十勝毎日新聞に掲載された帯広市の話題やお知らせなどを、
地域のみなさまや、十勝を離れて暮らす方々にふるさと情報
としてお伝えします。
第281回 [ 2008/02/04 ] 毎週月曜日更新
十勝めーる >>> 帯広めーる
帯 広 市
市長 砂川 敏文
面 積 618.94平方キロメートル
(総務省統計局より)
花木鳥 クロユリ・シラカバ・ヒバリ
十勝年鑑2006より
(2005年11月28日発行)
□主な動き
 砂川敏文市政2期目の主要公約の仮称・保健福祉センターは、旧北海道森林管理局帯広事務所庁舎(東8条南13)を買収・転用して実現することになり、6月に同事務所を3億1,000万円で購入した。10月から改修工事に着手し、来年春にオープンする。これに合わせて市の保健・福祉機能を再編、総合福祉センター(公園東)は高齢者の活動拠点や社会福祉協議会の事務スペースとなり、福祉会館(西4南9)は廃止することにした。

 屋内スピードスケート場整備計画は基本計画をとりまとめ、17年度は基本設計に着手した。帯広の森スピードスケート場改修の延長で整備、屋根構造は建設コストなどが割安な平行トラスを採用した。国内では長野のエムウエーブに次ぐ屋内施設となり、21年度の完成を目指す。総事業費60億円のうち、市は国に半額補助、道に4分の1程度の支援を求めている。1月には経済界などで建設促進期成会が発足、同期成会を中心に約1億円が目標の募金活動を行うことにしている。

 第2次行財政改革は、各種事務事業の見直しが本格化。今年度から高齢者無料バス券に所得制限を導入、地区敬老会を廃止するなど福祉部門の縮小が論議を呼んだ。中国・朝陽市との国際友好都市提携が5周年の節目を迎え、7月に砂川敏文市長、鈴木孝昌議長を中心とする記念訪問団が同市を訪れた。WRC(世界ラリー選手権)ラリージャパンが昨年に続き今年も、9月30日から10月2日にかけて、帯広を主会場に開催された。全国各地から大勢のモーターファンが集まり、全国に「帯広・十勝」の名を情報発信した。
関 連 リ ン ク
帯広市役所ホームページ
帯広商工会議所ホームページ
おびひろ動物園
帯広市児童会館
帯広市民文化ホール
2008年1月30日の記事
ポンカンに笑顔広がる 姉妹都市・松崎町から市に届く
 帯広市の開拓姉妹都市・静岡県松崎町から市に、特産品の「ぽんかん」(200キロ)が届いた。30日午前10時半には、帯広市内の日赤東保育所(勝山直子所長、66人)に贈られ、春の香りいっぱいのプレゼントに園児たちの笑顔が広がった。

 松崎町は、十勝開拓の祖、依田勉三翁の出身地。市は開拓者の功績をたたえ、1978年に姉妹都市締結した。ぽんかんは毎年最も冷え込みの厳しいこの時期に同町から贈られている。

 約30個のぽんかんが届けられ、1歳から5歳までの園児は給食のデザートに味わった。皮をむくとあたりは甘酸っぱい香りでいっぱいになり、園児たちは大喜び。きりん組の宮崎果帆ちゃん(6)は「甘くておいしい。みかんと違っていいにおいがする」と笑顔。ぽんかんは、市内26カ所の保育所に配布される。(坂本優子)
2008年1月30日の記事
帯工高 アイデア大賞 ペレットストーブ製作・改良
 帯広工業高校(青木一明校長、生徒475人)電子機械科の3年生3人は、このほど小樽市内で開かれた「道高等学校工業クラブ大会」課題研究発表大会で入賞(アイデア大賞)を果たした。環境に優しいペレットストーブを製作・改良したことが評価された。

 入賞したのは、小林あゆみさん、佐藤由美子さん、菱沼奈央さん。

 道高校工業クラブ連盟など主催で、課題研究発表には全道の工業高校16校が参加。各校の代表生徒が口頭で研究成果を披露し、9校が入賞した。

 3人は先輩が作ったペレットストーブを受け継ぎ、自動で燃料を供給し、煙漏れを防ぐなど改良した。樹木を原料とするペレットは燃焼しても大気中の二酸化炭素が一定に保たれるため、環境に優しいとされている。

 鉄板の溶接に苦労したという小林さんは「高校生活の最後で入賞でき、いい思い出ができた。ペレットを通して、少しでも環境問題を考えてもらえれば」と喜んでいた。

 指導した飯塚浩二教諭は「今後も後輩に伝え、ストーブの燃焼実験を続けていきたい」と話している。(池谷智仁)
2008年1月30日の記事
不法カニかご44個を撤去 漁業調整協と道 数量減も手口巧妙化
海中から引き上げられる不法カニかご(十勝支庁提供)

 毛ガニ漁師らと3漁協で組織する「十勝支庁管内毛がに漁業調整協議会」と道はこのほど、十勝の沖合でカニの密漁に使われる不法な漁具の捜索を行い、カニかご44個を撤去した。

 道では定期的に密漁監視パトロールを実施。協議会の漁船と道の取締船の2隻が出動し、海底に設置されている不法カニかごをシンバリと呼ばれる道具で底をさらうようにして捜索した結果、44個を発見、入っていた毛ガニ60匹を放流した。

 十勝支庁水産課によると、管内では10年ほど前には年間1万個を超える不法漁具が見つかったが、関係機関が取り締まりを強化し、近年は激減している。

 ただ過去には海上に目印を残した密漁者が多かったが、近年はGPS(全地球測位システム)を使うなどして海上から確認できなくするなど手口は巧妙化しており、十勝支庁では「今後も監視を続け、資源回復に努めたい」と話している。(高田敦史)
2008年1月29日の記事
雰囲気に感銘 滝川で“再現” 今月末閉店の喫茶店「街」
 帯広市西2南9の伊香保ビル地下1階で、35年にわたって営業を続けてきたコーヒー店「街」(青木信子店主)が今月末で閉店する。これを機に、神奈川県在住の彫刻家五十嵐威暢(たけのぶ)さん(63)が、ゆかりのある同店の物品を丸ごと譲り受け、年内にも滝川市に同名の喫茶店「街」を“再現”させる計画を進めている。青木さんは「どのような店になるのか楽しみ」と話している。(佐藤圭史)

 同店は帯広の建築家、故五十嵐正さんが設計を手掛けた。正さんは1950年、帯広に建築設計事務所を開設以来、30年間で500件もの建築設計に携わり、「街」の設計は代表作の一つ。威暢さんは正さんのおいに当たる。

 青木さんにとって2店目となる「街」は73年にオープン。それまで営業してきた市内の喫茶店「ポエム」と合わせると、これまで約40年間喫茶店を経営してきた。コーヒーを中心にトーストなどの軽食も提供。「喫茶店は憩いの場」を信念に経営を続けてきた。

 同店は広さ43平方メートル、全23席。暗めの照明で落ち着いた雰囲気になっており、内装はほぼ35年前の開店当時のままという。威暢さんは店内の雰囲気に感銘を受け、正さんの代表作を後世に残すことを決めた。

 計画では、内装や物品、さらに店名も引き継ぎ、正さんと威暢さんの生まれ故郷の滝川市で「街」を再現。新たな憩いの場をつくることにした。

 青木さんは現在73歳。「そろそろ閉店しようか」と考えていたときに、威暢さんから移転話が持ち込まれた。閉店すれば、店の物品は産業廃棄物となるため、青木さんは威暢さんの申し出に同意。店内のいすやテーブルをはじめ、壁のタイルなどすべてを引き取ってもらうことにした。

 青木さんは「35年間ずっと使ってきたものが引き継がれることに感謝したい。長く使ってもらえるよう願っている」と話している。
2008年1月29日の記事
今年1年の精進誓う 茶道、舞踊、詩吟 3団体が新年行事
 十勝管内の茶道、舞踊、詩吟の3団体の新年恒例行事が27日、相次いで開かれ、それぞれの会員が今年1年の精進を誓い合った。(大笹健郎)

 「常にきれいな茶の道を 裏千家淡交会帯広支部」

 茶道裏千家淡交会帯広支部の初点茶会は午前10時から、市内のホテル日航ノースランド帯広で開かれた。

 同支部会員約300人が参加。裏千家茶道教授で北海道地区特別参事の余湖宗汀さんが、茶室に掲げられた掛け軸「雪深點塵無」について触れながら、「新雪の上に一点のちりもないよう私たちの茶の道も常にきれいに、今年も精進を」とあいさつした。

 茶会には砂川敏文帯広市長も駆け付け、参加者とともに余湖さんがたてた茶を味わっていた。

 「けいこの成果を披露 藤間流まこと会」

 日本舞踊の藤間流まこと会(藤間まこと会主)主催の「初ざらい」は正午から、音更町十勝川温泉のホテル大平原で開かれた。

 出演者、家族ら70人が集まった。舞台は藤間真雄慧さん、藤間真査古さん、藤間真依明さん、鈴木郁代さんによる「梅の春」で開幕。小学生からベテランまでが日頃のけいこの成果を披露した。

 藤間美祗さんは、同会の舞台では初披露となる「大和楽 舞」を踊った。最後は同会の河瀬勝郎会長がマジックショーで舞台に花を添えた。

 「詩心伝わる感動の吟を愛吟会」

 日本詩吟学院岳風会北海道本部帯広支部の「愛吟会」(斉藤勇岳会長)の創立40周年記念初吟会は、正午から市内のホテル日航ノースランド帯広で開かれた。

 同会は1967年に発足。高橋心岳さんを担当師範に、2月入会予定者を含む9人で活動している。この日は、斉藤会長が「これからも『詩心伝わる感動の吟』を目指していきたい」とあいさつした。

 来賓の伊藤岳峯同支部創設師範、山中岳剛同支部相談役、浪内岳誓同支部長が祝辞。伊藤氏はこの中で「詩吟は続けてこそ『吟道』になる。心を一つに続けてほしい」と激励した。
2008年1月26日記事
明治時代のかんぬき 時代知る貴重な史料 郷土史研究家の井上さん所有
 道立十勝農業試験場(芽室)の帯広時代の庁舎で使われていたかんぬきを、郷土史研究家の井上壽さん(82)が所有している。1896年(明治29年)に建てられた当初から、同庁舎で使われていたもので、112年の歴史を刻んだ年代物。井上さんは「当時はただのかんぬきでも時間がたって、時代を知る貴重な史料になった」と話している。(佐藤圭史)

 同試験場は96年以降、2回にわたって庁舎を新築した。1回目は1912年で、2回目は芽室に移転した61年。井上さんが同試験場の元職員から聞いた話によると、かんぬきは1896年から使われており、1912年の新築の際にも引き継がれた。

 井上さんは43年から、現在の同市東11南9付近にあった同試験場で勤務。芽室への移転に伴い帯広の庁舎が解体されたものの、井上さんが「明治時代から使われている貴重なもの」として引き取った。

 かんぬきは5センチ×4センチ角、長さ90センチで、重さは1.4キロ。木の種類はセンノキで、腐るのを防ぐため井上さんが植物油を塗っている。井上さんによると、同試験場の庁舎にある観音開きの戸の施錠用に使われていた。明治時代に使われていたかんぬきが残っている例は聞いたことがないという。

 井上さんは「見た目はただの木の棒でも、明治時代からのいわれのあるものだということを知ってほしい」と話している。
2008年1月25日の記事
帯広百年記念館 南極の氷を展示 帯広地方協力本部が寄贈
 海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」が昨年1月に南極・昭和基地沖で採取した氷が、帯広地方協力本部(竹末正一本部長)から帯広百年記念館(帯広市緑ケ丘2)に贈られ、25−27日の「帯広氷まつり」期間中、同館1階ロビーで展示されている。

 同館は2006年から毎年、南極の氷を展示している。24日の贈呈式では竹末本部長が冨岡浩二館長に目録を手渡した。氷は縦20センチ、横20センチ、高さ35センチほど。2−4万年前のものと推定され、長い年月を経て圧縮されたため密度が高く、解けにくいという。来館者は自由に触ることができる。冨岡館長は「なかなか見られる物ではないので、この機会に多くの人に南極を体感してほしい」と話していた。

 同館では併せてパネル展「南極からの贈り物」を開催中。オーロラ、ペンギン、気象観測の様子などを約30枚のパネルで紹介している。(角田悠馬)