十勝毎日新聞に掲載された帯広市の話題やお知らせなどを、
地域のみなさまや、十勝を離れて暮らす方々にふるさと情報
としてお伝えします。
第277回 [ 2008/01/07 ] 毎週月曜日更新
十勝めーる >>> 帯広めーる
帯 広 市
市長 砂川 敏文
面 積 618.94平方キロメートル
(総務省統計局より)
花木鳥 クロユリ・シラカバ・ヒバリ
十勝年鑑2006より
(2005年11月28日発行)
□主な動き
 砂川敏文市政2期目の主要公約の仮称・保健福祉センターは、旧北海道森林管理局帯広事務所庁舎(東8条南13)を買収・転用して実現することになり、6月に同事務所を3億1,000万円で購入した。10月から改修工事に着手し、来年春にオープンする。これに合わせて市の保健・福祉機能を再編、総合福祉センター(公園東)は高齢者の活動拠点や社会福祉協議会の事務スペースとなり、福祉会館(西4南9)は廃止することにした。

 屋内スピードスケート場整備計画は基本計画をとりまとめ、17年度は基本設計に着手した。帯広の森スピードスケート場改修の延長で整備、屋根構造は建設コストなどが割安な平行トラスを採用した。国内では長野のエムウエーブに次ぐ屋内施設となり、21年度の完成を目指す。総事業費60億円のうち、市は国に半額補助、道に4分の1程度の支援を求めている。1月には経済界などで建設促進期成会が発足、同期成会を中心に約1億円が目標の募金活動を行うことにしている。

 第2次行財政改革は、各種事務事業の見直しが本格化。今年度から高齢者無料バス券に所得制限を導入、地区敬老会を廃止するなど福祉部門の縮小が論議を呼んだ。中国・朝陽市との国際友好都市提携が5周年の節目を迎え、7月に砂川敏文市長、鈴木孝昌議長を中心とする記念訪問団が同市を訪れた。WRC(世界ラリー選手権)ラリージャパンが昨年に続き今年も、9月30日から10月2日にかけて、帯広を主会場に開催された。全国各地から大勢のモーターファンが集まり、全国に「帯広・十勝」の名を情報発信した。
関 連 リ ン ク
帯広市役所ホームページ
帯広商工会議所ホームページ
おびひろ動物園
帯広市児童会館
帯広市民文化ホール
2008年1月3日の記事
穏やかに新年幕開け 帯廣神社初詣でにぎわう
 十勝管内は元日、2日ともよく晴れ、各地の神社は晴れ着姿の女性や家族連れなどの初詣で客でにぎわった。参拝客らが白い息を吐きながら神前に手を合わせて家内安全を祈願し、おみくじを引くなどの正月らしい光景が見られた。(角田悠馬、佐藤圭史)

 帯広測候所によると、帯広の元日は冬型の気圧配置となり、平年並みの冷え込み。2日は放射冷却現象の影響で平年をやや下回った。帯広の最低気温は元日が氷点下12.8度、2日は同15.9度。最高気温もそれぞれ0.3度、1.3度とやや寒かったが、晴れ間が広がる穏やかな新年のスタートとなった。

 帯廣神社(大野清徳宮司)にも元日朝から、大勢の参拝客が訪れた。同日午前11時ごろから混雑し始め、ピークを迎えた午後2時ごろにはさい銭箱から約140メートルの列ができた。

 同神社では「ほぼ例年並みの人出」とし、三が日で約5万人の人出を見込んでいる。帯広大正小5年の植松寛介君(11)は「習っているジャズダンスが早く上達できるように願った」と話していた。
2008年1月3日の記事
初売りも好調 福袋に列、ほぼ完売 市内の各大型店
 帯広市内の各大型店で1、2日、初売りが行われた。両日とも好天に恵まれ、開店前から数百人の買い物客が目当ての福袋を求めて列を作るなど、各店とも好調な滑り出しだった。

 今年もイトーヨーカドー帯広店、ポスフール帯広店、長崎屋帯広店、同西帯広店は元日、藤丸は2日に営業を開始した。

 藤丸では2日午前8時ごろから買い物客が並び始め、開店前には約800人が並んだ。午前9時半の開店と同時に、福袋やセール商品めがけて駆け込む姿が見られ、親子連れらが買い物を楽しんだ。生活用品などが入った毎年恒例の「藤丸縁起福袋」も、整理券を持った約400人が次々に交換に訪れ、ほぼ完売した。

 池田町から家族3人で訪れた会社員柳沢俊博さん(61)は「福袋はいいものばかりで、毎年必ず来ている。今年も初売りで5万円くらいは使います」と笑顔だった。中高進営業部部長代理は「例年並みの客足で良いスタートがきれた。今年もたくさんのお客様に奉仕していきたい」と手応えを話していた。

 ポスフール帯広店では初日の来店客数が約2万8000人と例年の倍ほどのにぎわいに。同店の須田和久営業企画担当は「イオン北海道になった期待感があるのでは」と好調の理由を話す。任天堂のゲーム機「Wii」などが当たる「縁起くじ」も、昨年より2時間以上早い30分で完売と大盛況だった。

 イトーヨーカドー帯広店は恒例の「千本引き」が、今年は1等で500リットルガソリンが当たることもあり人気を集めた。長崎屋帯広店でも衣料品や食品の福袋に人だかりができていた。(藤原剣)
2008年1月1日の記事
大病克服…こん身の一作 押絵作家 高井さん 
 押絵の全国組織「いざよひ会」の名取で、道内では唯一、現役で押絵を制作している帯広市内の※高井周祥(本名・美智子)さんがこのほど、道成寺(どうじょうじ)の羽子板を制作した。大病を克服して制作した復帰後第1作で、高井さんは「皆さんに支えられ、励まされてここまで回復した。死ぬまで一生押絵に励みたい」としみじみ語っている。この羽子板は藤丸1階入り口に展示されている。(成田融)

 高井さんの押絵羽子板は下絵に沿った型紙に綿を詰めて縫い、のりで組み立ててから色を乗せるという手間暇かかる芸術。着物の柄はその場面によって決まり、素材は着物と同じ正絹、髪の毛も絹糸を結って作る。

 最近では、化繊の素材や接着剤などを使ったものが多く売られているが、高井さんは一貫して正絹に和紙、のりも米粒を練って作るなど、伝統的な技法にこだわっている。

 2006年の11月に肺炎を患い、昨年6月まで市内の病院に入院して闘病生活。「一時は面会も制限された。言葉も出なくなり、生死をさまよった」という。

 病気は奇跡的に回復し退院。快気祝いに知り合いから恵比寿と大黒様の羽子板が贈られ、「押絵は生きがい。自分にとって押絵を作ることが生きているということ」と、さっそく贈られた羽子板に飾る押絵作りに取り組んだ。

 今回は10年前に和歌山県日高川町にある道成寺を訪ねた時に買った安珍清姫の絵馬の絵を押絵にした。通常は、人物の上半身を羽子板にするが、今回、高井さんは全身の羽子板を制作。

 高井さんは「病み上がりだったが、満足のできる作品で、近年の傑作」と自負しており、「やはり押絵を作っている時が一番の幸せ。多くの人にこの珍しい全身像の羽子板を見て、よい年を迎えてもらいたい」と話している。

 この道成寺の羽子板は7日ごろまで展示される。

※高井周祥さんの高の字は異体字です。
2007年12月30日の記事
珍鳥アメリカコガモ十勝川に飛来 市内の中林さん撮影
十勝川の水面で羽を休めるアメリカコガモ
(手前、中林昭一郎さん撮影)
 帯広市の中林昭一郎さん(53)=帯広信用金庫勤務=はこのほど、市内の十勝川でアメリカコガモを撮影した。中林さんは「珍しい鳥なので、写真に収めることができてうれしい」と喜んでいる。

 アメリカコガモは北米で繁殖するコガモの亜種。ほかのコガモと異なり、胸に縦の白い線がある。日本野鳥の会十勝支部の室瀬秋宏支部長によると、日本に飛来するのは少数。

 中林さんは、コガモの群れの中に水面で羽を休める1羽のアメリカコガモを発見。「近くに寄ると逃げてしまうと思った」と車内から望遠レンズで撮影した。

 50歳を機に写真を本格的に始め、「主に鳥を撮影している」という中林さん。「コガモの群れがいると、いつもアメリカコガモを探していた。ようやく出合えた」と話していた。(松村智裕)
2007年12月30日の記事
大しめ縄奉納 愛国神社の保存会
 帯広市愛国町の愛国神社(南原和美宮司)で29日、恒例の巨大しめ縄が奉納された。愛国神社注連(しめ)縄保存会(富川昌彦会長、会員23人)の会員が半年かけて準備し、この日完成させた。あいにくの大雪となったが、会員が力を合わせて長さ約8メートル、最大直径約60センチ、重さ約100キロのしめ縄を飾り付けた。

 しめ縄の奉納は、同地域の故中橋仁助さんが続けていた。中橋さんが亡くなった後、1984年に発足した同保存会が活動を引き継いだ。

 この日は午前8時から、愛国農業センターで作業を開始。7月上旬に刈って乾燥させたスゲを日本酒で湿らせ、会員15人が呼吸を合わせて1本に締め上げた。

 完成したしめ縄はトラクターなどを使って午後1時半ごろ鳥居に取り付けた。富川会長は「生息地が狭まっているスゲの採集に苦労したが、みんなで力を合わせていいしめ縄ができた」と満足そうだった。奉納祭も行われ、南原宮司が会員に感謝の言葉を述べた。(大笹健郎)
2007年12月28日の記事
元気広がる「ぺったん」 広小路・もちつき大会
 帯広広小路商店街振興組合(河野光雄理事長)は28日午前11時から、同商店街のカフェ「縁側」(吉方朱美代表)前の歩道で、「第2回年末もちつき大会」を開催した。組合員約20人のほか、通行人らも参加、つきたてのもちは、参加者に振る舞われた。

 アーケード再生事業の認可祝いと、1年間の感謝を込めて実施。昨年に続いての開催。

 子供たちの「ぺったんぺったん」の掛け声が響く中、組合員らが約15キロのもちをつきあげた。参加者はあんなどで味付けされたつきたてのもちをほお張った。市内のすいせい保育所に通う山田潮音ちゃん(5)は「外は寒いけどもちがおいしかった」と話していた。(坂本優子)
2007年12月27日記事
夫婦そろってそば打ち名人 高橋康彦さん真理子さん
 全十勝手打ちそば推進協議会会員で、市内の会社員※高橋康彦さん(53)と妻真理子さん(55)がこのほど、全国麺(めん)類文化地域間交流推進協議会(全麺協、事務局・空知管内幌加内町)が行う素人そば打ち段位認定制度の三段に合格した。夫婦そろっての三段取得は十勝管内で初めて。2人は「さらに上を目指してそば打ちに励みたい」と話している。(佐藤圭史)

 同制度は手打ちそばの普及などを目的に全麺協が1997年に創設。初段から五段までの段位を認定している。十勝管内では四段1人、三段は高橋さん夫妻を含む15人。

 高橋さん夫妻は2000年の芽室そば祭りへの参加を契機に、同年に芽室そば研究会に入会。夫婦の共通の趣味としてそば打ちに励み、各種のそばのイベントなどに参加してきた。03年には夫婦で初段、04年に二段を取得。さらに上位を目指して今年9月の三段試験に挑戦した。

 段位の審査ではそば打ちの技術だけでなく、時間や衛生面、作業時の姿勢なども問われる。このうち三段ではそば粉1200グラムとつなぎ粉300グラムを使い、切りそろえるまでの過程を40分以内で終了させる。ほかにそばを持ち上げても25センチほどつながっていることなどが条件。

 高橋さん夫妻は6月から毎日欠かさずそば打ちを行い、7月からの毎週土曜日には段位取得を目指す仲間10人ほどが集まり、審査と同じ形式で練習を重ねてきた。

 今後の目標となる四段の取得には、そばを通じた社会貢献も審査項目の1つ。高橋さん夫妻は休日に高齢者福祉施設を慰問したり、そばのイベントでボランティア活動をしている。康彦さんはそば打ちの魅力を「納得いくものがなかなかできず、奥が深い」とし、真理子さんは「そばを通じた出会いが大切」と話す。

 大みそかには夫婦2人で計10キロのそばを打ち、今年お世話になった人たちに振る舞うという。2人は「自分たちの特技を生かせる最高の場。感謝の気持ちを込めて、そばを打ちたい」と意気込んでいる。

※高橋さんの高の字は異体字です。