十勝毎日新聞に掲載された帯広市の話題やお知らせなどを、
地域のみなさまや、十勝を離れて暮らす方々にふるさと情報
としてお伝えします。
第485回 [ 2012/01/31 ] 毎週火曜日更新
十勝めーる >>> 大樹めーる
大 樹 町
町長 伏見 悦夫
面 積 816.38平方キロメートル
(総務省統計局より)
花木鳥 コスモス・カシワ・ヒバリ
関 連 リ ン ク
大樹町役場ホームページ
大樹町農業担い手センター
2012年1月28日の記事
北電が講座、省エネのこつ学ぶ
講座で省エネのコツを学ぶ参加者
 【大樹】北海道電力大樹営業所(浅井彰所長)主催の「ほくでん省エネ&電化講座」が26日、町経済センターで開かれ、町民ら約20人が省エネのコツを学んだ。

 同営業所は大樹、広尾と幕別町忠類が管轄。近年注目が高い省エネについて広く情報提供しようと、初めて講座を企画した。

 最初に、浅井所長が「大樹町ではまちを挙げて省エネに取り組んでおり、注目している。快適でエコなライフスタイルのため、講座を役立ててほしい」とあいさつした。

 2部構成で、第1部では同社社員が「家庭でできる省エネ講座」として家電製品の省エネのコツを説明。テレビやパソコンは主電源から消すこと、冷蔵庫は食品を整理整頓することなどを伝え、12の家電で年間約1万7000円の節約につながるとした。

 第2部では電化住宅の設計、機器選択や契約のノウハウなどが具体的な事例を交えて紹介された。27日には広尾町商工会館でも同様の講座が開かれた。(佐藤圭史)
2012年1月28日の記事
大樹の区長が独自会報で情報発信
オリジナルの会報を作り、行政区内に配布している近藤さん
 【大樹】寿町行政区の区長を務める近藤秀男さん(70)が、区の身近な情報を載せた会報を作り、町の広報誌とともに区内に配布している。毎月1回の発行を基本とし、1月末までに臨時号も合わせて11号に達した。行政と町民、さらには町民同士の橋渡しとしての効果が期待され、近藤さんは「会報を通じ、多くの人が町内会活動に積極的になってくれれば」と話している。

 近藤さんは町出身。郵便局員として管内各地で勤め、2007年春に大樹に戻ってきた。11年5月に区長に選ばれ、6月から「ことぶき町内会会報」の発行を始めた。

 行政区が独自で情報発信するケースは珍しく、「寿町のような会報は他に聞いたことがない。非常に熱心だ」(柏木町行政区)との声も。近藤さんは「区を代表して町の会議にも出ているので、住民の方にしっかりと情報提供する必要があると考えた」と話す。

 会報はA4判の片面刷りで、内容は区の行事案内や行政区長会議での町からの報告事項、ラジオ体操への参加呼び掛けなどさまざま。宇宙のまち・大樹らしく、昨年の8月号では区内に設置された超小型衛星用受信局の話題も取り上げた。

 近藤区長は町広報誌の配布を1戸ずつ手渡しする方法に変更したり、80歳以上の独居老人の町内会費を無料にするなど、より良い町内会づくりに取り組んでいる。「向こう三軒両隣の精神で絆を大切にしたい」と張り切っている。(佐藤圭史)
2012年1月27日の記事
大樹消防署に雪の広場
笑顔で滑り台を楽しむ園児
 【大樹】大樹消防署(大林一博署長)は今年も庁舎南側に、滑り台や迷路などの雪の遊び場を造成した。町内の子供たちが毎日のように訪れ、歓声を上げている。28日には同署で「防火冬の広場2012」と題したイベントを行う。

 同署は毎年冬に、防火意識の向上を狙って滑り台などを造っている。今年は10日から署員や消防団員が重機などで作業を進め、大小の滑り台(高さ3メートル・長さ23メートル、高さ2メートル・長さ14メートル)やアニメキャラクターの雪像、かまくら、迷路も用意した。

 周囲には「火の用心」の旗やのぼりを掲げ、火災予防をPRしている。

 25日には大樹南保育園の園児71人が訪れ、初滑りを楽しんだ。雪像の前で記念撮影した後、滑り台では署員の助けを借りながら、ゴムチューブに乗って勢い良く斜面を下った。

 一般開放は2月3日ごろまで。今月29日までは夜間(午後5時~同7時)のライトアップも行われる。

 28日のイベントは午後1時~同3時。町商工会青年部や大樹消防団の協力を得て、ココアやお茶の無料配布、スノーモービルの試乗も行う。問い合わせは同署(01558・6・2199)へ。(佐藤圭史)
2012年1月26日の記事
大樹高校で旭山動物園長が講演
旭山動物園の行動展示などについて話す坂東さん
 【大樹】大樹高校(矢倉芳則校長、生徒144人)で24日、旭山動物園(旭川市)園長の坂東元(げん)さんを招いた「プロフェッショナル講演会」が開かれた。全校生徒が集まり、「伝えるのは命の輝き」と題した坂東さんの話に耳を傾けた。

 坂東さんは1986年に獣医として同園に。当時は施設の老朽化が進み、来園者も少なかった。講演では、その中で施設建て替えの予算が付き、動物の当たり前の姿を見せる「行動展示」に取り組んだことを説明。2006年度の来場者数は低迷期の10倍以上に当たる300万人台に達し、「自分たちの価値観に共感してくれる人が増えてきたのでは」と話した。

 また、動物の最期について「人間の自己満足で生き長らえさせないため、選択肢として安楽死を考えている」とし、来園者に動物の死を伝える取り組みも紹介した。

 生徒たちには「今を安易に受け入れると未来を築けない。自分の興味のないことにもアンテナを張り、毎日を過ごしてほしい」とアドバイス。生徒会長の横井未梨さん(2年)は「命について考える貴重な時間になった。今の自分に満足せず、夢に向かって頑張りたい」と感謝の言葉を述べた。(佐藤圭史)
2012年1月25日の記事
大樹小の石黒君、ピアノ全国大会で金賞
ピアノコンクールの全国大会で金賞、アジア大会で銅賞を受賞した石黒君
 【大樹】大樹小6年の石黒君が、「第13回ショパン国際ピアノコンクール in ASIA」(組織委員会主催)全国大会の小学5・6年生部門で最高賞の金賞に輝いた。十勝では2006年の友西君(当時下音更小5年)以来となる。同コンクールアジア大会でも銅賞を収めた。十勝からは石黒君の他に、澤野さん(同6年)が全国大会で奨励賞を受賞した。

 石黒君は4歳からピアノを始め、現在は帯広市在住のピアニスト伊藤夢里子さんに指導を受けている。昨年は国内有数の「ピティナ・ピアノコンペティション」の全国大会にも初出場し、小学6年以下の部で銅賞を獲得した。「ショパン-」は同3年生時に出場し、全国大会で奨励賞、アジアでは努力賞に入って以来、2回目の挑戦。

 3日から9日まで東京の昭和音楽大学で開かれたコンクールには、各地区の予選を勝ち上がった219人がエントリーし、石黒君は「幻想即興曲 嬰(えい)ハ短調 OP.66」を演奏した。速いテンポで始まる同曲は、中間でゆったり美しい旋律となり、終盤はまた速くなるのが特徴。伊藤さんは「中盤の歌うように弾く表現が難しい」と話す。

 石黒君は曲を聴きイメージを絵に描いた上で、毎日6、7時間練習を続けた。本番では「集中しきれずに気持ちを出し切れなかった。弾くことで精いっぱいだった」と不完全燃焼だったが結果は最高に。金賞4人のうちの1人となった。「驚いた。アジア大会ではもっと感情を出して演奏しようと思った」という。

 奨励賞以上の80人とテープ審査に合格した韓国の小学生1人を加えた81人で争われたアジア大会(10日~ら14日)では、アンジェイ・ヤシンスキー委員長(ポーランド)ら11人が審査。堂々と演奏し「全国よりも納得のいく表現ができた」と満足そう。伊藤さんも「貴重な経験となったはず」と今後の成長に期待する。

 石黒君は同年代では小柄で手も小さく、指先の力もやや弱いという。強い音を出そうとすると力が入り、汚い音になることも。体の効果的な使い方もこれからの課題になる。世界の講師陣が十勝で指導する「アップビート春期国際音楽セミナー イン とかち」にも2年生から毎年参加し腕を磨いてきた。目標のピアニストを目指し、技術の習得に励む。(北雅貴)

2012年1月25日の記事
大樹町が航空宇宙ニュース発行
発行された「タイキ・エアロスペース・ニュース」と高橋さん
 【大樹】町内で行われている航空宇宙実験をより詳しく知ってもらおうと、町は「タイキ・エアロスペース・ニュース」の発行を始めた。第1号は昨年12月に打ち上げ実験が行われた「CAMUI(カムイ)型ハイブリッドロケット」を紹介。広報2月号に折り込み、近く町内各戸に配布する。「宇宙のまち」の人脈を生かし、航空宇宙関係者のコラムも毎回継続して載せていくという。

 町はホームページで航空宇宙の最新情報を掲載しているが、インターネットになじみの薄い町民には目にする機会がなかった。そこで、町企画課主事の高橋岳さん(28)が新たに同ニュースの発行を企画した。

 第1号はA4判の両面刷り。表側では、カムイロケットの実験の様子を、打ち上げの瞬間をとらえた写真とともに紹介。実験に当たった北海道宇宙科学技術創成センター(HASTIC、札幌)の研究者のコメントも交え、同ロケットの基礎技術が確立され、一層の規模拡大が期待されることを記した。

 裏面には、伊藤献一HASTIC理事長らによるコラムも。同コラムには今後もさまざまな航空宇宙関係者が登場する予定で、伊藤理事長は「町民の方に実験内容を詳しく知ってもらう上で、とても良いのでは」と期待している。

 発行は不定期だが、実験が盛んな夏ごろは数カ月に1回ほど発行していきたい考え。問い合わせは町企画課(01558・6・2113)へ。(佐藤圭史)
2012年1月22日の記事
大樹尾田中で冬の星空観察会
口径30センチの望遠鏡で天体観測する子供たち
 【大樹】りくべつ宇宙地球科学館・銀河の森天文台(陸別)の筧伸浩主任を講師に招いての観察会「冬の星空を楽しもう」が20日、尾田中学校の校庭で開かれた。地域住民が集まり、惑星から銀河までさまざまな天体に思いをはせた。

 尾田中の生徒が現在、天体について学んでいることから、同校が初めて企画した。地域住民にも広く参加を呼び掛け、子供から大人まで約30人が参加した。

 この日は雲一つない絶好の観測日和。参加者は筧主任が持参した口径30センチの望遠鏡を中心に使い、初めに太陽系惑星の金星と木星を見た。南東の空に輝く冬の大三角、現在の北極星ポラリス、最後は星雲や銀河も観測。途中では流れ星も数回見られ、大きな歓声が上がった。

 尾田小の姉崎さんは「細かいところも詳しく観察できて楽しかった」と笑顔。筧主任は「目で見える星はごくわずかで、実は無数の星があるのだという世界観を持ってもらえれば」と話していた。(佐藤圭史)