十勝毎日新聞に掲載された帯広市の話題やお知らせなどを、
地域のみなさまや、十勝を離れて暮らす方々にふるさと情報
としてお伝えします。
第280回 [ 2008/01/28 ] 毎週月曜日更新
十勝めーる >>> 帯広めーる
帯 広 市
市長 砂川 敏文
面 積 618.94平方キロメートル
(総務省統計局より)
花木鳥 クロユリ・シラカバ・ヒバリ
十勝年鑑2006より
(2005年11月28日発行)
□主な動き
 砂川敏文市政2期目の主要公約の仮称・保健福祉センターは、旧北海道森林管理局帯広事務所庁舎(東8条南13)を買収・転用して実現することになり、6月に同事務所を3億1,000万円で購入した。10月から改修工事に着手し、来年春にオープンする。これに合わせて市の保健・福祉機能を再編、総合福祉センター(公園東)は高齢者の活動拠点や社会福祉協議会の事務スペースとなり、福祉会館(西4南9)は廃止することにした。

 屋内スピードスケート場整備計画は基本計画をとりまとめ、17年度は基本設計に着手した。帯広の森スピードスケート場改修の延長で整備、屋根構造は建設コストなどが割安な平行トラスを採用した。国内では長野のエムウエーブに次ぐ屋内施設となり、21年度の完成を目指す。総事業費60億円のうち、市は国に半額補助、道に4分の1程度の支援を求めている。1月には経済界などで建設促進期成会が発足、同期成会を中心に約1億円が目標の募金活動を行うことにしている。

 第2次行財政改革は、各種事務事業の見直しが本格化。今年度から高齢者無料バス券に所得制限を導入、地区敬老会を廃止するなど福祉部門の縮小が論議を呼んだ。中国・朝陽市との国際友好都市提携が5周年の節目を迎え、7月に砂川敏文市長、鈴木孝昌議長を中心とする記念訪問団が同市を訪れた。WRC(世界ラリー選手権)ラリージャパンが昨年に続き今年も、9月30日から10月2日にかけて、帯広を主会場に開催された。全国各地から大勢のモーターファンが集まり、全国に「帯広・十勝」の名を情報発信した。
関 連 リ ン ク
帯広市役所ホームページ
帯広商工会議所ホームページ
おびひろ動物園
帯広市児童会館
帯広市民文化ホール
2008年1月23日の記事
「マイ箸運動」じわじわ浸透 オカモトグループ 居酒屋「らくいち」
 オカモトグループの居酒屋「炭火うまいもんや らくいち」(帯広市南町東1、平野栄店長)で、2007年2月から実施の「マイ箸(はし)運動」が、来店客に浸透してきた。箸を持参すればドリンク1杯無料のサービス。口コミなどでじわじわ広がり、1日平均4、5組が箸を持参しているという。平野店長は「マイ箸で環境に優しく、懐にも優しく」とさらなる運動の普及に力を込めている。

 マイ箸運動は、近年注目されている、環境に優しい運動の1つ。森林伐採の原因の一端とされる輸入割り箸使用をやめ、外での食事をする際に使う「自分の箸」を持ち歩くこと。

 環境に優しい取り組みを進めているオカモトグループでも、同運動の試験導入を決定。客層に主婦ら女性客が多いことから同店を選んだ。市内で同様の運動を展開している他社の居酒屋もある。

 らくいちでは、テーブル接客時の口頭説明や、ポスターなどを使って地道にPRを重ねてきた。箸を持ってくるだけでドリンク1杯無料のサービスが受け、主婦や家族層、学生らにも広がり「団体利用で全員がマイ箸のときもあった」(平野店長)。

 昨年8月から同店は、割り箸をやめて洗えるプラスチック製の箸に切り替えた。同運動は今後も続ける予定。平野店長は「毎回マイ箸で利用されるお客様もいてくれてうれしい。もっと多くの人に浸透してほしい」と話している。(藤原剣)
2008年1月23日の記事
伝統芸能の魅力歌い継ぐ 帯広浪曲学校が創立80周年
 十勝の浪曲文化をリードしてきた「帯広浪曲学校」(潮田孝校長)が今年で創立80周年を迎えた。戦前、戦中、戦後の混乱期にも1回も欠かさなかった「吉例新春鏡開き浪曲大会」と節目の記念式典を、今年も27日午前10時から帯広市民文化ホールで開催。第4代の潮田校長は「最近はまた浪曲が見直されてきた。若い人にも参加してもらい、引き継いでいきたい」と話している。(成田融)

 同学校は1928年(昭和3年)に「浪曲潮田会」として発足。初代は潮田左近(本名・荘田清一)氏。その後、「帯広浪曲研究会」「帯広浪曲学校」と改称してきた。第2代校長は潮田左近丸氏、第3代校長は潮田一若氏。
 

 浪曲大会は当初、いずみ食堂(当時、西2南6)大広間で開いていたが、浪曲道場(同、西2南1)、帯広市民会館(同、西5南7)など、時代とともに場所を変え、帯広市民文化ホールができた89年以降は毎年同ホールで開催している。

 主な活動は鏡開き浪曲大会のほか、十勝管内の福祉施設、老人ホーム、奉仕団体などから依頼を受け、浪曲を披露している。

 今回の浪曲大会では創立80周年の記念式典も開催。感謝状の贈呈、芸名の認証状伝達などを行う。

 潮田校長は「市民会館でやっていたころは座席が足りなくなり、通路にも座って聴いていた。最近は入場者も減ったが、浪曲の魅力を精いっぱい披露したい」と話している。

 また記念事業として記念誌もこのほど完成。B5判125ページで、関係者のあいさつ文、80年の歩み、浪曲技芸士番付表などを掲載。

 130部作成し、関係者、関係機関に配布する。

 浪曲大会、記念誌に関する問い合わせは、潮田校長(0155・62・6818)へ。
2008年1月23日の記事
天気っておもしろい! 帯広測候所 見学会に大勢の家族連れ
 帯広測候所(帯広市東4南9、須藤泰所長)の見学会が20日午前10時から午後3時まで、同施設内で開かれた。家族連れなどが大勢訪れ、天気について楽しみながら学んだ。

 普段は一般の人が入る機会がない同施設に親しんでもらうことが狙い。来場者は超音波式積雪計で身長を測るなど、観測機器を身近に体感。天気に関するクイズにも挑戦し、自分の生まれた日の天気が分かる「お天気カード」をプレゼントされた。

 地震などで地下水が噴出する「液状化現象」や竜巻のメカニズムに関する実験コーナーも。北海道のジオラマを使い、雲に見立てたドライアイスの水蒸気で冬の天気を示す実験では、家族と訪れた吉田彩音さん(音更小5年)・奏恵さん(同3年)姉妹が「日高山脈で雲が遮られる様子がよく分かった」と話していた。(松村智裕)
2008年1月23日の記事
アイヌ民族伝統住居「チセ」の構造など解説 帯広百年記念館講座
 帯広百年記念館の博物館講座「伝統的なチセでのくらし」がこのほど、同記念館オーディトリアムで開かれ、同記念館の内田祐一学芸員が、アイヌ民族の伝統的な住居「チセ」でのかつての暮らしの様子について話した。

 内田学芸員は、明治・大正時代の帯広や音更のチセに関する資料や、江戸時代の風習を記録した絵をスライドで紹介。いろりを中心とし、宝物の置き場や神棚などが設けられたチセの構造を解説した。

 肉と山菜、または魚と山菜の鍋物(オハウ)を中心とした食生活や、食事が朝夕2回だったこと、他人とのあいさつの仕方など、生活習慣についても紹介。「神窓の方角には地域によって差があり、神棚を外からのぞいてはいけなかった」など厳格な決まりについて説明した。(大笹健郎)
2008年1月20日の記事
市HPに移住情報コーナー 人口17万人割れ目前…積極施策急務
 帯広市は、市ホームページ(HP)に移住希望者向け情報を集約したコーナーを開設した。移住相談の窓口として、企画課職員2人が対応する。ただ、市人口は今年度中の17万人割れが確実な情勢。一方的な情報発信にとどまらない積極的な施策展開も急務となっている。(岩城由彦)

 「帯広市に移住をお考えの方へ!」と題したコーナーは、市HPのトップページから検索できる。「豚丼とお菓子のまちで有名な、十勝の中核都市、帯広市」などの説明文に加え、市の概要や人口・世帯数などの統計、清流・札内川が水源の水道水、国内随一の食料供給基地として知られる農業を紹介している。

 また、「住まい」では宅地分譲中の清流の里をPR。移住後の求職相談に役立ててもらう「働く」では、「ジョブカフェ帯広」「ジョブジョブとかち」などのHPに接続可能。市の健康づくり、生涯学習や市民活動、公園・パークゴルフ場の情報、ばんえい競馬をはじめ観光スポットや体験施設も紹介している。さらに、開拓から現在まで十勝の歴史をアニメ動画で見ることもできる。

 団塊世代を主とした移住者受け入れに積極的な市町村でつくる「道移住促進協議会」のHPにも接続可能。ただ、全道、全国の自治体が移住者誘致に力を注ぐ中で、市議会などからは多角的な戦略構築と実行を求める声も上がっている。

 市政策推進部は「新年度以降、管内町村でも取り組んでいる移住体験事業について民間の協力も仰ぎ可能性を探りたい」としている。
2008年1月19日の記事
消えた銀河線特別版で紹介 鉄道ファンに人気の漫画「鉄子の旅」
 鉄道ファンらに人気の漫画で、単行本6巻で50万部を売り上げた「鉄子の旅」のカラー特別版・北海道編(小学館)が昨年12月31日に発売された。2006年4月に廃線となったふるさと銀河線と小さな駅の魅力を紹介、廃線に寄せる思いもコラムで掲載されている。(大笹健郎)

 「鉄子の旅」は、トラベルライターの横見浩彦さんと女性漫画家の菊池直恵さんが、全国の鉄道を旅する実録漫画。横見さんは、国内のJRと私鉄の全9843の駅で下車したという前人未踏の記録を持つ鉄道ファンのカリスマとして知られる。

 銀河線は04年5月に取材。北海道編では足寄町の笹森、塩幌駅が登場する。横見さんがホームしかない2駅の魅力を伝え、菊池さんが忠実に描いている。

 また、横見さんはコラムを執筆。廃線について、「他の魅力的な路線が一気に消える中、なんとか踏みとどまってくれていた。本当に好きな路線だった」と言葉を寄せ、付録のピンナップには廃線でがっくりと肩を落とす横見さんの姿も描かれている。同編ではこのほか、帯広の豚丼についても紹介し、十勝の別の魅力にも触れている。

 A5判92ページ、762円。特別版の編集者で、取材に同行した小学館の神村正樹さんは「鉄道や駅が消えると地域もがらっと変わってしまう。この作品で廃線前の姿を思い出してほしい」と話している。

 <「鉄子の旅」>
 小学館の「月刊イッキ」で2001年−06年に48話連載された。CS放送でアニメ化もされ、DVDも発売中。今回のカラー特別版は全国を5地域に分け、各3話ずつ掲載している。また、女性の鉄道ファンを指す「鉄子」は、鉄道ファンの間で通じる言葉だったが、この作品をきっかけに07年のユーキャン新語・流行語大賞にノミネートされた。
2008年1月18日記事
十勝の食材で和食作り 「男の料理教室」にアフリカ女性10人参加
 市食生活改善推進協議会(高橋セツ子会長)主催の「男の料理教室」が16日午前10時から、市保健福祉センターで開かれた。ガーナ、ナイジェリアなどアフリカ8カ国から訪れている国際協力機構(JICA)研修員女性10人も加わり、協議会会員や参加者の中・高年男性10人と調理を通じて国際交流を楽しんだ。(岩城由彦)

 同教室は協議会の中心的事業の1つで、生活習慣病予防の啓発目的もある。今回は「健康と栄養改善のための女性指導者研修」コースで学ぶ栄養士、食品品質管理技師らが帰国後の栄養指導などに役立てたいと参加を希望。市民協働の活動を体験した。

 この日は高橋会長をはじめ協議会会員6人が講師を務め、小豆、枝豆を混ぜた「十勝ご飯」、ホッケの粕(かす)煮、揚げだし豆腐、磯あえなど地元農産物を使い栄養バランス豊かな5品に挑戦。言葉の壁も越えて手際よく調理を分担し、完成後は全員で味わった。
 高橋会長は「市民活用の取り組みや食材調理のノウハウを持ち帰ってもらえれば。若い研修員との交流は、自分たちにも刺激になる」と話していた。