十勝毎日新聞に掲載された士幌町の話題やお知らせなどを、
地域のみなさまや、十勝を離れて暮らす方々にふるさと情報
としてお伝えします。
第286回 [ 2008/03/12 ] 毎週水曜日更新
十勝めーる >>> 士幌めーる
士 幌 町
町長 小林 康雄
面 積 259.13平方キロメートル
(総務省統計局より)
花木鳥 スズラン・カシワ・カッコウ
十勝年鑑2006より
(2005年11月28日発行)
□主な動き
 「ふれあいユートピアしほろ」をスローガンに、福祉総合施設を中核とする福祉村建設、豊富な泉源を活用した観光振興など特製に応じた施策を展開する。

 農畜産業が盛んで、JA士幌町(森本勝組合長)の2004年度農業粗生産額は管内総額の1割にあたる263億円と、十勝の基幹産業を根底から支える。町内には「個別型家畜ふん尿バイオガスプラント」3基と「食品加工研修センター」を抱え、まちぐるみで農業振興を図る。

 04年に隣接する上士幌との合併協議を解散し、自立の道を選択。策定を進める2006年度からの第5期総合計画には、自主自立の施策を重点に置くとともに、財政健全化策なども盛り込む方向。

 また、05年春から、町内に環境意識啓蒙を浸透させるため、自治体から環境保全活動に取り組む環境マネジメントシステム「LAS−E」に着手。事務作業や各公共施設で省エネなどを積極的に進める。
関 連 リ ン ク
士幌町役場ホームページ
士幌町商工会
士幌町したしみ図書館
2008年3月9日の記事
DV相談先知って 連絡先カード作製
 町はDV(ドメスティックバイオレンス=配偶者やパートナーからの暴力)に対する相談機関の連絡先などを記したミニカードを作製し、町内の公共機関などの女性用トイレなどに配置した。周囲を気にせず持ち帰り、相談につなげるのが狙い。町は「夫婦や内縁など近しい間柄の問題だけに相談しにくいのが実情。1人で悩む人が相談窓口までたどり着いてほしい」(保健福祉課、総務課)としている。(原山知寿子)

 町によると、町が把握したDVに関する相談は、2005年度にDV被害を懸念し第三者からの住民票閲覧請求を阻止する総務省の支援措置を受けたケースが1件あった。今年度も夫の暴力で離婚が成立したケースが1件あった。

 後者のケースは支援組織からの連絡が把握の端緒だったなど、顔見知りが多い小規模自治体で相談しづらいという懸念も。町でも相談に応じているが、町外の相談場所も周知する必要があるとしてカードを作った。

 名刺大で十勝支庁内の配偶者暴力相談支援センター、管内5警察署、民間の駆け込みシェルターとかちなどの電話番号や相談時間などを明記。使用済み封筒を活用したポケットに数枚ずつ入れて、トイレの壁に張り付けている。

 設置場所は町役場、町総合福祉センター、町総合研修センター、タウンプラザなど7カ所。カードは自由に持ち帰ることができる。問い合わせは町保健福祉課(01564・5・2006)へ。
2008年3月8日の記事
独居老人世帯の把握や日常的声掛け 高徳町内会
 高徳町内会(西部誠会長、150戸)が、町内初となる見守りネットワーク事業を進めている。独居老人宅などの要支援世帯を把握・登録、担当の近隣世帯が日常の声掛けなどで見守り、災害発生時には避難誘導する。現在、対象世帯や避難場所などを記した福祉防災マップを作製中。活動をモデル事業として指定し、サポートする町社会福祉協議会(以下社協)では「全町的な取り組みにつながれば」と期待している。(原山知寿子)

 全国で大地震や自然災害が続発し、独居老人の孤独死が社会問題化する中、町社協や地区の公民館推進委員会などで必要性を確認。福祉と防災を組み合わせ、平常時の見守りと災害に備えようと昨年10月から始めた。

 見守り希望者名や緊急連絡先などを記した「見守りネットワーク登録カード」を作り、加入全世帯に配布。

 見守り希望者から回収して精査。(1)独居老人(2)高齢者夫婦(3)障害者がいる世帯(4)共働きで日中子供だけの世帯(5)その他−の5種類に分けて登録した。

 今回登録したのは30世帯。近隣の地域支援者が見守り役として1軒から数軒を担当する。見守り役は「姿を見掛けない」「郵便物がたまっている」など日常的に見守りや声掛けをし、災害時には安否確認と避難誘導に当たる。

 福祉防災マップは西部会長を中心にまとめており、今年度中にも完成させる予定。登録カード対象者の追加や内容の更新も随時進める。

 西部会長は「見守りを希望した世帯数は予想以上。多くの家庭がこうしたネットワークの必要性を感じていたのでは」と話す。

 同会の取り組みを聞き、同様の活動を検討する町内会が複数出ているという。

 町社協では「モデル事業があれば、ほかも取り組みやすい。ネットワークが町全体に行き届いてほしい」としている。
2008年3月8日の記事
脳活性化ゲーム体験 高齢者との触れ合いに活用
 ボランティア交流会(町社会福祉協議会・ボランティアセンター主催)がこのほど、町保健センターで開かれた。参加者はお年寄りなどとの触れ合いに活用できる脳活性化ゲームや軽い体操を体験し、ボランティアをする上での悩みや提案などを語り合った。

 ボランティア同士やボランティアを始めようとする人が、一堂に集まる場として毎年開催。約30人が参加した。

 意見交換では町立特別養護老人ホーム次長の佐藤久恵さん、グループホーム士幌ひまわり館取締役の家常康世さんを助言者に話し合った。参加者からは「施設にボランティア訪問したいが、知っている人がおらず、行きにくい」という声もあり、佐藤さんは「楽しみにしている入居利用者もいる。施設見学にも応じており、気軽に来てほしい」と呼び掛けた。

 このほか、「町内各地区のふれあい・いきいきサロン同士の交流があれば」「ボランティアと主張せず、自然に活動したい」などの意見があった。(原山知寿子)
2008年3月7日の記事
元気の源 民謡と三味線 永井さん
 町中士幌の永井きし子さん(80)は20年ほど前から、自宅で民謡と三味線の教室を開き、舞踊教室の会場としても開放している。毎日のように愛好者が集うが、「気兼ねなく過ごしてほしい」と笑顔で迎え入れ、自宅には歌や楽しいおしゃべりの輪が広がる。永井さんは「民謡と三味線は生きがいで元気の秘訣(ひけつ)。これからも続けたい」と話し、歌仲間の「憩いの場」を元気に切り盛りしている。(原山知寿子)

 永井さんは幕別町生まれ。28歳の時に中士幌に転居後、三味線と民謡を習い始めた。3度目の挑戦で藤本流(東京)の三味線の師範を取得し、1989年ごろから自宅で指導を始めた。2年前からは地元の中士幌民謡会の会長も務めている。

 1階の日当たりの良い居間にはカラオケセットを備え、「いつでも歌えるように」と、壁面とテーブルの上には永井さん手書きの民謡の歌詞が一面に張ってある。舞踊教室の会場である2階には、動きを把握できるよう壁に大きな鏡も取り付けた。

 土・日曜日以外は何らかの教室が開かれ、教室以外の時間でも生徒や仲間がちょくちょく足を運ぶ。高齢化や体調面などから、生徒の数はピーク時より20人ほど少ない15人ほど。それでも「生徒がいる限りは教え続けたい」と力を込める。

 「毎日を元気に楽しく過ごしたい。声を出す民謡は健康づくりにぴったり」と永井さん。「これからも仲間と歌い続けたい」と話している。
2008年3月6日の記事
スキーバッジテスト最高位合格 野曽原さん 町少年団出身者で初
 
 町内在住の野曽原秀典さん(19)=帯広高等技術専門学院自動車整備科1年=が、このほどサホロリゾートスキー場(新得)で開かれた全日本スキー連盟のバッジテストで最高位のクラウンプライズに合格した。士幌基礎スキー少年団(上野操団長)出身者では初めてといい、「さらに技術を積んで、後輩団員の指導に貢献したい」と意欲を高めている。(原山知寿子)

 野曽原さんは士幌小3年の時にスキーを始め、同4年で同少年団に入団。高校卒業後はOBとして、シーズン中に糠平温泉スキー場で行われる練習に参加。約20人いる後輩団員とともに技術向上に励んでいる。

 バッジテストへの挑戦は、士幌高校2年の時にテクニカルプライズを獲得して以来。昨年夏ごろからクラウンへの初挑戦を決め、年明けから週2−4回、同スキー場に通い、練習を重ねた。

 テストは整地、不整地の斜面でそれぞれ大回り、小回りなどをこなし、技術の正確性を判定される。テスト当日は道内が暴風雪に見舞われた日。「整地でも不整地並み」という悪いコンディションだったが、落ち着いて臨んだという。

 「もともと不整地が好きなので、安定して降りられた」というが、「初受検で合格するとは」と驚いた様子。町スキー連盟(伊賀淑美会長代行)事務局で同少年団指導員として長年、教えてきた山中明裕さんは「持ち味の柔らかい滑りを発揮できたのでは」と喜ぶ。

 今後は20歳から受検可能な準指導員資格などにチャレンジする考え。野曽原さんは「スキーの楽しさを後輩の子供たちに伝えていきたい」と話している。
2008年3月5日の記事
DVの現状意見交わす 女性サミット
 第2回町女性サミット(町主催)がこのほど、町総合研修センターで開かれた。出席者はDV(ドメスティックバイオレンス=配偶者やパートナーからの暴力)の状況や町の取り組みの現状について意見を交わした。

 町内各女性団体の関係者ら約40人と、保健福祉、町教委など町関係各課の職員が出席した。冒頭、小林康雄町長が「女性の感性をまちづくりに生かし、町としても男女共同参画に全力を挙げたい」とあいさつした。

 十勝管内で、子供が暴力から自分を守るための人権教育プログラムを紹介する「CAPきらり」(吉守美和子代表)のメンバーが学校現場でのワークショップを実演。

 大人が子供からの相談を信じない実態もあるとし、「子供には自信を持って自由に生きられる安心感を与えてほしい」と呼び掛けた。

 また、保健福祉課の担当職員が町内のDVや児童虐待の相談、通告状況を報告。「小さい町なので顕在化していない懸念もある」と説明した。出席者からは「高齢者虐待が疑われても、虐待と判断できない場合は」などの質問があり、担当者は「まずは相談してほしい」とした。(原山知寿子)
2008年3月4日の記事
「新一筆啓上」で入賞 士幌下居辺小3年上山さん
 今年度の「新一筆啓上賞」(丸岡町文化振興事業団=福井県坂井市=主催)で、下居辺小学校3年の上山華歩さんが、大賞、秀作に次ぐ「住友賞」に輝いた。母の由美子さん(37)への思いを、愛らしくユーモラスに表現した。管内からの入賞はただ1人で、道内の入賞者5人中、小学生は上山さんだけ。「びっくりした。とてもうれしい」と母娘で笑顔を見せている。(原山知寿子)

 同賞は、坂井市丸岡町ゆかりの徳川家康の忠臣、本多作左衛門重次が妻にあてた手紙「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」にちなんで創設。「○年後」の「誰か」への思いを40文字以内でしたためる。5回目の今回は、全国から3万7723点の応募があった。

 上山さんの作品は20年後の母・由美子さんにあてた1編。「おこりんぼうのお母さん元気ですか? おこることがなくてさみしいでしょうね」。3人きょうだいの一番上として、日ごろ由美子さんから注意を受けることが多いといい、由美子さんへの感謝とともに、20年後の成長した自分の姿を約束した内容だ。

 同賞には初挑戦で、父の靖さん(38)にあてた弟の歩夢(あゆむ)君(下居辺小2年)と一緒に応募した。短い文章だけに、「思い付くのに結構時間がかかった。入賞するとは思わなかった」と上山さん。由美子さんも「自分への心配が感じられ、うれしかった」と心を和ませている。