話題やお知らせなどを、
地域のみなさまや、十勝を離れて暮らす方々にふるさと情報
としてお伝えします。
第228回 [ 2007/01/22 ] 毎週月曜日更新
十勝めーる >>> 帯広めーる
帯 広 市
市長 砂川 敏文
十勝年鑑2006より
(2005年11月28日発行)
人 口 171,807人
(男82,690人 女89,117人)
面 積 618.94平方キロメートル
花木鳥 クロユリ・シラカバ・ヒバリ
□主な動き
 砂川敏文市政2期目の主要公約の仮称・保健福祉センターは、旧北海道森林管理局帯広事務所庁舎(東8条南13)を買収・転用して実現することになり、6月に同事務所を3億1,000万円で購入した。10月から改修工事に着手し、来年春にオープンする。これに合わせて市の保健・福祉機能を再編、総合福祉センター(公園東)は高齢者の活動拠点や社会福祉協議会の事務スペースとなり、福祉会館(西4南9)は廃止することにした。

 屋内スピードスケート場整備計画は基本計画をとりまとめ、17年度は基本設計に着手した。帯広の森スピードスケート場改修の延長で整備、屋根構造は建設コストなどが割安な平行トラスを採用した。国内では長野のエムウエーブに次ぐ屋内施設となり、21年度の完成を目指す。総事業費60億円のうち、市は国に半額補助、道に4分の1程度の支援を求めている。1月には経済界などで建設促進期成会が発足、同期成会を中心に約1億円が目標の募金活動を行うことにしている。

 第2次行財政改革は、各種事務事業の見直しが本格化。今年度から高齢者無料バス券に所得制限を導入、地区敬老会を廃止するなど福祉部門の縮小が論議を呼んだ。中国・朝陽市との国際友好都市提携が5周年の節目を迎え、7月に砂川敏文市長、鈴木孝昌議長を中心とする記念訪問団が同市を訪れた。WRC(世界ラリー選手権)ラリージャパンが昨年に続き今年も、9月30日から10月2日にかけて、帯広を主会場に開催された。全国各地から大勢のモーターファンが集まり、全国に「帯広・十勝」の名を情報発信した。
関 連 リ ン ク
帯広市役所ホームページ
帯広商工会議所ホームページ
おびひろ動物園
帯広市児童会館
帯広市民文化ホール
2007年1月17日の記事
エスタ西館を改装 JR北海道
 JR北海道は、帯広駅エスタ西館をリニューアルする。同館のうち物販エリアの内部を改装、既存店舗の一部で出店場所を移動するほか、新しいテナントを誘致する。改札に近い入り口付近に十勝のお菓子など地元ならではの物産品・商品を前面に押し出す形を検討、集客力の向上につなげる。リニューアルオープンは今春の予定。同館改装は、2001年7月の東西連絡通路開設時以来。(井上朋一)

 改装工事に向け、すでに駅北側に建設会社の現場事務所を設置した。

 改装は、同館(約1057平方メートル)のうち、物販店7店が入居する693平方メートルのエリア。今回、飲食店エリア(5店)は改装せず営業を続ける。20日に着工、3月末に完成する見通し。

 工事は、午後9時から翌午前7時までの夜間に行い、期間中も同館物販エリアは営業(午前8時45分−午後8時)を続ける。工事の進ちょくに合わせて出店場所を数回程度移動させながら、空いたスペースから順次改装していく。

 物販エリアの既存テナントのうち一部は、最終的に現在の位置と変わる。同館内には新たに「十勝に関係するテナントを誘致する」(同社広報室)としている。

 JR帯広駅エスタは、同館を管理・運営していた第三セクターの帯広ステーションビルの破産(1998年11月)から約2年半後の2001年6月、官民の施設が新たに入居する形で東館が“再生”オープン。同年7月、それまで東西に設けられていた改札口が現在の南北へと移設されたのに伴い、西館でも一部を改装。管内町村の菓子店の商品を扱う「とかちブランド村」が設けられた。

 改装について同館に入居するある物販店関係者は「内部がきれいになる。集客・売り上げ増につながると期待している」と話した。

 JR北海道では「リニューアルに伴う新しいテナント名など詳細はまだ発表できない」(広報室)としている。
2007年1月17日の記事
21日に「アイスタウンフェス」 氷のアート「氷筒」もうすぐ完成
 第44回帯広氷まつり(26−28日)のPRイベントとして、21日に開催される「アイスタウンフェスティバル」(実行委など主催)で展示する氷のアート作品「氷筒」の製作が、会場のJR帯広駅北側多目的広場(西2南11)で着々と進んでいる。

 同フェスの実行委は帯広商工会議所、帯広のまつり推進委、十勝毎日新聞社で構成。

 氷筒は氷柱250本を使用し、高さ約3.5メートル、長さ約13メートル、幅約1.2メートルの巨大なトンネル形の作品となる。夜にはライトアップされて幻想的な雰囲気を醸し出す。同フェス終了後も28日まで連日午後4時−同10時に点灯される。

 17日は午前8時半すぎから、東川氷土会(盛永幸男会長)と旭川建築青年部(宮本修部長)のメンバー6人が作業に当たり、慣れた手つきでフォークリフトを操り、積み上げた氷柱の形を手作業で整えた。同会の成田隆副会長は「良いものが出来上がると思う。トンネルの中と外では作品の雰囲気が変わるので、その違いを楽しんでほしい」と話していた。作品は18日完成する予定。

 同フェスでは雪や氷を使った工作教室、ゲーム大会など多彩な催しが実施され、フードコーナーも設けられる。入場無料。問い合わせは十勝毎日新聞社事業局内の実行委事務局(0155・22・7555)へ。(山下聡実)
2007年1月15日の記事
今年の活躍と発展誓う 4団体が初生け、初ざらい
 管内各地で13、14の両日、日本舞踊の初ざらいや華道の初生けなどの催しが開かれた。各文化団体が本格的に活動を開始し、今年の活躍と発展を誓った。

会員53人が集い初生け 華道未生会帯広支部
大庭さんの初生け作品を批評する杉森第五世家元(右)=華道未生会帯広支部
 華道未生会帯広支部(二神良甫支部長)の初生け会が14日午前11時から、帯広市内のホテルノースランド帯広で行われ、会員53人が出席した。

 二神支部長が「昨年は歩行者天国のイベントと連動して華展を開くことができた。花は人々に安らぎを与え、心豊かにしてくれる」とあいさつし、札幌から訪れた第五世家元の杉森康甫さんが祝辞を述べた。

 同支部の伊藤裕甫師範と大庭理抄恵師範補一級が初生け作品を披露。伊藤師範は春らしくピンクのカサブランカやユリを3つの花器でバランスよく飾り、大庭さんはストレッチアや松を正月らしく華やかに生けた。それぞれの作品を杉森第五世家元が批評した。

 皆勤、精勤賞の表彰後、吉田静甫顧問の発声で乾杯した。(酒井花)

門下生50人が新春お初ざらい 藤間流藤寿会
 日本舞踊の藤間流藤寿会(藤間紀代澄会主)の新春お初ざらい会が13日午後1時半から、音更町の十勝川温泉第一ホテルで開かれた。

 同会は年に1回のお初ざらいのほか、毎年7月に行われる藤寿会舞踊公演など4つのチャリティーに参加した。今年は藤間紀代澄会主が6月30日に行われる藤間流大会の歌舞伎座公演に出演する。

 この日は門下生約50人が参加。藤間会主による「日本讃歌」で華やかに幕開けし、この日が初舞台となる小玉愛ちゃん(6)、陽ちゃん(6)、谷川さくらちゃん(6)の3人による「絵日傘」や大上和希ちゃん(4)の「京人形」などの踊りが披露された。最後は名取10人による「男の夜明け」で幕を閉じた。(朝川さおり通信員)

新春に会員31人踊り初め 十勝芳柳会
 日本舞踊の十勝芳柳会(芳柳寿々友弥代表)の初ざらいが14日午前10時から、帯広市内の啓北コミセン(西13北2)で開かれ、会員が優雅に踊り初めした。

 同会は芳友会(同代表)と芳寿会(芳柳寿之登志代表)、蘭柳会(芳柳蘭景代表)で構成。芳柳寿々友弥代表が「かわいい子供たちの踊りもあるので、ゆっくり楽しんで」とあいさつした。

 3歳から88歳までの会員31人が次々に童謡や歌謡曲に合わせて踊り、芽室町の山内美月ちゃん(5)、きらりちゃん(3)姉妹、姉崎なみちゃん(4)、音更町の福田菜瑚未ちゃん(5)は童謡「やさしいおかあさま」でけいこの成果を披露した。会場ではかわいらしい着物姿の子供たちに盛んな拍手が送られた。(藤原剣)

15人が優雅な踊りを披露北村流松陰会
 日本舞踊の北村流松陰会(北村蓬松会主)の舞はじめの会が14日午前11時から、音更町十勝川温泉のはにうの宿で開かれ、15人が新年を飾る優雅な踊りを披露した。

 華やかな着物姿の門下生が集まり、「松の緑」や「末広狩(すえひろがり)」「祝賀の舞」といった新春にぴったりの演目を踊った。帯広市の小西莉緒ちゃん(3)と吉方あゆみちゃん(6)の保育園児2人から70代の会員までが、新しい年に気持ちも一新し、ステージで次々にけいこの成果を見せた。

 最終演目で長唄「松」を舞って会を締めくくった北村会主は「今年一年、体に気をつけて精進しましょう」と門下生に呼び掛けた。(安田義教)
2007年1月14日の記事
帯北高サッカー部前監督 整体師に転身
 帯広北高校サッカー部を全国大会に3度導いた前監督の飯塚誠さん(60)が24日、帯広市西7南24の自宅に「まこと整体療術院」を開院し、整体師として第二の人生を歩み始める。「教育者、指導者の経験を生かし、新しい世界でチャレンジしたい」と張り切っている。(安田義教)

 飯塚さんは同部を道内の強豪校に育て、2001年の全国高校サッカー選手権、2000、05年のインターハイと3度の全国大会出場を果たした。昨年3月に退職し37年間の教員、監督生活を終え、子供の住む沖縄県と帯広を行き来する生活を送った。今後の人生を見つめ直す時間になったといい、「世の中のためになる生活をしたい」と考え、市民の健康維持に役立ち、専門の体育にも関連する整体を選んだ。

 帯広整体療術院(自由が丘3)の小島良松院長が講師を務める北海道療術学院帯広校の門をたたき、昨年11月末の試験に合格、整体師として認定を受けた。小島院長は「人生経験や哲学があり精神面でも効果を上げられる」と期待する。

 退職後は他校などから監督やコーチの誘いもあったが、「『人生は死ぬまでチャレンジだ』と選手に言い聞かせてきた。他のチームに行っても一からのスタートならば、新しい道を進みたい」と決断。転身に驚く知人や教え子も多く、「応援してくれるのでうれしい」と笑顔を見せる。

 スポーツ整体だけでなく、全身の疲労や筋肉痛を持つ幅広い世代の健康維持が目標。「温かい心、熱い手の施術」をモットーに「全国大会を目指した監督時代のように、整体師としてプロの中のプロを目指したい」と話す。予約制で月曜定休。土・日曜は同市以平町の分院で施術する。施術料は初回5000円、2回目以降4000円。問い合わせは同院(0155・22・1778)へ。 
2007年1月13日の記事
「ピリカ」が帯広へ 円山動物園から“レンタル移籍”
 おびひろ動物園(帯広市緑ケ丘2、大西正典園長)に、札幌・円山動物園からホッキョクグマ「ピリカ」(雄1歳)が仲間入りすることが決まった。繁殖目的で貸し出され、2月2日に帯広へ引っ越し、4月28日の来年度開園日に披露される。

 おびひろ動物園には現在、ホッキョクグマの「サツキ」(雌14歳)がいる。

 ホッキョクグマは国際自然保護連合(IUCN)が絶滅危惧(きぐ)種に指定する希少動物で、海外輸入が難しく国内繁殖が求められている。多くの動物園が若い個体を保有することで繁殖機会を増やそうと、おびひろ動物園が借りることになった。

 ピリカは体長約1メートル、体重同100キロで、無邪気に遊ぶ姿が来園者の人気を集めている。借受期間は3年で、延長も視野に入れる。おびひろ動物園はピリカが繁殖適齢期を迎える数年後に、サツキを含めて繁殖相手を検討する。

 おびひろ動物園の田中亨副園長は「かわいらしいピリカを大事に飼育していきたい。たくさんのお客さんに見てほしい」と話している。4月の開園日にはお披露目イベントも検討している。(池谷智仁)
2007年1月13日記事
急性骨髄性白血病乗り越えた帯広の金田勝則さん 初の個展
 10年前に急性骨髄性白血病と診断され、2年にわたる闘病生活を経て完治した、帯広市の金田勝則さん(55)が同市内の「ギャラリーウッドサウンド」(川西町基線48)で初めての「水彩画展」を開いている。7年前に絵を始め、生きる力を見いだした金田さんの自然を賛美する作品が、見る人に勇気を与えている。(酒井花)

 市内川西町のウッドサウンド 金田さんはNTTの技術職員として働いていた1997年に貧血やめまいに襲われ、病院で急性骨髄性白血病と診断された。医師からは「このままでは2、3週間の命」と宣告された。

 同病は正常な白血球が急激に減少して、抵抗力が落ちる血液のがんの一種。当時、金田さんの病の型は新しい治療法が登場した時期でもあり、新薬を使った化学療法を試みて、奇跡的に回復に向かった。治療は2年に及び、復職したのは3年後だった。そのころ、平原社美術協会の公募展「平原社展」を初めてみて、誘われるままに水彩画を始めた。

 絵筆を握るのは学生以来だったが、スケッチで管内各地の山や川を訪れるたびに、「自分が風景を記憶していたというよりも、風景が自分を覚えていたような不思議な感覚に陥り、絵を通して生かされていることの感動を得た」という。

 仕事を50歳で早期退職してからは、妻の美智子さん(52)と一緒に絵を描き、帯広百年記念館で活動する水彩画サークル「からまつ」の代表も務める。仲間と交流しながら、絵を描くときが一番楽しい時間だ。

 今回の個展では、岩内仙峡や幌尻岳を描いた風景画のほか、美智子さんの作品も含めて20点を展示している。

 金田さんは「病を経て新しい人生を歩んでからちょうど10年の節目になる。人生は人によって違うが、ゆっくりと急がずに、貧しくても心豊かな生活を家族とともに送りたい」と話している。

 21日まで。開催時間は午前11時−午後5時。15、16日は休み。問い合わせはギャラリーウッドサウンド(0155・59・2286)へ。 
2007年1月12日の記事
アイヌ文化情報センター「リウカ」 百年記念館に開設から1年
 帯広百年記念館(帯広市緑ケ丘2)内のアイヌ民族文化情報センター「リウカ」が22日で開設から1年を迎える。今月中に来場者が5000人に達する見込みで、同館は「リウカはアイヌ語で橋の意味。利用者数は予想以上で、市民とアイヌ文化の懸け橋の役割を担っている実感がある」としている。(松村智裕)

 同センターはアイヌ文化の振興や普及、啓発などを目的にオープンした。同館では「アイヌ文化専門の市民への情報発信拠点は全国でも例がない」としている。

 広さ63平方メートルの同センター内には、アイヌ民族に関する本や資料約700点とビデオ、DVDなど約100点があり、ビデオ鑑賞ブースや検索用のパソコンも備えている。新聞記事や各種イベント情報も掲示。子供から高齢者まで幅広い世代が、文献の閲覧やビデオ鑑賞などで訪れているほか、管内小・中学校が総合学習で活用するケースもあり、11日現在で4608人が利用している。

 同センターではアイヌ語の地名や歴史など約90件の質問に対応し、「アイヌ文化について市民の方がどんなことを知りたいかが見えてきた」と内田祐一学芸員。伝統楽器「ムックリ」などのミニ展示会も開催し、昨年9月には専用ホームページ(http://www.museum-obihiro.jp/)を開設、情報発信の幅を広げている。

 昨年12月には北大で開かれた先住民族に関するシンポジウムで同センターが紹介され、研究者も関心を寄せている。今後はこれまで行っていた「シカ笛」作りなどの各種ワークショップをさらに展開する予定。内田学芸員は「気軽に足を運ぶことができ、特に子供たちにアイヌ民族に関心を持ってもらえる取り組みをしたい」としている。

 開館時間は午前9時半−午後4時半。月曜休館。問い合わせは同館(0155・24・5352)へ。