十勝毎日新聞に掲載された帯広市の話題やお知らせなどを、
地域のみなさまや、十勝を離れて暮らす方々にふるさと情報
としてお伝えします。
第267回 [ 2007/10/22 ] 毎週月曜日更新
十勝めーる >>> 帯広めーる
帯 広 市
市長 砂川 敏文
十勝年鑑2006より
(2005年11月28日発行)
人 口 171,807人
(男82,690人 女89,117人)
面 積 618.94平方キロメートル
花木鳥 クロユリ・シラカバ・ヒバリ
□主な動き
 砂川敏文市政2期目の主要公約の仮称・保健福祉センターは、旧北海道森林管理局帯広事務所庁舎(東8条南13)を買収・転用して実現することになり、6月に同事務所を3億1,000万円で購入した。10月から改修工事に着手し、来年春にオープンする。これに合わせて市の保健・福祉機能を再編、総合福祉センター(公園東)は高齢者の活動拠点や社会福祉協議会の事務スペースとなり、福祉会館(西4南9)は廃止することにした。

 屋内スピードスケート場整備計画は基本計画をとりまとめ、17年度は基本設計に着手した。帯広の森スピードスケート場改修の延長で整備、屋根構造は建設コストなどが割安な平行トラスを採用した。国内では長野のエムウエーブに次ぐ屋内施設となり、21年度の完成を目指す。総事業費60億円のうち、市は国に半額補助、道に4分の1程度の支援を求めている。1月には経済界などで建設促進期成会が発足、同期成会を中心に約1億円が目標の募金活動を行うことにしている。

 第2次行財政改革は、各種事務事業の見直しが本格化。今年度から高齢者無料バス券に所得制限を導入、地区敬老会を廃止するなど福祉部門の縮小が論議を呼んだ。中国・朝陽市との国際友好都市提携が5周年の節目を迎え、7月に砂川敏文市長、鈴木孝昌議長を中心とする記念訪問団が同市を訪れた。WRC(世界ラリー選手権)ラリージャパンが昨年に続き今年も、9月30日から10月2日にかけて、帯広を主会場に開催された。全国各地から大勢のモーターファンが集まり、全国に「帯広・十勝」の名を情報発信した。
関 連 リ ン ク
帯広市役所ホームページ
帯広商工会議所ホームページ
おびひろ動物園
帯広市児童会館
帯広市民文化ホール
2007年10月17日の記事
BDF路線バス街へ 市内で試験走行始まる
 バイオディーゼル燃料(BDF)を使った路線バスの試験走行が17日、帯広市内で始まった。車体には広告を掲示してBDFをアピール。車内には回収箱を設け、利用客や市民から集めた廃食油でBDFを精製、バス運行に使っていく。

 帯広市と市内バス事業者など7者による市内路線バス利用促進実験事業の一環。十勝バスの「自衛隊・稲田線」、拓殖バスの「一中線」と「療養所線」の3路線で計4台が走行を始めた。廃食油回収箱は、各バス会社と、BDFバスを含む車両約20台に設置している。試験は来年2月まで。

 同日午前8時13分、BDFバスに乗ってイトーヨーカドー帯広店前に着いた市内在住のパート、大谷由紀子さん(57)は「BDFバスと知らずに乗ったが静かで乗り心地は良かった。てんぷらに使った油を提供したい」と話していた。

 また同日、JR帯広駅バスターミナルには、同事業の核施設となる「省エネ・モビリティセンター」(仮称)が仮オープンした。需要応答型のバス運行実験について、予約・配車など管理業務を行っていく。同センターの正式オープンは11月1日。(井上朋一)
2007年10月16日の記事
若い菓子職人 高め合う腕 柳月が全国大会挑戦…地道に20年
 日本最大の洋菓子コンテスト「ジャパン・ケーキショー東京」(東京都洋菓子協会主催)で、柳月(統括本部音更、田村昇社長)の菓子職人たちが、毎年のように上位入賞している。今年は小型工芸菓子部門で、渡邊真さん(27)が最高賞の連合会会長賞を獲得し、全国挑戦から20年で念願の日本一になった。若手中心に腕を競い合う環境ができて年々レベルが向上。社内の女性としては初入賞を果たすなど過去最多の入賞者5人を出した。(安田義教)

 工芸菓子など13部門に、全国から2000人を超える菓子職人が出場。同部門は23センチ四方に入るスポンジケーキを土台に、食べられる素材で作った装飾(高さ50センチ以内)の出来を競う。約200点が出品され、林基樹さん(26)と西山宏樹さん(25)が銀賞、河瀬あゆみさん(24)と佐藤雅也さん(27)が銅賞を受賞した。

 同社は田村英也前会長(故人)の薦めで、20年余り前から管内や道内のコンテストに出場。全国大会には商品開発室の今西勝彦統括マネジャー(62)が、1987年に初出品して同部門の銅賞を獲得している。原料や調理器具などは会社が支援し、洋生仕上課を中心に挑戦する若手社員が次第に増えて、毎年10人以上が出品するようになった。コンテスト前は仕事後に深夜までケーキ作りに奮闘し、切磋琢磨(せっさたくま)する環境ができた。

 同社の女性では初入賞した河瀬さんは「先輩のアドバイスで最後に部品(飾り)を加えて入賞できた」と喜ぶ。今西統括マネジャーは「賞を取ることで自分の仕事に誇りを持てる」と本業面への好影響を語った。

 渡邊さんは、各部門の連合会会長賞から選ばれるグランプリを次の目標に掲げ、「満足することなくいいものを作りたい」と意気込みを語る。田村社長は「先輩の仕事を見て職人が育ってきた。帯広・十勝は、原材料に恵まれ、技術も最高でこそ『お菓子のまち』と言える」と話していた。
2007年10月16日の記事
JAGA 2年連続大賞 CM部門 道コミュニティー放送
 北海道コミュニティー放送フォーラム稚内ミーティング(日本コミュニティー放送協会北海道地区協議会主催)がこのほど稚内市で開かれ、FM−JAGAが制作したCM「かちまいホームセンター夫婦げんか編」が第2回北海道コミュニティー放送賞CM部門で大賞を受賞した。同部門は2年連続の大賞で、CMに出演しているDJのmihoさんは「今後もリスナーの耳にとまるCM制作に取り組み、広告効果を向上させたい」と話している。

 同フォーラムは道内各FM放送局の制作、技術の向上と営業部門の情報交換を目的に開催。昨年からイベントの一環として、各局から報道、バラエティー、イベント、CMの4部門で応募した番組を審査し表彰している。

 CM部門大賞の「かちまいホームセンター夫婦げんか編」は、新築を計画中の若い夫婦が間取りのことで言い争う様子を、英語なまりの日本語でコミカルに描いた作品。同社の鈴木昭取締役は「当社のCM制作能力、技術が評価されうれしい。今後もクオリティー向上を目指し、地域に貢献していきたい」と話している。

 このほか、バラエティー部門で同社の「JAGA PARTY」、報道部門で「JICAfe」が優秀賞を受賞した。(成田融)
2007年10月15日の記事
元市立保育所長金曽さんが私設保育園開園 長年の夢を実現
 今年3月に帯広市立の南保育所、日赤東保育所の所長を定年退職した金曽優子さん(60)がこのほど、帯広市西9南17の旧民家に私設の「野の花保育園」を開園した。金曽さんは40年間、保育の現場にいた経験を生かし、「地域に根差した保育園にしたい」と話している。(坂本優子)

 0−3歳までが対象だが、4、5歳でも集団保育になじめない子供の受け入れも可能。現在3人が通園している。

 自分の保育所を持つのが金曽さんの長年の夢だった。知人が条件のそろった空き家を紹介してくれたためオープンした。静かな場所で、なおかつ近所にはお年寄りの下宿があり、地域との交流もできる。

 小規模で家庭的な保育が最大の特徴。地元の野菜などを利用した手作りの給食を提供。おもちゃのほとんどが牛乳パックやフェルトなど、人工物を使わず手作りで安全に気を配っている。

 娘を預ける30代の母親は「保育所の定員がいっぱいで入れず、預けることに。仕事の効率も上がった」と話していた。

 問い合わせは同保育園(0155・27・2322)へ。
2007年10月15日の記事
声で届く地域のニュース 音訳テープで新聞楽しむ佐伯さん
 先天的に視覚に障害のある帯広市の佐伯忠春さん(70)=帯広あんま・鍼灸治療院経営=は、ボランティアが録音する新聞記事のテープを通じ、「耳」で新聞を楽しんでいる。「情報が入りづらい自分にとって、新聞は地域のことを知る大切な情報源」。佐伯さんはボランティアから送られる新しいニュースを日々、心待ちにしている。きょう15日から新聞週間−。(山下聡実)

 十勝管内で視覚障害者向けに録音図書のボランティアをしているのは「音訳グループさざなみ」(竹田律子代表)と、視覚障害者朗読ボランティアグループ「かっこうの会」(中田由美子代表)、帯広朗読研究会「なすの会」(井上園代表)。新聞記事や小説、市の広報などのテープやCDはこれらの団体が作り、視力に障害のある人の貴重な情報となる。

 佐伯さんは、朗読ボランティアとして管内で初めて「あさつゆ会」が発足した40年近く前から、録音図書を愛聴している。「地域のイベントや経済、事件・事故など、いろいろな人と共通の話題で一緒に笑ったり考えたりできる」。新聞記事のテープから得る情報は、佐伯さんの元気の源になっている。

 旬の話題では季節を感じ、地域で行われたイベントの記事を聞くと自分の心も明るくなるという。最近1番関心があったのは、ばんえいの存廃問題。以前は騎手や調教師らが治療のため同院を訪れる機会も多く、「存続には胸をなで下ろした」と振り返る。

 3月現在、管内の視覚障害者は1034人。うち、録音図書を活用している人は約70人。佐伯さんは「最近は後天的に視力を失う人が増え、点字を読めない人も多い。より多くの人に録音図書の存在を知ってほしい」と願っている。
2007年10月14日の記事
市民活動交流センター開設1年 延べ3万856人
 帯広市内の藤丸(西2南8)8階の「帯広市市民活動交流センター」は昨年10月のオープンから1年が経過した。毎月の利用者数は昨年当初の1378人から今年9月は2807人(市民交流ホールの来館者を除く)と約2倍に伸び、1年間の利用者総数は3万856人だった。利用者の半数近くは高齢者で、若い世代の呼び込みが課題となっている。(坂本優子)

 同センターは、街中に市民の活動拠点を求める声に応じ、市が設置、運営。「子育て活動室」「高齢者活動室」、卓球などの軽い運動向けの「多目的活動室」、資料作成や会議などに使用できる「市民活動会議室」「市民活動作業室」などがあり、多様な使い方ができる。

 利用者数が突出して多いのが、高齢者を中心に利用されている「高齢者活動室」と「多目的活動室」。マージャンや囲碁、ダンスなど、交流の場に利用されている。次いで子育て中の親子が集い、悩みなどを分かち合う「子育て活動室」が続く。9月末までの利用者人数累計では高齢者の利用が多い2部屋が全体の54.6%、1万6841人、子育て活動室が22.2%、6842人を占める。

 当初は周知不足で来場者数は伸び悩み、平日の日中に利用が見込める高齢者団体にPR、徐々に利用者数が伸びてきた。

 月ごとの利用者は、今年1月に2000人を突破。以来2000人以上を維持しており、これまでで最も利用が多かったのは今年7月の3424人だった。

 オープン当初から利用している帯広市の谷崎由喜男さん(73)が「認知症防止や友人づくりにも役立つ」と話すように、高齢者らがコミュニケーションを深めることに役立っている。

 市商業まちづくり課では「平日や日中の利用が難しい世代のニーズの掘り起こしが課題。各世代に合わせ活動しやすい場所を提供していきたい」と話し、さらに利用者増につなげたい考えだ。
2007年10月14日記事
産卵して「故郷」に 売買川 親サケ100匹放流
 親サケを十勝川水系の売買川に放流する「さけまつり」が14日午前10時から、帯広市西15南36の売買川河川敷サケのふるさと公園で開かれた。近隣住民や帯広稲田小学校(竹村良則校長)、帯広第八中学校(佐久間博之校長)の子供ら約120人が参加し、自然産卵を願って川へ流した。

 初の試みで、同地で毎年5月にサケの稚魚を放流している「おびひろサケの会」(太田昇会長)のメンバーなどによる実行委員会の主催。道さけ・ます増殖事業協会から十勝川をそ上した親サケ100匹の提供を受けた。

 太田実行委員長は「人と自然と川の魚が一緒になった記念すべき第1回の催し。皆さん心を込めて放流してください」とあいさつ。子供たちは「大きい!」などと驚きながら、ぴちぴちと跳ねるサケを丁寧に放流した。

 同小学校の小見山良恵さん(3年)は「サケは元気に泳いでくれた」と笑顔。同中学校自然観察少年団の水谷美保部長(3年)は「うまく自然産卵してくれればうれしい」と話していた。放流後は、市稲田地区老人クラブ連合会(神代壽会長)が料理した秋サケ鍋やサケのチャンチャン焼きに舌鼓を打った。(松村智裕)