十勝毎日新聞に掲載された新得町の話題やお知らせなどを、
地域のみなさまや、十勝を離れて暮らす方々にふるさと情報
としてお伝えします。
第344回 [ 2009/04/29 ] 毎週水曜日更新
十勝めーる >>> 新得めーる
新 得 町
町長 浜田 正利
面 積 1063.79平方キロメートル
(総務省統計局より)
花木鳥 エゾムラサキツツジ・エゾヤマザクラ・エゾライチョウ
十勝年鑑2006より
(2005年11月28日発行)
□主な動き
  消防庁舎移転のため、「庁舎にお別れする会」が開かれた。昭和30年代の防火服やはしご登りの衣装のファッションショーなどが披露され、歴代の署員、団員が思い出深い庁舎に別れを告げた(1月)。屈足総合会館の「バランス体操教室」に、流行の「マツケンサンバ」を導入。他町村の保健福祉関係者も見学に訪れるなど、話題を呼んだ(2月)。十勝と上川を高速道路でつなぐ北海道横断自動車道のトマム、十勝清水間の第二狩勝トンネル(2,576メートル)が貫通。高速道路として初めて十勝と上川の両管内が結ばれ、全線開通へ向け大きく前進(3月)。町の「夢基金」に「十勝川源流部を考える会」(廣山輝男会長)と「NPO法人旧狩勝線を楽しむ会」(竹田英一会長)の2つの団体事業が承認された(4月)。トムラ登山学校レイク・インの株主総会で、新社長に杉山稔氏就任。2004年度(第14期)の売り上げが前年度を下回り、従業員の意識改革、全室にクーラー設置、浴室の改修など、ソフトとハードの両面から改革を図る(5月)。佐幌小学校の存続、統廃合について話し合う同校と地域の振興会、同校PTAが、開校100周年を迎える2006年度をもって閉校し、新得小学校と統合する方向を打ち出した(6月)。任期満了にともなう町長選が告示され、企画調整課長の浜田正利氏が出馬、無投票で初当選を飾った(7月)。演歌歌手川中美幸さんが来町し、JR新得駅前で歓迎のセレモニーが開かれた。川中さんが町、観光協会から観光大使の任命を受けたほか、歌のタイトルにもなっているウスユキソウの種植え、ミニコンサートを開いた(8月)。町は志願者の減少が懸念される新得高校の振興策として、2006年度から1年生の授業料を一律半額補助、通学費補助の増額、大学の進学資金援助など、支援を強化する方針を打ち出した(9月)。
関 連 リ ン ク
新得町役場ホームページ
2009年4月26日の記事
フキノトウの漬け込み本格化 漬物製造販売キョウショク
 漬物の製造・販売を行うキョウショク(本社長野県)の新得工場(元町66)で、十勝産フキノトウの漬け込みが本格化している。「ふき味噌(みそ)」の材料となるもので、フキノトウ独特のほろ苦い香りが工場内に広がる。管内各地から持ち込まれた原料を手早く水洗いし、塩漬けにする作業が黙々と繰り返されている。

 同工場のフキノトウの漬け込みは12年目。今年は山の雪解けが遅かったこともあり、昨年より約3週間遅く、20日前後から収穫・受け入れ作業が本格化した。午後3時から同5時までの間に、毎日20−50キロが運び込まれる。

 縦割りにして虫がいないことを確認したフキノトウは、2度の水洗いの後、塩分濃度20%の水に漬け込む。10日後に本漬けし、120日たったものを味噌に混ぜて製品化する。児玉浩己統括部長は「十勝は寒暖の差が大きく、あくが強いので、加工するとおいしいものができる。本州産とは香りや味が全く違う」という。

 受け入れ目標は7トン。ただ、「中国産原料が敬遠され、国内産の需要が高まる中、まとまった数が集まらないところが悩み」(児玉部長)とも。収穫と漬け込み作業は5月の連休中がピークで、同月中旬まで続く。(植木康則)
2009年4月25日の記事
高速道開通→国道通行減に危機感 町観光協会 事業者と意見交換へ
 町観光協会(柴田信昭会長)は今年度、町内を通る国道38号の交通量回復に向け、沿線の見どころづくりに着手する。高速道路のトマム延伸で交通量の減少感が強い同国道について、魅力ある観光スポットの設定などで集客力を高め、観光客を中心に往来者の増加を目指す。沿線事業者に呼び掛けて5月の連休明けにも会合を持ち、町とも意見交換しながら、実現可能なものから取り組みたい考えだ。

 2007年10月21日に道東道の十勝清水−トマム間が開通。その後、町内では「国道38号を通る車が減った」などの声が出るようになった。町商工会(児玉浩己会長)が昨年7月にまとめた、道東道開通に伴う会員企業への影響度調査では、3割の店舗で5−15%ほど売り上げが落ちたと回答。11年の道東道全面開通もにらみ、同国道の交通量回復は町の経済全体にとって大きな課題となっている。

 同協会は、狩勝峠から市街地にかけて沿線の飲食店やコンビニエンスストア、ガソリンスタンド、レジャー施設など20カ所程度の事業所に協力要請を予定。月内にも呼び掛け、会合への参加を募る。各事業所に観光客から寄せられている声などを集め、利用者の視点で新得に必要なものを考える。

 狩勝高原の梅園やサホロリゾート、シーニックカフェなど、現状の施設や名所のPR方法、新たな見どころの提案など、短期的なものと中長期的な取り組み内容に分けて検討する。現行予算の中で可能なものは実行し、町への提言も行う予定。柴田会長は「新得に呼び込めるものを考え、つくっていきたい」と話している。

9月27日に新そば祭り 総会で今年度事業を承認

 町観光協会(柴田信昭会長、57会員)の今年度総会が22日、町役場で開かれた。役員改選では柴田会長を再任した。

 会員ら21人が出席。柴田会長が「いらっしゃいしんとく推進事業の積極的取り組みや特産品PR、特に地鶏の普及推進など、重点事業の達成のため会員の支援・協力をお願いしたい」とあいさつ。来賓の浜田正利町長が祝辞を述べた。

 昨年度の事業報告と決算を承認。今年度は主催事業の「第8回しんとく新そば祭り」を9月27日に開くほか、いらっしゃいしんとく推進事業として、昨年札幌で初開催し好評だった「しんとく新そばの夕べ」を、今年も行うことなどを決めた。また、町の開拓110周年記念事業にも協力することを確認した。

 役員改選では町商工会青年部長の交代に伴い、同部の槇陽一部長を新理事に選任。このほか全役員を再任した。(植木康則)
2009年4月24日の記事
改革から3年 黒字達成 新得トムラ登山学校レイク・イン 
 第三セクター「トムラ登山学校レイク・イン」(深川文雄社長)の2008年度決算がまとまった。売上高は1億6157万円(前年比7%増)で3年ぶりに前年実績を上回り、経常損益も287万円の黒字となった。燃料高騰や長引く景気低迷の中、新規の顧客獲得など地道な努力が実を結び、06年度の経営改革着手から3年目で単年度黒字を達成した。

 同社は05年度、人員を増やし積極的な経営展開を図ったが売り上げは伸びず、運転資金が枯渇。06年3月に町から経営安定化資金として3000万円(年利1%、償還期間10年)を借りた。05年度の経常損益は2800万円の赤字と、経営危機はピークに達した。

 06年度から深川現社長を総支配人に迎え、改革に着手。コスト意識の徹底と仕事の効率化に努めた。売り上げは同年度から2年間、減収だったものの、単年度の赤字額は06年度1330万円、07年度371万円と年間1000万円前後ずつ圧縮してきた。

 売り上げ増の最大の要因は、くったり温泉レイク・インの宿泊客数増加。ガソリン価格高騰などで夏場の個人利用は多少落ち込んだが、北海道芸術高校のスクーリング時期の宿泊やスポーツ合宿の伸びなどで、延べ宿泊客数は前年比約17%アップした。

 宴会・レストラン部門でも、町内利用に加え、帯広や音更、芽室の町内会や老人会などへの営業活動が奏功。新規顧客獲得に結び付いた。菊地弘美支配人は「従業員一丸となって危機を乗り越えようと、おもてなしの心を持って宿を盛り上げてきた。それが数字となって表れてきたのではないか」と喜ぶ。

 単年度黒字は達成したものの、累積赤字約4300万円を抱え、今後はこの圧縮が課題となる。燃料費高騰に備えた廃タイヤボイラー導入など、不測の事態への対策も整えている。菊地支配人は「今後も営業活動に力を入れ、ネットの活用も積極的に行い、単年度黒字を続けたい」と話している。(植木康則)
2009年4月23日の記事
PGランチパック1300円で 新得くったり温泉レイク・イン
 宿くったり温泉レイク・イン(町屈足546、深川文雄社長)は、26日のパークゴルフ(PG)場オープンに合わせ、今年も温泉入浴料とPG料金、ランチ代をセットにした「PGランチパック」を1300円で提供する。

 同パックのランチは(1)天重(2)豚丼(3)宝来マスの漬丼−の3種類から選べる。いずれもミニそばと香の物が付く。中でも(3)は、地元産の養殖マスとナガイモを使用している。ランチタイムは午前11時−午後2時。菊地弘美支配人は「PGを満喫した後は、温泉とおいしいランチで、心と体のリフレッシュを」と利用を呼び掛けている。

 PG場の営業期間は11月8日までで、利用可能時間は午前8時半−午後5時。25日はPG場を終日、無料開放する。問い合わせはレイク・イン(0156・65・2141)へ。(植木康則)
2009年4月22日の記事
45周年の節目祝う 新得LC 盛大に記念式典
 新得ライオンズクラブ(新得LC、柴田信昭会長)の認証45周年記念大会式典が19日、町公民館で開かれた。会員ら92人が出席し、盛大に節目を祝った。

 同クラブは1963年、帯広中央LCをスポンサーに十勝管内8番目のクラブとして発足。福祉や各種団体への寄贈、環境美化など地域での奉仕活動を続けてきた。

 式典では古川盛・大会長の歓迎あいさつの後、柴田会長が「会員減少など取り巻く環境は厳しいが、こんな時こそ知恵を出し合い、力を合わせて奉仕活動に精進したい」と式辞を述べた。

 記念アクティビティとして、今年度中に移転改築予定の町なかよし児童館に「エアポリン」を寄贈。古川大会長が浜田正利町長に目録を手渡した。来賓のLC331−B地区の松原信一ガバナー、浜田町長、帯広中央LCの佐藤陸宏会長が祝辞。同地区の新井将市名誉顧問がライオンズ・ローアを行い、閉会した。

 式典後の祝賀会では町ジュニア吹奏楽団のアトラクションや抽選会などが行われ、出席者は懇親を深めた。(植木康則)
2009年4月20日の記事
地域住民で「懇談会」設立 町屈足地区の活性化へ
 町屈足地区の活性化に向けた振興策検討と町への提言を目的に、地域住民による「懇談会」が21日、設立される。人口減、高齢化が進む同地区に再度活気を呼び込むとともに、各分野から30−60代の住民が集い、住み続けてもらうには何が必要かを幅広い観点で論議する。町内会単位でも広く意見を求め、8月ごろをめどに、町に提言を提出する予定だ。

 屈足地区には今年3月末現在、861世帯、1797人と町全体の約26%が住んでいる。ただ、人口減は顕著で、2004年3月末から5年間で181人減少。08年度だけでも自然減22人、社会減10人。高齢化率は36.45%と新得地区を上回る。

 昨年12月の町議会一般質問で、宗像一議員から同地区の振興策を検討するプロジェクト会議設置の提案があり、浜田正利町長は「地域の方々にも参加をいただき、意見を聞く場を設けたい」と答弁していた。住民主体の提言団体の設立は同地区で初めて。

 メンバーは福祉、商工、女性団体、町内会、農業から各2人の計10人。町屈足支所が事務局を務める。21日の第1回会合で座長を選出。8月までに4回程度開催の予定で、同地区に住む一般町民の追加公募も行いたい意向。

 論議の軸は(1)住み続けることのできる地域(2)資源の有効活用による地域活性化−の2点。宅地分譲などの人口増加策、“医師不在”の続く医療環境、新規営農・開業支援、地域通貨、道の駅設置など、「地域を知る人たちに、資源の生かし方など、幅広く活性化の可能性を探ってもらう」(事務局)とする。

 浜田町長は「地域の人が地域のことを主体的に考えてくれるのはありがたい」とし、提言については「最大限、実現に向けて努力したい」と話している。(植木康則)