十勝毎日新聞に掲載された大樹町の話題やお知らせなどを、
地域のみなさまや、十勝を離れて暮らす方々にふるさと情報
としてお伝えします。
第353回 [ 2009/06/30 ] 毎週火曜日更新
十勝めーる >>> 大樹めーる
大 樹 町
町長 伏見 悦夫
面 積 816.38平方キロメートル
(総務省統計局より)
花木鳥 コスモス・カシワ・ヒバリ
十勝年鑑2006より
(2005年11月28日発行)
□主な動き
 2005年3月末、歴舟小学校(渡部正男校長)が閉校し、104年の歴史に幕を閉じた。4月には、指定管理者制度の導入に伴い、町が晩成温泉(町晩成)の運営管理を民間のコスモス管理サービス(町下大樹、勝海敏正社長)に移行。同温泉は「高濃度ヨード泉」としても注目が集まった。

 ゴールデンウィーク中には、大樹の味覚を詰め込んだ「道の駅弁」が道の駅・コスモール大樹で販売され、「ツブ弁当」「ホエー豚丼」などが人気に。大樹漁協(岡嶋賢一組合長)が新築した水産加工施設は今季から本格的に活用。秋サケシーズンにはフル活動した。

 町発祥のスポーツ、ミニバレーは海外でも普及。全日本ミニバレー協会の小島秀俊理事長らが6月、ミニバレーを研究しているロシアのサハリン州立大学を訪問した。

 大樹高校(安田謙一校長)はクラブ活動で生徒が活躍。女子テニス部(北村あずさ主将)は、10月に帯広市で開かれた第27回道高校秋季大会兼第28回全国選抜高校大会道地区大会で、十勝勢史上最高位の団体戦3位に輝いた。吹奏楽局(早坂友梨奈局長)は、第50回吹奏楽コンクール・高校の部C編成(25人以内)で5年連続金賞受賞。10月の東日本学校吹奏楽大会(千葉県)では銅賞を獲得した。

 町に本社を置く「北海道衛星株式会社」(社長・佐鳥新北海道工業大学助教授)は10月、本社屋となる旧国鉄大樹駅舎の開所式を開いた。道産小型人工衛星「大樹」(2007年度打ち上げ予定)の開発に向けた動きが一段と前進した。
関 連 リ ン ク
大樹町役場ホームページ
大樹町農業担い手センター
2009年6月27日の記事
町職員釣り愛好団体 感謝込め稚魚放流 歴舟川にヤマベ1万5000匹
 町役場フィッシングクラブ(武内稔会長)はこのほど、歴舟川上流でヤマベの稚魚約1万5000匹を放流した。

 同クラブは、釣りを趣味とする町職員や役場OBらを中心に組織。釣りができることへの感謝と資源確保を目的に、1985年から毎年、ヤマベを放流。趣旨賛同者からの寄付金を、稚魚の購入に充てている。

 今年は会員や家族ら約10人が参加。清水町の山女魚園(太田博樹代表)からトラックで運ばれてきた稚魚を、バケツなどを使って放流した。

 同河川のヤマベ釣りの解禁は7月1日。同25日には放流事業感謝祭として賛同者を招き、会員が釣ったヤマベを天ぷらなどにして食べる催しを予定している。(北雅貴)
2009年6月25日の記事
家庭で手軽に「晩成温泉」 入浴剤の販売開始
 晩成温泉(町晩成)を運営するコスモス管理サービス(勝海敏正社長)は、温泉水を利用したブランド商品「美人晩成」の第2弾として入浴化粧水(入浴剤)の販売を始めた。「家庭でも晩成温泉を手軽に楽しんでもらえる商品に仕上がった」(勝海社長)と自信を見せている。

 同温泉は、皮膚疾患などに効能があるとされる「高濃度ヨード泉」として人気が高く、神経痛や疲労回復などに効能があるナトリウム塩化物冷鉱泉が泉質。2005年4月の指定管理者制度導入で、町から同社に運営管理が移行され、今年5月には同ブランドの第1弾として化粧水と保湿クリームを商品化した。

 入浴剤も同時に開発を進め、今回、販売に踏み切った。「ヨードの湯の再現にこだわった。保湿・保温効果も感じられ、色も香りも納得のいく出来となった」(勝海社長)という。

 入浴剤は1袋(25グラム)60円と、1本(500グラム)600円の2種類。同温泉のフロントと勝海電気(町下大樹189)で既に取り扱い、常連がまとめ買いするなど上々の滑り出しを見せている。

 初年度の目標は25グラム入りが1万5000袋、500グラム入りが2000本。今年中には販売場所も増やす予定。申し込み、問い合わせは同温泉(01558・7・8159)へ。(北雅貴)
2009年6月24日の記事
大樹小にイチョウ並木を 前森林組合長の奈良さん 苗木100本母校に寄贈
 大樹小学校(若林三千麿校長、児童261人)に22日、前町森林組合長の奈良重雄さん(76)からイチョウの苗木100本が寄贈され、敷地内で建設が進む遊歩道脇の延長120メートル区間に児童が植樹した。町内では初めてのイチョウ並木の造成となる。

 イチョウは高さ約150センチ。今年、同校で新校舎の供用が始まったのを記念し、卒業生でもある奈良さんが贈った。

 この日は5、6年生91人が参加し、約75本を植樹。あいにくの雨模様の中、子供たちは町森林組合、十勝森づくりセンター大樹事務所職員らのアドバイスを受けながら、2人1組になって1本ずつイチョウを植えた。岡澤君は「ちゃんと大きく育ってほしい」と、将来のイチョウ並木に思いをはせていた。

 同校の遊歩道は8月下旬ごろに完成の予定。この日植えたイチョウは、40−50年後には大木に育つという。

 奈良さんは「新校舎で学ぶ時間の少ない高学年の思い出になってほしい。何十年後かに立派な並木となったイチョウを、きょう植えた子供たちが見てくれたらうれしい」と話していた。(長田純一)
2009年6月24日の記事
無人VTOL機実験 JAXA、大樹航空公園で
 独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、町多目的航空公園で垂直離着陸(VTOL)無人航空機の実験に取り組んでいる。同航空機は固定翼機とヘリコプターの短所を補うもので、昨年、静岡県内で飛行試験を行ったばかり。大樹では小型の機体で基礎データの取得に努める。23日午後には屋外で上空に飛ばし、機体の動作確認を繰り返した。

 JAXAは数年前から同航空機の開発に着手。4枚の翼にそれぞれプロペラを取り付け、離着陸時はプロペラが上向き、上昇中や上空では翼の角度を変えて飛行する。固定翼機は広い滑走路や離着陸エリアの確保が必要で、ヘリコプターは長距離や高速飛行性能が足りない。それぞれの短所を克服した航空機として期待される。

 今回の機体は、木製で長さ1.4メートル、横幅1.4メートル、重量約4キログラムの小型ラジコン機。JAXAスタッフ5人が22日から準備に入り、26日まで実験を繰り返している。地上でパイロットがコントローラで操縦、機体に搭載したGPS(全地球測位システム)や加速度計などの計測装置の機能を確認するほか、短時間の自動制御飛行も試みる。

 23日は機器を搭載せず、機体をコントロールできるかをチェック。高度50メートルを約10分間、飛行した。JAXA飛行技術研究センター先進無人機セクションの村岡浩治リーダーは「技術を蓄積し、数年後には1000キロの長距離飛行を可能にしたい。動植物の生態などの環境計測や魚群探知、科学観測や災害監視などに活用できれば」と話している。

 今後も大樹で実験を継続し、次回は10月を予定している。JAXAによると、同航空機の研究は国内では民間1社のみが進め、国外での開発も「聞いたことがない」(村岡リーダー)という。(北雅貴)
2009年6月23日の記事
元消防署長、高橋さんへ叙勲伝達
 危険業務従事者叙勲で瑞宝単光章を受章した※高橋幸雄さん(64)への叙勲伝達式がこのほど、町役場で行われた。

 高橋さんは1971年に南十勝消防事務組合消防士として奉職。2003年から06年まで同組合消防司令長(大樹消防署長)を務めた。この日は伏見悦夫町長らが見守る中、十勝支庁の伊藤敏彦副支庁長から表彰状と勲章を受けた。高橋さんは「多くの関係者に支えられた結果です」と話した。

※高橋幸雄さんの高の字は異体字です。
2009年6月22日の記事
せっせとみつ集め 養蜂組合のミツバチ到着
農事組合法人クヰンビーガーデン養蜂(ようほう)組合(静岡市)の組合員らによる巣箱の“引っ越し”作業が南十勝で進んでいる。大樹町内に出張所を構える同組合は、毎年この時期に巣箱を本州から持ち込み、22日も260箱を大樹の山林数カ所に搬入した。11月下旬までハチミツやロイヤルゼリーを採取する。

 同組合は、季節ごとに花を求めて鹿児島県や静岡県など全国を移動。大樹と広尾には四十数年前から持ち込んでいる。

 この日は、午前6時に巣箱を載せたトラックが同組合出張所を出発し、搬入先を回り、巣箱を降ろし、ミツバチを野外に開放した。作業は養蜂家と委託を受けた町シルバー人材センター会員ら10人ほどによって行われ、頭からネットをかぶって慎重に作業を進めた。今月末までに計750個の巣箱を両町各所に置く。

 全国的にミツバチは昨年夏ごろから大量死し、果物農家の受粉作業に影響が出ている。同組合の養蜂家、遠藤ふとむさんは「昨年はハチの数が例年より1割弱ほど減った。想定内で大きな影響は出ていない」とするが、はっきりした原因は不明。「最近、天気が悪く気温も上がらないので心配している」と話している。(北雅貴)