十勝毎日新聞に掲載された帯広市の話題やお知らせなどを、
地域のみなさまや、十勝を離れて暮らす方々にふるさと情報
としてお伝えします。
第237回 [ 2007/03/26 ] 毎週月曜日更新
十勝めーる >>> 帯広めーる
帯 広 市
市長 砂川 敏文
十勝年鑑2006より
(2005年11月28日発行)
人 口 171,807人
(男82,690人 女89,117人)
面 積 618.94平方キロメートル
花木鳥 クロユリ・シラカバ・ヒバリ
□主な動き
 砂川敏文市政2期目の主要公約の仮称・保健福祉センターは、旧北海道森林管理局帯広事務所庁舎(東8条南13)を買収・転用して実現することになり、6月に同事務所を3億1,000万円で購入した。10月から改修工事に着手し、来年春にオープンする。これに合わせて市の保健・福祉機能を再編、総合福祉センター(公園東)は高齢者の活動拠点や社会福祉協議会の事務スペースとなり、福祉会館(西4南9)は廃止することにした。

 屋内スピードスケート場整備計画は基本計画をとりまとめ、17年度は基本設計に着手した。帯広の森スピードスケート場改修の延長で整備、屋根構造は建設コストなどが割安な平行トラスを採用した。国内では長野のエムウエーブに次ぐ屋内施設となり、21年度の完成を目指す。総事業費60億円のうち、市は国に半額補助、道に4分の1程度の支援を求めている。1月には経済界などで建設促進期成会が発足、同期成会を中心に約1億円が目標の募金活動を行うことにしている。

 第2次行財政改革は、各種事務事業の見直しが本格化。今年度から高齢者無料バス券に所得制限を導入、地区敬老会を廃止するなど福祉部門の縮小が論議を呼んだ。中国・朝陽市との国際友好都市提携が5周年の節目を迎え、7月に砂川敏文市長、鈴木孝昌議長を中心とする記念訪問団が同市を訪れた。WRC(世界ラリー選手権)ラリージャパンが昨年に続き今年も、9月30日から10月2日にかけて、帯広を主会場に開催された。全国各地から大勢のモーターファンが集まり、全国に「帯広・十勝」の名を情報発信した。
関 連 リ ン ク
帯広市役所ホームページ
帯広商工会議所ホームページ
おびひろ動物園
帯広市児童会館
帯広市民文化ホール
2007年3月22日の記事
十勝の空歌った独自曲を初披露 三条高合唱部定演
 帯広三条高校合唱部(熊切優乃部長、部員32人)の2006年度道合唱コンクール金賞受賞記念「第17回定期演奏会」が21日午後6時半から、帯広市民文化ホール大ホールで開かれた。十勝をテーマにした独自合唱曲「十勝の空の色見本 子どもの詩によるOde」が初披露され、澄んだ歌声が約1000人の観客を魅了した。

 独自曲は十勝で歌い継がれる女声合唱とピアノのための曲を目指し、同部顧問の豊田端吾教諭(38)が市内の作曲家川崎智徳さん(40)に曲作りを委嘱。児童詩誌「サイロ」から歌詞を探して曲を制作した。

 合唱曲は組曲で、「秋」「夕日が沈む」「こおる夜」「オレンジ色の朝」で構成。豊田教諭が指揮、波塚三恵子さん(帯広)がピアノ演奏した。限りなく続く空や刻々と変化する朝空の情景が浮かぶかのように、部員は声量を変化させながら曲のイメージを表現した。

 熊切部長(17)は「緊張したが全力で表現できた」と満足した表情。豊田教諭は「練習の成果を出すことができた」、客席から見守った川崎さんは「生徒たちと1つの音楽を作ることができ、幸せな気持ちで聴かせてもらった。イメージ通り透明感があった」と話していた。(池谷智仁)
2007年3月21日の記事
帯広の小学生1万人 車いすをプレゼント リングプル集め交換
 帯広市内の小学生1万人が協力して集めたリングプルで交換した車いすが19日、市内の救護施設「東明寮」(大正町基線100、杉野全由施設長)に寄贈された。子供たちの心がこもった温かなプレゼントに、利用者は感激していた。(池谷智仁)

 市内の全小学校は1996年から「市内小学生いじめ・非行防止親子サミット」(いじめ・不登校・非行等に関する対策委員会主催)を開催。連携して行動することでいじめや不登校を防ごうと、リングプルを集めて福祉施設に車いすを贈っている。今回は重さ2トンを超えるリングプルを車いす2台と交換した。

 この日午後3時50分に26校を代表して稲田小の小川凌児童会長(6年)と青木嶺祐ボランティア委員長(同)、児童会担当の藤原康弘教諭、同対策委員の斉藤昌之・川西小校長が東明寮を訪問。小川君は「帯広の小学校全体で集めたプルタブを交換しました。ぜひ活用してください」と述べ、杉野施設長と利用者代表に車いす1台を手渡した。

 杉野施設長は「体が不自由な人もいるので、毎日の生活で大切に使います」と感謝を伝えた。

 20日にはグループホーム「太陽の家」(大正町西1線、嶋崎秀司施設長)を東小の代表児童が訪れ、車いす1台を寄贈した。
2007年3月20日の記事
胴上げで門出祝福 帯畜大卒業式、290人巣立つ
 帯広畜産大学(鈴木直義学長)の卒業式が20日午前10時から同大講堂で行われた。卒業生290人は十勝ではぐくんだ教育や研究成果を胸に、思い出のキャンパスを巣立った。

 卒業生の内訳は、畜産学部(獣医学科、畜産科学科、畜産管理学科、畜産環境科学科、生物資源科学科)228人と、別科(草地畜産専修)19人、大学院(畜産管理学、畜産環境科学、生物資源科学、畜産衛生学専攻)43人。

 鈴木学長が学部、大学院卒業生代表に学位記を、別科卒業生代表に修了証を手渡し、「食の安全を基盤に、知的社会人として英知の創造と実践を切望する」と激励。同大同窓会の大石和也会長が「胸を張って新しい道を歩み、社会貢献を期待する」と祝辞を述べた。

 学業成績優秀者11人と学会賞受賞者2人が表彰され、同大マンドリンサークルが学生歌「逍遥歌(しょうようか)」を演奏した。

 式終了後には多くの後輩が講堂前に集まり、胴上げなどでスーツやはかま姿の卒業生の門出を祝った。畜産科学科を卒業して札幌の食品会社に就職する清田明日香さん(23)は「吹奏楽部活動などたくさんの思い出ができた。大学で学んだ知識を生かしたい」と笑顔を見せていた。(池谷智仁)
2007年3月19日の記事
とかち検定 合格率は95% 263人に証書郵送へ
 十勝の歴史や文化、産業などの知識を問う「十勝の観光文化検定試験(とかち検定)」の合格発表が19日午前11時から、帯広経済センタービル1階で行われた。受験者らが訪れ、自分の受験番号を見つけると、写真に撮るなどして喜んでいた。

 90分間で50問を解き、70点以上が合格の試験で4日に実施。276人が受け、合格者数は263人、合格率95・3%。最高点は100点だった。

 合格した市内在住の無職、角谷重春さん(76)は「受験番号を見つけてとてもうれしい。ボランティアの観光ガイドができるよう、勉強を続けたい」と話していた。

 事務局は同日、受験者全員に合否通知書を発送。合格者には月末、合格証書を郵送する。合格者番号はホームページ(http://www.occi.or.jp/tokachikentei/index.html)でも公開している。(井上朋一)
2007年3月19日の記事
読み聞かせと工作20年 子どもと本を楽しむ会
 絵本の読み聞かせと工作を月1回続けている「子どもと本を楽しむ会」(赤間百合子代表)が、4月で活動20年を迎える。18日も午後2時から帯広市内の緑西コミセン(西17南4)で、親子ら37人が読み聞かせと写真立て作りに取り組んだ。着実な活動が大きな節目を迎え、赤間代表は「このままの形でずっと続けていきたい」と張り切っている。(山下聡実)

 同会は1988年、十勝おやこ劇場(現ぷれいおん・とかち)の会員が行っていた活動を引き継ぎ、14人で発足した。現在は主婦や保育士、小・中学生など9歳から70代の34人が所属している。小学3年生以下の子供とその親、祖父母を対象に絵本の読み聞かせをしたり、牛乳パックなど廃品を使った工作作りを展開している。

 こうした地道な活動が評価され、2001年には十勝環境・福祉賞(十勝毎日新聞社主催)の十勝福祉特別賞も受賞している。

 18日は「はるですよ ふくろうおばさん」など3冊の読み聞かせを楽しんだ後、手作りの写真立てにも挑戦した。20周年を記念して廃品を使わずに製作し、約10センチ幅のかごに粘土を詰めモールや色付きの針金、ビーズなどを使って飾り付けた。

 毎月参加しているという帯広啓西小2年の佐々木彩乃さん(8)は「いつもどんな工作を作るのか、どんなお話が聞けるのか楽しみ。今日も面白かった」と笑顔。赤間代表は「子供たちに本の楽しさを知ってもらい、工作を通して創造力を養ってほしい」と話している。
2007年3月18日の記事
岩崎さん(若葉小2年)佳作賞 国土と交通図画・作文コン
 国土交通省主催の「国土と交通に関する図画・作文コンクール」で、帯広若葉小2年の岩崎里子さん(8)が図画(小学生)の部で佳作に輝いた。十勝管内での入選は岩崎さんだけ。鮮やかな色彩で夢の世界を描いた岩崎さんは「すごくうれしい」と喜んでいる。

 同コンクールは国土交通行政の意義と重要性への理解を深めてもらおうと、国交省が定めた「国土交通Day」(7月16日)の行事の一環として実施。図画の部と作文(中学生)の部に分かれ、図画の部では全国から2283点の応募があり、最優秀賞6点、優秀賞15点、佳作97点が選ばれた。

 岩崎さんの作品のタイトルは「ふたつのせかい」で、夢の世界に乗り物などを盛り込んだ。自分の家族や家、動物、シャボン玉などを描き、立体感や色彩の細部にまでこだわって約3日間で仕上げた。小さいころから絵を描くことが大好きで、若葉小の教諭らの話では、2年生になってからぐんぐん上達しているという。今後も「もっといろいろな絵を描きたい」と意欲を燃やしている。

 13日午後1時から同校で伝達式が行われ、帯広土木現業所の紺野寛所長が賞状と副賞の図書券を手渡した。(山下聡実)
2007年3月18日記事
視覚障害乗り越えて試験合格 杉本さん夢かない、教壇へ
 帯広大谷短期大学(多田稔学長)を14日に卒業した帯広市内に住む杉本梢さん(21)は、視覚障害を乗り越えて、新年度から長年の夢である教員生活を始める。子供を預かる責任を感じながらも、「熱意がないと夢はかなわない。生徒の可能性を信じ、いろいろなことに挑戦できる場を提供したい」と希望に胸を膨らませている。(池谷智仁)

 杉本さんは弱視で、小学3年から帯広盲学校に通学。多くのことを吸収するため清水高に進学し、社会人経験を経て2年前に同短大総合文化学科に入学した。昨年10月に道教委特殊教育諸学校の教員採用試験に合格し、4月から道内の特殊学校で教べんを執ることになっている。同短大から教員採用者を輩出するのは10年ぶりで、障害を持つ学生では初。

 教師を志したのは盲学校中学部1年のとき。弁論大会や乗馬、バンド活動などを支援してくれた尊敬できる教員との出会いがきっかけだった。「教師が挑戦できる場を与えることが大切。自信が深まり、ステップアップできた」と振り返り、その思いは理想の教師像につながる。清水高ではホームヘルパー2級の資格を取得。高校卒業後に学費を稼ぐため地元企業に就職、1年後に同短大に入学した。

 視力の関係で自動車免許が取得できない悩みはあるが、学生生活に大きな支障はなかった。ただ、文字を見るのに集中力が必要で、勉強したい意欲に視力が追いつかないもどかしさがあったという。

 「授業にゴールはない。やりがいがあるが、大変さも実感している」と、大きな夢と同じくらいの責任を背負う。「自分ができないことや手伝ってほしいことを言わないと、周囲の人は理解できない」と自らの経験を参考に、社会での生き方も伝えていく考えだ。

 教員生活を機に初めて1人暮らしを始める予定で、「自立して、心配を掛けた両親に親孝行したい」と語る。「宿題を出したくないほど子供が好き。いつか母校の帯広盲学校に勤務できたらうれしい」と笑顔を見せる。