十勝毎日新聞に掲載された帯広市の話題やお知らせなどを、
地域のみなさまや、十勝を離れて暮らす方々にふるさと情報
としてお伝えします。
第287回 [ 2008/03/17 ] 毎週月曜日更新
十勝めーる >>> 帯広めーる
帯 広 市
市長 砂川 敏文
面 積 618.94平方キロメートル
(総務省統計局より)
花木鳥 クロユリ・シラカバ・ヒバリ
十勝年鑑2006より
(2005年11月28日発行)
□主な動き
 砂川敏文市政2期目の主要公約の仮称・保健福祉センターは、旧北海道森林管理局帯広事務所庁舎(東8条南13)を買収・転用して実現することになり、6月に同事務所を3億1,000万円で購入した。10月から改修工事に着手し、来年春にオープンする。これに合わせて市の保健・福祉機能を再編、総合福祉センター(公園東)は高齢者の活動拠点や社会福祉協議会の事務スペースとなり、福祉会館(西4南9)は廃止することにした。

 屋内スピードスケート場整備計画は基本計画をとりまとめ、17年度は基本設計に着手した。帯広の森スピードスケート場改修の延長で整備、屋根構造は建設コストなどが割安な平行トラスを採用した。国内では長野のエムウエーブに次ぐ屋内施設となり、21年度の完成を目指す。総事業費60億円のうち、市は国に半額補助、道に4分の1程度の支援を求めている。1月には経済界などで建設促進期成会が発足、同期成会を中心に約1億円が目標の募金活動を行うことにしている。

 第2次行財政改革は、各種事務事業の見直しが本格化。今年度から高齢者無料バス券に所得制限を導入、地区敬老会を廃止するなど福祉部門の縮小が論議を呼んだ。中国・朝陽市との国際友好都市提携が5周年の節目を迎え、7月に砂川敏文市長、鈴木孝昌議長を中心とする記念訪問団が同市を訪れた。WRC(世界ラリー選手権)ラリージャパンが昨年に続き今年も、9月30日から10月2日にかけて、帯広を主会場に開催された。全国各地から大勢のモーターファンが集まり、全国に「帯広・十勝」の名を情報発信した。
関 連 リ ン ク
帯広市役所ホームページ
帯広商工会議所ホームページ
おびひろ動物園
帯広市児童会館
帯広市民文化ホール
2008年3月10日の記事
十勝の「豆腐」観光資源に 十勝支庁専門店情報マップ作製
 十勝支庁は、管内の豆腐専門店、豆腐料理を提供する飲食店などをまとめた「十勝のとうふマップ」を作製した。1500部を印刷し、管内市町村や消費者協会、観光関連施設などに提供。また、支庁のホームページにも掲載、十勝産豆腐をアピールしていく。

 2011年の道東道全面開通をにらみ、支庁は来年度予算案に、独自事業で十勝の食をテーマに観光振興を図る「『食の王国とかち』道東道を活かした食観光推進事業」(125万円)を計上。同事業への弾みとする狙いでマップを作った。

 支庁職員が1店ずつ聞き取り調査をし、情報掲載に承諾を得た豆腐店16店、飲食店5店についてマップ上に表記。店ごとに商品価格、住所、連絡先、店のお薦めポイントなどを紹介して一覧できるよう、A3判にまとめた。

 今後、掲載できなかった豆腐店について希望があれば随時追加していき、近く立ち上げるホームページ上に掲載。十勝の観光資源を地図上でジャンル別に検索できる「myとかちホームページ」との連動も図る。

 支庁商工労働観光課は「十勝には個性的な豆腐店が多く、有力な観光資源になる。十勝産農産物の消費拡大にもつながれば」と話している。(井上朋一)
2008年3月10日の記事
臭みなく、人気 道産ラム肉販売開始 かんの精肉店
 帯広市内の「かんの精肉店」(大通南28、菅野馨社長)は、道内産ラム肉の販売を始めた。道内産は外国産と比べ値段は高いものの、臭みがなく、一部では人気が出ており、安全志向にも応えた。

 同店の菅野義博取締役(40)は「それほど需要が見込めるわけではないが、食の不安の問題が噴出している昨今、販売を始めることにした」と取り扱いの理由を話す。上川管内美深町産のラム肉を仕入れている。道内産ラム肉の販売は創業43年目で初めて。

 同店ではオーストラリア産ロースジンギスカンを800グラム1370円で販売しているが、国産は200グラム1560円で販売。脂身がほどよく固くうま味があるため、あえて必要以上に削っていない。「道内産」というブランド力にかけ、ギフト用としても期待をかけている。20−26日には札幌市の東急百貨店で行われる催事でも販売する。

 菅野取締役は「岩塩をかける食べ方もお薦め。安心して食べてもらえるものを心掛けている」と話している。(藤原剣)
2008年3月10日の記事
創立90年の節目祝う 帯広調理師信友会が祝賀会
 日本料理店の経営者や調理師らの団体「北海道日本料理研究会帯広支部・帯広調理師信友会」(小林利春会長)の第90回の四條公祭と創立90周年記念祝賀会が9日午後5時から、帯広市内の北海道ホテルで開かれた。会員や関係者約150人が節目を祝い、100周年へ向けて精進を誓い合った。(大笹健郎)

 同会は1919年発足。戦時中も中断することなく技術を学び、伝統を継承してきた。

 祝賀会に先立ち、食物や包丁に感謝の気持ちを示す恒例の儀式、四條公祭が執り行われた。古式にのっとり神事が進行する中、四條眞流儀式包丁作法に従い、帯広の草野憲定さん(日本料理店「草乃」代表)が、魚に直接手を触れずに包丁とはしを使って魚をさばいた。

 祝賀会では小林会長が「皆さんのおかげでここまで来られた。十勝にたくさんある安全で素晴らしい食材を使い、魅力ある『食』をつくり出そう」とあいさつ。来賓代表の砂川敏文帯広市長が祝辞を述べた後、功労者表彰と関係団体・個人への感謝状贈呈が行われた。

 清水誠一道議の乾杯で祝宴に入り、会の歴史を語り合った。最後は賛助会員の亀尾輝さん(亀尾鮮魚店社長、音更)の万歳三唱で締めくくった。

 同日午前11時から、同会が建立した包丁塚(帯廣神社境内)で、一般市民も参加して包丁感謝祭が行われた。
2008年3月10日の記事
帯広カムイトウウポポ保存会が参加 7月の先住民族サミット
 アイヌ民族や北米・ニュージーランド先住民らが7月1−4日に道内で開く「先住民族サミット アイヌモシリ2008」(実行委員会主催)に、帯広カムイトウウポポ保存会(酒井奈々子会長)が参加する。実行委は29日午後1時から帯広市生活館(柏林台東町2)で交流フォーラム(仮称)を開き、幅広い参加を呼び掛ける。

 「アイヌモシリ2008」は、7月7−9日の北海道洞爺湖サミットで本道に注目が集まる時期に、環境や人権についてのメッセージを発信し、先住民族の存在をアピールするのが目的。同1、2日に日高管内平取町、3、4日は札幌市で講演やワークショップ、交流会を行い、4日の全体会で宣言文を採択する。洞爺湖サミット会場付近での活動はせず、メッセージを同サミットに送付する。

 9日午後、実行委の結城幸司事務局長(札幌)らが同保存会に参加を呼び掛け、酒井会長らが快諾した。

 帯広でのフォーラムの詳細は決まっていないが、民族舞踊などの文化交流や、自由な語り合いが中心になる見込み。

 酒井会長は「これを機に帯広の老若男女のアイヌの声を世界に届けたい。ウタリ(同胞)もシサム(アイヌ民族以外の日本人)も1人でも多く参加してほしい」と話している。実行委では十勝在住の外国人にも参加を働き掛ける予定。(大笹健郎)
2008年3月9日の記事
チーズ作りを体験 十勝ブランド 主婦ら参加しフォーラム
 十勝ブランドに認証されているパンやチーズをPRする「十勝ブランド体験フォーラム」が8日、帯広市内で開かれた。参加者はパン工場を見学、チーズ作りも体験した。

 十勝ブランド認証機構(林隆義会長)と十勝圏産業クラスター研究推進会議(美濃羊輔座長)の主催。20−70代の市民ら約60人が参加した。

 一行は午後3時に市役所を出発し、林製パン工場(西3南5)でパンの製造工程を見学。十勝産業振興センター(西22北2)ではチーズとパン工房の職人5人から製品に込めた思いを聞き、試食した。道立十勝圏地域食品加工技術センター(同)では、モッツァレラチーズの成形作業を体験した。

 市内の主婦、大高紀子さん(33)は「ブランドがあるとおいしいものを選びやすい。どんどん増やしてレベルを上げてほしい」と話していた。午後6時からはブランド認証を受けたパンとチーズにワインを囲んでの交流会が開かれた。(高田敦史)
2008年3月9日記事
とら、金時、黒… 豆まつり盛況
 「第27回豆まつり」(実行委主催)が9日、帯広市のとかちプラザで開かれた。格安で提供された地元産の豆を目当てに主婦らが訪れ、終日にぎわった。

 豆の消費拡大、日本一の豆の産地・十勝をPRしようと、雑穀業者や帯広商工会議所などが実行委を組織して毎年、開いている。

 豆に関するクイズを出題するウルトラクイズには子供から大人までが参加。物産コーナーには豆や加工品を販売する4団体が出店、このうち初出店の「キレイマメの会」(本別)は黒豆の納豆やみそを提供し人気を集めた。初出品の十勝純粋酢(丸勝)の試飲も行われ、来場者からは「飲みやすい」などと好評だった。

 とら豆、小豆、大正金時など12種類の豆を販売する量り売りは、スタート直後から大にぎわい。市内から訪れた内藤富子さん(66)は大豆や黒豆など4種類を購入、「おいしい豆が安く買えるので毎年来ている。煮豆にして食べたい」と話していた。(坂本優子)
2008年3月7日の記事
退官3教授が最終講義 帯畜大 学生らへメッセージ
 帯広畜産大学(長澤秀行学長)を3月末で定年退職する畜産科学科の干場秀雄、三好俊三、佐々木市夫の3教授による最終講義が6日午後1時から、同大で開かれ、それぞれの研究成果や思い出、学生や教職員へ託すメッセージなどを述べた。

 同大の定年は63歳。2月5日には獣医学科の西村昌数教授と佐藤基佳教授が最終講義を行っている。

 干場教授は1967年に帯畜大卒。北大大学院農学研究科修士課程修了。69年から帯畜大助手、2000年から現職。専門は畜産機械学、家畜生産システム学。

 講義のテーマは「畜大教員生活39年を振り返って」。帯畜大に赴任した当時からの思い出を語り、研究では「1993年に本学付属農場に日本で初めて搾乳ロボットが導入され、その普及に向けた研究に参加できたことが印象深い。本学のさらなる発展を祈念します」と締めくくった。

 三好教授は67年、帯畜大卒。69年に東北大学で修士課程を修了。民間に務めた後、71年から帯畜大助手、96年から現職。専門は家畜育種学、家畜遺伝学。

 講義では「ニワトリが先かタマゴが先か」をテーマに、市販の鶏卵の品質やダチョウの飼養管理の確立へ向けた研究について解説。「大学は教育が先か、研究が先か。最も重要な使命は教育。学生向けの研究者一覧を早い段階で配布すべきだ」と持論を展開した。

 最後に教壇に立った佐々木教授は67年に宇都宮大学農学部卒。東大で修士課程を修了、79年から帯畜大講師、92年から現職。専門は農業経済、農業経営学。

 「残照の中、草莽(そうもう)の途」をテーマにした講義では、貧しかった大学院時代、十勝で実施した離農調査などについて思い出を話し、「残照の中の草莽は何かしら社会とかかわり深い英知を求め、老年期を楽しみたい」と言葉を残した。

 講義の後には学生たちから花束を受け取り、笑顔で思い出を語り合っていた。(成田融)