十勝毎日新聞に掲載された音更町の話題やお知らせなどを、
地域のみなさまや、十勝を離れて暮らす方々にふるさと情報
としてお伝えします。
第301回 [ 2008/06/27 ] 毎週金曜日更新
十勝めーる >>> 音更めーる
音 更 町
町長 山口 武敏
面 積 466.09平方キロメートル
(総務省統計局より)
花木鳥 スズラン・シラカバ
十勝年鑑2006より
(2005年11月28日発行)
□主な動き
 任期満了に伴う町長選挙が3月29日告示され、現職の山口武敏氏が無投票で3選を果たした。山口町長は3期目のスタートに当たり、1.みんなの声が反映される町政、2.公平で公正な町政、3.人に温かく、たくましい町政−の3点を引き続き基本姿勢に挙げ、第4期総合計画(2001−10年度)を中心に、新たに始動した財政健全化5カ年計画(05−09年度)との整合性を図りながら“協働”のまちづくりを進めるとした。

 まちづくりの上では、“自治体の憲法”として全国的に関心が集まる「(仮称)自治基本条例」の制定作業に着手。7月、公募を含む委員15人で検討会議(津久井寛委員長)が立ち上がり、06年度導入方針を固めていた指定管理者制度については第1号の導入施設として町温水プールが決まり、9月定例町議会でそれに向けた条例の一部改正案が可決された。

 町の事業では福祉関係で新規の取り組みが目立ち、町内4公共施設での移動子育て支援センター事業や、保育園の延長保育などがスタートした。施設関連では希望が丘運動公園内で建設が進んでいた新・野球場が5月21日にオープン。10月29日には、音更川をまたぎ、木野と宝来両地区を結ぶ「宝来大橋」(延長307.7メートル)=道の街路整備事業=が供用を開始、町も記念事業を組み、地域とともに待望の開通を祝った。

 増加を続ける町の人口は9月末時点の集計で4万3,000人に到達。大型の宅地造成が一段落し、ペースは鈍化しているものの、現総合計画最終年度の目標人口である4万5,000人へ期待をつないだ。都市計画の関連では、06年3月の決定を目指し、十勝川温泉地区、開進地区、開進西地区の市街化区域編入についての町の作業が本格化。特に温泉地区の編入は長年の懸案で、定住人口の誘導による観光振興への期待が高まっている。

 このほか、4月には町内農場の死亡牛からBSE(牛海綿状脳症)の発生が確認された。
関 連 リ ン ク
音更町役場ホームページ
音更町図書館
音更町文化センター
音更町総合体育館・音更町武道館
音更町温水プール
音更町十勝川温泉観光協会
音更町の上下水道
2008年6月24日の記事
生産者接客で売り上げ好調 万年の直売所「季節のたより」
 万年簡易郵便局(町万年基線53)横で野菜の直売所を開いている「季節のたより」(長野定子代表)は、無人店舗だった販売所を今季から有人にし、売り上げを好調に伸ばしている。28、29の両日には感謝セールを行い、野菜や花の苗を30円からと“超格安”で販売する。

 「季節のたより」は1996年、万年地区の農家女性が、自家用に栽培していた野菜を家族だけでなく多くの人に味わってもらおうと、代金を料金箱で回収する無人店舗としてスタートした。現在は15人が、季節の野菜ほか、種から育てた花や野菜苗も販売している。

 近年、心ない来店客が料金を払わずに商品を持ち出すケースが問題となり、今年5月のオープンから毎日当番を決め、生産者が接客に当たることにした。消費者と交流できる機会が増えた効果か、今季の販売は好調に推移。近隣の常連客だけでなく幅広い世代が訪れるようになり、野菜や花の育て方を熱心に聞く男性の姿も目立つという。

 野菜と花の苗は出荷のピークを迎えることから、今季最後の売り出しとして今回、2日間に限り、商品を格安に提供する。野菜苗はナス、ピーマン、アスパラ、キュウリのほか、ハーブ類、花苗も豊富。価格は30円、50円などに設定した。野菜はブロッコリー、ホウレンソウなど葉物野菜が充実している。

 長野代表は「生産者が真心込めて作った野菜や花で多くの人に喜んでもらいたい」と話している。リサイクルの普及を目指し、マイバッグの持参と使い終わった苗用ポットの回収を呼び掛けている。

 時間は両日とも午前8時半−午後4時半(なくなり次第終了)。11月上旬までの期間中は毎日午前8時−午後4時半に営業している。問い合わせは長野代表(090・5078・7184)へ。(酒井花)
2008年6月24日の記事
豊田小 見事なツツジに子供の笑顔満開
 豊田小学校(市川良二校長、児童数18人)に樹齢40年を超える立派なツツジの木が飾られている。地域の“園芸の先生”として知られる田中梅雄さん(74)が丹念に育てたものを展示した。ピンク色の花が満開となり、児童や来校者を感激させている。

 田中さんは同校の31期卒業生。息子と農業を営む傍ら、ボランティアで児童たちが育てる畑の栽培や花壇整備を率先して手伝ってきた。

 展示したツツジは40年以上も前に購入。初めはなかなか花が咲かなかったが次第に木の幹が太くなり、毎年たくさんのつぼみを付けるようになった。「子供から孫まで学校にお世話になって、お返しをしたかった」(田中さん)と、5月から2つの鉢を2回に分けて正面玄関に飾っている。

 子供が5人並んでも余るような大きさの見事なツツジに、児童たちは「本物かな」と驚いたり、来校者もため息を漏らしながら見入っているという。田中さんは自宅のハウスで複数の花苗や野菜を育てており、地域の中でも「田中さんに聞けば何でも分かる」というほどの園芸のスペシャリスト。田中さんは「自分が達者でいる限りは、学校の皆さんを喜ばせたい」と話している。

 来年度に創立100周年の記念式典を控える同校では、これまでも小川礒治さんが花鉢を展示したり、老人会が活発に学校を支援している。市川校長は「小さな学校だが地域の支えに助けられている」と感謝している。(酒井花)
2008年6月21日の記事
心和む懐メロ演奏 中里さん伊藤さん 老人ホーム訪問
 音楽演奏で全道の高齢者施設を訪問している室蘭市の会社員中里幸道さん(64)と、鹿追町のピアノ講師伊藤笑里さん(24)が19日、町柏寿台2の養護老人ホーム柏陽園(原田順次施設長)を訪れた。大正琴やピアノで懐メロ演奏を披露し、お年寄りの心を和ませた。

 中里さんは9年前に音楽仲間8人とボランティアグループ「アミゴス」を結成し、道内の施設を訪問している。3年前から十勝でも伊藤さんの協力を得て活動している。音更に来たのは初めて。

 この日は同園の利用者40人が集まった。初めに中里さんがクラシックギターと大正琴で「おぼろ月夜」などを演奏。後半は伊藤さんのピアノ伴奏に合わせて全員で「チューリップ」などを歌った。

 中里さんは「戦後を支えてくれたお年寄りたちに、感謝の気持ちを伝えるために各地を歩いている。音楽で笑顔が広がれば」と話していた。20日にも清水町の病院と老人ホーム2カ所を訪問した。(酒井花)
2008年6月21日の記事
菓子王国十勝スタンプラリー 柳月で組み立て会
 十勝管内の菓子店を巡る「菓子王国十勝スタンプラリー2008」(メルヘンスイーツランド十勝実行委主催)で、「お菓子の家」の組み立て会が21日、音更町内の柳月スイートピア・ガーデン菓子工房で行われた。参加者は十勝産のバターや小麦粉で作ったクッキー、豆、砂糖などを使い、オリジナルの「家」づくりに熱中した。

 同ラリーには管内菓子店42店が参加。組み立て会はスタンプ10個で参加でき、親子ら7組16人が挑戦した。

 カブトムシやクワガタをピンクや白の砂糖で描いたり、豆と砂糖を組み合わせて動物や花に見立てるなど、思い思いのデコレーションに工夫を凝らした。親子3人で参加した帯広市内の会社員、谷麻子さん(23)は「十勝の冬をイメージして、つららをデザインした。うまく完成させたい」と笑顔で話していた。

 組み立て会は22、28、29日にも各日3回開催する。予約締め切りは27日。予約・申し込みは同工房(0155・32・5566)へ。(藤原剣)
2008年6月20日の記事
鈴蘭公営住宅建て替えへ 来年度から2カ年 1棟32戸整備
 町は築30年以上が経過した鈴蘭公営住宅(中鈴蘭北5)を建て替えることにし、今年度、設計に着手する。第1弾として、2009年度から2カ年の工事予定で1棟32戸分を整備する。町内では初めて、ユニバーザルデザインを本格的に取り入れた公営住宅を計画している。

 同住宅は高度経済成長期に高まった住宅需要を受け、1970年から73年にかけて整備された。現在、平屋建て17棟があり、管理戸数は72戸。構造はセラミックブロック造りで、1戸当たりの面積が当時の基準で狭いほか、使い道のない石炭格納庫が設置されているなど古い造りになっていた。

 町は4月に入居者対象の住民説明会を開き、併せて入居者に対し家族構成や、希望する間取りなどの意向調査を行った。今後の参考にする。

 建て替え場所は道営住宅があった隣接地の南側空き地で、工事中の仮住宅は建てない。計画では1棟4階建てを想定している。設備はオール電化で、車いすの人でも使いやすいようトイレや風呂場、台所などの水回りをユニバーサルデザインにすることを検討している。面積増や設備向上で、家賃は現在より増額になる見込み。

 町は今年度予算に設計委託費3580万円を計上した。建築住宅課では「来年度から2カ年で進め、2棟目以降は新たな公営住宅の基本計画に沿って整備することになるだろう」としている。(酒井花)
2008年6月20日の記事
トルコ留学へ畠山さん意欲 音更Lク事業で町長らを訪問
 音更ライオンズクラブ(日向國廣会長)の青少年交換(YE)プログラムで、今夏、トルコに派遣される帯広大谷短大2年の畠山舞由子さん(19)=生活科学科地域社会システム課程=が18日、町役場を訪れ、山口武敏町長らに短期留学の抱負を語った。

 畠山さんは町出身。7月31日から8月25日まで、トルコのライオンズクラブメンバー宅にホームステイしながら、異文化に触れる。畠山さんと交換でトルコからも女子高校生1人が来日、同短大の近藤浩平事務局次長宅に7月10−22日に滞在し、地元の高校生や短大生と交流を図る。

 この日はライオンズクラブ国際協会331−B地区の齊藤實ガバナー、日向会長ら関係者も同席。畠山さんは「多くの人に支えられて行けることをうれしく思う。十勝と日本の素晴らしいところを多くの人に伝えたい」と話し、山口町長、大場博義町議会議長から激励を受けた。(酒井花)
2008年6月18日の記事
「言葉より気持ち」で国際交流 パナマ出身高校生
 交換留学を民間で支援するAFS帯広支部(馬場雅子支部長)の鷲北道代さん(52)の自宅に、パナマ出身の高校生マリン・ゴンザレスさん(15)が滞在している。4年前から海外の子供を受け入れている鷲北さんは「英語は全くできない」というが、気楽な気持ちで国際交流に努めている。

 鷲北さんは4年前まで、3人の子育てをしながら保健師として働いていた。仕事を退職して一段落した時に、友人に誘われてホストファミリーになった。これまでにマレーシア、米国の高校生を受け入れ、ゴンザレスさん(3月から)が3人目になる。

 ゴンザレスさんが来年2月まで滞在する1年間、親代わりになって食事を作ったり、健康を気遣うのが鷲北さんの役目。家では日本語が共通語。スペイン語と英語しか話せないゴンザレスさんだが、コミュニケーションに困ることはない。「言葉の前に気持ちが大切。片言の日本語でも十分、相手を思いやることができる」(鷲北さん)という。

 鷲北さんの夫で町職員の光男さん(53)も協力して、ゴンザレスさんと一緒にテレビで野球観戦をするなど楽しんでいる。ゴンザレスさんは「日本の文化や技術は素晴らしい。もっと日本語を覚えて、友達をつくりたい」と元気に音更高校に通っている。

 鷲北さんは「ボランティアというと気構えてしまうが、自分の子供と同じように接するよう心掛けている。世界中に家族が増えた気持ちになり、視野が広がった」と話している。(酒井花)