十勝毎日新聞に掲載された新得町の話題やお知らせなどを、
地域のみなさまや、十勝を離れて暮らす方々にふるさと情報
としてお伝えします。
第374回 [ 2009/11/25 ] 毎週水曜日更新
十勝めーる >>> 新得めーる
新 得 町
町長 浜田 正利
面 積 1063.79平方キロメートル
(総務省統計局より)
花木鳥 エゾムラサキツツジ・エゾヤマザクラ・エゾライチョウ
関 連 リ ン ク
新得町役場ホームページ
2009年11月20日の記事
新得出身・世界的指揮者及川さん ブルガリアから名誉章
若手音楽家 日本紹介など評価

 新得町出身で国際的に活躍する指揮者の及川光悦さん(60)=日本音楽文化交流協会代表=に17日、ブルガリア文化省から名誉章が授与された。ブルガリアの若手音楽家を日本に紹介するなど、両国クラシック音楽の懸け橋的存在としての功績が評価された。

 及川さんは東京音楽大、パリ留学などを経て札幌交響楽団で指揮を執った。小澤征爾氏に師事、中国やチェコ、ロシアなどでも演奏活動を行っている。ブルガリア国立ソフィア交響楽団の常任客演指揮者を務め、毎年東欧から若手演奏家を日本に招いて公演を開催。今年は日本・ブルガリア外交関係再開50周年に当たり、ブルガリア文化の発展に寄与した及川さんの活躍をたたえた。

 都内池袋で開かれた「国際親善交流特別演奏会」(同協会など主催)の冒頭で、駐日ブルガリア大使館のトドロフ大使から表彰状などが贈られた。及川さんは「勲章は演奏会を支えてくれた人やオーケストラに差し上げたい」と語った。

 演奏会には、及川さんが招待した障害者や母子家庭世帯らを含め約1600人が参加。モーツァルト・ヴィルトゥオーゾ祝祭管弦楽団と多彩なゲストが登場し、及川さんの華麗な指揮でリムスキー=コルサコフの交響組曲「シェエラザード」作品35、モーツァルト「協奏交響曲変ホ長調K297B」などを演奏した。(池谷智仁)

演奏会チケット障害者らに贈呈 ソーシャルファーム北海道準備会

 ソーシャルファーム北海道準備会(NPOあうるず、NPO共働学舎、北海道バイオマスリサーチ、日新ハウス)は、28日午後6時半から帯広市内のとかちプラザで開かれる障害者週間・国際親善交流特別演奏会「イヴァン・ヤナコフ ピアノ・リサイタル」(実行委、日本音楽文化交流協会主催)のチケットを障害者らにプレゼントする。

 同演奏会は毎年、各地で開催。世界的指揮者で同協会代表の及川光悦さん=新得町出身=の「障害者にもいい音楽を聞いてもらいたい」との思いから、実行委が障害者らを演奏会に招待している。社会的弱者への雇用機会確保を目的とするソーシャルファームの理念にも合致することから、同準備会としてもチケット20枚を購入し、障害者や母子家庭、養護施設入所者らに寄付することとした。申し込み、問い合わせはあうるず(0155・67・6305)へ。(丹羽恭太)
2009年11月19日の記事
もりあげ隊 忘・新年会は新得で! 5事業所でチラシ配布
 新得、屈足の両料飲店組合と町商工会による「年末年始もりあげ隊」(隊長・今井崇敬町料飲店組合長)が昨年に続いて結成され、16日、役場を含む町内の5事業所を訪問した。メンバーはサービス券付きのチラシや組合員名簿を手渡しながら、忘・新年会での町内店の利用を呼び掛けた。

 同隊は、自ら動き、訴えることで厳しい経済状況を打破しようと、町料飲店組合(22軒)と屈足飲食店組合(小松和男組合長、7軒)、商工会で結成。この日は今井隊長ら総勢6人で、そろいのたすきを掛けて歩いた。

 役場では今井隊長が「地元の心と気持ちを伝えたく、昨年に続き結成した。誠心誠意対応するので、ぜひ地元で忘・新年会を」と訴え、浜田正利町長は「店主の方々の努力に応えるよう、町職員をはじめ、町民の方々にもぜひ地元を利用してもらいたい」と述べた。

 メンバーは庁内と議会を回った後、新得署、JA新得町、道立畜産試験場、厚生協会も訪問した。サービス券の利用は20日からで、期間・内容は個店で異なる。同チラシは18、19日の新聞折り込みで各家庭に配布された。(植木康則)
2009年11月18日の記事
お気に入り見つけた!陶芸センターまつり 管内外から大勢来場
 「第16回陶芸センターまつり」が14、15の2日間、町陶芸センター(屈足緑町1)で開かれた。来場者は来年の干支(えと)の置物や受講生が作った多くの作品を眺め、好みの品を購入した。

 初日は雨の中、管内外から大勢の人が来場。「寅(とら)」の置物や皿、花器などをじっくりと品定めしたり、受講生と会話しながら買い求める姿も見られた。

 上川管内南富良野町から訪れ、コーヒーカップなどを購入した美容師の佐藤留美子さん(59)は「毎年来ています。良い物がそろっていて楽しい」と話していた。

 体験教室には子供からお年寄りまで幅広い年代が参加し、オリジナルの陶器制作に取り組んだ。(植木康則)
2009年11月18日の記事
「歯周病予防に禁煙を」 北大大学院 菅谷准教授が講演
 わたなべ歯科医院(渡部亘貴院長)の開業10周年と町開拓110周年を記念した医療講演会がこのほど、町公民館ふれあいホールで開かれた。北海道大学大学院歯学研究科歯周・歯内療法学教室准教授の菅谷勉氏が、「歯からはじめる健康づくり〜歯周病が全身をむしばむ前に〜」と題して講演した。

 140人が参加。講演に先立ち、浜田正利町長と渡部院長があいさつした。

 菅谷氏は歯周病の原因、全身への影響などを説明。特に喫煙者は歯周病が進行しやすく、治りにくいことや、受動喫煙でも歯周病のリスクを高めることを強調。「家でたばこを吸う人がいたら、家族のためにもぜひやめて」と呼び掛けた。

 また、歯周病になることで、ほかの病気にかかる確率が糖尿病1.7〜4.6倍、心臓冠動脈疾患(心筋こうそくなど)が1.5〜2.7倍などと紹介し、予防と治療の重要性を訴えた。

 その上で、歯周病を発生・進行させないためには(1)正しい歯磨き(2)禁煙(3)定期的な歯科医院への通院−の3点が必要と繰り返し語り、「歯の寿命を延ばすだけでなく、いつまでも健康で活躍してください」と述べた。(植木康則)
2009年11月17日の記事
国有林内で林業体験学習 帯農高
 帯広農業高校森林科学科の1年生39人がこのほど町を訪れ、国有林内などで林業体験学習に臨んだ。除伐と間伐の違いなどを学ぶとともに、慣れないチェーンソーを使い、選んだ木を慎重に切った。

 十勝流域森林・林業活性化センターが主催。将来の林業の担い手養成を目的に毎年行っている。

 生徒たちは初めに道立林業試験場道東支場を訪問。佐藤孝夫支場長の案内で場内を見学し、木々の特長や種類などを学んだ。午後からは「オダッシュ水源」の国有林内で、高さ約9メートルのトドマツの間伐作業を体験。十勝西部森林管理署東大雪支署職員の指導を受けながら、直径11センチほどの木を切った。

 同センター事務局は「担い手育成が大事になる分野。見学や実習を通じ、良い後継者に育ってくれれば」と期待していた。
2009年11月17日の記事
新得トムラウシ 衛星高速回線を体験 接続サービスのデモ開始
 通信サービスのBBSAT(東京)による、衛星回線を利用したインターネット接続サービスのデモンストレーションが、町トムラウシ地区の「山の交流館とむら」で始まった。住民らが訪れ、動画のダウンロードの速度などを体感した。

 同地区は通信速度の遅い総合デジタル通信網(ISDN)回線しか利用できない環境で、以前からデジタルデバイド(情報格差)解消の要望が住民から出ていた。

 BBSATは今年9月、総務省から通信衛星包括免許を取得。3年間で国内約3万世帯の加入を目標に、12月初旬から個人宅にアンテナ端末を順次設置する。今回のデモは町新内の「PCサポート芳賀工房」(芳賀耕一代表)が窓口となって実現した。

 見学者は、非対称デジタル加入者線(ADSL)とほぼ同等の通信速度を実感。同交流館の伊東琢美さん(51)は「これまでは、10分間の動画ダウンロードに2時間かかったこともあった。市街地との情報収集量の違いを改めて感じた」と話した。

 デモは今月末まで。平日の午前9時〜午後4時。土・日・祝日は休みのため、希望者は同館(0156・65・2000)に直接連絡する。

 料金は初期導入費が3万1500円。月額費用は機器レンタル費を含めて7445円だが、キャンペーン期間中の24日〜12月受付分は6701円となる。問い合わせは接続業者のエヌディエス札幌営業所(011・211・5700)か芳賀工房(0156・64・6893)へ。(植木康則)
2009年11月16日の記事
十勝に残る 鳩山家の足跡 屈足中に「友愛」の書
旧体育館落成時寄贈 首相の祖父一郎氏揮毫
 
 屈足中学校(廣瀬正幸校長、生徒37人)の校長室に、鳩山由紀夫首相の祖父、故鳩山一郎氏が首相在任中に「友愛」と揮毫(きごう)した書が飾られている。54年前の同校旧体育館の落成に合わせ、地元代議士や地域住民を介して贈られた。政権交代で「鳩山家」に注目が集まる中、校内を訪れる人の目を引くようになった。廣瀬校長は「本校教育の指標に、という当時の地域の方々の思いを忘れず、教育活動に当たりたい」と話している。

 元首相直筆の書は、1.5メートル×60センチの画仙紙に、自らが政治理念に掲げ、鳩山家に代々伝わる「友愛」の文字を横書きで揮毫。続いて「為屈足中学校 鳩山一郎」と記され、「楽山」という雅号や「鳩山一郎」の印も押されている。横2.4メートル、縦92センチの大きな額に入れられ、一部に破損はあるものの、書自体はきれいな形で残されている。

首相在任時に依頼
 同校に残る「由来」の文書(いずれも役職は当時)によると、1955年1月に体育館建築期成会の役員会で、三上力蔵校長が平貞雄期成会会長に、教育の指標として名士の揮毫を依頼。平会長が地元の本名武代議士に鳩山首相の揮毫を頼んだところ、同2月に承諾。同10月9日、航空便で届き、町内で表装を施した後、13日の落成式で出席者に披露された。

 落成当時、教員として勤務していた千葉月世さん(75)=町屈足在住=によると、体育館のステージに向かって左側上部に飾られていた。同窓生の話も総合すると、76年の新校舎移転後もしばらく体育館に飾ってあったよう。その後、いつ校長室に移されたかは不明。

「地域の方ぜひ見て」
 廣瀬校長によると、これまでは来客の中で書に関心を持つ人が話題にする程度だったが、8月の総選挙で民主党が勝利して以降、「鳩山家」報道の過熱とともに来校者の目に留まるようになり、「本物ですか」「これ、どうしたんですか」などと聞かれるようになった。

 地域の思いが詰まった“貴重な品”の存在を改めて認識した同校は「地域の方々にもぜひ見に来てほしい」(廣瀬校長)としている。(植木康則)