十勝毎日新聞に掲載された音更町の話題やお知らせなどを、
地域のみなさまや、十勝を離れて暮らす方々にふるさと情報
としてお伝えします。
第299回 [ 2008/06/13 ] 毎週金曜日更新
十勝めーる >>> 音更めーる
音 更 町
町長 山口 武敏
面 積 466.09平方キロメートル
(総務省統計局より)
花木鳥 スズラン・シラカバ
十勝年鑑2006より
(2005年11月28日発行)
□主な動き
 任期満了に伴う町長選挙が3月29日告示され、現職の山口武敏氏が無投票で3選を果たした。山口町長は3期目のスタートに当たり、1.みんなの声が反映される町政、2.公平で公正な町政、3.人に温かく、たくましい町政−の3点を引き続き基本姿勢に挙げ、第4期総合計画(2001−10年度)を中心に、新たに始動した財政健全化5カ年計画(05−09年度)との整合性を図りながら“協働”のまちづくりを進めるとした。

 まちづくりの上では、“自治体の憲法”として全国的に関心が集まる「(仮称)自治基本条例」の制定作業に着手。7月、公募を含む委員15人で検討会議(津久井寛委員長)が立ち上がり、06年度導入方針を固めていた指定管理者制度については第1号の導入施設として町温水プールが決まり、9月定例町議会でそれに向けた条例の一部改正案が可決された。

 町の事業では福祉関係で新規の取り組みが目立ち、町内4公共施設での移動子育て支援センター事業や、保育園の延長保育などがスタートした。施設関連では希望が丘運動公園内で建設が進んでいた新・野球場が5月21日にオープン。10月29日には、音更川をまたぎ、木野と宝来両地区を結ぶ「宝来大橋」(延長307.7メートル)=道の街路整備事業=が供用を開始、町も記念事業を組み、地域とともに待望の開通を祝った。

 増加を続ける町の人口は9月末時点の集計で4万3,000人に到達。大型の宅地造成が一段落し、ペースは鈍化しているものの、現総合計画最終年度の目標人口である4万5,000人へ期待をつないだ。都市計画の関連では、06年3月の決定を目指し、十勝川温泉地区、開進地区、開進西地区の市街化区域編入についての町の作業が本格化。特に温泉地区の編入は長年の懸案で、定住人口の誘導による観光振興への期待が高まっている。

 このほか、4月には町内農場の死亡牛からBSE(牛海綿状脳症)の発生が確認された。
関 連 リ ン ク
音更町役場ホームページ
音更町図書館
音更町文化センター
音更町総合体育館・音更町武道館
音更町温水プール
音更町十勝川温泉観光協会
音更町の上下水道
2008年6月10日の記事
村上土建開発工業と町内園児 水辺の楽校でヤマベ2000匹を放流
 村上土建開発工業(本社音更町、村上誠社長)は7日、音更川沿いの「水辺の楽校」(町柳町)でヤマベの放流を行った。町内の幼稚園、保育園児が成長を願いながら、稚魚約2000匹を川に放った。

 放流で子供たちに河川美化の気持ちを学んでもらおうと、13年前から毎年行っている。この日は鈴蘭保育園、宝来保育園など4園から年長児約120人と保護者が集まり、社員らも加わった。

 初めに、同社の村上亙(とおる)専務が「お魚のおうちの川をいつまでもきれいにしましょう」とあいさつ。園児は持ち寄ったバケツに体長10センチほどの稚魚を数匹ずつ入れてもらい、次々と川に流した。

 音更大谷幼稚園の土屋里緒ちゃん(6)は「お魚を流すのは初めてで楽しい」と話していた。(原山知寿子)
2008年6月9日の記事
父の面影しのび記念碑へ 伊福部さん長女、玲さん清掃に参加
 町ゆかりの作曲家、故伊福部昭さんの長女で陶芸家の玲(れい)さん(63)=神奈川県厚木市在住=が来町し、7日、町内の音和の森自然公園内にある伊福部昭音楽記念碑周辺の清掃に参加した。同地は、木や自然に関心を寄せていた伊福部さんが生前から来訪を望んでいた場所。玲さんは「父との約束を果たすことができた気持ち」と穏やかな表情で話していた。

 同記念碑は多くの名曲を残した伊福部さんの功績をたたえ、2002年に建立された。伊福部さんは06年に逝去するまで見学を希望していたが、果たせなかった。周辺の環境整備は、管理するNPO法人トカプチの森(川田淳理事長)が毎年行っており、話を聞いた玲さんが協力を申し出た。

 作業には会員ら25人が参加。大人のひざ丈ほどに育った雑草をかまで刈り取るなどした。昨年2月以来の来町となった玲さんは、記念碑の除幕式で植えたエリモシャクナゲの成長を喜びながら、作業に汗を流した。8日まで十勝に滞在し、伊福部昭音楽資料室(町図書館内)に伊福部さん愛用の灰皿も寄贈した。

 「父はよく音更の話をしていて、住んだことがない私にも懐かしい場所」と玲さん。北大農学部出身の伊福部さんは音和の森の自然が気に入り、ビデオの映像などを喜んで見ていたという。伊福部さんの写真入りの記念碑を前に、玲さんは「父に会えた気分になった」と話していた。(原山知寿子)
2008年6月7日の記事
タオル100枚を寄贈 サークル「花風船」
 布のおもちゃ作りに取り組む町内のサークル「花風船」(小澤春美代表)は5日、町在宅老人デイサービスセンターゆうゆう(須田くみ子施設長)に、お年寄りの体を洗う手作りのタオル約100枚を寄贈した。

 同施設ではこれまで須田施設長が仕事の合間に作っていたが、毎日使用・洗濯するため傷みが早く、大量に必要だった。小澤代表は「お年寄りのために役立てて」と話し、須田施設長は「消耗品なので助かります」と感謝していた。
2008年6月6日の記事
町図書館 中高生に「本読んで」 「ティーンズコーナー」を開設
 町図書館の本館(木野西通15)と分館(大通6、プロスパ6内)は、中・高校生を対象に読んでもらいたい本をピックアップした「ティーンズコーナー」を開設した。司書が手書きした本の紹介「ブックレビュー」を張り、展示にも工夫を凝らしている。早速、興味をそそられて本を手にする学校帰りの生徒や、借りていく大人の姿もあり、好評だ。

 昨年、同図書館が町内5中学校を対象に実施したアンケートの結果から、最近の中学生は「本を読む時間がなく、読みたい本が見つからない」という実態が明らかになった。同コーナーはこれを受けて開設。司書が特にお薦めしたい本を集約し、図書館側から提案することにした。

 開設されたのは、貸し出しカウンター前の目立つ場所。分館を含めて8人の司書が、中学・高校生向けの「ヤングアダルト図書総目録」を参考に選び、本館は約30冊、分館では約10冊を目安に置いている。

 ジャンルは一般書の小説、専門書、自然科学など幅広く、話題の映画の原作本もある。さらに仕事や職業に関する本もまとめている。ブックレビューは司書が各自1冊について手書きし、「最初の10ページでもう涙…感動のストーリー」など、興味を引く内容で書かれている。

 ブックレビューの書かれた本は早速、貸し出しされるなど、好調な滑り出し。同館の加藤正之主任は「ブックレビューは毎月更新を図り、中学生、高校生の皆さんに読書の楽しさを伝えていきたい」と話している。(酒井花)
2008年6月6日の記事
帯広大谷短大2年生 音更本町の活性化策まとめる
 帯広大谷短期大学(中川皓三郎学長)の2年生23人は、授業の一環で、短大に隣接する音更本町地区のまちづくりに取り組んでいる。若者の視点でオープンカフェの設置や歩行者天国実施などの活性化策をまとめ、秋ごろに町に提言する予定だ。(池谷智仁)

 学生と地域の結び付きを強めようと、非常勤講師の関口好文さん(YSプランニング社長)が担当する授業「地域デザイン論」で実施。本町地区は再開発複合ビル「プロスパ6」の活用問題などを抱えている。

 学生たちは実際に町を歩き、商店街や公園の特徴などを視察。ワークショップ(WS)形式でアイデアを出し合い、模造紙の上に理想のまちを表現していった。

 4日の授業では、若者が集まれるように、飲食店や公園施設の充実、移動手段確保のためレンタル自転車の導入などこれまでの検討結果をグループごとに発表。メーンストリートを大規模な歩行者天国にする考えも出された。

 大平亮介さん(19)は「まちづくりにかかわることは、やりがいがある。提案を受け入れてもらえればうれしい」と話していた。

 この日の授業には、町議会の大場博義議長と町企画課の川村義賢主任も参加。今後も商店主や役場職員らを招いてWSを重ね、町に具体的な提案を行うことにしている。

 関口さんは「行政に頼るのではなく、生活する地域のまちづくりは自分で提案できることを教えたい」と話している。将来的に、空き店舗を活用した学生の事業展開も想定されるという。
2008年6月5日の記事
仲間16人が出版祝う 松原さん 随筆集「春のたより」
 音更町在住の松原みち子さんが3月に自費出版した随筆集「春のたより」の出版を祝う会が3日午後1時から、歌人の舟橋伶子さん宅で開かれ、歌人の仲間ら16人が祝福した。(成田融)

 松原さんが短歌誌「樹々」の編集委員を務めていることから、同編集発行人の舟橋さんが短歌の仲間などに呼び掛けて開いた。「春のたより」には2006年1月に亡くなった夫で詩人の松原良輝さん(享年74歳)への思いをしたためた随筆など82編を収録している。

 祝う会では舟橋さんが「夫へのいちずな思いが実った」とあいさつ。上野敏郎市議会議長が祝辞を述べ乾杯した後、出席した仲間たちが「優しい人柄が表れている」「共感を覚える」「胸にしみた」などと一言ずつ感想を発表した。

 松原さんは「夫に対して何かをしなければという一心で出版した。時代は変わっても人の心は人を励まし支えてくれるものと実感した」とあいさつした。
2008年6月4日の記事
エコパ内で農業営んでいた棚橋さん 家族育んだ土地花々で美しく
 現在の道立十勝エコロジーパーク(町十勝川温泉)内の一部で農業をしていた棚橋政子さん(54)が2日、姉妹らと共に同パークビジターセンター前の花壇整備に励んだ。先代から受け継がれた土地を離れて9年目の今年、年間約36万人が訪れる公園に生まれ変わったことを喜び、花苗2600本をボランティアで植えて園内に彩りを添えた。(酒井花)

 棚橋さんは37年前、町内から夫の澄男さん(故人)のもとに嫁ぎ、現在の同パーク内の約35ヘクタールで息子たちと畑作を営んできた。この土地は57年前に先代の三郎さん(同)が農業を始めた場所で、同パークのプロジェクトハウスが家族の住みかだった。

 今から9年前、澄男さんは相当悩んだ上で、土地を離れる決意をしたという。ちょうど近くで土地を譲ってくれる人が現れ、町十勝川温泉北8で今も農業を続ける。

 後継者の二男、友明さんも独り立ちするようになり、ようやく時間の余裕が生まれた今年、「私たち家族を育(はぐく)んでくれた大地に恩返しをしたい」と考えた。町内の花好きが集まるボランティア組織「花ゆうゆう」を発足させ、実姉の中川順子さんと実妹の田之島文子さん(ともに町内在住)と3人で花壇整備に当たることにした。

 花苗は中川さんと田之島さんが、種からハウスで育ててきた自前のもので、ベゴニアやマリーゴールド、サルビアなどを用意。3姉妹はビジターセンター出入り口にある2カ所の花壇で、半日かけて花を植えたほか、花鉢も設置した。

 今年、幕別・池田エリアを含めて全面供用を開始した同パーク。棚橋さんは「緑に囲まれた環境に、色彩豊かな花々を加えることで、訪れた人々の心の潤いにつながれば」と期待している。

 同パークでは14、15の両日、棚橋さんを講師に「親子花植え教室」を開くほか、花の即売も行う。問い合わせは同パーク(0155・32・6780)へ。