十勝毎日新聞に掲載された帯広市の話題やお知らせなどを、
地域のみなさまや、十勝を離れて暮らす方々にふるさと情報
としてお伝えします。
第247回 [ 2007/06/04 ] 毎週月曜日更新
十勝めーる >>> 帯広めーる
帯 広 市
市長 砂川 敏文
十勝年鑑2006より
(2005年11月28日発行)
人 口 171,807人
(男82,690人 女89,117人)
面 積 618.94平方キロメートル
花木鳥 クロユリ・シラカバ・ヒバリ
□主な動き
 砂川敏文市政2期目の主要公約の仮称・保健福祉センターは、旧北海道森林管理局帯広事務所庁舎(東8条南13)を買収・転用して実現することになり、6月に同事務所を3億1,000万円で購入した。10月から改修工事に着手し、来年春にオープンする。これに合わせて市の保健・福祉機能を再編、総合福祉センター(公園東)は高齢者の活動拠点や社会福祉協議会の事務スペースとなり、福祉会館(西4南9)は廃止することにした。

 屋内スピードスケート場整備計画は基本計画をとりまとめ、17年度は基本設計に着手した。帯広の森スピードスケート場改修の延長で整備、屋根構造は建設コストなどが割安な平行トラスを採用した。国内では長野のエムウエーブに次ぐ屋内施設となり、21年度の完成を目指す。総事業費60億円のうち、市は国に半額補助、道に4分の1程度の支援を求めている。1月には経済界などで建設促進期成会が発足、同期成会を中心に約1億円が目標の募金活動を行うことにしている。

 第2次行財政改革は、各種事務事業の見直しが本格化。今年度から高齢者無料バス券に所得制限を導入、地区敬老会を廃止するなど福祉部門の縮小が論議を呼んだ。中国・朝陽市との国際友好都市提携が5周年の節目を迎え、7月に砂川敏文市長、鈴木孝昌議長を中心とする記念訪問団が同市を訪れた。WRC(世界ラリー選手権)ラリージャパンが昨年に続き今年も、9月30日から10月2日にかけて、帯広を主会場に開催された。全国各地から大勢のモーターファンが集まり、全国に「帯広・十勝」の名を情報発信した。
関 連 リ ン ク
帯広市役所ホームページ
帯広商工会議所ホームページ
おびひろ動物園
帯広市児童会館
帯広市民文化ホール
2007年5月31日の記事
JTB北海道 北海道ホテル表彰 サービス優秀“4年連続”
 北海道ホテル(帯広市西7南19、林文昭社長)はこのほど、旅行会社JTB北海道の2006年度サービス優秀旅館・ホテル表彰(中規模)を受賞した。JTB利用客アンケートで、同ホテルの環境や接客などが評価された。

 同賞は、JTBのお客様アンケートで85点以上の会員を対象に、アンケート枚数や取扱額などを考慮の上、決定される。

 同ホテル(116室)は、2001年度、02年度と連続して同賞を受賞。03年度には特別賞を受けた。規定により、特別賞の後は2年間選考対象から除外されるため、3年ぶり4回目の受賞だが、事実上の“4年連続”となる。

 同ホテルは04年にISO9001を取得。利用者からの意見には全員で目を通し、改善できるものは即実行している。竹森強総支配人は「お客様からの意見で選考されており、すごく名誉で励みになる。今後も顧客満足度を上げていくよう、日々努力していきたい」としている。

 なお、大規模(151室以上)は「JRタワーホテル日航札幌」、小規模(70室未満)は「あかん鶴雅別荘 鄙の座」が選ばれている。(植木康則)
2007年5月31日の記事
給食の生ごみ減量・堆肥化 開西病院 大型分解処理機を導入
 開西病院(帯広市西23南2、細川吉博理事長、ベッド数196床)はこのほど、大型の生ごみ分解処理機を導入した。入院患者の給食調理の際に出る生ごみを減量・堆肥(たいひ)化し、関連する介護サービス施設の家庭菜園などに役立てる。大型の同処理機を取り入れる医療機関は十勝管内でも珍しく、同病院は「患者に優しいだけでなく、環境にも優しい病院づくりにつなげたい」(広報企画室)としている。(國井正行)

 同病院は「地元産の食材にこだわった給食」を入院患者に提供するため、病院内の調理場を直営方式にしている。生ごみ分解処理機は1月から試験稼働させ、給食調理の際に1日約30−40キロ出る生ごみの減量化に取り組んでいる。

 同処理機は松下電工製で、同病院東棟1階に設置。幅約1.3メートル、高さと奥行きはそれぞれ約1.2メートル。もともと生ごみに生息している微生物の力で生ごみを水と炭酸ガスなどに分解し、さらに熱処理によって減量させる。

 同病院によると、1週間で約300キロの生ごみを同処理機に投入した場合、およそ100分の1程度にまで減量。排出物はサラサラの状態になり、グループホームの施設がリハビリの一環で取り組む家庭菜園の堆肥として使う。

 同病院広報企画室の岩野辰芳室長は「寒冷地で大型の処理機を導入するところは珍しいと聞く」とした上で、「試行錯誤の段階だが、生ごみの減量・堆肥化は順調に進んでいる。環境に優しい病院づくりに役立てていきたい」と話している。
2007年5月30日の記事
ホスピタリティ・コーディネータ認定 帯広コア専門学校講師力丸さん 管内初
 帯広コア専門学校(西11南41、荻野秀雄校長)の専任講師力丸亜希子さん(30)がこのほど、「ホスピタリティ・コーディネータ」の資格を十勝管内で初めて取得した。ホスピタリティ(もてなしの心)推進役を果たすもので、力丸さんは「十勝の持ち味を生かしたホスピタリティを発信したい」と話している。

 この資格は、ホスピタリティ醸成に向けた啓発活動などに取り組む「NPO法人日本ホスピタリティ推進協会」(本部東京)が認定。全国に165人、道内には力丸さんを含め7人が取得している。同協会はホスピタリティの定義を「互いに存在意義と価値を理解し、助け合う感謝の精神」としている。

 4月末に東京で行われた養成講座に参加し、観光業界の専門家らからホスピタリティの概念、医療や福祉、まちおこし分野での実践手法などを学んだ。その後に筆記や小論文、スピーチ試験に挑み、認定を受けた。

 「ホスピタリティは相思相愛の心というのが明確になった。地元を愛し、地域のいい部分を引き出すことで観光活性化にもつながる」と力丸さん。今後は同校観光ホスピタリティ科の授業のほか、同協会の教本を使って企業や一般向けの講座を行い、地域のホスピタリティ向上を目指す考えだ。(池谷智仁)
2007年5月30日の記事
近づく夏 うちわ商戦本格化
 夏に向かい日中の気温が上昇し始める中、うちわ商戦が本格化してきた。クーラーや扇風機が主流となり、涼を得る道具としての需要は減ってきたうちわだが、イベントの盛り上げ役としては根強い人気。目的は変化しても、夏の“必需品”には変わりがない。

 帯広市内のうちわ、扇子の製造卸業「藤商会」(西10南12、藤川俊夫社長)では絵柄や形、大きさなどが異なるうちわ約500種を展開。今年はプラスチック素材にキャラクターが描かれた6連のうちわ「おもしろファン」(420円)を初めて販売している。近年のペットブームを反映し、犬や猫の写真が入った「ペットうちわ」(210円)も人気が高いという。夏が近づくと注文が本格化するが、「暑さ対策」というよりも、祭りや学校行事、スポーツの応援などイベント用が中心だ。藤川社長は「今の時期は高校の学校祭に向けた注文が多い。うちわの製造、販売は夏場のイベントの直前に忙しくなる」と話している。(山下聡実)
2007年5月29日の記事
十勝川サイクリングパーク 視覚障害者向けサイクリング
 帯広市社会福祉協議会(若林宣龍会長)の視覚障害者(児)を対象にした「ミニタンデム(2人乗り自転車)サイクリング教室」が27日午前10時から、市内の十勝川サイクリングパークで開かれた。視覚障害者6人が参加し、気持ちの良い風を感じて走った。

 視覚障害者の健康と体力づくりを目指し今回で18回目。同教室の開始に先立ち、「2007年度障害者スポーツ支援基金タンデムサイクリング普及事業」として、タンデムサイクリング車10台と高級スポーツタイプ車2台が、福祉医療機構(本部東京)から十勝障害者サイクルスポーツ協会(柴田政邦会長)に贈られた。

 この日は同協会会員が講師となり、十勝視覚障害者の会(鈴木英晴会長)の会員のほか、帯広東ロータリークラブ(曽根一会長)メンバーらボランティアが参加。市社協の松田之志地域福祉課長が「春の息吹を体いっぱいに感じてほしい」とあいさつした。

 参加者は同協会会員やボランティアと2人1組で自転車に乗り、1周約4.7キロのコースを楽しんだ。午後からは帯広の森市民プールで水泳教室も開かれた。(山下聡実)
2007年5月28日の記事
ナガイモのネット張り作業最盛期 市内豊西町
 ナガイモのネット張り作業が、十勝中部で最盛期を迎えている。農家によって広げられたネットが、きらきらと陽光を反射させながら、高さ約3メートルの支柱の先端に次々とかけられている。

 4ヘクタールを作付けした帯広市豊西町の大家弘美さん(51)方では、今年から、これまで2畝に1枚だったネットの枚数を1畦1枚に増やし、つるをネットに誘引する作業の簡素化を図っている。

 1列は約270メートル。ネット張りに要する時間は、妻とアルバイトの3人で、1往復約40分。「作業は全体的に遅れ気味。昨日までの雨で畑にトラクターが入れないから、それまでの間に張り終えたい」(大家さん)と、手際よく作業を進めていた。

 ナガイモのつるがネットを伝って先端部に到達するのは7月下旬−8月上旬ごろ。管内各地の畑には巨大な“緑の壁”が出現する。(高田敦史)
2007年5月28日記事
民間推進団体相次ぎ旗揚げ 十勝でも広がる「食育」の取り組み
 健全な食生活を実践できる人を育てる「食育」が、十勝管内の各方面に広がりをみせている。活発な取り組みの背景には「農業王国」「食料基地」としての十勝の位置づけがあり、豊富な食材を使った学習の展開が他地域からも注目を集める。市町村単位では食育推進の民間団体が相次いで旗揚げし、関係者は「学校だけでなく、食育は台所から」と家庭での取り組みも呼び掛けている。(山下聡実、藤原剣)

 1月に発足した「おびひろ食育・美育推進ネットワーク」(谷内利夫会長)は26日午前9時半から、親子料理教室を帯広市内のとかちプラザで開いた。農薬などを使わない食材で子供たちに安全、安心なものを食べてもらおうと、初めて開催。同ネットワーク理事で栄養士の梶川一江さん(60)らが指導し、管内の親子13組35人がスポンジケーキ作りに取り組んだ。

 また、生活雑誌「婦人之友」の愛読者でつくる「帯広友の会」(高橋明美総リーダー)は6月19日午前10時から、市内の帯広友の家(西17南3)で、食育・料理研究家の坂本廣子さん(神戸市)を招いた講演会「食べる・生きる・育つ」を開く。

 こうした取り組みは管内の町村にも広がり、4月には清水町の農業者や栄養士、学校教諭などを中心に、職種の垣根を越えた十勝清水食育ネットワーク「おむすび会」(森田里絵会長、通称・おむすびネット)を結成。大樹町でも同月、ボランティア組織の「町食育推進協議会」(川原蔦枝会長)が旗揚げし、今後「食と健康講座」の開催などを予定している。

 芽室町でも「食に関する協議会」の食育部会(尾藤光一部会長)が今年度、町内の食に関する情報をまとめた「食育マップ」の作製に着手するなど、料理教室や講座にこだわらない独自の取り組みを展開する団体も出てきた。

 北海道食育コーディネーターで十勝郷土料理研究会会長の村田ナホさん(71)=帯広=は「食育の基本は、暮らす土地や旬のものを食べることが体には一番良いという『身土不二』の思想」とした上で、「最近は食育という言葉が定着し、以前に比べて親の食への意識も高まりつつある。今後は食を通じた環境問題にも一層力を入れたい」と話している。

<食育>生涯を通じた健全な食生活の実現、食文化の継承、健康の確保などを目指した取り組み。これを推進する食育基本法も2005年6月に成立している。