十勝毎日新聞に掲載された帯広市の話題やお知らせなどを、
地域のみなさまや、十勝を離れて暮らす方々にふるさと情報
としてお伝えします。
第485回 [ 2012/02/02 ] 毎週木曜日更新
十勝めーる >>> 浦幌めーる
浦 幌 町
町長 水沢 一広
面 積 729.64平方キロメートル
(総務省統計局より)
花木鳥 ハマナス・ナナカマド・アオサギ
関 連 リ ン ク
浦幌町役場ホームページ
浦幌町商工会
浦幌町立図書館
2012年1月29日の記事
浦幌での体験「誇りと自信学んだ」
浦幌での体験の成果を話し合う道教育大釧路校の学生
 【浦幌・釧路】郷土への誇りと愛着を育む「うらほろスタイル教育」など町内の取り組みを研究する、道教育大釧路校の地域教育開発専攻・地域教育分野の2年生が、同スタイル地域推進協議会の近江正隆会長を同校に招き、事後学習会を開いた。昨年、浦幌で臨んだ民泊体験などの成果を話し合い、将来、教壇で生かすための考えを発表し合った。

 同分野の宮前耕史准教授らは昨年8月から再三、浦幌を訪問。社会教育活動や行事に参加しながら、近江会長を招いて講義を行うなどした。12月には学生24人が来町。同スタイル教育で子供たちが体験する魅力発見バスツアーと、「うらほろ食のプロジェクト」(山岸嘉平会長)の農林漁家での民泊に臨んだ。十勝出身の2人も参加した。

 18日の事後学習会では民泊先ごと8グループに分かれ、意見を集約。民泊については「命の糧を作る農家の誇りと自信を学んだ」などの意見が出た。

 自分自身が同様の地域教育に関わる場合の手法としては、浦幌を手本にした上で「6年間、全教科を通じ地域と協力を」「他地域の児童との交流促進」などを盛り込んだ4プランを作成。近江会長は「子供の主体性を生かす考え方に感心した。引き続き関わってほしい」と述べた。

 同分野では3年生も浦幌の社会教育について調査研究を行っている。今後も町の活動との連携を保っていく予定。(大笹健郎)
2012年1月28日の記事
浦幌で林道交通安全講習会
だまし絵を使い集中力の訓練を呼びかける福田署長
 【浦幌】林道交通安全森林技術者講習会(林道安全協会道支所主催)が25日、町中央公民館で開かれた。

 十勝、釧路、根室管内の林業関係者79人が出席。道森林管理局の井上康帯広事務局長が林業の現状と課題について講演。池田署の福田日出穂署長は山岳地帯の道路通行の安全について、だまし絵などを使い、集中力を鍛える重要性を呼び掛けた。同協会の山形哲明道支所長らも講演した。(大笹健郎)
2012年1月28日の記事
東大が浦幌の土器の炭素調査
土器に付着した炭素を収集する國木田助教(手前)。左は森先研究員
 【浦幌】東京大学付属北海文化研究常呂実習施設(北見市)の國木田大助教(環境学博士)が22日、町立博物館を訪れ、同館収蔵の土器について付着している炭素などを調べた。

 常呂の同施設では、オホーツク文化を中心に北方圏の考古学の研究に取り組んでいる。國木田氏は昨年秋にもロシア人研究者とともに来町、同館で調査しており、今回は国立文化財機構奈良文化財研究所の森先一貴研究員(環境学博士)が同行した。

 この日は町内の4遺跡から出土した約8500~8000年前(縄文早期)の土器の付着物を採取。来年度、炭素を分析し、土器が使われていた年代を数百年単位で割り出し、当時の人々がどんな物を食べていたかを詳細に調べる。

 細石刃についても収蔵資料を調べ、森先研究員は「刃渡りが長く、国内で最もきれいと言っていいものもある。貴重な資料が多い」と話していた。

 町内では十勝川河口域などに散在する遺跡群から多数の土器、石器などが発掘されているが、中には1950年代に発掘されたものもあり、研究者からは「貴重なものだけに、新しい技術での調査も必要」との意見もある。(大笹健郎)
2012年1月27日の記事
想い実現へワークショップ・浦幌
子供たちのアイデアを吟味しながら分類する参加者。左から2人目が高室座長
 【浦幌】官民で進める「うらほろスタイルふるさとづくり計画」の3本柱の一つ、「子どもの想(おも)い実現事業」を推進するワークショップが25日、町中央公民館で始まった。子供たちが考えたまちづくりのアイデアを、大人が真剣に受け止め、練り上げた上で行政や事業所に提案する「つなぎ役」を目指す。今後、月1回のペースで行い、年内の提案を目指す。

 同計画は、町民と学校現場、行政でつくる「うらほろスタイル地域推進協議会」(近江正隆会長)が推進。「子どもの想い」「地域への愛着を育む」「農村つながり」の3事業で構成される。

 ワークショップは町民有志で取り組み、これまで実現していなかった案を再検討する。第1回のこの日は約20人が参加。座長の高室智全さん(37)が「知恵を出し合い、より良いものに膨らませて夢のある方向に向けよう」と述べ、3班に分かれ、対象の44案について自由な発想で系統別に分ける作業に取り組んだ。

 この結果、「食」「イベント」に関わる案から着手し、生徒の案を組み合わせたり、練り込んだりする作業を進めることにした。今後、他の小・中学生の意見も取り入れていく考えだ。

 同計画の構成3事業のうち「地域への愛着」「子どもの想い」では、2007年度から浦幌中の3年生が総合学習で町おこし企画を毎年発表しており、この中から町のマスコット「うらは・ほろま」や、道の駅弁「浦弁」などが生まれている。(大笹健郎)
2012年1月26日の記事
浦幌でスポーツ指導者講習会
メディシンボールを使ったトレーニングを実演する西山教諭(中央)ら
 【浦幌】町教委のスポーツ指導者講習会「メンタルトレーニングに必要なこと」と「メディシンボールを使ったトレーニング法」が23日、町中央公民館で開かれ、町内のスポーツ指導者や中学生ら約20人が参加した。

 帯広農業高校の西山修一教諭(陸上部監督)を講師に招き、門下の2選手が助手を務めた。

 西山氏は同校陸上部が行っているメンタルトレーニングとして(1)一流選手から学ぶ講演会の実施(2)目標設定(3)サイキングアップ(4)イメージトレーニング(5)準備と練習日誌-を紹介。目標設定については「強い選手のデータを基に目標を設定する。それに向かって努力できるかどうかが強くなるカギ」と話した。

 また朝の練習前の掃除の実践など、整理整頓や奉仕活動が、心理的な効果や周囲の支援を得る意味でも大切と説いた。

 この他、音楽に合わせた基礎トレーニング「ビートランニング」を紹介。曲はレゲエやヒップホップなどがリズムを取りやすく向いていると説明した。メディシンボールを使い、筋力やバランスを鍛える方法も伝授した。(大笹健郎)
2012年1月24日の記事
うらほろ和ごころ体験塾でかるた
元気いっぱいに札を取り合う子供たち
 【浦幌】「うらほろ和ごころ体験塾」(二瓶隆会長)のかるた・餅つき大会が21日、浦幌神社で開かれ、子供からお年寄りまで約40人が楽しい一日を過ごした。

 同塾は空手少年団の活動から発展し、世代を超えて伝統文化や和の心を学ぶ場を提供している。

 かるたと餅つきは3年目の取り組みで、同神社の奉仕団体「やすらぎ会」のメンバーを中心に高齢者が百人一首(下の句かるた)を指導。子供たちは、歓声を上げて木札を取り合っていた。

 同会の岡本幸雄代表(78)は「最近は家庭で楽しむ機会がなくなってきたが、やればやるほど楽しいもの」と話した。

 また、5キロのもち米をみんなできねと臼でつき、ホウレンソウあえや、きな粉餅などさまざまな食べ方で味わった。(大笹健郎)
2012年1月24日の記事
厚内小のサケの写真絵本完成間近
児童が制作した写真絵本の1ページ。サケの生態や料理などが生き生きと描かれている
 【浦幌】厚内小学校(吉藤清孝校長)の全校児童8人がアート体感教室事業(道文化財団主催)として昨年秋から取り組んできた「サケの一生ドキュメント」写真絵本作りの作業がほぼ終了した。18、19日には指導に当たってきた写真家の石川直樹さん(34)=東京=が来校し、児童の写真、原稿とレイアウトについて最終的なアドバイスを送った。厚内を舞台にサケの生態や料理、漁業者の暮らしが生き生きと描かれ、石川さんは「素晴らしい作品になる」とたたえた。

 石川さんは世界各地の自然や人々の暮らしを撮り続けている。厚内には昨年9月に初めて訪れ、滞在。児童と一緒に自転車で地域を回り、鮭の遡上(そじょう)や漁業施設などを見学した他、10月の校内サケ受精体験学習にも参加し、写真の撮影や着眼点などを指導した。

 今回は2日がかりでの仕上げとなり、19日には同校で、各児童が4~6枚ずつ作ったページをスライド上映する発表会を開いた。廣尾君(2年)は、飼い猫の視点で、サケのさばき方を観察して解説。他の子供たちも、漁師の父親の1日を追ったり、祖母から伝統の鮭料理を学んで紹介するなどした。

 写真絵本は児童自ら撮影した写真を中心に、文章と詩を添え、教諭も写真や詩を寄せて1冊にする。児童が清書した原版をスタッフが持ち帰り、2月中旬までに製本、同校や関係者に配布する。

 「本屋さんに並ぶ、どんな本でも分からないことがたくさん載っている」と石川さん。吉藤校長は「取材を通じて児童が違う視点で家族と向き合い、より理解し合う機会にもなった」、久門好行教育長は「作品づくりを通して子供の探求心が育ち、学校と住民の新たなつながりもできた。作品は地域の財産になる」と話している。(大笹健郎)