十勝毎日新聞に掲載された音更町の話題やお知らせなどを、
地域のみなさまや、十勝を離れて暮らす方々にふるさと情報
としてお伝えします。
第208回 [ 2006/09/01 ] 毎週金曜日更新
十勝めーる >>> 音更めーる
音 更 町
町長 山口 武敏
十勝年鑑2006より
(2005年11月28日発行)
人 口 43,075人
(男20,637人 女22,438人)
面 積 466.09平方キロメートル
花木鳥 スズラン・シラカバ
□主な動き
 任期満了に伴う町長選挙が3月29日告示され、現職の山口武敏氏が無投票で3選を果たした。山口町長は3期目のスタートに当たり、1.みんなの声が反映される町政、2.公平で公正な町政、3.人に温かく、たくましい町政−の3点を引き続き基本姿勢に挙げ、第4期総合計画(2001−10年度)を中心に、新たに始動した財政健全化5カ年計画(05−09年度)との整合性を図りながら“協働”のまちづくりを進めるとした。

 まちづくりの上では、“自治体の憲法”として全国的に関心が集まる「(仮称)自治基本条例」の制定作業に着手。7月、公募を含む委員15人で検討会議(津久井寛委員長)が立ち上がり、06年度導入方針を固めていた指定管理者制度については第1号の導入施設として町温水プールが決まり、9月定例町議会でそれに向けた条例の一部改正案が可決された。

 町の事業では福祉関係で新規の取り組みが目立ち、町内4公共施設での移動子育て支援センター事業や、保育園の延長保育などがスタートした。施設関連では希望が丘運動公園内で建設が進んでいた新・野球場が5月21日にオープン。10月29日には、音更川をまたぎ、木野と宝来両地区を結ぶ「宝来大橋」(延長307.7メートル)=道の街路整備事業=が供用を開始、町も記念事業を組み、地域とともに待望の開通を祝った。

 増加を続ける町の人口は9月末時点の集計で4万3,000人に到達。大型の宅地造成が一段落し、ペースは鈍化しているものの、現総合計画最終年度の目標人口である4万5,000人へ期待をつないだ。都市計画の関連では、06年3月の決定を目指し、十勝川温泉地区、開進地区、開進西地区の市街化区域編入についての町の作業が本格化。特に温泉地区の編入は長年の懸案で、定住人口の誘導による観光振興への期待が高まっている。

 このほか、4月には町内農場の死亡牛からBSE(牛海綿状脳症)の発生が確認された。
関 連 リ ン ク
音更町役場ホームページ
音更町図書館
音更町文化センター
音更町総合体育館・音更町武道館
音更町温水プール
音更町十勝川温泉観光協会
2006年8月29日の記事
豊田小児童 育てた小麦を収穫
 豊田小学校(中村政治校長、児童26人)の敷地内の畑で28日、今年春に種をまいた小麦の収穫作業が行われた。5、6年生11人が地域の農業者の指導で刈り取りなどを体験し、充実のひとときを過ごした。

 同校では今年度、総合的な学習で学年ごとにアイデアを出し合い、さまざまな農作物を育てている。高学年児童は「パンを作りたい」と、春まき小麦「春よ恋」の栽培に挑戦。学校農園のうち約30平方メートルを使い、5月に種をまいた。

 収穫作業は午前10時半から行われ、種まきの時と同様、地域農家の小川磯治さん(50)を講師に迎えた。子供たちは、かまを手に、手分けして小麦を刈り取り、刈った後はひもで束ねるなど一連の作業を体験。5年生の白川尚哉君は「小麦の刈り取りは初めて。ひもで縛るのが難しかった」と話していた。

 収穫した小麦は脱穀や製粉を経て、11月半ば以降、子供たち自らパンを作って味わう。高学年はほかにソバの栽培にも取り組んでおり、9月中旬に刈る予定。(金谷信)
2006年8月28日の記事
「道の駅」名物一堂に 物産センターまつり盛況
 十勝管内の「道の駅」で取り扱う名産品を一堂に集め販売する試みが27日、「おとふけ道の駅」(木野大通西19)で行われた。シラカバ樹液(コスモール大樹)やミニトマトジュース(ピア21しほろ)など「ご当地」でしか買えない品などがズラリと並び、来客者の人気を集めた。

 「とかち道の駅ネットワーク会議」(十勝支庁、帯広開発建設部事務局)が音頭を取り、町物産協会(※高松正三会長)主催の「音更町物産センターまつり」の1コーナーとして初めて展開した。

 場内では、輸送の関係で今回出品を見送った忠類を除く10の「道の駅」が出店。「ハスカップワイン」(なかさつない)や「鹿缶」(オーロラタウン93りくべつ)、「つぶつぶでんぷん」(さらべつ)などが並べられ、来客者は試食で味を確かめるなどし、購入していた。

 事務局では「こうした販売の機会は意外と少ない。消費者の反応は予想以上に良かった」(十勝支庁)としている。また、町内の農家による野菜や鉢花などの販売コーナーでは市場価格より半値の品もあり人気だった。初めて来たという町内の主婦、小峯喜代子さん(37)は「子供と一緒にいろいろ楽しめた」と話していた。(佐藤いづみ)

※高松正三会長の高の字は異体字です。
2006年8月28日の記事
ヒマワリの景観鮮やかに 十勝川温泉観光協が農家と連携
 十勝川温泉観光協会(笹井清志会長)は今年も地域の農家と連携、同温泉街周辺と北駒場でヒマワリ畑による景観PRに取り組む。多くは9月下旬から10月初めにかけて満開となる見通しだが、温泉地区では一足早く見ごろとなった畑もあり、訪れる人の目を楽しませている。(金谷信)

 十勝川温泉街周辺のヒマワリ畑は、同協会が昨年、初めての企画として地域の農家に協力を呼び掛け、1カ所(約1ヘクタール)で実現した。2年目の今年は、新鮮野菜直売所「モール市場」の開設も契機となって賛同農家が増加。“観光と農業の連携”を旗印に、8戸の合わせて約11ヘクタールにヒマワリ畑がお目見えする。

 一方、北駒場の花畑はJAおとふけが景観緑肥事業として企画し、同協会がタイアップして今年で6年目。こちらも例年より多く、農家5戸が約18ヘクタールで協力する。

 両地区とも多くが収穫後の小麦畑にヒマワリの種をまき、9月下旬ごろから見ごろを迎える見通し。そんな中、温泉地区では協力農家の1つ、白木勲さんの畑(十勝川温泉北7、約8000平方メートル)で一足早く黄色いじゅうたんが広がり、遠くに日高山脈を映しながら、季節の変わり目を鮮やかに彩っている。

 同協会では「これからも地域の農家と一体となり、観光振興につながる活動を盛り上げたい。素晴らしい景観をぜひ楽しんでほしい」(事務局の町商工観光課)と話している。問い合わせは同協会(0155・32・6633)へ。
2006年8月26日の記事
清水さんの100歳祝う 長寿の秘訣は「常に前向き」
 養護老人ホーム柏陽園に入所する清水キクノさんが25日、満100歳の誕生日を迎え、これを祝福する「百歳慶賀」(町主催)が同日午前11時から同園で行われた。

 清水さんは1906年8月25日、深川市生まれ。27年に夫の竹雄さん(故人)と結婚し、6男2女をもうけた。74年、五男の功司(たかもり)さん(66)と同居するため池田町から音更町に転居。2004年から柏陽園に入所している。

 長く民謡などを趣味で楽しみ、「小さなことにクヨクヨせず、常に前向きな気持ちであること」が長寿の秘訣(ひけつ)という。孫10人と、ひ孫2人、やしゃご1人がいる。

 百歳慶賀には親族や同園の入所仲間ら約50人が同席。山口町長から顕彰状と記念品などが贈られた後、清水さんがケーキのろうそくを元気よく吹き消した。同園の大熊宏園長が祝辞を述べ、功司さんが「施設で多くの人と友人となり、母も大変喜んでいる」と謝辞を述べた。

 町の百歳慶賀は72年に始まり、清水さんがちょうど30人目の顕彰となった。(金谷信)
2006年8月25日の記事
「とかち紡’S」念願の工房開設 町高倉に
 羊毛を使ったものづくりに取り組む「とかち紡’S(ぼうず)」(菊地静栄代表)の工房がこのほど、音更町高倉にオープンした。日高山脈と大雪山を望む絶好の景色に囲まれた住宅の一部で、女性たちが昔ながらの方法で糸を紡いだり、織物を楽しんでいる。菊地代表は「念願の拠点ができた。体験教室の開催や手作り品の販売を通じ、十勝の農村に根付いた羊毛文化を伝えていきたい」と話している。(酒井花)

 「とかち紡’S」は独学で糸紡ぎや染色の技術を身に付け、管内各地で講習会の講師を務める帯広市在住の主婦、菊地代表(48)を中心に2003年に発足した。常時7、8人が集まり、帯広の森市民農園サラダ館や市八千代畜産加工研修センターで製品作りや子供たち対象の体験教室を開いてきたが、道具の持ち運びなどが大変で、専用の工房を持つことが夢だった。

 2001年に神奈川県から十勝に移り住んで、今年から羊毛のものづくりを本格的に始めた河野由紀さん(29)が、同町高倉にある元教職員住宅に住むことになり、居間など3部屋を提供してもらい、工房と販売コーナーを設けた。

 23年前に閉校した旧高倉小の前に建つ住宅兼工房は目の前が小麦畑で、近くには牧場もある。晴れたときは日高山脈と大雪山を同時に見ることができ、菊地代表は「風景に癒やされる」と話す。足踏み式の紡毛機や大型の織機を置き、いつでも製作できるようになり、別の部屋で会員たちが作ったフェルトのスリッパや小物入れ、草木染めしたセーターや帽子、羊毛で作ったアクセサリーや人形など30種類近くを販売する。価格は小物が600円から、セーターは2万−5万円。

 原料となる羊毛は多くが十勝産か道内産。かつて十勝の農家で多くが羊を飼い、家庭で糸を紡ぎ衣服を作っていたように、工房では十勝に根ざした生活文化を体験できる。

 営業日は火、水、木、金曜午前10時−午後4時。講習会(2時間1300円)の予約や製品のオーダーも受け付けている。問い合わせは同工房(080・6095・2122)へ。
2006年8月24日の記事
指定管理者制度 体育館と武道館に導入検討
 公共施設の管理運営を民間事業者に拡大する指定管理者制度で、町教委は新たに町総合体育館(サンドームおとふけ)と町武道館に導入する方向で検討を進めている。2007年4月の移行を目指し、9月定例町議会に両施設の各設置条例改正案を提案する考えだ。実施されれば、町の施設としては今年度の町温水プール(アクリナちゃっぽ)に続く導入となる。(金谷信)

 21日の町議会総務文教常任委員会(宮村哲委員長)で、町教委側が導入の方向を示した。両施設は、町が04年度にまとめた同制度導入に関する素案で、当面の実施検討施設に挙がっている。

 スケジュールの詳細は明らかにされていないが、現時点では9月定例会で各設置条例の一部改正案を提案、これを受けて指定管理者の公募に入り、候補者選定後、12月定例会で議会の議決を得たい考え。導入の効果については「民の持つノウハウで、利便性の向上や収入増による経費節減が図られると期待している」(町教委)とした。

 町総合体育館は1991年10月に開館。ドーム型の形状で町民に親しまれ、05年度の総利用者数は11万7299人。町武道館はこの北側に隣接して94年8月に開館、05年度で3万164人の利用がある。

 この日の総務文教委では、委員から「埼玉県のプール事故も管理委託の中で起きている。行政としてのリスクも考慮に入れるべきだ」「制度導入のメリットをしっかりと押さえて対応を」などの意見が出た。

 このほか、町の野外運動施設のうち野球場への制度導入について、町教委は「現状でも芝刈りなどの業者委託で経費が十分抑えられている」などとし、今後とも町の直営が望ましいとの考え方を説明。

 パークゴルフ場については08年度の導入に向けて研究、検討したいとの意向を示した。
2006年8月23日の記事
小麦の脱穀に挑戦 昭和小
 昭和小学校(蔵重進校長、児童26人)の学校農園で22日、先に収穫したパン用の小麦「キタノカオリ」の脱穀作業が行われた。全校児童のほか、米国ロサンゼルス市から同校に体験入学中の安代海門君(8)、満天(みあ)さん(6)兄妹も参加し、汗を流した。

 児童は今月10日、「ふるさと学習」の一環として、PTA(津島朗会長)が種をまいた同小麦を初めて収穫。刈った小麦を農園内のビニールハウスの中に“はさがけ”し、この日の脱穀作業を待っていた。

 PTAが町内の関係機関から借りた脱穀機を使い、午前9時半に作業を開始。児童たちは保護者らの指導と付き添いで、順に小麦を機械にかけた。また、唐箕(とうみ)で精選される様子を興味深そうに見入った。

 海門君と満天さんは父の浩明さんが音更出身であることから、昨年初めて同校に体験入学。今回は22、23の2日間を児童と一緒に過ごした。この日の脱穀作業も一緒に体験。海門君は「初めての経験で楽しかった」と、音更での思い出づくりに笑顔を見せた。

 小麦は年明けごろに製粉、子供たちがパン作りを楽しむ予定。(金谷信)