十勝毎日新聞に掲載された鹿追町の話題やお知らせなどを、
地域のみなさまや、十勝を離れて暮らす方々にふるさと情報
としてお伝えします。
第311回 [ 2008/09/03 ] 毎週水曜日更新
十勝めーる >>> 鹿追めーる
鹿 追 町
町長 吉田 弘志
面 積 402.86平方キロメートル
(総務省統計局より)
花木鳥 シャクナゲ・モミジ・カッコウ
十勝年鑑2006より
(2005年11月28日発行)
□主な動き
 次世代育成支援対策地域協議会が、保育時間の延長、保育料の減額などを盛り込んだ「子育てプロジェクト」を町に答申(1月)。鹿追町行財政改革推進審議会と町行財政改革推進町民会議が発足。審議会は、13人で構成、同町民会議は総務、福祉、経済、教育の4部会に10人ずつ、計40人で構成。自立を目指した町づくりに向け、本格的な論議に入った(2月)。食用廃油を利用した環境に優しい手作りせっけんや牛乳パックを利用した和紙風のはがきなどを製造している心身障害者共同作業所「鹿追町もみじ工房」が、創立10周年を迎え、式典を開催(3月)。青年団体の連合組織「ピュアモルトクラブ」が組織改革。これまでの“行政依存型”から脱却し、自立型へ(4月)。再建中の鹿追自然ランドで、樹間をワイヤにぶら下がって移動するエアトリップが完成。北海道ネイチャーセンターが管理、運営。国内最大級の規模(5月)。1971年から1987年まで町長を務めた佐渡一男氏が名誉町民を受章。祝賀会で関係者160人が祝った(6月)。札幌商工会議所が主導する「サマータイム導入実験」に鹿追町が参加。2カ月間にわたって窓口業務1時間延長(7月)。瓜幕地区の役場瓜幕支所、ライディングパーク一帯の駐車場などの施設が「道の駅うりまく」に認定。十勝では、11カ所目、町内では2003年の「道の駅しかおい」についで2カ所目の登録(8月)。2004年春に18年ぶりに復活した瓜幕中学校野球部が、西部方面大会で3位。念願の十勝大会へ(新人戦)出場を決めた(9月)。
関 連 リ ン ク
鹿追町役場ホームページ
鹿追町商工会
2008年8月31日の記事
ガレ場の下に永久凍土が… 然別の東大雪山系
 日本最古の約3700−4000年前にできた可能性がある、鹿追町然別の東大雪山系で見つかった氷。発見した産業技術総合研究所地質標本館(茨城県つくば市)学芸員の澤田結基さん(33)は10年にわたり調査・研究を続けている。氷の成分を分析し、当時の気候や環境変化などの解明が期待される。30日に実施した調査に同行した

 日本最古の氷は、標高1000メートルを超える山にある永久凍土から見つかった。永久凍土は大きな岩が積み重なったガレ場の斜面下に、およそ6メートルの範囲で細長く広がっているという。ハイマツなどの植物が植生し、「キキッ」というナキウサギの鳴き声が聞こえるガレ場には多くの風穴があり、ひんやりとした冷気が吹き出していた。

 なぜ、ガレ場の下に永久凍土が残っていたのか。岩のすき間にある暖かい空気はガレ場の斜面の最も高い場所から放出される。その後に冷たい外気が入り込み、空気の対流が起きる仕組みだ。暖かい空気が抜ける場所と1000メートル付近の地温差は10−15度になり、30日のガレ場の地下2メートルの地温は氷点下だった。

 氷が最も成長するのは意外にも春先。雪解け水が氷点下の空気に触れ、再び凍結する。日本最古の氷にはナキウサギのふんや植物の葉が混じっていた。澤田さんは山頂付近、標高1000メートル付近など3カ所に気温や地温を測る観測機械を設置し、データ収集を行っている。

  「自身の仮説確かめたい」 
 氷に含まれる酸素や水素原子の同位体比は、過去の気候変動を記録している−。澤田さんの仮説だ。「同位体」は原子番号が同じでも質量が異なる原子を指し、「同位体比」はその存在比。同位体比は時代や環境などによって異なる。現在も残る氷の同位体比成分が雨や雪の変化と同じで、複数の場所から採取した氷の変化パターンが一致することを証明する考えだ。

 澤田さんは「気温や海水温などの気候変動が分かる可能性がある。道東のほかの地域でも調査を行い、仮説を確かめたい」と話している。(池谷智仁)
2008年8月28日の記事
チビスロウ鹿追町の魅力をPR 町観光協会とソーゴー印刷
 町観光協会(山岸宏会長)とソーゴー印刷(帯広、高原淳社長)は共同で自治体単独の観光情報小冊子を作製、道内の主要書店などで販売を始めた。同社が3年前まで発行していた「チビスロウ」を、鹿追に限定した“地域版”として復活させた。第三者的視点で人や場所、物を取り上げ、町の魅力をPRしている。

 同協会と町、地域住民でつくる「しかおい観光会議」で出た“顔の見える観光”などを踏まえて検討。「カタログ型」のPRではなく、長く手元に置いてもらえるものとして小冊子を考えた。

 人を取材対象に、物や場所など地域の魅力を引き出す雑誌「スロウ」の切り口での編集を求める声が多かったため、同協会は4月の総会で方針を決め、同社に打診していた。

 編集は同社が行い、第三者的視点で鹿追をつづった。自治体特集は初の試み。ファーマーズカフェや肉、牛乳、パン、温泉など、鹿追の魅力を凝縮した1冊。同協会では「人との交流を基本に鹿追ファンを育て、息の長い観光振興につなげたい」(事務局)と効果に期待している。来年4月には鹿追版第2弾を発売の予定。

 A5判全面カラー、52ページで1冊300円。道内主要書店とセイコーマートで販売している。問い合わせは同協会事務局(0156・66・4035)へ。(植木康則)
2008年8月27日の記事
スロウバーガーいかが カントリーホーム風景 食材はすべて地元産
 ファームカフェ「カントリーホーム風景」(町東瓜幕西18線28、清水真弓オーナー)の新ランチメニュー「風景のスロウバーガー」が好評だ。パンやハンバーグはもちろん、チーズ、ベーコン、野菜などすべて地元産や自家製食材を使った一品。清水オーナーは「少しずついろいろな味を楽しんで食べても、すべての具材をパンに挟んで豪快に食べてもおいしい」と話している。

 テレビ番組「いい旅夢気分」(テレビ東京系)のロケ取材をきっかけに誕生。道産小麦を使ったパンは、同店を運営する農業法人東瓜幕協和生産組合の牛乳を練り込んだ特注品。同じく牛乳入りの手ごねハンバーグには、自家製の塩ヨーグルトソースがかかっている。

 モッツァレラチーズにベーコン、ソーセージも、それぞれ手間をかけた自家製。ジャガイモは鹿追産の氷室ジャガイモを使った。野菜は目の前の畑の取れたてを使用している。ロケで訪れた俳優の岩城滉一さんが絶賛したという味は、ドリンクの牛乳付きで1000円。同店では定番メニューにしたい考えだ。

 営業時間は午前11時−午後5時(ランチは午後2時まで)。月曜日定休(月曜が祝日のときは翌日休み)。問い合わせは同店(0156・67・2382)へ。(植木康則)
2008年8月27日の記事
子供たちが手作りうちわ
 町内の小学生を対象にした、アート・キッズ・クラブ(神田日勝記念美術館主催)の第3弾「マイうちわを作ろう!」がこのほど、町民ホールで行われた。参加者は、思い思いの模様を描いたうちわを作った。

 小学生13人を含む20人が参加。絵の具の混ぜ方について説明を聞き、製作開始。水玉模様に好きな色を塗ったり、ハートや果物、昆虫などを描いたり、文字を描く子供などさまざま。一緒に参加した母親は「今日は暑いから、ちょうどいい」と笑顔で話していた。
2008年8月26日の記事
短冊飾りの夢かなうといいな 図書館で七夕まつり 
 鹿追と新得の両町図書館でこのほど、幼児や小学生を対象にした「たなばたまつり」が行われた。

 鹿追町図書館のまつりには親子約70人が参加。1階で作った短冊飾りにはアニメのヒロインになりたいといった“夢”や、「早く走れるように」など現実感のある願いも。

 新得町図書館では約20人が集まり、職員や同館で研修中の教諭3人とともに七夕飾りを作製。願いを書いた短冊とともに、同館玄関前のヤナギの木に取り付けた。(植木康則)
2008年8月26日の記事
神田日勝の魅力再発見 美術館15周年記念し馬耕忌
 神田日勝記念美術館(小檜山博館長)の開館15周年を記念する「第16回馬耕忌」(実行委員会など主催)が、24日午後2時から町民ホールで開かれた。

 この催しは毎年、日勝の命日(8月25日)に近い日曜日に開催。日勝の代表作「室内風景」(道立近代美術館所蔵)が同記念美術館に里帰りしているのに合わせ、改めて作品を見つめ直すアートディスカッションが行われた。

 美術評論家の吉田豪介氏は「絵から『見たくないけど、見たいところ』など、二律背反する揺れ動く気持ちを感じる」とし、独立美術協会会員の齋藤研氏は「明度対比を極端に単純化し、画面の構造上も非常に単純。そこに作品の魅力がある」と評価した。

 また、日勝と同世代で絵仲間でもあった全道美術協会会員の齊藤隆博氏は、日勝の人柄に触れ、「十勝の絵描きを非常に鋭い目で見ていた。今生きていれば、セクトを超えてまとまりやすい十勝の美術界を、なお一層引っ張っていってくれたのでは」と惜しんだ。

 参加者は幕別町在住のギタリスト田中光俊さんの演奏に耳を傾け、同ホールで開かれていた北海道現代具象展の出品作家5人を交えた小パーティーでも交流を深めた。(酒井花)
2008年8月25日の記事
下半身強化兼ねごみ拾い 鹿追中野球部 音更まで10キロ回る
 鹿追中学校野球部(監督・遠藤弘隆教諭、部員11人)はこのほど、道の駅しかおい前から音更町との境界までの、国道から道道にかけて約10キロのごみ拾いを行った。

 同部は下半身強化を兼ねて昨年、自転車による往復60キロのトレーニングを行った。今年はその中で、10キロ分をボランティア清掃に充てた。

 参加者8人が遠藤監督、コーチの佐々木敦史教諭とともに、午前9時から約2時間かけてゆっくりと自転車で進みながら、路側帯や草の中に落ちているごみを拾った。空き缶やペットボトル、たばこの吸い殻などがたくさん見つかり、45リットル入りのごみ袋で4袋分にもなった。

 その後、音更にある監督の自宅で昼食・休憩を取り、午後4時半に帰町。部員の1人、櫻井君は「ごみの量に驚いたが、毎年行っていけば町はもっときれいになると思った」。遠藤監督は「これをきっかけに、子供たちの環境面の意識が高まってくれれば」と話していた。(植木康則)