十勝毎日新聞に掲載された帯広市の話題やお知らせなどを、
地域のみなさまや、十勝を離れて暮らす方々にふるさと情報
としてお伝えします。
第235回 [ 2007/03/12 ] 毎週月曜日更新
十勝めーる >>> 帯広めーる
帯 広 市
市長 砂川 敏文
十勝年鑑2006より
(2005年11月28日発行)
人 口 171,807人
(男82,690人 女89,117人)
面 積 618.94平方キロメートル
花木鳥 クロユリ・シラカバ・ヒバリ
□主な動き
 砂川敏文市政2期目の主要公約の仮称・保健福祉センターは、旧北海道森林管理局帯広事務所庁舎(東8条南13)を買収・転用して実現することになり、6月に同事務所を3億1,000万円で購入した。10月から改修工事に着手し、来年春にオープンする。これに合わせて市の保健・福祉機能を再編、総合福祉センター(公園東)は高齢者の活動拠点や社会福祉協議会の事務スペースとなり、福祉会館(西4南9)は廃止することにした。

 屋内スピードスケート場整備計画は基本計画をとりまとめ、17年度は基本設計に着手した。帯広の森スピードスケート場改修の延長で整備、屋根構造は建設コストなどが割安な平行トラスを採用した。国内では長野のエムウエーブに次ぐ屋内施設となり、21年度の完成を目指す。総事業費60億円のうち、市は国に半額補助、道に4分の1程度の支援を求めている。1月には経済界などで建設促進期成会が発足、同期成会を中心に約1億円が目標の募金活動を行うことにしている。

 第2次行財政改革は、各種事務事業の見直しが本格化。今年度から高齢者無料バス券に所得制限を導入、地区敬老会を廃止するなど福祉部門の縮小が論議を呼んだ。中国・朝陽市との国際友好都市提携が5周年の節目を迎え、7月に砂川敏文市長、鈴木孝昌議長を中心とする記念訪問団が同市を訪れた。WRC(世界ラリー選手権)ラリージャパンが昨年に続き今年も、9月30日から10月2日にかけて、帯広を主会場に開催された。全国各地から大勢のモーターファンが集まり、全国に「帯広・十勝」の名を情報発信した。
関 連 リ ン ク
帯広市役所ホームページ
帯広商工会議所ホームページ
おびひろ動物園
帯広市児童会館
帯広市民文化ホール
2007年3月7日の記事
屋内カーリング場7月中旬オープン 帯工高東側に建設
土谷特殊農機具製作所が1例目として山梨県山中湖村に建設、2005年12月にオープンした屋内カーリング場
 土谷特殊農機具製作所(帯広市西21北1、土谷紀明社長)が建設を予定している十勝初の屋内カーリング場の建設予定地がこのほど、帯広工業高校東側の稲田町東1線154に決定した。同社は製氷やリンク造りの経験が豊富なスポーティングカナダ(川崎市)と事業提携、農業用D型ハウスを応用して開発したカーリング施設「Dフォルム」を建設、7月半ばの仮オープンを目指す。土谷社長は「国内初の通年営業を目的にまず1棟建設し、反響によっては2棟目も建設したい」とする。

 同社の屋内カーリング施設建設は、2005年12月オープンの「カールプレックスフジ」(山梨県山中湖村)に続いて今回が2例目。同社はこれまで帯広市内を中心に候補地を選定してきたが、「周辺に学校や病院などがあり、企業スポーツ、クラブ活動の利用としても通いやすいなど最適」(土谷社長)との理由で帯広市稲田下川西土地区画整理組合(増田博理事長)所有の帯広工業高校東側の利便施設用地(5.04ヘクタール)に絞り込み、同組合と交渉。第2種低層住居専用区域に用途変更し、約3305平方メートルの土地購入を23日に正式契約する。

 施設の建設予定額は1億円以内を予定。年間のランニングコストは2000万円程度としている。施設機材はすでに発注しており、4月末の雪解けと同時に建設を開始。製氷作業の進行次第だが、7月半ばの仮オープンを目指す。除湿冷房換気システムにより通年使用が可能だ。

 営業時間は午前6時−午後10時で利用方法は会員制。

 スポーツメセナ(スポーツを通じた社会貢献)を掲げ、「企業スポーツとしての持続発展とともに地域の学生らのクラブ活動を支援していきたい」(土谷社長)とメセナ企業会員・メセナグループ会員(平日午後6時−同10時、週2回・4時間使用可能な夜会員で年間会員料1口106万円など。メセナ企業は地域の青少年らに無償でリンクを提供できる)を募集。「競技力の向上やジュニア層への普及に役立てたい」(土谷社長)としている。

 問い合わせ先は同社(0155・37・2161)。(宮木宗久)
2007年3月7日の記事
小説の同人誌「Petasos」創刊 帯大谷短大の田中教授ら5人
 帯広大谷短期大学総合文化学科教授の田中厚一さん(47)がこのほど、短編小説公募の郷土作家アンソロジー(NPO十勝文化会議、十勝毎日新聞社主催)や市民文藝などで活躍する書き手たちと小説の同人誌「Petasos(ペタソス)」を創刊した。田中さんは「将来は、この中から中央の文壇で活躍できる書き手が現れるような、質の高い同人誌を目指したい」と話している。(酒井花)

 同人は発行人の田中さんと、今年度の第50回農民文学賞に決まった荒井登喜子さん(上士幌)、昨年の市民文藝で佳作賞を受賞した上田美佐江さん(帯広)、05年の市民文藝佳作賞の中村郁子(ペンネーム・ろば子)さん(清水)=以上3人はいずれも郷土作家アンソロジーの最優秀賞受賞者=、詩誌「不羈(ふき)」同人の武内哲さん(十勝毎日新聞社編集委員)の5人。

 夫の妻への鬼気迫る愛憎を描いた「間奏」(上田さん)、現代女性の一面を鋭く表現した「胎動」(荒井さん)、幼少時代の罪の意識をテーマにした「蛇の森」(中村さん)、釣り人の淡い交流を描いた「アダムス」(武内さん)の小説4編と、田中さんの吉本ばななの「キッチン」の評論を収めている。

 タイトルの「ペタソス」は、ギリシャ神話のヘルメス神がかぶった翼が付いた帽子で「限りない可能性」との意味を込めた。表紙は道展会員の白土薫さん(帯広)の版画作品。

 田中さんは「何ものにもとらわれない自由に表現できる場をつくりたかった」と創刊の理由を語っている。

 A5判88ページ。1部500円で管内のザ・本屋さんで販売。問い合わせは同短大内の「ペタソス」の会(0155・54・2600)へ。
2007年3月6日の記事
十勝産小麦でうどん作り 帯三中・生徒が挑戦
 帯広第三中学校(奥野淳一校長、生徒340人)の1年生99人とその保護者13人を対象にした食育体験学習「チャレンジ!手打ちうどん」がこのほど、同校の被服室と調理室で行われた。生徒は1年間にわたり「食」をテーマに学んできたが、今回は十勝産小麦を使った手打ちうどんに初めて挑戦。同校に給食パンを提供している林製パン工場(帯広市西3南5)の林隆義社長が手打ちの作り方を指導し、生徒に地産地消も呼び掛けた。(藤原剣)

 1年生は総合的な学習の時間で、「食を通じて地域への理解を深める」をテーマに、ジャガイモやトウモロコシの栽培方法、栄養バランスに優れた献立などを学び、調理実習もした。

 今回は、地元産の食材を地元で消費する地産地消の意義を学ぼうと、林社長を招いた。初めに、林社長は「十勝には食材が豊富にある。身近な食材をたくさん食べよう」と生徒に呼びかけた。

 地元産の小麦粉を使った手打ちうどん作りでは、粉と水をビニール袋に入れてよくもんで生地を作り、林社長は「生地がくっつかないようにしっかり小麦粉を練り込んで」とアドバイス。生徒らはラップの芯やめん棒などで生地の塊をのばした後、最後は折りたたみ、包丁で均等に切って完成させた。

 出来上がったうどんは調理室でゆで、すぐに試食。しょうゆ味やみそ味のかけうどんにして食べ、山田圭吾君(13)は「小麦粉をこねるのが楽しかった。少し硬いけれどおいしい」と手打ちうどんの味に満足そうだった。
2007年3月5日の記事
手袋で指文字50音表製作 帯広グルッペ手話の会
 管内で活動する手話サークル「帯広グルッペ手話の会」(富士道利恵会長、会員45人)がこのほど、手袋で指文字を表現した五十音表を製作した。「あ」から「ん」までの指文字の形や動きを分かりやすく立体的に示した力作。帯広市グリーンプラザで4日に開かれた第8回耳の日の集いで初披露され、来場者の注目を集めた。(安田義教)

 この五十音表は耳の日の集いで手話のPRに使うため、昨年11月と今年2月に会員とろう者が製作した。市販の白手袋に綿を詰め、五十音に対応する指文字を形作り、糸で縫って固定した。

 あ行から順番に並べていき、手袋の下には文字とイラストを添えた。背景には黒い紙を使って指の形を目立たせるなど工夫を凝らした。

 4日は受け付け近くに展示。表の手袋に倣って指を動かす人や、「自分の名前を覚えて帰る」と話す子供もいて、同会研修部の水上紀美子部長は「手話のアピールに何がいいか考えて作ったけれど、興味を持ってもらえたのでよかった」と喜んでいた。

 同会は1970年に発足した管内でも歴史の古い手話サークルで、毎週の研修会やろう者との交流、イベント開催などの活動を展開している。今回の五十音表は、ボランティア団体間の催しなど今後も活用していく考えで、富士道会長は「ろう者の人と一緒に手袋を作るのも楽しく、良い時間を過ごせた。3年後の設立40周年の行事でも使いたい」と話している。
2007年3月5日の記事
牛乳テーマに絵本 消費拡大目指し
 消費低迷する牛乳に親しみを持ってもらおうと、帯広市内の酪農家、広瀬文彦さん(54)=リバティヒル広瀬牧場経営=が、絵本「牛乳キライだなんて もう言わないよ」を初めて制作した。市内在住のイラストレーター、飯田朋子さん(30)との合作。広瀬さんは「牛乳はお母さん牛からの贈り物。牛乳に興味を持つきっかけになれば」と話している。
 帯広市、JA帯広かわにし、同帯広大正でつくる市農業施策推進委員会が牛乳・乳製品の消費拡大を進めようと企画。昨秋、地域交流牧場全国連絡会の会長を務め、酪農教育で年間3000人以上の子供たちを受け入れる広瀬さんに依頼。広瀬さん、飯田さんともにボランティアでの制作を快諾した。

 絵本は、牛乳が苦手な5歳のタカシ君がお母さん、妹と牧場を訪問。牧場のお兄さんの案内で牛に触れ、しぼりたての牛乳を飲んで好きになるストーリーだ。胃の中の餌を何度もかみ砕く反すうや、牧場の仕事が分かりやすく描かれている。

 制作に協力した真由美夫人(54)と5日の会見に臨んだ広瀬さんは「伝える言葉を大切にして、妻と牧場で教えてきたことを形にできた」と笑顔。飯田さんは「牧場を取材しリアルさを出しながら、子供が楽しめるようカラフルに描きました」と話していた。

 絵本(A4判、31ページ)は300部作成。保育所・幼稚園や図書館などに配布する。(栗田直樹)
2007年3月4日の記事
276人「十勝通」に挑戦 初の「とかち検定」試験
 十勝に関する知識を問う「十勝の観光文化検定試験(とかち検定)」の第1回試験が4日午前10時から、ホテルノースランド帯広で行われた。管内外の受験者276人が、「十勝通」を目指し、真剣な表情で挑戦していた。

 帯広商工会議所などでつくる委員会(関川三男委員長)が、十勝の歴史や産業、文化などへの理解を深めるきっかけにしようと実施。独自のテキストも作成した。

 試験は帯広の地名の語源や、パークゴルフ発祥のまちなど50問が出題され、4つの選択肢から解答を選ぶ方式で行われた。最年少の受験者、音更町の戸倉一貴君(10)=木野東小4年=は「毎日テキストを読んでいた。結構解けた」と笑顔。鹿追町の公務員、平山宏照さん(39)は「極端に難しい問題もあった。大丈夫かな」と語っていた。

 関川委員長は「今回は初級の位置付け。中級、上級の試験も検討したい」と話している。合格発表は19日午前11時、帯広経済センタービルで番号が掲示される。 (栗田直樹)
2007年3月4日記事
「認定看護師」が活躍中 帯広厚生病院に6人
 医療が高度化する中、帯広厚生病院(帯広市西6南8、川口勲院長)では、特定分野で水準の高い知識と技能を持つ看護師のスペシャリスト「認定看護師」6人が活躍している。認定看護師は管内ではほとんどおらず、道内でもこれだけ多く配置している医療機関は少ない。同病院の山川京子看護部長は「病院の看護レベル向上とともに、社会資源として広く地域医療に専門知識を還元できれば」と話している。(松村智裕)

 認定看護師は日本看護協会が17分野で認定。1997年に初の認定看護師が誕生した。5年以上の実務経験者が半年以上の専門教育課程を修了すれば、認定看護師の受験資格を得ることができる。道看護協会によると、道内の認定看護師は昨年8月現在で120人。

 病床数748床と道内で5番目の規模を誇る帯広厚生病院では、約600人の看護師が勤務。痛みの緩和治療に重点を置く「ホスピスケア」や「感染管理」「重症集中ケア」など4分野で認定看護師6人が活躍している。

 患者への専門的な看護や院内環境整備などとともに、他の看護師へ指導する役割も大きい。「創傷・オストミー・失禁(WOC)看護」の認定看護師小寺裕子さんは、床ずれ予防や人工ぼうこうなどを持つ人(オストメイト)の装具に関する勉強会を院内で開き、情報提供に努める。小寺さんは「院内はもちろん、院外の研修会などで講師を務めることもある。これからもできる限り協力できれば」と話す。

 2005年6月に道内初の教育拠点「道医療大学認定看護師研修センター」(石狩管内当別町)ができ、育成の動きは管内でも活発化しそうだ。市内の帯広協会病院、北斗病院、帯広第一病院、国立病院機構帯広病院などは現在、認定看護師を置いていないが、協立病院は「感染管理」の資格を持つ認定看護師1人を2月に採用。同帯広病院は「条件が整えば、リーダー格の看護師に研修へ行ってもらうか、資格を持つ人を採用する方向で検討している」としている。