十勝毎日新聞に掲載された音更町の話題やお知らせなどを、
地域のみなさまや、十勝を離れて暮らす方々にふるさと情報
としてお伝えします。
第284回 [ 2008/02/29 ] 毎週金曜日更新
十勝めーる >>> 音更めーる
音 更 町
町長 山口 武敏
面 積 466.09平方キロメートル
(総務省統計局より)
花木鳥 スズラン・シラカバ
十勝年鑑2006より
(2005年11月28日発行)
□主な動き
 任期満了に伴う町長選挙が3月29日告示され、現職の山口武敏氏が無投票で3選を果たした。山口町長は3期目のスタートに当たり、1.みんなの声が反映される町政、2.公平で公正な町政、3.人に温かく、たくましい町政−の3点を引き続き基本姿勢に挙げ、第4期総合計画(2001−10年度)を中心に、新たに始動した財政健全化5カ年計画(05−09年度)との整合性を図りながら“協働”のまちづくりを進めるとした。

 まちづくりの上では、“自治体の憲法”として全国的に関心が集まる「(仮称)自治基本条例」の制定作業に着手。7月、公募を含む委員15人で検討会議(津久井寛委員長)が立ち上がり、06年度導入方針を固めていた指定管理者制度については第1号の導入施設として町温水プールが決まり、9月定例町議会でそれに向けた条例の一部改正案が可決された。

 町の事業では福祉関係で新規の取り組みが目立ち、町内4公共施設での移動子育て支援センター事業や、保育園の延長保育などがスタートした。施設関連では希望が丘運動公園内で建設が進んでいた新・野球場が5月21日にオープン。10月29日には、音更川をまたぎ、木野と宝来両地区を結ぶ「宝来大橋」(延長307.7メートル)=道の街路整備事業=が供用を開始、町も記念事業を組み、地域とともに待望の開通を祝った。

 増加を続ける町の人口は9月末時点の集計で4万3,000人に到達。大型の宅地造成が一段落し、ペースは鈍化しているものの、現総合計画最終年度の目標人口である4万5,000人へ期待をつないだ。都市計画の関連では、06年3月の決定を目指し、十勝川温泉地区、開進地区、開進西地区の市街化区域編入についての町の作業が本格化。特に温泉地区の編入は長年の懸案で、定住人口の誘導による観光振興への期待が高まっている。

 このほか、4月には町内農場の死亡牛からBSE(牛海綿状脳症)の発生が確認された。
関 連 リ ン ク
音更町役場ホームページ
音更町図書館
音更町文化センター
音更町総合体育館・音更町武道館
音更町温水プール
音更町十勝川温泉観光協会
音更町の上下水道
2008年2月25日の記事
20年の軌跡伝えるキルト 敦賀さんの遺作展
 元町役場職員で昨年2月に亡くなった敦賀君子さん(享年81歳)が生前取り組んだパッチワークの遺作展が、町図書館展示ホールで開かれている。長女の平美智子さん(51)=町内在住=が1周忌に合わせ、「母の生きた証しにしたい」と企画。縦、横2メートルのベッドカバーの大作など57点が展示され、敦賀さんが約20年間キルトに重ねた思いを伝えている。(酒井花)

 敦賀さんは町桜が丘で長年暮らし、60歳まで町の介護ホームヘルパーとして働いた。若い間は仕事を転々としながら、女手ひとつで3人の子供を育てた。平さんによると、退職後は「好きな手芸を基本から習いたい」とパッチワーク、戸塚刺しゅう、編み物教室に通い、第二の人生のほとんどを手芸に費やしたという。

 パッチワークは、さまざまな色や柄の布切れをつなぎ合わせて1つの面を作り、ベッドカバーやクッションなどにする伝統的な手工芸。敦賀さんは基本技法やパターンを身に付けてからは「目覚めては針を手にするような日々」(家族)を送り、1年に3、4枚のペースで大作を仕上げた。

 完成作品は家族や友人に贈ったりするのみで、周囲の「作品展を開いてほしい」という勧めを断り続けた。今回、母の死から立ち直れなかった平さんが「1周忌を機に親孝行をしたい」と公開を決意。作品を整理し、母の生きた軌跡として1990年代から近年の未完成作までを展示した。

 葬儀の際、ひつぎにかぶせたというベッドカバーをはじめ、斬新なデザインの作品が会場を彩る。平さんは「何事にも我慢強く、根気強い母でした。(今回の展示を)照れながらも喜んでいるのではないでしょうか」と話している。

 3月2日まで。午前10時−午後6時(木曜日は同8時まで)。月曜日休館。
2008年2月25日の記事
町民剣道大会 男子50歳未満は水野さん初優勝
 第37回町民剣道大会兼第13回田中清之助杯争奪選手権大会(音更剣道連盟主催)がこのほど町武道館で開かれ、町内14チーム・70人の剣士が出場した。

 町民大会は団体戦で先鋒・小学生、次鋒・中学生、中堅以上が高校生以上の組み合わせで戦った。個人戦の田中杯は男子50歳未満、同50歳以上、女子に分かれて熱戦を繰り広げた。

 団体戦では木野Aが優勝。男子50歳未満では水野威さんが初優勝を果たした。(酒井花)
2008年2月24日の記事
十勝エコパ体験プログラム 氷の宿に一泊 小学生がイグルー作り
 道立十勝エコロジーパークで23、24の両日、「氷の家でキャンプだよ」と題したアウトドア体験プログラムが行われた。小学生がイグルー作りとその中でのキャンプに挑み、冬の寒さを体感した。

 帯広、音更、芽室から小学3−6年生の男子7人が参加。16日に作った氷のブロック約400個を活用し、直径1.5メートルのイグルー作り(2基)に挑戦。2グループに分かれて作業を進めた。

 ブロックを順に積み上げていく地道な作業。子供たちは水で溶かした雪を接着剤代わりにしながら、「氷の宿」作りを進めた。芽室小4年の小杉大地君(10)は「ちょっと寒いけれど、楽しい」と話していた。(原山知寿子)
2008年2月23日の記事
酪農後継者と本州消費者の交流会が20回
 町駒場地区の酪農業薩田信一さん(68)が中心となって毎年続けてきた十勝の酪農後継者と本州の消費者との交流会が、今年で20回の節目を迎える。今回は初の試みとして、過去に参加したことのある町内の若手酪農家5人が「現場の声を届けよう」と本州に向かう。薩田さんはこれを区切りに離農する決意を固めており、消費者との橋渡しも若手に託すつもりだ。(酒井花)

 交流会は1989年から毎年、兵庫県伊丹市でよつ葉乳業製品の共同購入を続ける「安全食品を育てる会」(増井公子代表)と、薩田さんが率いる酪農後継者との間で実施してきた。これまで高校生を中心に158人が同市を訪れ、このうち59人が酪農を継いだ。

 70年代に酪農家が著しく減少したことに危機感を持った薩田さんが「本州で多くの人が安全な牛乳を待ち望んでいることを知れば、酪農に夢を持ってもらえる」と考え、個人的に付き合いを続けてきた同会の澤ちぬ子前会長の協力で始めた。

 今回は3月25日に同市役所を表敬訪問した後、西宮市民会館で会員や市民と交流を深める。向かうのは、高校生時代に参加経験がある上然別の木村祐輔さん(27)、西中音更の福地健芳さん(35)、駒場の鈴木賢さん(34)、豊田の永田誠さん(32)、長流枝の細野貴弘さん(25)。いずれも経営の第一線に立つ次代を担う酪農家だ。

 これまでは高校生が酪農の仕事や牛乳の基礎知識について研究・発表してきたが、実際の経営者が現場の経験を基に語るのは初めて。団長の木村さんは「それぞれの経営によっても異なるが、生産調整のつらさや人手不足の問題など、酪農を取り巻く現実の問題についても知ってもらいたい」と話す。

 薩田さんは後継者がいないため昨年搾乳牛を売り、現在は育成牛25頭のみ。「就農50年、交流20回を区切りに、将来のある若者たちに道を譲りたい」としている。
2008年2月21日の記事
平井音楽事務所コンサート 迫力のステージ披露
 平井音楽事務所(平井一郎代表)主催の第7回チャリティーコンサート「Possible power 限りない明日(みらい)へ」がこのほど、音更町文化センターで開かれた。

 同事務所に通う生徒の発表の場として毎年開かれている。今回は24人の生徒が出演した。

 コンサートは3部構成で、菅原奈津子さんが歌うアヴリル・ラヴィーンの「Contagious」で開幕。参加者はスタッフとともに1人1曲ずつ発表し、エレキギターやドラムス、ボーカルなどでエネルギッシュなステージを披露した。

 会場では募金も実施、集まった募金とコンサートの益金の一部は後日、帯広市社会福祉協議会に寄付した。(角田悠馬)
2008年2月20日の記事
手すりがついて安心 町役場中央階段1−4階
 町は、役場本庁舎東側の中央階段に手すりを設置した。これまで落下防止用のフェンスは設けてあったが、壁側に手すりはなく、町民の要望に応えた。

 4階建ての本庁舎は1977年10月に建築。当時は階段に手すりを設ける基準はなく、身障者にはエレベーターを利用してもらった。

 庁舎内は、町内会や市民活動の相談を受け付ける企画課や町長室が2階、上下水道課などが3階にあり、上階に町民が訪れる際、「壁側にも手すりがほしい」という要望が寄せられていた。

 手すりはビニール製で1−4階の延長44メートル。費用は約100万円。総務部では「新年度以降も、町民に優しい施設に向け、環境の向上を図りたい」としている。(酒井花)
2008年2月20日の記事
音更緑陽台小「下の句かるた」授業導入 集中力や連帯感に期待
 緑陽台小学校(掛札明校長、児童232人)は、30年近くにわたり、4年生以上を対象に「下の句かるた」を授業に取り入れている。今年度からは十勝下の句かるた協会(島田一敏会長)が全面協力し、ルールや遊び方を伝授。学校側では「子供たちの集中力や連帯感が高まる」と期待を寄せている。(酒井花)

 同校では1982年から、国語で学ぶ百人一首や短歌について理解を深める機会として、「校内かるた大会」を開催。下の句が書かれた木札を取り合う下の句かるたを授業に取り入れてきた。

 これまでは教員と地域が中心となって進めてきたが、「競技かるた」として大会を主催し、普及に努めている組織が十勝にあることを知り、今年度から同協会の島田会長(64)と役員、音更の鳳倶楽部を指導者に招くことにした。

 校内大会を前に2回の授業が行われ、島田会長が読み手の微妙な音の強弱や高低の変化、3人1組となって戦う競技の特徴について実践指導してきた。同校のPTAも競技シートを寄贈し、支援している。

 このほど開かれた校内大会には4−6年生122人が参加。島田会長が読み上げる下の句に児童が集中して聞き入り、「はいっ」「お手つき」など元気のいい声を体育館に響かせた。6年の狭間文香さんは「みんなと一緒になって戦えるところが面白い」と話していた。島田会長は「全員が真剣に取り組んでいることに感動している。音更から下の句かるたが、再び子供たちに広まることを期待したい」と話している。