十勝毎日新聞に掲載された音更町の話題やお知らせなどを、
地域のみなさまや、十勝を離れて暮らす方々にふるさと情報
としてお伝えします。
第379回 [ 2010/01/08 ] 毎週金曜日更新
十勝めーる >>> 音更めーる
音 更 町
町長 寺山 憲二
面 積 466.09平方キロメートル
(総務省統計局より)
花木鳥 スズラン・シラカバ
関 連 リ ン ク
音更町役場ホームページ
音更町図書館
音更町文化センター
音更町総合体育館・音更町武道館
音更町温水プール
音更町十勝川温泉観光協会
音更町の上下水道
2010年1月5日の記事
「音高の森」再生…着々と 20ヘクタールに植樹した3500本管理
定時制 農業科 環境班
 音更高校(入宇田尚樹校長、生徒537人)定時制農業科の環境班が、「音更高校の森」の管理と再生に地道に取り組んでいる。今年度は剪定(せんてい)した枝を有効活用するため、町内のNPO法人や炭製造業者の協力で炭窯の建設を進めており、1月中にも火入れを行う。

剪定の枝で炭作りも 建設中の窯近く火入れ

 同校は1991年度に計画を立て、農場跡の約20ヘクタールで森づくりに取り組んでいる。92年度から植樹を始め、これまでにナナカマド、エゾヤマザクラ、アカエゾマツ、トドマツなど広葉樹、針葉樹、果樹の3500本を植えた。

 これらの木を管理し、再生に取り組むのが、農業科造園コースの2、3年生で構成する「環境班」(今年度は9人)だ。担当の野口潤教諭は「これまでは植える一方で、適切な管理がなされてこなかった」という。昨年度から活動を開始し、樹木の配置図と今後の植林計画図を作製。調査の結果、コガネムシや根切り虫の病害虫被害、ウサギやネズミによる食害被害がひどく、農場跡の大半を占める牧草地跡はそのままでは植樹に適さないことも分かった。

 森を訪れた人が木の名前が分かるよう、樹木用の看板も設置。約3000本の樹木を剪定し、枝をチップにしたり、間伐材からシイタケのほだ木作りも行っている。

 林産物活用の一環として、2009年7月から森の入り口で炭窯を建設している。池田の森で炭窯を造ったNPO法人トカプチの森で研修を積み、町東和で炭を製造販売する川端ノーリンからは、窯に必要な粘土の提供など全面的な支援を受けた。生徒たちが試行錯誤した窯は、1月中に火入れをして完成する。

 木の剪定や管理、ほだ木作りなど一連の作業は、町教委と共催の高校開放講座の中で地域住民にも参加してもらっている。今年度の活動をまとめた同班の環境論文は、旺文社主催の「第53回全国学芸科学コンクール」の自然科学研究部門で2年連続入賞。損保ジャパン環境財団の環境保全プロジェクトに選ばれ、活動資金として30万円の助成を受けるなど、地域を巻き込んだ森の管理・再生事業として各方面で注目されている。

 野口教諭は「『音高の森』を通じ、環境への関心が深まる取り組みを地域に発信していきたい」としている。(酒井花)
2009年12月27日の記事
「世界に一つ」地域自慢のモニュメント 豊田小創立100周年事業
校門にカラーモザイクの北海道など登場
位置示すプレートも タイル張りみんなで

 豊田小学校(市川良二校長、児童16人)の校門に、新たなモニュメントがお目見えした。創立100周年・開校80周年記念事業の一環として、児童や卒業生、地域住民がカラーモザイクのタイルで1枚1枚仕上げた。北海道と地球をイメージし、住民らは「世界に1つ」と自慢している。

 モニュメント造りは、記念事業協賛会(中村和夫会長)の事業部(野村和男部長)が中心となり、「みんなで参加し、思い出に残るような事業を」と企画した。

 数ある業者の提案から、トーエン(士幌町、佐藤一男社長)、パセオ(帯広市、星久保吉正社長)を選び、30年前の校門を基礎としながら、左門に北海道、右門に地球儀のモニュメントを配した。完成まで3回にわたり、児童、卒業生、地域住民らがカラータイルを張り付け、100人以上が携わった。

 北海道のモニュメントは地図状に支庁別で色分けし、十勝の部分は日高山脈など地形の盛り上がりも付けた。さらに音更町と豊田を目立つようにし、北緯43度、東経143度の豊田の位置を示すプレートも取り付けた。

 「一人ひとりが携わっただけに、みんなからは『記憶に残る校門』と評判」と野村事業部長。中村会長は「昔、公共施設と言えば学校しかなく、地域のよりどころだった。思い入れは強く、協力も惜しまなかった。いつまでも学校のシンボルとして受け継がれてほしい」と話している。校門は先の記念式典で出席者の前で除幕された。(酒井花)
2009年12月26日の記事
門松、役場彩る 音更高生が手作り
 町役場の正面玄関前に24日、音更高校(入宇田尚樹校長)定時制農業科(71人)の生徒が作った正月用の門松が飾られた。新年1月15日まで来庁者を出迎える。

 造園コースの2、3年生20人が、授業の一環として門松2組を製作。今年も阿部造園の阿部英輝社長に指導を仰ぎ、本州の孟宗竹と道産のトドマツを使い、高さ2メートルの大きさに仕上げた。

 この日は生徒と入宇田校長、野口潤教諭らが役場を訪れ、正面玄関前に1組を設置した。寺山憲二町長も作業を見守り、謝辞を述べた。

 製作に当たった2年の高橋君は「たるを縛る時の男結びが大変だった。多くの方に見てもらい、農業科をPRできれば」と話していた。(酒井花)
2009年12月25日の記事
豊作願いしめ縄交換 東士幌神社
 東士幌神社総代会(大浦昌夫総代長)は23日、神社の鳥居を飾るしめ縄を交換した。今年は冷湿害の影響で厳しい年となったことから、例年以上に豊作の願いを込めて手作りした。

 農業地帯にある同神社は、町史によると1904年に創設され、4年後には道内最古の神社の祭典ばん馬「東士幌輓曳(ばんえい)競馬大会」が始まっている。年末に付け替えるしめ縄は、7行政区から選出された総代7人で毎年手作りしている。

 今年も11月末に、半日がかりで作った。かつて水田地帯だった時代は稲わらを原料にしていたが、現在は麻のロープでエンバクを中に折り込んで仕上げている。長さ約5メートル、重さ約45キロで一番太い部分の直径は約40センチ。

 この日、総代6人が集まり、神社本殿に保管していたしめ縄を運び、鳥居に合わせて長さやたわみなどを調整しながら飾り付けた。大浦総代長は「今年は農家にとって打撃の年だった。来年の豊作を心から願いたい」と話していた。(酒井花)
2009年12月23日の記事
もっと牛乳を 「ベコカー」登場 エム・エム・シー
 運転代行業のザ・代行さんを運営するエム・エム・シー(音更町木野、前浜満社長)は、代行随伴車両に牛柄の塗装を施した「ベコカー」を導入した。

 「酪農家を応援し牛乳の消費拡大を図りたい」と企画。経営理念でもある「ゆっくりしっかり」を牛の歩みに重ね合わせた。牛柄の車両は4台導入、後部座席の窓ガラスには「元気一番、モット牛乳を。応援します酪農家のみなさん」とのメッセージも描かれている。

 前浜社長は「酪農は十勝の観光資源。1次産業の頑張りのおかげで市街地のにぎわいがある」と話していた。

 同社では毎年2回、音更町の風景を使ったカレンダーを作製しているが、来年用には「ベコカー」を登場させPRする予定。(大谷健人)
2009年12月23日の記事
音更あさひ苑 温かいそば振る舞う ボランティアが手打ち
 軽費老人ホームあさひ苑(町十勝川温泉北13、濱野豊子苑長)でこのほど、町内のボランティアによるそば打ちが行われ、出来たてのそばが入居者に振る舞われた。

 同施設を運営する社会福祉法人町柏寿協会の前理事長、中出恒雄さんが毎年続けており、今年は友人ほか、初めてJAボランティア菜の花の農家女性7人も参加した。道産のそば粉7キロで約50人分を打ち、温かい五目そばにして全員で味わった。

 そば打ちを見守った入居者は「家庭で打ったことを思い出す」と懐かしみ、「毎年この時期が楽しみ。感謝している」と話していた。(酒井花)
2009年12月23日の記事
高齢者、障害児の交流拠点に 2民間事業者 共生型施設を建設
 厚労省の共生型基盤整備事業の交付金を活用し、町内の2民間事業者が障害児(者)と高齢者、児童らの交流拠点を目指し、それぞれ施設建設に取り組む。ともに役場に近い本町地区で着工、来年夏までの完成を予定している。

本町2地区、来夏までに完成

 民間事業者はNPO法人「地域で一緒に暮らそう会」(安藤由美子代表理事)と基覚工業(橋本幸博社長)。両者から提案を受けた町が各計画を厚労省に申請、このほど採択の内示を受けた。同事業の交付金を活用した取り組みは町内では初めて。

 地域で一緒に暮らそう会は1997年に障害児を持つ4家族で発足、2004年から障害福祉サービス事業所「きらきらはうす」を開いている。今回は現事業所に隣接する新通4の町有地を借り、重度も対象とした障害者(児)の日中一時支援と、元気高齢者が集うサロンを組み合わせた共生型施設を建設する。

 新施設は木造2階建てで延べ250平方メートル。1階の作業室で、クッキーやパン作りを通して障害者に社会参加の機会を与える。和室のある多目的スペースは地域の高齢者に開放、娯楽や趣味を生かせる場として活用してもらう。相談室も設け、道指定の相談支援事業を行う。

 現事業所の利用者は39人だが、新事業で10人程度の受け入れが可能になるほか、新規に常用の職員5人も採用する。7月開業の予定。安藤代表理事は「障害があっても住み慣れた地域で暮らしたい、多様なサービスを選びたいとの思いでやって来た。新事業では地域の人と共生し、理解を深め合いたい」と話す。

 一方、基覚工業は、高齢者および障害者の居住スペースと地域児童らのふれあいサロンを組み合わせた共生型施設を、花園ニュータウン内の新通11に建設する。木造平屋268平方メートル。独立した居住スペース5部屋と多目的のサロンを設ける。

 建設地の同ニュータウンは昨年から分譲中の新興住宅街。橋本社長は「お年寄りや障害者には、プライバシーを守りながら共同で生活する安心感を与えたい。サロンは地域コミュニティーの拠点として、放課後児童や子育てサークルに活用してほしい」としている。完成は6月を予定している。(酒井花)