十勝毎日新聞に掲載された音更町の話題やお知らせなどを、
地域のみなさまや、十勝を離れて暮らす方々にふるさと情報
としてお伝えします。
第281回 [ 2008/02/08 ] 毎週金曜日更新
十勝めーる >>> 音更めーる
音 更 町
町長 山口 武敏
面 積 466.09平方キロメートル
(総務省統計局より)
花木鳥 スズラン・シラカバ
十勝年鑑2006より
(2005年11月28日発行)
□主な動き
 任期満了に伴う町長選挙が3月29日告示され、現職の山口武敏氏が無投票で3選を果たした。山口町長は3期目のスタートに当たり、1.みんなの声が反映される町政、2.公平で公正な町政、3.人に温かく、たくましい町政−の3点を引き続き基本姿勢に挙げ、第4期総合計画(2001−10年度)を中心に、新たに始動した財政健全化5カ年計画(05−09年度)との整合性を図りながら“協働”のまちづくりを進めるとした。

 まちづくりの上では、“自治体の憲法”として全国的に関心が集まる「(仮称)自治基本条例」の制定作業に着手。7月、公募を含む委員15人で検討会議(津久井寛委員長)が立ち上がり、06年度導入方針を固めていた指定管理者制度については第1号の導入施設として町温水プールが決まり、9月定例町議会でそれに向けた条例の一部改正案が可決された。

 町の事業では福祉関係で新規の取り組みが目立ち、町内4公共施設での移動子育て支援センター事業や、保育園の延長保育などがスタートした。施設関連では希望が丘運動公園内で建設が進んでいた新・野球場が5月21日にオープン。10月29日には、音更川をまたぎ、木野と宝来両地区を結ぶ「宝来大橋」(延長307.7メートル)=道の街路整備事業=が供用を開始、町も記念事業を組み、地域とともに待望の開通を祝った。

 増加を続ける町の人口は9月末時点の集計で4万3,000人に到達。大型の宅地造成が一段落し、ペースは鈍化しているものの、現総合計画最終年度の目標人口である4万5,000人へ期待をつないだ。都市計画の関連では、06年3月の決定を目指し、十勝川温泉地区、開進地区、開進西地区の市街化区域編入についての町の作業が本格化。特に温泉地区の編入は長年の懸案で、定住人口の誘導による観光振興への期待が高まっている。

 このほか、4月には町内農場の死亡牛からBSE(牛海綿状脳症)の発生が確認された。
関 連 リ ン ク
音更町役場ホームページ
音更町図書館
音更町文化センター
音更町総合体育館・音更町武道館
音更町温水プール
音更町十勝川温泉観光協会
音更町の上下水道
2008年2月5日の記事
入園児減少、存続危機に どんぐり共同保育所
 本町地区の未満児保育の先駆けとなった「どんぐり共同保育所」(大通10)が、今年で開設30周年を迎えた。働く女性たちの権利を守り、共働き家庭を支える力になってきたが、4月の入園児は現在のところ2人にとどまり、存続が危ぶまれている。(酒井花)

 同保育所は、まだ育児休暇制度がない時代、女性が産前産後のわずかな休暇明け後も子供を預け、仕事に復帰できるようにと、町職員や学校教諭、農協職員が中心となって開設。町の助成金と保育料で、保護者と保育士が共同で運営している。

 少人数保育を特徴とし、経験の長い保育士がきめ細かな対応を心掛けている。施設は老朽化などで5回移転し、現在の古民家に落ち着いた。栄養バランスの取れた食事とおやつ、適度な運動で丈夫な体づくりを目指し、トイレトレーニングも行っている。

 しかし、本町地区の少子化や町営保育所でも未満児保育が可能になったこともあり、徐々に入園者が減少。現在は定員9人に対し4人で、4月には2人に減る見込みだ。

 長男(6)と現在も二男(3)を預けるJAおとふけ勤務の吉泉洋子さん(34)は「自分が安心して働くためには、安心して預けられる場所が必要。30年の歴史があるので、私たちの代でなくしたくはない」と話す。保護者でポスターを作って病院や町内の店に掲示し、園児を募集している。

 30年、保育士を務める久保ミヨコさん(57)は「保護者と連携して保育を行える良さがある。運営は厳しいが、何とか継続を目指したい」と話し、同じく保育士の塚本智子さん(55)と共に支えている。年度途中の入園も可能で、見学は常に受け付けている。

 利用は未満児から3歳児。平日午前8時−午後5時半。希望により土曜保育可能。保育料は月5万円(給食費5000円)。問い合わせは同保育所(0155・42・4107)へ。町内で保護者が運営する共同保育所は、どろんこ(木野大通西9)もある。
2008年2月4日の記事
あでやかな舞披露 藤悦津会がお初ざらい
 日本舞踊藤間流と中山民俗舞踊の生徒で構成する藤悦津会(小椋澄子代表)は「お初ざらい」を3日午前10時半から、音更町内の木野コミュニティセンター(木野西通8)で開き、色とりどりの和服姿の会員があでやかな舞を披露した。

 同会は師範の高田悦子さんに師事する会員ら95人で構成。毎年2月に「お初ざらい」、7月に「ゆかたざらい」と題して発表会を開催している。

 この日は全会員による「ありがとう音頭」で華やかに開幕し、「ほっかい甚句」「秋田おばこ」など計45の演目で舞台を盛り上げた。

 最年少の加藤花音ちゃん(4)=士幌幼稚園=は「花笠踊り」を見事に踊りきり、会場から温かい拍手が送られていた。(角田悠馬)
2008年2月3日の記事
士幌、帯農の計3団体優秀賞 農業クラブ全道発表大会
 日本学校農業クラブ北海道連盟主催の「第59回全道実績発表大会」が1月31日と2月1日、音更町の十勝川温泉第一ホテルで開かれ、農業高生徒が研究成果を披露した。十勝管内からは、士幌高(2団体)と帯広農業高の2校3団体が優秀賞に輝いた。

 予選を通過した20校から214人が参加。「食料」「環境」「文化・生活」「クラブ活動発表」の4部門で、農業での地熱利用や食育などについて発表した。

 士幌高は、「高校生チーズ職人達の挑戦 新開発硬質チーズの製造工程標準化と商品化に向けて」(発表者・篠原祐子さん、森千尋さん)と「伝えたい!シーベリーソーセージの素晴らしさを」(同・塩谷明子さん)が、食料部門で最優秀に次ぐ優秀賞を受賞。帯広農業高の「風倒木の有効利用 雪冷熱を利用したエリンギ栽培に挑戦」(同・古谷幹幾さん、岡本みずきさん)は環境部門で優秀賞に入った。

 閉会式で総審査長の鎌田一宏道教委指導主事は「地域と連携し、深い内容のものが多かった」と講評。当番校の更別農業高の武内創さんは「農業高校が地域に活力を与える存在でありたい」と語った。(池谷智仁)
2008年2月3日の記事
できることから始めて 精神保健ボランティア講座
 町社会福祉協議会主催の「精神保健教室ボランティア講座」が1月31日、町総合福祉センターで開かれた。町民25人が参加。当事者の体験を聞きながら、「心の病気」について理解を深めた。

 病気や障害のある人も地域の支えを受けながら暮らしやすい社会を目指そうと、ボランティア養成の一環として開いている。

 初めに、道立緑ケ丘病院リハビリテーションセンター(音更)の桶田昌平所長が基調講演。桶田所長は「日本では長く精神障害者は社会で何もできないとみなされてきたが、十分働くことはできるし、社会に貢献できる」とし、退院後に仲間づくりや生きがいをみつける相談場所の必要性を説いた。

 さらに、「ボランティアとは自分のために、自分が気持ちいいと思うこと。構えないで、できることから始めてほしい」と呼び掛けた。

 続いて、精神疾患を患った当事者が経験を生かし、患者の社会復帰を支える道の退院促進事業「ピアサポーター」の4人が発表。「20歳に発病して入退院を繰り返し、『人生終わった』と絶望したが、自分に何かできることはないかとサポーターになった。将来は仕事にも就きたい」などと話した。ピアサポーターの1人は「こうして触れ合う機会が何よりも大切」と語っていた。(酒井花)
2008年2月2日の記事
スノーラフティング好評 道立十勝エコロジーパーク
 道立十勝エコロジーパーク(町十勝川温泉)が今季から始めた、幼稚園、保育園を対象にしたスノーラフティングの無料試乗が好評だ。同パークでは「雪遊びを存分に楽しんでほしい」と話している。

 同パークでは、冬期間も豊かな園内の自然を楽しんでもらう目的で、今季、スノーラフティング用のゴムボートを2台購入。1月末から平日の午前中、幼稚園と保育園単位の申し込みに限り、無料試乗を始めた。

 無料試乗では、ビジターセンター南側広場をゆっくりとしたスピードで2周。園児たちは、冷たい風を受けながら雪上を滑走する体験に大喜びしている。口コミで利用が広がり、既に3月分を含めて17件951人の予約を受け付けた。

 土・日曜日は通常営業となり、料金は20分で1人300円。無料試乗の申し込みは同パーク(0155・32・6780)へ。(酒井花)
2008年2月2日の記事
老人ホームで交流
 豊田民謡会(得地三郎会長)と豊田舞踊会(清水幸子会長)のメンバー13人がこのほど、町柏寿協会運営の養護老人ホーム柏陽園(大熊宏園長、入所50人)を訪れ、交流を深めた。

 町農村地区で民謡と舞踊を伝承している会員が、毎年行っているボランティアの一環。指導者の川嶋フサ子さんの三味線で、「花笠音頭」を歌って幕開け。入所者が飛び入りで、なじみの民謡を披露する場面もあった。応援に駆け付けた井澤正義さんも、舞踊「勘太郎月夜」を披露した。
2008年2月2日の記事
音更俳句同好会 節目祝い合同句集発刊
 音更俳句同好会(関根双鈴会長)は「俳誌おとふけ」の通巻500号を記念し、合同句集「白樺 第三輯(しゅう=集)」を発刊した。会員43人と“先人”7人の750句を収録。同会では「これからも日本語の美しさを伝え、心をはぐくむ俳句の普及に努めたい」としている。(酒井花)

 同会は1964年、町内で俳句を志す人たちが流派を超えて集まり、交流と研さんを目的に発足。翌65年から、ガリ版刷りの互選集を毎月発刊している。昨年7月に通巻500号を迎えた今も、パソコンやワープロを使用せず、手書きによるぬくもりを守っている。

 合同句集は82年に通巻200号を記念して「白樺」と題して発刊。節目の年に出すことにし、「第三輯」は99年(通巻400号記念)の「第二輯」以来9年ぶり。

 2000年以降に亡くなった、2代会長の中屋繁城氏ら7人の先人集を巻頭に、会員がそれぞれ自作15句を選び、タイトルと共に掲載した。「馬呼べば牛応えおり牧のどか」(関根会長)、「そっと触れそっと足置く初氷」(中屋吟月さん)、「初鏡意外に白き髪を梳く」(伊林美惠子さん)など、十勝の風土に根付き、生活のありのままを「五・七・五」のリズムにした作品が並ぶ。

 音更の俳壇は、然別に開拓に入って句を残した晩成社幹部の渡辺勝をルーツに置き、古い歴史と伝統を持つ。現在も町内に複数の俳句サークルが活動するが、同会はその集合体。7年前からは町内の児童・生徒を対象にした俳句大会を催し、次世代の育成にも力を入れている。

 目下の悩みは若手会員の不足。編集委員の中屋さんは「余分なものを廃し、五・七・五に凝縮して相手に連想させる俳句は世界に誇れる文化。ゆとりのない現代だが、俳句で心が潤う魅力を若者に知ってほしい」と話す。

 関根会長は「新人大歓迎。日本語を楽しく使ってみよう」と会員を募集している。

 句集はA5判、全106ページ。問い合わせは関根会長(0155・31・6378)、中屋さん(0155・31・7329)へ。