十勝毎日新聞に掲載された音更町の話題やお知らせなどを、
地域のみなさまや、十勝を離れて暮らす方々にふるさと情報
としてお伝えします。
第271回 [ 2007/11/23 ] 毎週金曜日更新
十勝めーる >>> 音更めーる
音 更 町
町長 山口 武敏
十勝年鑑2006より
(2005年11月28日発行)
人 口 43,075人
(男20,637人 女22,438人)
面 積 466.09平方キロメートル
花木鳥 スズラン・シラカバ
□主な動き
 任期満了に伴う町長選挙が3月29日告示され、現職の山口武敏氏が無投票で3選を果たした。山口町長は3期目のスタートに当たり、1.みんなの声が反映される町政、2.公平で公正な町政、3.人に温かく、たくましい町政−の3点を引き続き基本姿勢に挙げ、第4期総合計画(2001−10年度)を中心に、新たに始動した財政健全化5カ年計画(05−09年度)との整合性を図りながら“協働”のまちづくりを進めるとした。

 まちづくりの上では、“自治体の憲法”として全国的に関心が集まる「(仮称)自治基本条例」の制定作業に着手。7月、公募を含む委員15人で検討会議(津久井寛委員長)が立ち上がり、06年度導入方針を固めていた指定管理者制度については第1号の導入施設として町温水プールが決まり、9月定例町議会でそれに向けた条例の一部改正案が可決された。

 町の事業では福祉関係で新規の取り組みが目立ち、町内4公共施設での移動子育て支援センター事業や、保育園の延長保育などがスタートした。施設関連では希望が丘運動公園内で建設が進んでいた新・野球場が5月21日にオープン。10月29日には、音更川をまたぎ、木野と宝来両地区を結ぶ「宝来大橋」(延長307.7メートル)=道の街路整備事業=が供用を開始、町も記念事業を組み、地域とともに待望の開通を祝った。

 増加を続ける町の人口は9月末時点の集計で4万3,000人に到達。大型の宅地造成が一段落し、ペースは鈍化しているものの、現総合計画最終年度の目標人口である4万5,000人へ期待をつないだ。都市計画の関連では、06年3月の決定を目指し、十勝川温泉地区、開進地区、開進西地区の市街化区域編入についての町の作業が本格化。特に温泉地区の編入は長年の懸案で、定住人口の誘導による観光振興への期待が高まっている。

 このほか、4月には町内農場の死亡牛からBSE(牛海綿状脳症)の発生が確認された。
関 連 リ ン ク
音更町役場ホームページ
音更町図書館
音更町文化センター
音更町総合体育館・音更町武道館
音更町温水プール
音更町十勝川温泉観光協会
音更町の上下水道
2007年11月20日の記事
音更更葉園 ユニーク缶詰大人気
 社会福祉法人「更葉園」(比留間正二理事長)の直営売店「おとぷけ通り。」(町東通13)の自動販売機で販売している、ラーメン、うどん、おでんの缶詰シリーズが人気だ。

 熱々の状態で具材が詰まっている缶詰は、東京の業者が開発し、全国的に売れている話題の商品。同店では8月から取り扱いを始め、ラーメン缶(みそ、しょうゆ味)、おでん缶(がんも、牛すじ)に加え、14日からはうどん缶(きつね、カレー)も販売、6種類をそろえている。

 販売開始以来、好評で、トラック運転手や週末には親子で買いに来る姿も見られるという。ラーメン、うどんのめんはコンニャクで作られ、1缶100キロカロリー未満というカロリーの低さも女性に人気。価格はラーメン、うどんが300円、おでんが250円。

 同園の藤村文企画開発課長は「体が温まり、冬にはぴったり。店内には温かい飲み物や日替わりのまんじゅうなどもあるので、食べに来てほしい」と話している。問い合わせは同店(0155・42・2236)へ。(酒井花)
2007年11月20日の記事
若手農業者が研修開始 「年輪塾」入塾式
 町が開設する「農業年輪塾」(塾長・山口武敏町長)の第5期入塾式がこのほど町ふれあい交流館で開かれ、町内の若手農業者19人が1年半にわたる研修のスタートを切った。

 同塾は、音更農業の担い手となる人材の育成などを目的に1999年に開設。学習会や実地研修、管外・海外研修などを通して農業の知識を深め、仲間の輪を広げている。

 今期は過去最も多い塾生が集まり、中には第3期の同塾代表だった津島朗さんの娘、加奈さんら3人の女性もいる。

 式では、塾長代理の川上雅二町経済部長があいさつ。来賓の小島重明町農業委員会会長、柴田賢一JA木野組合長らが祝辞を述べた後、入塾生が順に抱負を交えて自己紹介した。

 東京での会社勤めの後、実家の酪農と畑作を継いだ木村祐輔さん(27)は「これからの時代、環境に優しい農業について特に学びたい」と言い、妻の郁未さん(25)も「基本から学びたい」と話していた。

 今後のカリキュラムは塾生たちで話し合い、主体的に決めていく。(酒井花)
2007年11月18日の記事
重厚感ある演奏披露 音更高校管弦楽局が定演
 全国高校総合文化祭への出場を決めた、音更高校管弦楽局(大西小百合局長、39人)の第16回定期演奏会が、17日午後4時から町文化センター大ホールで開かれた。

 日ごろ指導を受ける帯広交響楽団、管内他校、OGらが賛助出演した。第1部では、同局顧問の田中尚文教諭のピアノで「ピアノ協奏局第21番ハ長調K.467」(モーツァルト作曲)を披露。第2部の「組曲惑星より『木星』」(ホルスト作曲)は、オーケストラならではの重厚感のある演奏を繰り広げ、聴衆から盛んな拍手を受けた。

 途中、映画音楽に乗せた合唱、同校農業科が栽培したシクラメンの抽選会もあり、観客は生徒たちの心温まる演奏と演出を最後まで楽しんでいた。大西局長は「『オーケストラを十勝に広めよう』を合言葉に活動し、今年は成果が現れた年でした」と話していた。(酒井花)
2007年11月18日の記事
おいしい野菜 秘密は競馬場にあり 木野地区の農家
 帯広競馬場から出る馬ふんを堆肥(たいひ)に野菜作りなどをしている木野地区堆肥組合(中井信人組合長、15人)は、今年も12月から来年3月20日まで馬ふんの運搬に当たる。昨年のばんえい競馬廃止危機の際には、会員農家が立ち上がり、存続の署名活動を展開した。中井組合長は「競馬の継続開催に地域として安堵(あんど)している。馬ふんを使うことは農業の原点」と話している。(酒井花)

 主に下士幌地区の野菜などの畑作農家で構成する同組合は、1989年から冬場の競馬開催期に合わせ、会員が毎日交代で厩舎(きゅうしゃ)を回って馬ふんを運び、各農場で堆肥として利用してきた。

 毎日出る馬ふんは、同競馬場にとっては処理に困る無用物だが、農家にとっては有価物。互いの利益が一致し、これまで毎年、会員が1日平均4交代でトラックで同競馬場から運び出し、1シーズン3000トンの馬ふんを処理してきた。

 長年この事業に携わってきた松尾光博さん(52)は「牛ふんや木くずを含むバーク堆肥と異なり、馬ふん堆肥は高発酵で使いやすく、地力を高める。農薬や化学肥料の使用が自然と減り、環境に優しい」と強調。十勝川温泉モール市場などにブロッコリーなどを出荷する白木正博さん(59)も「馬ふんのおかげで、認証は取ってないが有機100%の野菜作りをしている。おいしい野菜ができる」と言う。

 15日には下士幌会館で同組合の今年度初会合が開かれ、会員たちが運搬の当番日程について話し合った。かつては馬による農耕が基本だった十勝農業。会員たちは「地域で循環農業ができるよう、これからもばん馬の振興を」(中井会長)と願っている。
2007年11月16日の記事
「道民家庭の日」絵画コンクール 下音更中1年生5人入賞
 「道民家庭の日」絵画コンクール2007(道青少年育成協会主催)で、下音更中学校(永井勝正校長、生徒374人)の尾崎遼平君ら1年生5人が中学校の部で入賞、併せて同校も「学校賞」に輝いた。生徒たちがそれぞれの視点で、家族のぬくもりを描いた作品が評価された。(酒井花)

 同コンクールは、「明るい家庭づくり道民運動」の一環として制定された「道民家庭の日」(毎月第3日曜日)の普及啓発を図るため、家庭や親子の触れ合いをテーマにした絵画を広く募集。今年は道内の小・中学校75校432人から作品が寄せられた。

 下音更中は1年の134人が夏休みの課題として、「家族」を共通テーマにそれぞれ自由な発想で描いた。優秀賞の尾崎君の作品は、弟の芳洋ちゃん(4)の自転車を押している様子を細部にわたって表現。「題材に悩んだ時、元気でかわいい弟を見て決めた。普段は絵はほとんど描かないので、びっくりしています」と、最優秀賞に次ぐ賞に驚いた様子。

 佳作賞には、台所で母親を手伝っている場面を描いた山崎裕菜さん、夏休みに家族5人で海に行った思い出を絵にした堰代絢音さん、焼き肉を囲む家族のだんらんを題材にした真野友華さん、6歳の弟に本を読む様子を作品にした森美桜さんの4人が選ばれた。美術担当の高田健治教諭は「同じ家族をテーマにしていても、実に多彩な作品が集まった」と言う。

 15日には町教委の赤間義博教育長が同校を訪れ、5人と永井校長に賞状を伝達。赤間教育長は「弟、妹への優しい気持ちが伝わってきた。両親たちと過ごせるのは限られた時間。家族で仲良く過ごしてほしい」と話した。

 管内からはほかに、浦幌中3年の鉢木唯さんと土本好美さんも佳作賞に選ばれ、小学校の部では帯広聾(ろう)学校5年の田尾文香さんと同6年の柳沼孝大君が佳作、同校が学校賞を受賞した。
2007年11月14日の記事
もちやのり巻き作り楽しい! 小学生が料理に挑戦
 小学生を対象とした音更高校開放講座「いきいきクッキング」がこのほど、同校調理室で開かれた。町内の3−6年生31人が、同校で取れたダイコンで「ダイコンもち」など3品の調理に挑戦した。同講座は、地域に開かれた学校をPRする取り組みとして、同校と町教育委員会が毎年開いている。

 この日は同校で家庭科を教える吉弘純子教諭と大熊和恵教諭が講師となり、同校の女子生徒7人もアドバイザーとして加わった。メニューはダイコンもちのほか、音更産の強力粉(小麦粉)を使ったカステラ、のり巻きの3品。

 子供たちは女子生徒の指導を受けながら包丁で野菜を切ったり、ハンドミキサーで卵をかき混ぜるなど奮闘。木野東小6年の山ノ内香怜さんは「のり巻きを巻くところが一番楽しかった」と笑顔で話していた。(山崎大和)
2007年11月14日の記事
十勝川温泉街の歩み後世に 地元町内会が記念誌発刊へ
 設立から半世紀を迎えた十勝川温泉町内会(藤原孝吉会長、70戸)は、音更郷土史研究会(飛岡久会長)と共同で、明治の開拓期から現在までの歩みを記録に残そうと記念誌の発刊作業に取り組んでいる。道立文書館(札幌市)での資料収集をはじめ、年配者への聞き取りも3度行い、郷土の歴史を再認識する試みを進めている。記念誌は2009年1月に完成の予定だ。(酒井花)

 同町内会は1955年、十勝川温泉、旭、東旭の3地区を合わせて創立。町の最東南部に位置し、北海道遺産に選定されたモール温泉を有する。昨年1月に創立50周年記念式典を行った。

 50周年記念事業実行委員会(笹井清志委員長)は、藤原会長を編集委員長に記念誌をまとめることにし、「道内有数の温泉街の歩みを、明治の初期から正しくまとめよう」と、同研究会に協力を依頼した。

 同町内会としては、56年に発刊され、当時としても貴重な温泉地区の古い地図や古老の証言を収めた「わが郷土の歩み(十勝川温泉区、旭区、東旭区)」があり、それ以来、半世紀ぶりに編集に取り組む。

 6月に同町内会と同研究会が打ち合わせ。8月には藤原会長と、同研究会の飛岡会長ら3人が道庁の道立文書館(札幌市)を訪れ、資料収集した。そこで1897年(明治30年)の土地台帳を見つけ、開拓期に十勝川温泉を発見し利用したとされる「依馬嘉兵衛」(町史には「依馬嘉平」と表記)という名前も確認した。

 これまでに座談会を3回開き、同町内会の高齢者を招いて、温泉の戦前、戦後の様子と観光と農業の移り変わりについて話を聴いた。

 今月7日、湯の里会館で開かれた座談会には佐伯キクノさん(88)、浜田ツヤさん(88)ら9人が出席。戦後間もないころ、河川敷には渡船場があり、幕別や帯広を往来していたことや、多くの芸者や接客婦でにぎわいを見せていた時代を懐かしく語った。

 飛岡会長は「郷土史家としても非常に興味深い取り組みだ。地域の歴史と発展を検証する、最後のチャンスととらえている」と話している。